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セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(19)(28回シリーズ)

キャプテンのハリーが不在でもグリフィンドールはレイブンクローに勝利して見事優勝する事ができました。その後も週末のスネイプの罰則は続きましたがハリーにとっては問題の「あの日」がついについに来てしまったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.ついに問題の日が
こうして始まった毎週土曜日のスネイプのハリーに対する罰則だったのですが何とスネイプは今学期中に全ての箱を終わらせないと来学期もまた続けるなどと匂わせ始めハリーは思わず溜め息を漏らす事となったんですよね。

一方今学期ハリーに対して個人教授をして来たダンブルドア校長はそれはそれこれはこれといった感じでセクタムセンプラ事件については一言も触れる事はありませんでした。そしてとうとう問題の日がやって来たのでした。

ダンブルドアが1年かけてハリーに教えて来たのは実はヴォルデモートは複数の分魂箱を作っておりその全てを破壊しなければヴォルデモートを真に滅ぼす事はできないという事でした。その内の1つが見つかったんだそうです。

その出発直前にハリーはトレローニー先生と偶然出くわして自分の両親を死に追いやった予言をヴォルデモートに伝えたのはスネイプだったと聞かされて激昂するというアクシデントがありましたが2人は出発したのでした。

分魂箱が隠してあった洞窟を出て星空の下に戻るとハリーは瀕死のダンブルドアを一番近くの大岩の上に引っ張り上げ抱きかかえて立たせました。そしてこれほどした事はないというぐらい集中して「姿くらまし」しました。

目を開ける前からハリーは成功したと思いました。ハリーとダンブルドアはホグズミードのハイストリート通りの真ん中に「姿現わし」をしていました。水を滴らせ震えながらもハリーはダンブルドアにこう囁いたのでした。

「やりました先生!やりました!分魂箱を手に入れました!」

ダンブルドアがぐらりとハリーに倒れ掛かりました。一瞬自分の未熟な「姿現わし」のせいかとハリーは思いましたが次の瞬間には遠い街灯の明かりに照らされたダンブルドアの顔が一層蒼白く衰弱しているのが見えました。

「先生。大丈夫ですか?」

ハリーはダンブルドアにこう訊きました。

するとダンブルドアは?

3-2.必要なのはセブルス
ダンブルドアは声は弱々しかったものの「最高とは言えんのう。あの薬は健康ドリンクではなかったのう」と言うと唇の端をひくひくと動かしたというわけです。こんな時でさえも冗談は絶やさないというわけなんですよね。

そしてダンブルドアは地面へと崩れ落ちました。ハリーは戦慄して「先生大丈夫です。きっとよくなります。心配せずに」と声をかけると助けを求めようとして必死の思いで周りを見回しましたが無情にも人影はありません。

ハリーは何とかして早くダンブルドアを医務室に連れて行かなければならないという事だけしか思いつきませんでした。そこで「先生を学校に連れて帰らなければなりません。マダム・ポンフリーが」とそう言ったのでした。

「いや必要なのはスネイプ先生じゃ。しかしどうやら今のわしは遠くまでは歩けぬ」

マダム・ポンフリーの名前を出したハリーにダンブルドアが言ったのは必要なのはスネイプという言葉でした。しかしハリーの耳にはダンブルドアのその言葉が入らなかったようでハリーはダンブルドアにこう言いました。

「判りました先生いいですか。僕がどこかの家のドアを叩いて先生が休める所を見つけます。それから走って行って連れて来ます。マダム」

こう言うハリーにダンブルドアは「セブルスじゃ。セブルスが必要じゃ」とはっきり言ったのでした。ダンブルドアがはっきり言ったのを聞いてハリーもようやくダンブルドアが求めているのはスネイプだと判ったのでした。

「判りました。それじゃスネイプを。でも暫く先生を1人にしないと」

しかしハリーが行動を起こさない内に誰かの走る足音が聞こえて来ました。ハリーは誰かが見つけてくれた。助けが必要な事に気づいてくれたと思い心が躍りました。見回すと駆け寄って来たのはマダム・ロスメルタでした。

「寝室のカーテンを閉めようとしていたらあなたが姿現わしするのが見えたの!良かった良かったわ。どうしたらいいのか分からなくて。まあアルバスに何かあったの?」

マダム・ロスメルタは息を切らして立ち止まり目を見開いてダンブルドアを見下ろしました。ハリーはマダム・ロスメルタに自分が学校に助けを呼んで来るまでダンブルドアを「三本の箒」で休ませて欲しいと頼みました。

「1人で学校に行くなんてできないわ!分らないの?見なかったの?」

そんなハリーにマダム・ロスメルタはこう言いました。

3-3.学校の上空に「闇の印」
「一緒に先生を支えてくだされば中まで運べると思います」ダンブルドアの事で頭が一杯でハリーはマダム・ロスメルタの言った事を聞いてはいませんでした。一方ダンブルドアのほうはちゃんと聞いていたというわけです。

「何があったのじゃ?ロスメルタ何かあったのか?」

こう訊くダンブルドアにマダム・ロスメルタは「闇の印よアルバス」と答えるとホグワーツの方角の空を指差しました。その言葉で背筋がぞっと寒くなりハリーは振り返って空を見ると学校の上空に「闇の印」がありました。

「いつ現われたのじゃ?」

こう訊くとダンブルドアは立ち上がろうとしました。その手が痛いほどにハリーの肩に食い込みました。マダム・ロスメルタは数分前に違いない。猫を外に出した時にはなかったが2階に上がった時にはあったと答えました。

「すぐに城に戻らねばならぬ」

ダンブルドアはこう言いました。若干よろめいてはいましたがしっかりと事態を掌握していました。ダンブルドアが輸送手段の箒が必要だと言うとマダム・ロスメルタがバーのカウンターの裏に2~3本あると答えたのでした。

「行って取って来ましょうか?」と言うマダム・ロスメルタにダンブルドアが「いやハリーに任せられる」と答えハリーはすぐさま杖を上げて「アクシオ!ロスメルタの箒よ来い!」と唱え2本の箒が勢いよくやって来ました。

こうしてハリーとダンブルドアはマダム・ロスメルタから箒を借りて学校へと戻る事になったというわけなんですよね。

今日の最後に
10月半ばの今学期最初のホグズミード行きの日にグリフィンドール・チームの一員でチェイサーのケイティ・ベルが呪われたネックレスを「服従の呪文」をかけられて持たされ触れて意識不明になるという事件がありました。

結局ケイティ・ベルは聖マンゴ魔法疾患障害病院に移送されましたが休み明けの月曜日にダンブルドアの個人教授がありハリーはケイティ・ベルのその後の経過をダンブルドアから聞かされる事になったというわけですよね。

その際にハリーはダンブルドアから幸いスネイプの処置のお陰で呪いが急速に広がるのは食い止められたと聞かされ即座に「どうしてマダム・ポンフリーじゃないんですか?」とそう質問する事になったというわけですよね。

ハリーは何度も治療を受けマダム・ポンフリーには絶大な信頼と信用を寄せていたからです。そんなハリーにダンブルドアはスネイプはマダム・ポンフリーよりずっとよく闇の魔術を心得ているとそう答えたというわけです。

つまりこの手の事ならマダム・ポンフリーよりもセブルス・スネイプというわけなんですよね。

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