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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーは2年生の時にその年度の「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったギルデロイ・ロックハートが主宰した「決闘クラブ」で蛇語を解し話せる事が明らかになった事で再び渦中の人として学校中から恐れられ騒ぎ立てられる事となってしまいました。今週はこれを振り返ってみる事にしました。(全3項目)

3-1.謎の声
そんなわけでこの時のハリーは知るべくもなかったのですがドビーがキングズ・クロス駅の9と3/4番線への入口を塞いでしまったためロンと共にホグワーツ特急に乗り損ねたハリーはアーサー氏の車を飛ばして学校に行きました。

そしてマグルに目撃され学校の校庭に植えられている「暴れ柳」に突っ込んで週末の土曜日にハリーとロンは別々の罰則を科される事になってハリーはロックハートの部屋でファンレターの宛名書きをする事になったんですよね。

時間も過ぎてもう千枚目の封筒じゃないだろうかと思いながらハリーが痛む手を動かしていると何やら聞こえて来ました。消えかかった蝋燭が吐き出す音でもなくロックハートがファン自慢をペチャクチャ話す声でもありません。

それは骨の髄まで凍らせるような息が止まるような氷のように冷たい声でした。ハリーは飛び上がりました。宛名を書いていた「丁目」の所に滲みができてしまいました。ハリーは思わず大声で「何だって?」と言ったのでした。

「驚いたろう!6ヵ月連続ベストセラー入り!新記録です!」

こう言うロックハートにハリーは我を忘れて「そうじゃなくてあの声!」と叫びました。何とロックハートは「えっ?どの声?」と訊くのです。ハリーは「あれです。今のあの声です。聞こえなかったんですか?」と訊きました。

「ハリー一体何の事かね?少しとろとろして来たんじゃないのかい?おやまぁこんな時間だ!4時間近くここにいたのか!信じられませんね。矢のように時間が経ちましたね?」

ロックハートにこう言われましたがハリーは答えませんでした。じっと耳を澄ましてもう一度あの声を聞こうとしましたがもう聞こえはしませんでした。聞こえるのはロックハートが自分にこう言っている声だけだったのでした。

「処罰を受ける時いつもこんなにいい目に遭うと期待してはいけないよ」

3-2.決闘クラブにて
プリベット通り4番地にやって来た時ドビーは今学期ホグワーツ魔法魔術学校で世にも恐ろしい事が起こるよう罠が仕掛けられている。だからハリーに学校に戻ってはならぬと警告しました。第1の事件は10月31日に起きました。

管理人アーガス・フィルチの飼い猫ミセス・ノリスが石のように固まっているのをハリーたち3人が発見したのです。この時にもハリーが罰則の時に聞いた謎の声を追って行ったその先でミセス・ノリスを発見したんですよね。

そして次の事件はクィディッチの開幕戦グリフィンドール対スリザリン戦が行なわれた日の夜遅くに起きました。犠牲になったのは負傷して病棟に泊まっていたハリーを見舞いに来ようとしたらしいコリン・クリービーでした。

ところがロックハートが主宰した「決闘クラブ」で起きた事がきっかけになってハリーが一連の襲撃事件の犯人なのではと学校中から疑われるようになってしまったんですよね。ハリーが有名人だからだというわけなんですよね。

「決闘クラブ」はロックハートと助手のスネイプがまずは冒頭で模範演技を見せて生徒たちが2人ずつ組になってその魔法の練習をするという段取りで当初は行なわれました。この時にスネイプが見せたのが武装解除の術でした。

ハリーポッター・シリーズでは極めて重要な場面で何度も登場する事になる術です。ところが個々の生徒たちはこの「武装解除の術」を使わず勝手に様々な魔法を使ってしまい会場の大広間は無法地帯と化してしまったのでした。

「むしろ非友好的な術の防ぎ方をお教えするほうがいいようですね」

ロックハートはこう言うと「誰か進んでモデルになる組はありますか?」と生徒たちに呼びかけました。ここでスネイプが「マルフォイとポッターはどうかね?」と提案してロックハートが「それは名案!」と賛成したのでした。

