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ハリーとロンは新学期初日の9月1日には大広間に足を踏み入れなかったので2人はロックハートとは翌日に初めて学校の敷地内で顔を合わせる事になりました。そこでもロックハートはハリーの言葉を遮り自分の主張をただただ繰り返すばかりだったというわけなんですよね。困った人です。(全3項目)

3-1.学期2日目に
当サイトでは最近も散々お知らせしているようにハリーとロンは屋敷しもべ妖精のドビーにキングズ・クロス駅の9と3/4番線への入口を塞がれてホグワーツ特急に乗り損ねたためにアーサー氏所有の空飛ぶ車で学校に行きました。

車は学校の手前で失速し制御を失って校庭に植えられている「暴れ柳」に突っ込みました。その日ハリーとロンは結局大広間には足を踏み入れなかったので学校でギルデロイ・ロックハートと顔を合わせたのは翌日になりました。

ハリーを含むグリフィンドール生と合同で一緒に「薬草学」の授業を受けるハッフルパフ生が温室の近くでスプラウト先生を待っているとギルデロイ・ロックハートが一緒にやって来ました。笑いかけると一同にこう言いました。

「やあ皆さん!スプラウト先生に暴れ柳の正しい治療法をお見せしていましてね。でも私のほうが先生より薬草学の知識があるなんて誤解されては困りますよ」

何でも引き続きロックハートが言うには自分はたまたま旅の途中で「暴れ柳」というエキゾチックな植物に出遭った事があるだけなんだそうです。それならばここでは口出しなど一切せずスプラウト先生に任せるべきでしょうね。

「みんな今日は3号温室へ!」

スプラウト先生がこう言って生徒たちから興味津々の囁きが流れました。これまで1号温室でしか授業がなく3号温室にはもっと不思議で危険な植物が植えられているからです。しかしスプラウト先生は不機嫌さが見え見えでした。

「ハリー!君と話したかった。スプラウト先生。彼が2~3分遅れてもお気になさいませんね?」

スプラウト先生はしかめっ面で「お気になさる」と教えていましたがロックハートは「お許しいただけまして」と言うと3号温室の扉を閉め「ハリー」と名前を何度も連呼しながら首を左右に振り白い歯が陽を受けて輝きました。

「私あの話を聞いた時。もっともみんな私が悪いのですがね。自分を責めましたよ」

ロックハートにこう言われてハリーは一体何の事やら分らずそう言おうと思いました。しかしロックハートは言葉を続けました。こんなにショックを受けた事はこれまでになかったと思うぐらいの事をハリーがしたんだそうです。

それはホグワーツまで車で飛んで来たという事でした。もちろん何故ハリーがそんな事をしたのかはすぐに判った。目立ったからだ。有名になるという蜜の味を私が教えてしまった。そうでしょうとロックハートはそう言いました。

「有名虫」を移してしまった。新聞の一面に自分と一緒に載ってしまったのでハリーはまたそうなりたいという思いを堪えられなかった。話していない時も素晴らしい歯並びを見せつけるのでハリーは不思議でなりませんでした。

「あの。先生。違います。つまり」

ハリーはこう言って何とか学校に車を飛ばして来た理由を説明しようとしましたがロックハートはハリーに反論する機会を与えずハリーが1才の時にヴォルデモートを消し去り凋落させた事も大した事ではないとそう言うのです。

自分が12才の時はハリーと同じくらい無名だった。さらにロックハートはハリーがヴォルデモートを消し去った事を何と「少しは知っている人がいるでしょう」とそう言って見せたのでした。だからそんな事は大した事ではない。

「週刊魔女」の「チャーミング・スマイル賞」に5回連続で自分が選ばれたのに比べればハリーのは大した事ではないとロックハートは言うのです。ロックハートはハリーに思いっ切りウィンクしすたすたと行ってしまいました。

ハリーは一瞬呆然と佇んでいましたが3号温室に入らなければならない事を思い出して扉を開けて中に入りました。スプラウト先生はハリーを待っていてくれました。この日はマンドレイクというとても危険な植物だったからです。

3-2.お昼休みにも
昼食を終えハリーたち3人が中庭に出た時にもまた一騒動起きました。ハリーが視線を感じて目を上げると薄茶色の髪の小柄な少年がハリーをじっと見つめていました。ハリーは昨夜その少年が組分け帽子を被る所を見ました。

ハリーが目を向けた途端その少年は顔を真っ赤にしました。そして緊張のあまり言葉を途切れがちにしながら自分はコリン・クリービーと言いますと名乗りました。そして自分もグリフィンドール生だと言ってこうも言いました。

「あの。もし構わなかったら。写真を撮ってもいいですか?」

持っていたカメラを持ち上げコリンは遠慮がちにハリーに言って来ました。そして思いを爆発させるようにハリーの事なら何でも知っていると一気にまくし立てて来たというわけなんですよね。そして最後にこう言ったのでした。

「あなたの友達に撮って貰えるなら僕があなたと並んで立ってもいいですか?それから写真にサインしてくれますか?」

これを聞きドラコ・マルフォイがハリーはサイン入り写真を配っているのかと首を突っ込んで来ました。マルフォイは周りに群がっていた生徒たちにハリーがサイン入り写真を配るそうだと大声でそう呼びかけたというわけです。

ハリーは激怒して「僕はそんな事してないぞ。マルフォイ黙れ!」と言いましたがコリンも負けずにマルフォイに「焼き餅妬いてるんだ」と言い返しました。マルフォイは否定をしましたが私は図星だったんだとそう思いますね。

