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一体どうやってこの奇跡を成し遂げたのか?ルシウス・マルフォイ氏の問いかけに応えてヴォルデモートの復活に至るその道のりが延々とヴォルデモート自身の口から語られました。そして話し終えるとヴォルデモートはハリーに対して戦いを挑んで来ました。チャンスを与えると言うのです。(全3項目)

3-1.凋落後の自分を語るヴォルデモート
「我が朋輩よ。俺様の誤算だった。認めよう」ヴォルデモートはこう言って自分の非を認めました。自分の呪いはあの女つまりはハリーの母親の愚かな犠牲のお陰で撥ね返ってヴォルデモート自身を襲う事になったんだそうです。

それは痛みを超えた痛みでこれほどの苦しみとは思わなかった。ヴォルデモートは肉体から引き裂かれて霊魂にも満たない。ゴーストの端くれにも劣るものになったのだそうです。それでもヴォルデモートは生きていたそうです。

それを何と呼ぶかヴォルデモートにも分らないとの事です。誰よりも深く不死の道へと入り込んでいたこの自分がそういう状態になった。お前たち死喰い人たちなら自分が目指すものを知っているとヴォルデモートは言いました。

それは死の克服なんだそうです。そして今自分は証明した。自分がした実験のどれかが効を奏したらしい。あの呪いは自分を死なせていたはずなのだが自分は死ななかった。しかしながら自分は最も弱い生き物より力がなかった。

自らを救う術もなかった。それは肉体を持たない身だったからだそうです。自らを救うのに役に立つかもしれぬ呪文の全ては杖が必要だった。そこでヴォルデモートは眠る事もなく1秒1秒を存在し続ける事に力を尽したそうです。

遠く離れた地で森の中に棲みついてヴォルデモートは待ったそうです。誰か忠実な死喰い人が自分を見つけようとするに違いない。誰かがやって来て自身はできない魔法を使って自分の身体を復活させるに違いないとそう思った。

しかし待つだけ無駄だった。聞き入る死喰い人の中にまたしても震えが入りました。ヴォルデモートはその恐怖の沈黙がうねり高まるのを待ち話を続けました。ヴォルデモートにはただ1つだけ残された力があったのだそうです。

それは誰かの肉体に取り憑く事でした。けれども人間が沢山いる所には怖くて行けなかったとの事でした。何故かと云えば「闇祓い」どもがまだあちらこちらでヴォルデモートを探している事を知っていたからなんだそうです。

時には動物に取り憑いた。もちろん蛇がヴォルデモートの好みでしたが動物の体内にいても霊魂だけで過ごすのとあまり変わらなかったのだそうです。動物の体は魔法を使うのには向いておらず動物たちの寿命を縮めたそうです。

だからどれも長続きしなかったとの事でした。

3-2.復活への長い道のり
ところがそれは4年前の事だったんだそうです。蘇りが確実になったかに見えた。若造で愚かで騙され易い奴だったがとある魔法使いが我が住処としていた森に迷い込んで来てヴォルデモートと出会う事になったとの事でした。

その男こそヴォルデモートが夢にまで見た千載一遇の機会に見えたんだそうです。何しろその魔法使いはダンブルドアの学校の教師だった。その男は安々と思いのままになってヴォルデモートをこの国に連れ戻ったのだそうです。

やがてヴォルデモートはその男の肉体に取り憑き我が命令をその男が実行するのを身近で監視しました。しかしヴォルデモートの計画は失敗しました。それは「賢者の石」を奪う事ができず永遠の命を確保する事ができなかった。

邪魔が入った。またしてもそれを挫いたのはハリーだったというわけです。下僕はヴォルデモートがその体を離れた時に死にました。そしてヴォルデモートはまたしても元のように弱くなった。元の隠れ家に戻ったんだそうです。

二度と力を取り戻せないのではとヴォルデモートは恐れたそうです。あれは最悪の時だったかもしれないともヴォルデモートは言いました。それはもはや取り憑くべき魔法使いが都合よく現れるとは到底思えなかったからでした。

