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セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(1)(28回シリーズ)

さて!年頭の記事でもお知らせしたように1月9日が誕生日という事で当サイトでは毎年1月にはセブルス・スネイプを取り上げる事になっています。今年は語録集の「謎のプリンス」編を「28回」に渡ってお届けする事にします。まずは記事の構成の都合上で背景説明から入る事にします。(全3項目)

3-1.ホラス・スラグホーンを説得して
5年生の学期末に名付け親のシリウスを失ったハリーは夏休みに入って僅か2週間でプリベット通り4番地を離れて「隠れ穴」へと移動する事になりました。ダンブルドア校長が「付添い姿くらまし」で送り届けるとの事でした。

ダンブルドアが手紙でそう知らせて来たのです。さらに手紙には「隠れ穴」に向かう途中でダンブルドアがやろうとしている事を手伝って貰えたらうれしいとも綴られていました。それは会った時に説明をするのだそうです。

そしてそれはホラス・スラグホーンというダンブルドアの昔の同僚を訪ね引退生活から引っ張り出しホグワーツに戻るよう説得するためでした。今や毎年恒例の事でまたしても先生が1人足りないからというわけなんですよね。

当初スラグホーンはホグワーツの教壇に復帰する事を渋りました。その理由は胸が弱くゼイゼイする。リュウマチもある。昔のようには動けない。静かな生活と多少の人生の快楽を勝ち取った疲れた年寄りだからだそうです。

さらにはもう1つありました。スラグホーンはダンブルドアが席を外してからその理由をハリーに説明しました。今ホグワーツの教壇に立てば不死鳥の騎士団に入らなくてはならないとスラグホーンはハリーに言ったのでした。

騎士団員は皆間違いなくあっぱれで勇敢で立派な者たちだがあの死亡率はいただけない。そう言うスラグホーンにハリーは「ホグワーツで教えても不死鳥の騎士団に入る必要はありません」と嘲るような口調で答えました。

ハリーはスラグホーンにダンブルドアが校長でいる限り教職員は他の大多数の人よりも安全だと思いますとも言いました。それはダンブルドアがヴォルデモートが恐れた唯一の魔法使いだからだとそういうわけなんですよね。

ハリーの説得が実ってスラグホーンはホグワーツの教壇に復帰する事になりました。そしてダンブルドアとハリーは「付添い姿くらまし」で「隠れ穴」にやって来ました。ところがダンブルドアはハリーと2人だけで話したい。

そう言ってウィーズリー家の箒がしまってある崩れかかった石の小屋を指差したんですよね。ハリーは何だろうと思いながら入って行きました。

3-2.ウィーズリー家の箒小屋で
「この事を口にするのを許して欲しいのじゃが」ウィーズリー家の箒小屋に入ってダンブルドアがまずは言及したのが名付け親のシリウスが死んだ事でした。よく耐えている。うれしくもありハリーを誇らしくも思っている。

シリウスもまたハリーの事を誇りに思ったであろう。そう言わせて欲しい。ダンブルドアはこう言ってハリーの心の痛みを慰めたというわけなんですよね。そんなダンブルドアに向かってハリーはこう応えたというわけです。

「僕判ったんです。閉じこもっていては駄目だって。神経が参っちゃいけないって。シリウスはそんな事を望まなかったはずです。それにどっちみち人生は短いんだ」

こうなどと言うハリーにダンブルドアは「君に脱帽じゃ。蜘蛛を浴びせかける事にならなければ本当に帽子を脱ぐ所じゃが」と言ったその後にこうも言ったのでした。話はいよいよ本題に入って来たというわけなんですよね。

「さてハリーよ密接に関連する問題なのじゃが。君はこの2週間日刊予言者新聞を取っておったと思うが?されば予言の間での君の冒険については情報漏れ所か情報洪水だった事が判るじゃろう?」

ですから今ではみんなが知っている。こう言うハリーにダンブルドアは「いや世間は知らぬ事じゃ」と言ったのでした。ハリーとヴォルデモートに関して成された予言の全容を知っているのは自分とハリーの2人だけなんだ。

予言の内容を誰にも話していない。その事を確認した上でダンブルドアはハリーに「それは概ね賢明な判断じゃ」と言いましたが2人の友人つまりはロンとハーマイオニーだけには予言の内容を教えるべきだとそう言うのです。

