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ロックハートが開催した「決闘クラブ」の翌日には第3の事件が起きて今度は一度に2人の犠牲者が出てしまいました。ところがそれから襲撃事件はぱったり起きなくなりました。するとロックハートは自分が襲撃を辞めさせたと言い出しました。そしてまたやらかしてくれたのです。ところがでした。(全3項目)

3-1.部屋は永久に閉ざされた?
ロックハートが開催した「決闘クラブ」でハリーが蛇語使いである事が明らかになり学校中がハリーはスリザリンの継承者で一連の襲撃事件の犯人ではと疑われる事になってしまいました。そして翌日に第3の事件が起きました。

襲われたのは今度は2人でジャスティン・フィンチ・フレッチリーとグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」でした。しかもハリーは運悪く襲撃現場に遭遇して疑惑をさらに深める事となってしまいました。

現場に駆けつけたアーニー・マクミランには顔面蒼白で「現行犯だ!」と言われて指差される始末でした。それを見聞きしてマクゴナガル先生が「お辞めなさいマクミラン」と厳しくたしなめました。ところがだったんですよね。

それから襲撃事件はぱったりと起きなくなりました。クリスマスにはポリジュース薬が完成してハリーとロンはクラッブとゴイルに成り済ましてスリザリン寮の談話室に潜入をしましたがマルフォイは犯人ではありませんでした。

一方ハーマイオニーはポリジュース薬に入れた毛が動物の毛だったらしくマダム・ポンフリーのお世話になる事となってしまいました。しかし無事完治して2月の初めには退院する事ができました。その直後の事だったのでした。

「ミネルバもう厄介な事はないと思いますよ。今度こそ部屋は永久に閉ざされましたよ。犯人は私に捕まるのは時間の問題だと観念したのでしょう。私にコテンパンにやられる前に辞めたとはなかなか利口ですな」

ロックハートは自分が襲撃事件を辞めさせたと考えているようでマクゴナガル先生に訳知り顔でこう言っていました。そして今学校に必要なのは気分を盛り上げる事とも言いました。先学期の嫌な思い出を一掃するんだそうです。

「まさにこれだという考えがあるんですよ」マクゴナガル先生にこう告げてロックハートは歩き去って行きました。ロックハートが言う所の気分を盛り上げる事とは一体何なのか?それは2月14日の朝食の時に明らかになりました。

3-2.大広間に入って来たら
前夜遅くまでクィディッチの練習をしていたハリーは寝不足のまま少し遅れて大広間に着きました。ハリーは一瞬これは部屋を間違えたとそう思いました。壁という壁がけばけばしい大きなピンク色の花で覆われていたからです。

おまけに天井からはハート型の紙吹雪が舞っていました。グリフィンドールのテーブルに行くとロンが吐き気を催しそうな顔をしていました。一方ハーマイオニーのほうはくすくす笑いを抑え切れないという様子だったのでした。

テーブルに着いてベーコンから紙吹雪を払いながらハリーが「これ何事?」と訊くとロンが口を利くのもアホらしいという顔で教職員テーブルを指差しました。そこには大広間の飾りにマッチした姿形のロックハートがいました。

けばけばしいピンクのローブ姿のロックハートが手を挙げ「静粛に」と合図をしている所でした。その両側に並ぶ先生方は石のように無表情でした。マクゴナガル先生は頬を激しく痙攣させていました。それだけではありません。

スネイプと来たらたった今誰かが大ビーカーに並々と「骨生え薬」を飲ませたばかりという顔をしていました。当然喜んでなどいない事は明々白々です。そんな先生方の気持ちを知ってか知らずかロックハートはこう叫びました。

「バレンタインおめでとう!」

続けてロックハートが言うには今の所46人の皆さんがカードをくださったんだそうです。ロックハートは「ありがとう!」と礼を言うと皆さんを少し驚かせようと自分がこのようにさせていただいたと飾り付けの説明をしました。

しかもこれが全てではないのだそうです。こう言ってロックハートがポンと手を叩くと玄関ホールに続く扉から無愛想な顔をした小人が12人入って来たのでした。それもただの小人ではなく金色の翼をつけハープを持っています。

「私の愛すべき配達キューピットです!」

ロックハートは笑顔を浮かべながらこう言いました。何でも今日は学校中を巡回して皆さんのバレンタイン・カードを配達するそうです。そしてお楽しみはまだまだこれからで先生方もこのお祝いムードに嵌りたいと思っている。

さらにロックハートはスネイプに「愛の妙薬」の作り方を見せて貰ったらどうかとかフリットウィック先生は「魅惑の呪文」について自分の知っているどの魔法使いよりもよくご存知で素知らぬ顔して憎いなどと述べ立てました。