我が死喰い人たちの誰かが自分の消息を気にかけるであろうという望みをヴォルデモートはもう捨てていたからだそうです。そしてほとんど望みを失いかけたその時ついに事は起こった。それは1人の下僕が戻って来たからです。

それがここにいるワームテールというわけです。この男は法の裁きを逃れるために自らの死を偽造しましたが事が露見したためヴォルデモートの下に帰ろうと決心し隠れていると長年噂されていた国でワームテールは探しました。

ネズミと妙に親密なワームテールはアルバニアの森の奥深くにネズミも避ける場所がある。小動物が暗い影に取り憑かれ死に行く場所があるとワームテールに教えました。ところが食べ物欲しさにある旅籠に立ち寄った時でした。

事もあろうに魔法省の魔女のバーサ・ジョーキンズに出会ってしまいました。ところがそれが運の尽きヴォルデモートにとっては蘇りの最後の望みを絶たれると思ったらワームテールはこの魔女を丸め込み夜の散歩に誘い出した。

そんな才覚があったのかと思わせるような機転を働かせてバーサ・ジョーキンズをヴォルデモートの元に連れて来たのです。全てを破壊させるかもしれなかったこの魔女が逆に思いもかけない贈り物になったというわけですよね。

この魔女は情報の宝庫になってくれました。第1に今年ホグワーツで三大魔法学校対抗試合が行われる。第2にヴォルデモートが連絡を取りさえすれば喜んで助けてくれるであろう忠実な死喰い人を知っていると話してくれました。

しかしこの魔女にかけられていた「忘却術」を破るのにヴォルデモートが使った方法は強力で有益な情報を引き出してしまった後はこの魔女の心も体も修復が不能なまでに破壊されていた。もはや用済みで取り憑く事もできない。

そのためヴォルデモートはこの魔女を処分つまり殺害したそうです。言うまでもなくワームテールは死んだ事になっているので顔を見られたらあまりに注意を引き過ぎる。だから取り憑くのには適していなかったというわけです。

しかしワームテールは肉体を使う能力があった。ヴォルデモートの召し使いにはそれが必要だったのだそうです。魔法使いとしてはお粗末な奴だがヴォルデモートの指示に従う能力はあったので身体を得るための指示を与えた。

未発達で虚弱なものであれ真の再生に不可欠な材料が揃うまでの仮の住処にする身体を作らせてヴォルデモートはまもなくほとんど人の形にまで戻り旅ができるまで力を取り戻した。しかしもはや「賢者の石」を奪うのは叶わぬ。

ダンブルドアが破壊するよう取り計らった事を知っていたからです。その代わりヴォルデモートは不死を求める前に滅する命をもう一度受け入れるつもりでした。目標を低くして昔の身体と力で妥協してもいいと思ったそうです。

3-3.いかにして復活をしたのか?
古い闇の魔術だがそれを達成して今宵自分を蘇らせる魔法薬には強力な材料が3つ必要だという事が判っていたんだそうです。3つの中の1つはヴォルデモートの手の内にあった。ワームテールすなわち下僕の与える肉だからです。

我が父の肉。当然それはここつまりリトル・ハングルトンの教会墓地つまりは父親の骨が埋まっている所に来る事を意味していた。しかし敵の血についてはワームテールは適当な魔法使いを使わせようとしたというわけですよね。

憎んでいる者はまだ大勢いるからヴォルデモートを憎んでいる魔法使いなら誰でもいい。しかし失脚する前より強力になって甦るには使うのはただ1人とヴォルデモートは知っていたのだそうです。それがハリーというわけです。

13年前に我が力を奪い去ったハリー・ポッターの血が欲しかったのだ。さすれば母親がかつてハリーに与えた護りの力の名残が自分の血管に流れる事になる。しかしどうやってハリー・ポッターを手に入れるのかが問題なのです。

