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ここ最近は何だかんだと第2巻「秘密の部屋」を取り上げていて要所で登場して来るのでこの機会に今日から3週間に渡って「この人」を取り上げてみる事にしました。教科書リストがロックハートの本のオンパレードだったのでフレッドは今学期の「闇の魔術に対する防衛術」の教師は魔女と予想したのですが・・・(全3項目)

3-1.隠れ穴にて
ハリーがその名前を知ったのは2年生の夏休みに初めて「隠れ穴」に入り朝食を終えた直後の事でした。ベッドに入って休みたいというロンとフレッドにジョージの3人にウィーズリーおばさんは庭小人の駆除を命じたのでした。

おばさんは暖炉の上に積んである本の中から豪華な金文字の分厚い本を引っ張り出しました。それが「ギルデロイ・ロックハートのガイドブック~一般家庭の害虫」で表紙には大きな写真が載っていたというわけなんですよね。

波打つブロンドの輝くブルーの瞳でとてもハンサムな魔法使いでした。魔法界では当たり前の事で写真は動いていました。表紙のその魔法使いはギルデロイ・ロックハートなんだろうなとハリーはそう思ったというわけですよね。

悪戯っぽいウィンクを投げ続けているロックハートを見ておばさんは笑顔を見せていました。そして「あぁ彼って素晴らしいわ。家庭の害虫について本当によくご存知。この本とてもいい本だわ」とロックハートを賞讃しました。

それを聞いてフレッドがわざと聞こえるような囁き声で「ママったら彼にお熱なんだよ」と言いました。そう言われておばさんは頬をほんのり赤らめてフレッドに「馬鹿な事を言うんじゃないわよ」と言いさらにこう言いました。

「いいでしょう。ロックハートよりよく知っていると言うのなら庭に出てお手並みを見せていただきましょうか。後で私が点検に行った時に庭小人が1匹でも残ってたらその時後悔しても知りませんよ」

ところが1週間後にハリーは再びギルデロイ・ロックハートの名前を見る事になりました。それはハリーのみならずロンにフレッドとジョージそれに今年ホグワーツに入るジニーもでした。学校の教科書リストだったからでした。

ミランダ・ゴズホーク著の「基本呪文集」以外の本は全てがロックハートの本でした。フレッドは自分の教科書リストを見終えるとハリーの教科書リストを覗き込んで来ました。そしてこのように言ったというわけなんですよね。

「君のもロックハートの本のオンパレードだ!闇の魔術に対する防衛術の新しい先生はロックハートのファンだぜ。きっと魔女だ」

3-2.フローリシュ・アンド・ブロッツ書店にて
フレッドに言わせるとロックハートの本は何しろ高いのでこの教科書一式は安くないのだそうです。おばさんはジニーの教科書は多分お古で済ませられるので何とかなると言いましたがそれでも少し心配そうな顔をしたのでした。

その日ハーマイオニーからロンへの返事の手紙も届き水曜日に教科書を買いにダイアゴン横丁に行くので会いませんかと書かれていたので「ちょうどいいわ」とおばさんが言ってウィーズリー一家とハリーも行く事になりました。

ところがその日フローリシュ・アンド・ブロッツ書店に行ってみると驚いた事には大勢の人々が押し寄せていて押し合いへし合いの大混雑になっていました。来ていたのはウィーズリーおばさんぐらいの年齢の魔女ばかりでした。

ギルデロイ・ロックハートのサイン会が開催されていたのです。ハーマイオニーは黄色い声で「本物の彼に会えるわ!」と言いました。何故ならロックハートは教科書リストにある本のほとんど全部を書いているからだそうです。

ハリーたち3人も「泣き妖怪バンシーとのナウな休日」を1人1冊ずつ持ってウィーズリー一家とグレンジャー夫妻が並んでいる所にこっそりと割り込みました。おばさんも息を弾ませ何度も髪を撫でつけてそわそわしていました。

