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セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(7)(28回シリーズ)

ナルシッサは闇の帝王を説得して欲しいと必死に懇願しましたがスネイプは闇の帝王は非常にお怒りだから安々とお許しにならないとそれを固辞しました。そんなナルシッサにスネイプが「ドラコを手助けできるかもしれん」と言うとナルシッサが申し入れて来たのは?(全3項目)

3-1.ナルシッサを慰めるスネイプ
あなたならドラコの代わりにできる。あなたならきっと成功する。そうすれば闇の帝王はあなたに他の誰よりも高い報奨を。こう訴えるナルシッサに向かってスネイプはゆっくりとこう言葉を返したというわけなんですよね。

「あの方は最後には我輩にやらせるおつもりだ。そう思う。しかしまず最初にドラコにやらせると固く決めていらっしゃる」

続けてスネイプは「有り得ない事だがドラコが成功した暁には我輩はもう少しホグワーツに留まりスパイとしての有用な役割を遂行できるわけだ」と言ったのでした。それならば息子のドラコがどうなっても構わないのか?

それじゃあの方はドラコが殺害されても構わないと言うのか!そう訴えるナルシッサにスネイプは「闇の帝王は非常にお怒りだ」と静かに繰り返しました。そしてその理由についてはこう説明をしたというわけなんですよね。

「あの方は予言を聞けなかった。あなたも我輩同様よくご存知の事だがあの方は安々とお許しにならない」

ナルシッサはスネイプの足下に崩れて折れると床の上で啜り泣いて「私の1人息子。たった1人の息子」と呻いたのでした。そんなナルシッサにベラトリックスは情け容赦なくこう言ったのでした。所詮は他人事なんですよね。

「お前は誇りに思うべきだよ!私に息子があれば闇の帝王のお役に立つよう喜んで差し出すだろう」

ナルシッサは小さく絶望の叫びを上げ髪の毛を鷲掴みにしました。スネイプは屈んでナルシッサの腕を掴むと立たせソファに誘いました。それからナルシッサのグラスにワインを注ぐと無理やり手に持たせてこう言いました。

「ナルシッサもう辞めなさい。これを飲んで我輩の言う事を聞くんだ」

ナルシッサは少し静かになりワインを撥ねこぼしながら震える手で一口飲みました。そんなナルシッサにスネイプは「可能性だが。我輩がドラコを手助けできるかもしれん」と言いました。その言葉を聞いてナルシッサは?

3-2.助けてくださると言うのなら
ナルシッサは体を起こして目を見開くと「セブルス。ああセブルス。あなたがあの子を助けてくださる?あの子を見守って危害が及ばないようにしてくださる?」と訊きました。その問いにスネイプはこう答えたのでした。

「やってみる事はできる」

ナルシッサはグラスを放り出しました。グラスがテーブルの上を滑ると同時にナルシッサはソファを滑り降りてスネイプの足下にひざまずきスネイプの手を両手で掻き抱いて唇を押し当てました。そしてこう言ったのでした。

「あなたがあの子を護ってくださるのなら。セブルス誓ってくださる?破れぬ誓いを結んでくださる?」

「破れぬ誓い?」と訊き返すスネイプの無表情な顔からは何も読み取れませんでした。しかしベラトリックスは勝ち誇ったように高笑いしました。そして「破れぬ誓い」を結ぶわけなどはないとばかりにこう言ったのでした。

「ナルシッサ聞いていなかったのかい?ああこいつは確かにやってみるだろうよ。いつもの虚しい言葉だ。行動を起こす時になると上手くすり抜ける。ああもちろん闇の帝王の命令だろうともさ!」

スネイプはベラトリックスを見ませんでした。その暗い目は自分の手を掴んだままのナルシッサの涙に濡れた青い目を見据えていました。スネイプのその次の言葉はどうやらベラトリックスには意外で衝撃的だったようです。

「いかにも。ナルシッサ破れぬ誓いを結ぼう。姉君が結び手になる事にご同意くださるだろう」

ベラトリックスは茫然として口を大きく開けていました。スネイプはナルシッサと向かい合ってひざまずくように座りました。ベラトリックスの驚愕の眼差しの下でスネイプとナルシッサは右手を握り合ったというわけです。

「ベラトリックス杖が必要だ」

スネイプが冷たくこう言ってベラトリックスは杖を取り出しましたがまだ唖然としていました。するとスネイプがそんなベラトリックスに「それにもっとそばに来る必要がある」と言いベラトリックスは前へと進み出ました。

そしてスネイプとナルシッサの頭上に立ち結ばれた両手の上に杖の先を置きました。ナルシッサが言葉を発し始めました。こうしてベラトリックスが「結び手」となりスネイプとナルシッサは「破れぬ誓い」を結んだのです。

3-3.破れぬ誓い
ナルシッサが「セブルスあなたは闇の帝王の望みを叶えようとする私の息子ドラコを見守ってくださいますか?」と言うとスネイプは「そうしよう」と答えて眩しい炎が杖から飛び出し2人の手の周りに巻きついたのでした。

その炎は細い舌のようで灼熱の赤い紐であるかの如く2人の手に巻きつきました。次にナルシッサは「そしてあなたは息子に危害が及ばぬよう力の限り護ってくださいますか?」と言いスネイプは「そうしよう」と答えました。

2つ目の炎の舌が杖から噴き出し最初の炎と絡み合って輝く細い鎖を形作りました。最後にナルシッサはこう言いました。言葉の途中でナルシッサの手の中ででスネイプの手がピクリと動きましたが引っ込めはしませんでした。

「そしてもし必要になれば。ドラコが失敗しそうな場合は。闇の帝王が命じた行為をあなたが実行してくださいますか?」

一瞬の沈黙が流れました。ベラトリックスは目を見開き握り合ったスネイプとナルシッサの手に杖を置き見つめていました。スネイプは「そうしよう」と答えました。舌のような炎が杖から飛び出し他の炎と絡み合いました。

驚くベラトリックスの顔が3つ目の細い炎の閃光で赤く照り輝いたのでした。舌のような炎は握り合わされたスネイプとナルシッサの手にがっしりと縄のようにあるいは炎の蛇であるかのように巻きついたというわけですよね。

こうして「破れぬ誓い」は結ばれたというわけなんですよね。

今日の最後に
最後の誓いの時スネイプはナルシッサと握り合っていた手をピクリと動かしましたが引っ込めはしませんでした。そして一瞬の沈黙の後にスネイプは「そうしよう」と答えました。逡巡する気持ちの表れというわけですよね。

最初にナルシッサから「破れぬ誓い」を結んでくださると訊かれた時スネイプは無表情でしたね。きっと心の中では「破れぬ誓いを結んでしまったらもはや引き返す事はできなくなる」とスネイプはそう考えたんでしょうね。

スネイプもまたドラコが命じられた任務が達成されない事を望んでいたからです。でももしそうなれば今度はドラコが無事ではいられなくなる。その板挟みでスネイプもやはり苦しんでいた。そういう心情だったんですよね。

でもナルシッサも「ひょっとしたら」と不安がよぎった。肝心な時になるとこの人は上手くすり抜ける。ベラトリックスの言う通りだと思った。そのためナルシッサはスネイプに「破れぬ誓い」を結んで欲しいと申し入れた。

私はそう思いますね。ナルシッサもこの点については姉のベラトリックスと同意見だったが目の前でそれを認めたくなかったんでしょうね。

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