自分自身でさえ気づかないほどにハリーはしっかりと護られている。その昔ダンブルドアがハリーの将来に備える措置を任された時にダンブルドア自身が工夫をしたとある方法で護られている。ダンブルドアは古い魔法を使った。

親戚の庇護の下にある限りハリーは確実に保護されているのだそうです。ハリーがそこにいればヴォルデモートでさえ手出しができない。しかし親戚からもさらにダンブルドアからも離れるクィディッチ・ワールドカップがある。

しかし魔法省の魔法使いたちが集結しているそのただ中で誘拐を試みるほどヴォルデモートの力はまだ回復していなかったんだそうです。それがその後になるとハリーは朝から晩まであのダンブルドアの庇護の下に入ってしまう。

そこでバーサ・ジョーキンズの情報を使うというわけです。ホグワーツに送り込んだ我が忠実な死喰い人を使いハリーの名前が「炎のゴブレット」に入るよう取り計らう。我が死喰い人を使いハリーが必ず試合に勝つようにする。

ハリー・ポッターが最初に優勝杯に触れるようにし優勝杯を我が死喰い人が「移動キー」に変えておきハリーをダンブルドアの助けも保護も届かない所へ連れて来る。こうしてハリーはここに連れて来られたというわけですよね。

「俺様の凋落の元になったと信じられているその小僧が」最後にこう言うとヴォルデモートはハリーのほうに向き直ると杖を上げて「クルーシオ!苦しめ!」と唱えました。これまでに経験したどんな痛みをも超える痛みでした。

気を失ってしまいたい。死んだほうがましだ。するとそれは過ぎ去りました。ハリーはヴォルデモートの父親の墓石に縛りつけられたままぐったり縄目にもたれ霧のかかったような視界の中でヴォルデモートを見上げていました。

「見たか。この小僧がただの一度でも俺様より強かったなどと考えるのは何と愚かしい事だったか」

夜の闇を満たし笑い声を響かせている死喰い人たちにヴォルデモートはこう言いました。しかしヴォルデモートは誰の心にも絶対に間違いがないようにしておきたいと言うのです。ハリーが我が手を逃れたのは単なる幸運だった。

お前たち全員の前でハリーを殺害する事で自分の力を示すとヴォルデモートは言うのです。ダンブルドアの助けもなくハリーのため死んで行く母親もいない。だが自分はハリーにチャンスをやろう。戦う事を許そうと言うのです。

そうすればどちらが強いのかお前たちの心に一点の疑いも残らない。ヴォルデモートが「もう少し待てナギニ」と囁くと大蛇は死喰い人たちが立ち並んで見つめている草むらのあたりに消えヴォルデモートはこう言ったのでした。

「さあ縄目を解けワームテール。そしてこやつの杖を返してやれ」

今日の最後に
肉体から引き裂かれ霊魂にも満たないゴーストの端くれにも劣るものになった。それを何と呼ぶか自分も分らないとヴォルデモートは言いました。しかし後にハリーはダンブルドアからそれが「分魂箱」だと教えられたのでした。

ヴォルデモートはこの分魂箱を複数作ってルシウス・マルフォイ氏とベラトリックス・レストレンジに預けました。しかし2人にはこれが分魂箱とは言いませんでした。言っていればもっと早く復活する事ができていたんですよね。

ヴォルデモートはホグワーツ在学中に「秘密の部屋」の入口を見つけるのに何と「5年」もかかったんだそうです。ところがハリーのほうは一学年の間つまりは2年生の内に見つけてしまいました。一体この差は何なんでしょうね。

ヴォルデモートは人を信用せず事を進めるのに何でも1人でやりたがった。それに対しハリーはロンとハーマイオニーという2人の親友がいて2人に話したり相談したりしたので「秘密の部屋」も1年足らずで見つけられたのです。

このあたりがヴォルデモートのじれったい所というわけなんですよね。
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