ギルデロイ・ロックハートの姿が段々見えて来ました。自分自身の大きな写真がぐるりと貼られ人垣に向かって一斉にウィンクし輝くような白い歯を見せびらかしていました。本物のロックハートは忘れな草色のローブ姿でした。

瞳の色にぴったりというわけです。波打つ髪には魔法使いの三角帽を小粋な角度で被っています。短気そうな小男がその周りを踊り回り大きな黒いカメラで写真を撮っていました。その男が後退りして来てロンにこう言いました。

「そこどいて。日刊予言者新聞の写真だから」

ロンはカメラマンに踏まれた足をさすりながら「それがどうしたってんだ」と言いました。それが聞こえてロックハートが顔を上げました。まずロンを見てそれからハリーを見ました。ハリーをじっと見つめて立ち上がりました。

「もしやハリー・ポッターでは?」

ロックハートがこう叫ぶと興奮した囁き声が上がり人垣が瞬時に割れて道を開けました。ロックハートは列に飛び込むとハリーの腕を掴んで正面に引き出しました。人垣が一斉に拍手をしてカメラマンは写真を撮りまくりました。

ロックハートがハリーと握手をしている所を撮るためです。カメラマンがシャッターを大量に切るのでハリーは顔がほてりました。ロックハートは輝くような歯を見せながらハリーに向かってこう言ったというわけなんですよね。

「ハリーにっこり笑って!一緒に写れば君と私とで一面大見出し記事ですよ」

3-3.ド派手に発表
ようやく手を放して貰った時ハリーは痺れて指の感覚がなくなっていました。ウィーズリー一家の所へこっそり戻ろうとしましたが迷惑な事にロックハートはハリーの肩に腕を回してがっちりと自分のそばに締め付けたのでした。

「何と記念すべき瞬間でしょう!私がここ暫く伏せていた事を発表するのにこれほどふさわしい瞬間はまたとありますまい!」

ロックハートは「皆さん」と声を張り上げると手で静粛にという合図をしました。そして一同にこう言ったというわけです。ハリーがフローリシュ・アンド・ブロッツ書店に本日足を踏み入れたのは自分の自伝を欲したからだ。

今それを喜んでハリーに無料でプレゼントする。人垣がまた拍手しました。ロックハートの演説は続きました。さらにロックハートによればハリーはまもなく自分の本「私はマジック」ばかりでなくその実物を手にするそうです。

ここに大いなる喜びと誇りを持って発表いたします。それはこの9月からロックハートがホグワーツ魔法魔術学校で「闇の魔術に対する防衛術」の担当教授を引き受ける事なのだそうです。人垣は沸くとまたもや拍手をしました。

ハリーはロックハートの全著書を贈られていました。本の重みでよろけながらハリーは何とかスポットライトの当たる場所から抜け出し隅に逃れました。そこにはジニーが買って貰ったばかりの大鍋のそばに立っていたのでした。

「これあげる。僕のは自分で買うから」

ハリーはジニーに向かってこう呟くとロックハートの本の山をジニーの大鍋の中に入れました。するとそこにルシウスとドラコ・マルフォイ父子が姿を現わしてルシウス氏とアーサー氏が掴み合いの大喧嘩をしたというわけです。

2人を引き離し喧嘩を止めたのはハグリッドでした。しかしロックハートは宣伝になるから記事にして欲しいと「日刊予言者新聞」の人に言っていたんだそうです。ウィーズリー一家一行はしょんぼりして帰路に着いたのでした。

今日の最後に
自己顕示力が強いええ格好しいでとことん自分本位で自己中心的で自分の名誉欲を満たす事しか考えていない。そんな性格のギルデロイ・ロックハートなのでハリーの迷惑も考えず傍若無人の振る舞いができてしまうんですよね。

ハリーが望んでいない事など一切考慮せずにいきなりスポットライトを浴びせるなんて事もできてしまう。これもそんな性格の成せる技というわけです。ハリーにしてみれば迷惑行為以外の何物でもないというわけなんですよね。

そんな奴のした事ですから全著書を無料進呈されてもハリーは喜べないというわけです。だから即座にジニーに譲ってしまったというわけですよね。
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