フリットウィック先生はあまりの事に両手で顔を覆いスネイプは「愛の妙薬」を貰いに来た最初の奴には毒薬を無理やり飲ませてやるという顔をしていました。最初の授業に向かう時ロンはハーマイオニーにこう訊いたのでした。

「ハーマイオニー頼むよ。君まさかその46人に入ってないだろうな」

ハーマイオニーは急に「時間割はどこかしら」と鞄の中を夢中になって探し始め答えようとしませんでした。どうやらハーマイオニーもその「46人」の中に入っているようですね。ロンの訊き方にも問題があると私は思いますね。

3-3.日記の異変
小人たちは1日中教室に乱入してバレンタイン・カードを配り先生方をうんざりさせました。そして午後も遅くなった時です。小人は何とハリーを追いかけて来ました。群を抜いてしかめっ面の小人がこう叫んでやって来ました。

「オー。あなたにです!アリー・ポッター」

その小人は人の群れを肘で押し退けてハリーに近づいて来ました。1年生が並んでいる真ん前で加えてジニー・ウィーズリーも偶然その中にいるというのにカードを渡されては堪らないとハリーはその場から逃げようとしました。

「アリー・ポッターに直々にお渡ししたい歌のメッセージがあります」

小人はハリーの前に立ち塞がりこう言うと脅すように竪琴をかき鳴らしました。ハリーは逃げようと「ここじゃ駄目だよ」と歯を食い縛って言いましたが小人は鞄をがっちり捕まえ引き戻し唸るように「動くな!」と言いました。

ハリーは鞄をぐいと引っ張り返しながら「放して!」と怒鳴りました。布が破れる大きな音がしてハリーの鞄は真っ二つになりました。当然の成り行きで中に入っていた物が床に散らばりインク壷が割れその上に飛び散りました。

ところがです。その場を通りがかったドラコ・マルフォイが「リドルの日記」を手にしていたのです。マルフォイはハリーの日記と思っているようです。ちょっと見てからだと言うマルフォイにハリーは我慢の限度を越えました。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

ハリーは杖を取り出しこう叫びました。スネイプがロックハートの杖を取り上げた時と同様に日記はマルフォイの手を離れロンが満足気に笑顔で日記を受け止めました。でもハリーは「呪文学」の教室に着いた時に気づきました。

「リドルの日記」が何か変だ。ハリーの他の本はどれも皆赤インクで染まっているというのに「リドルの日記」だけは何事もなかったかのように以前のままなのです。その夜ハリーは同室の誰よりも先にベッドに入ったのでした。

この「リドルの日記」はハリーとロンが病棟にハーマイオニーの見舞いに行った帰りにミセス・ノリスが襲われた現場の脇にある女子トイレでハリーが拾った物でした。そしてその日の夜ついに日記の謎が解けたというわけです。

日記に書き込みをすると返事をして来るのです。その日記の中のトム・リドルが50年前に「秘密の部屋」を開けたのはハグリッドだと教えてくれました。

今日の最後に
他の先生方の領域にズカズカと足を踏み入れて来る。ハリーに対してありがた迷惑な好意を一方的に寄せて来る。そんなギルデロイ・ロックハートなんですがここに来て「あれ?」という展開になって来たというわけですよね。

ロックハートはハリーが頼みもしないのに骨折を治してやると言ってハリーの右腕を骨抜きにしてしまいました。でもハリーはそのせいで病棟に一晩泊まる事になりましたが屋敷しもべ妖精のドビーと話す機会を得られました。

ロックハートが開催した「決闘クラブ」の模範演技でスネイプが使った「武装解除の術」でハリーはマルフォイから「リドルの日記」を取り戻しました。今にして思えばこれが唯一にして最大の収穫になったというわけですよね。

さらにロックハートがサインしてくれたのでハリーたちは「最も強力な薬」を借りる事ができました。ロックハートは他の生徒たちにとってはとことん無能で駄目な先生ですがハリーたち3人にとっては有益な存在なんですよね。

ところでロックハートはミセス・ノリスが襲われた時に自分の自伝に一部始終が書いてあって次々と襲われる事件が起きたが町の住人に色々な魔除けを授けたらあっという間に一件落着したと言っていますがそれはしていません。

何もしていないのにマクゴナガル先生に「もう厄介な事はないと思いますよ」なんてよく言えますね。それに「決闘クラブ」はジャスティン・フィンチ・フレッチリーを救うのに何の役にも立たなかったというわけなんですよね。
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