「一体何事かな?一体どうしたかな?」

こう言って2人目に首を突っ込んで来たのがギルデロイ・ロックハートでした。ロックハートが「サイン入りの写真を配っているのは誰かな?」と言うのでハリーはもちろんそんな事などしていないと否定しようとしたのでした。

「聞くまでもなかった!ハリーまた逢ったね!」

ロックハートはハリーの肩に腕を素早く回してハリーに反論させないようにするとこう言ってハリーを羽交い締めにしました。マルフォイは一騒動を起こして満足気な笑みを浮かべると人垣の中にするりと消えて行ったのでした。

「さあ撮りたまえクリービー君。2人一緒のツーショットだ。最高だと言えるね。しかも君のために2人でサインしよう」

コリンはカメラを構えて写真を撮りました。その時ちょうど午後の授業の始まりを告げるベルが鳴りました。ロックハートは城に向かう道すがらハリーにまるで父親のような言い方でハリーを護ってやったんだとそう言いました。

自分が一緒に写ったからハリーのクラスメートもハリーが目立ちたがっていると思わないのだそうです。そしてハリーの経歴では今の段階でサイン入り写真を配るのは賢明ではない。少し思い上がりだともそう言ったんですよね。

3-3.初授業
ロックハートはハリーをそのまま自分の教室に連れて来ました。その日の午後一番に教えるのがハリーを含めたグリフィンドールの2年生だったからです。ハリーの隣に座るとロンがハリーに向かってこう言ったというわけです。

「顔で目玉焼きができそうだったよ。クリービーとジニーがどうぞ出遭いませんようにだね。じゃないと2人でハリー・ポッター・ファンクラブを始めちゃうよ」

ハリーは遮るように「辞めてくれよ」と言いました。何故なら「ハリー・ポッター・ファンクラブ」なんて言葉は絶対ロックハートに聞かれたくない言葉だからです。生徒全員が着席するとロックハートは咳払いをしたのでした。

教室が静かになった所でロックハートは生徒のほうにやって来てネビルの持っていた「トロールとのとろい旅」を取り上げ自分自身の写真のついた表紙を高々と持ち上げると「私だ」と言い写真と同じく本人もウィンクしました。

ここでもロックハートは「週刊魔女」で5回連続で「チャーミング・スマイル賞」を取った事を口にしました。この事が相当に自慢の種のようですね。さらに生徒たちが自分の本を全巻揃えた事にかなり満足しているようでした。

そしてロックハートは自分の本を生徒たちがどのぐらい読んで覚えているかをチェックすると言ってミニテストをいきなり実施しました。設問は延々と3ページに渡って続き全54問で時間は30分でした。そこでだったんですよね。

ロンは呆れるやらシェーマス・フィネガンにディーン・トーマスは声を堪えて笑っているというのにハーマイオニーはロックハートの言葉にうっとりと聞き入っていてロックハートの口から自分の名前が出たので驚いたのでした。

ハーマイオニーはロックハートの密かな大望が「この世界から悪を追い払いロックハート・ブランドの整髪剤を売り出す事だ」という事を知っていたそうです。さらにそれに加えてハーマイオニーは何と満点だったとの事でした。

ロックハートに「どこにいますか?」と言われてハーマイオニーは挙げた手が震えていました。そして授業は本格的に始まりロックハートは机の後ろに屈み込んで覆いのかかった大きな籠を持ち上げると机の上に置いたのでした。

「捕らえたばかりのコーンウォール地方のピクシー小妖精」

ロックハートは「さあそれでは君たちがピクシーをどう扱うかやってみましょう!」と声を張り上げて言うと籠の戸を開けたのでした。すると上を下への大騒ぎでピクシーはロケットのように四方八方へと飛び散って行きました。

「ペスキピクシペステルノミ!ピクシー虫よ去れ!」

ロックハートは腕まくりして杖を振り上げ大声でこう唱えましたが何の効果もありません。ピクシーが1匹ロックハートの杖を奪って窓の外に放り投げてしまいました。ロックハートは息を呑むと自分の机の下に潜り込みました。

そこにピクシーに吊り上げられたネビルがシャンデリアと一緒に落ちて来ました。終業のベルが鳴ると生徒たちは一斉に出口に押しかけました。ロックハートはピクシー妖精の後始末をハリーたちに押しつけ教室を後にしました。

ハーマイオニーは「私たちに体験学習をさせたかっただけよ」と言ってロックハートを庇いましたがロンは「ご本人はやったとおっしゃいますがね」と言って早くもロックハートに対し疑いの目を向け始めたというわけですよね。

今日の最後に
ロックハートはお昼休みに偶然を装って中庭に姿を現わしドラコ・マルフォイが起こした騒動に首を突っ込んで火に油を注ぎました。その際に自慢したのが「週刊魔女」の「チャーミング・スマイル賞」を連続5回取った事です。

ロックハートは授業の冒頭でもこの事を言って自慢していますね。ロックハート本人にとっては過去の経歴に於いて最も自慢できる事のようですね。ハリーがヴォルデモートを消し去った事よりも上だとそう豪語していますよね。

ロックハートはハリーがヴォルデモートを消し去った事を「少しは知っている人がいるでしょう」とも言っています。でも魔法界では少しなんてものではなくてハリーがヴォルデモートを消し去った事は誰もが知っていますよね。

ロックハートとしては自分がどんなに頑張ってもハリーがヴォルデモートを消し去ったという事には到底勝てない。でもそれを絶対に認めたくない。だから必死に「チャーミング・スマイル賞」が上だと思い込もうとそうしている。

そういう事だと私は思いますね。ロックハートは12才当時は無名だったようですがハリーは1才の時から有名人ですよね。(笑)
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