ハリーにはあの2人の友人が必要だとダンブルドアは言うのです。ハリー自身がいみじくも言ったようにシリウスは君が閉じこもる事を望まなかったはずだ。そしてここで話を変えてダンブルドアはこんな申し入れをしました。

それはハリーに自分の個人教授を受けて欲しいとダンブルドアは言うのです。ハリーの教育に自分がより大きく関わる時が来たと思うとダンブルドアはそう言うのです。それに対しハリーはこんな質問をぶつけたんですよね。

「先生の授業を受けるのでしたらスネイプとの閉心術の授業は受けなくてよいですね?」

ダンブルドアは「スネイプ先生じゃよ」とハリーを諌めた上で受けない事になると答えました。ハリーはほっとして「よかった。だってあれは」と言ったその後に本当の気持ちを言わないように言葉を切ったというわけです。

「ぴったり当て嵌まる言葉は大しくじりじゃろう」

こう言うダンブルドアにハリーはそれならこれからはスネイプ先生にはあまりお会いしない事になる。何故なら自分はふくろう試験で最も優秀な「O・優」を取っていない。するとダンブルドアはハリーにこう言ったのでした。

「取らぬふくろうの羽根算用はせぬ事じゃ」

3-3.ダイアゴン横丁に行って以来
こうしてハリーは学期に入るとダンブルドアの個人教授を受ける事になってスネイプの閉心術の課外授業は昨年度で打ち切りとダンブルドアに告げられました。ところがそれはハリーがダイアゴン横丁に行った時の事でした。

ハリーたち3人はマダムマルキンの洋装店でナルシッサ・ドラコ・マルフォイ母子に会いました。そしてフレッドとジョージの店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズでも前を通り過ぎるドラコ・マルフォイを見たんですよね。

母ナルシッサを撒いてどこに行くんだろう?そう思ったハリーたちは後を追いました。マルフォイは「夜の闇横丁」のボージン・アンド・バークスにいました。マルフォイは満足気な表情を浮かべて店から出て来たのでした。

それ以降の夏休みの残りの期間をハリーはマルフォイがボージン・アンド・バークスで話した言葉の意味を考えて過ごす事となりました。しかしロンとハーマイオニーは全くこの事に興味を示さず無関心という有り様でした。

マルフォイは何かを企んでいる。自分たちはそれを真剣に考えるべきだと思う。こう言ったハリーの脳裏に突然驚くべき考えが浮かびました。父親のルシウス氏に代わって息子のドラコが死喰い人になったという考えでした。

静まり返ったかと思うとロンが弾けるように笑い出しました。ロンはドラコ・マルフォイはまだ16才で成人に達していないのだから死喰い人であるわけがない。ヴォルデモートがマルフォイを入れるはずはないと言うのです。

ハーマイオニーもロンの考えに賛同しました。ハリーは学期が始まって学校に戻ってからも何か事が起きる毎に「ドラコ・マルフォイ死喰い人説」を持ち出しましたがロンとハーマイオニーは聞こえないふりをしたのでした。

結局この事は学期に入ってからもずっとハリーに重くのしかかる事になったというわけなんですよね。

今日の最後に
ダンブルドアはハリーにスネイプの閉心術の課外授業は昨年度で打ち切りと告げました。これを聞いてハリーは心底安堵したようです。何故なら閉心術がまだ未収得だったため今年度も続くのではと心配していたんでしょう。

しかしダンブルドアはスネイプの課外授業でハリーが閉心術を習得するとは全く期待していませんでした。むしろハリーがヴォルデモートの仕掛けた罠に嵌って魔法省に出かけた事はダンブルドアの目論見通りだったのです。

これで魔法省の「予言の間」に保管されていた予言を封印したガラス球は破壊されてしまいヴォルデモートは予言の全容を知る事はもはや永久にできなくなってしまいました。これがダンブルドアが仕掛けた策だったのです。

ヴォルデモートの復活も魔法大臣コーネリウス・ファッジが目撃してそして「日刊予言者新聞」に載って公になり目的は達成したのでスネイプの課外授業は正式に打ち切りとする。そういう事だったというわけなんですよね。

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