スネイプはマルフォイのほうに近づくと耳に何事かを呟きました。マルフォイは嘲るような笑顔を見せました。3つ数えて「それ!」と号令がかかるとマルフォイは素早く杖を振り上げたかと思うと大声でこう怒鳴ったのでした。

「サーペンソーティア!蛇出よ!」

マルフォイの杖先が炸裂して長い黒蛇が出て来ました。するとロックハートが「私にお任せあれ!」と叫んで蛇に向かって杖を振り回しました。しかし蛇は消えず挑発されて怒り狂い牙を剥き出しにして攻撃の構えを取りました。

ハリーは何が自分を駆り立てたのか分りませんでしたし何かを決心したのかどうかさえ意識がありませんでした。ただまるで足にキャスターがついたように体が前に進んで自分が馬鹿みたいに蛇に向かって叫んだのは判りました。

「手を出すな。去れ!」

すると不思議な事にハリーにしてみれば説明のしようがないのですが蛇はおとなしくなり床に平たく丸まって従順にハリーを見上げました。ハリーは恐怖が体から抜け落ちて行くのを感じました。もう蛇は決して誰をも襲わない。

ハリーはそう思いました。でも何故そう思ったかの理由はハリーは説明できませんでした。それはハリーは自分でも分らない内に蛇語を話したからです。これがためにハリーは一連の襲撃事件の犯人と疑われる事になったのです。

3-3.それからというものは
「それがどうかしたの?ここにはそんな事できる人掃いて捨てるほどいるだろうに」談話室に戻ってからハリーがこう言うとロンからは「それがいないんだ。そんな能力はざらには持っていない」という言葉が返って来ました。

しかも問題なのはハリーが話したのは蛇語なので他の生徒たちはハリーが何と言ったのかが分らないのだそうです。ロンもまたハリーが蛇をそそのかしているかのように感じぞっとしたんだそうです。そしてそれは翌日の事でした。

第3の事件が起きました。襲われたのはグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」とジャスティン・フィンチ・フレッチリーでした。何とも折り悪い事にはハリーはその現場に遭遇してしまったんですよね。

その場に駆けつけたアーニー・マクミランにハリーは「現行犯だ!」と言われてしまいました。ハリーが蛇語使いだと知った時ロンは今度は学校中がハリーの事をサラザール・スリザリンの子孫だと言い出すだろうと言いました。

それはハーマイオニーによればサラザール・スリザリンは蛇と話ができる事で有名だった。だからスリザリンのシンボルは蛇でしょう。そしてスリザリンは千年ほど前に生きていたのでハリーが子孫という可能性もあるそうです。

それからというものは生徒たちは廊下でハリーに出会うとまるでハリーが牙を生やしたり毒を吐き出したりするかのようにしてハリーを避けて通りました。指差して「シーッ」と言ったりヒソヒソ声になる生徒もいたりしました。

ところがジャスティンとニックが襲われてから襲撃事件は全く起きなくなりました。ハリーたち3人は「ドラコ・マルフォイ犯人説」を唱え他人に成り済ます事ができるポリジュース薬を密造してマルフォイを尋問したのでした。

しかし特にロンにとっては極めて残念な事にドラコ・マルフォイは一連の襲撃事件の犯人ではありませんでした。ところがクィディッチのグリフィンドール対ハッフルパフ戦の開始直前に第4の襲撃事件が起きてしまったのです。

今日の最後に
「決闘クラブ」を始めると玄関ホールに掲示が貼り出された時そこには今夜が第1回目だと書かれていたそうです。つまりこれを主宰したギルデロイ・ロックハートは決して1回限りではなく継続して行なうつもりだったようです。

「決闘クラブ」の掲示を見ながらシェーマス・フィネガンが「決闘の練習なら悪くないな。近々役に立つかも」と言うとロンは「え?君スリザリンの怪物が決闘なんかできると思ってるの?」とこう苦言を呈しているんですよね。

確かに後にハリーがスリザリンの怪物と対峙した時には全く役に立ちませんでした。でもハリーは後にこの「決闘クラブ」の経験が生きる事になったんですよね。その時の事を思い返してみるとこの行事はこれが初めてではない。

過去にもホグワーツでは行なわれていた。そういう事のようですね。

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