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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。


セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(20)(28回シリーズ)

学校の上空に「闇の印」が上がっている。ダンブルドアとハリーはマダム・ロスメルタに箒を借りて取り急ぎ学校へと戻って来ました。ダンブルドアはハリーに他の事は一切何もせずスネイプをここに連れて来るようにと言ったのでした。ところがそこに邪魔が入ったのです。そこに現れたのは?(全3項目)

3-1.よぎるハリーの不安
ハリーが呼び寄せた2本の箒は抜きつ抜かれつハリーの脇に飛んで来て微かに振動しながら腰の高さでぴたりと停まりました。ダンブルドアは近いほうの箒に跨りながら「ロスメルタ魔法省への連絡を頼んだぞ」と言いました。

一方ハリーには「ホグワーツの内部の者はまだ異変に気づいておらぬやもしれぬ。ハリー透明マントを着るのじゃ」と指示しました。ハリーはマントを被ってから箒に跨りました。マダム・ロスメルタも駆け出していました。

城を目指して速度を上げながらハリーはダンブルドアが落ちるような事があればすぐさま支えられるようにとちらちらと横を見ました。しかしダンブルドアにとって「闇の印」は刺激剤のような効果をもたらしたようでした。

印を見据え長い銀色の髪と鬚を夜空になびかせながらダンブルドアは箒に低く屈み込んでいました。ハリーも前方の髑髏を見据えました。恐怖が泡立つ毒のように肺を締め付け他の一切の苦痛を念頭から追い出していました。

ハリーはダンブルドアと学校を離れるのに当たりロンにハーマイオニーとジニーに残りのフェリックス・フェリシスを渡して来ました。そしてダンブルドア軍団のメンバーを集められるだけ集めてくれと言い残して来ました。

自分たちはどのくらいの時間学校を留守にしていたのだろう。ロンやハーマイオニーにジニーの幸運はもう効き目が切れたのだろうか。学校の上空にあの印が上がったのは3人の内の誰かに何事かがあったからなのだろうか。

それともネビルかルーナか?もしDAのメンバーの誰かなら廊下をパトロールしろと言ったのは自分だとハリーは思いました。ベッドにいれば安全なのにベッドを離れるようにと頼んだのは自分だとハリーは思ったんですよね。

またしても自分のせいで友人が死んだのだろうか?

3-2.天文台の塔の屋上に到着して
出発の時に歩いた曲がりくねった暗い道の上空を飛びながら耳元で鳴る夜風の音の合間にハリーはダンブルドアが不可解な言葉を唱えるのを聞きました。校庭に入る境界線を飛び越える瞬間にハリーは箒の振動を感じました。

その理由がハリーには判りました。ダンブルドアは自分が城にかけた呪文を解除し2人が高速で突破できるようにしたのです。城で一番高い天文台塔の真上で「闇の印」は光っていました。そこで殺人があったのでしょうか?

ダンブルドアは塔の屋上の防壁を飛び越え箒から降りました。ハリーもすぐ後からダンブルドアのそばに降りあたりを見回しました。防壁の内側には人影もなく城の内部に続く螺旋階段の扉は閉まったままになっていました。

争いの跡も死闘が繰り広げられた形跡もなく死体もありません。ハリーは頭上に不気味に光る印を見上げながら「どういう事でしょう?あれは本当の印でしょうか?誰かが本当に。先生?」とダンブルドアに問いかけました。

印が放つ微かな緑の光に黒ずんだ手で胸を押さえているダンブルドアが見えました。ダンブルドアは微かな声でしかしはっきりと「セブルスを起こして来るのじゃ」と言いました。さらに続けてハリーにこう言ったのでした。

「何があったかを話しわしの所へ連れて来るのじゃ。他には何もするでないぞ。他の誰にも話をせず透明マントを脱がぬよう。わしはここで待っておる」

「でも」と言って反論しようとするハリーにダンブルドアは「わしに従うと誓ったはずじゃハリー行くのじゃ」と言いました。出発する前に校長室でいかなる命令にも従うと約束をした上で2人は分魂箱を取りに行ったのです。

ハリーは螺旋階段の扉へと急ぎました。しかし扉の鉄の輪に手が触れた途端に扉の内側から誰かが走って来る足音が聞こえました。振り返るとダンブルドアは「退却せよ」と身振りで示しました。ハリーは後退りをしました。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

扉が勢いよく開いたかと思うと誰かが飛び出して来てこう叫びました。ハリーは瞬時に体が硬直して動かなくなりまるで不安定な銅像のように倒れ塔の防壁に支えられました。動く事に加え口を利く事もできなくなりました。

どうしてこんな事になったのかハリーには分りませんでした。叫ばれたのは凍結呪文ではなく武装解除の術だったからです。その時ハリーは「闇の印」の明かりでダンブルドアの杖が弧を描いて飛んで行くのを見たのでした。

ダンブルドアの杖が防壁の端を越えて飛んで行くのを見てハリーは事態を呑み込みました。ダンブルドアが無言で自分を動けなくしたのだ。その術をかける一瞬のせいでダンブルドアは自分を護るチャンスを失ってしまった。

3-3.ダンブルドアに武装解除の術をかけたのは?
血の気の失せた顔で防壁を背にして立ちながらダンブルドアには恐怖や苦悩の影すらありませんでした。武装解除の術で自分から杖を奪った相手に目をやりました。そしてダンブルドアはただ一言こう言ったというわけです。

「こんばんはドラコ」

ドラコ・マルフォイが進み出て来ました。素早くあたりに目を配りダンブルドアと2人だけかどうかを確かめました。2本目の箒に目をやり「他に誰かいるのか?」と訊きましたがダンブルドアはこう訊き返したというわけです。

「わしのほうこそ訊きたい。君1人の行動かね?」

マルフォイは視線を箒からダンブルドアに戻すと「違う。援軍がある。今夜この学校には死喰い人がいるんだ」と答えました。ダンブルドアはまるでマルフォイが頑張って宿題を仕上げたように「ほうほう」と言いました。

「なかなかのものじゃ。君が連中を導き入れる方法を見つけたのかね?」

さらにこう訊くダンブルドアにマルフォイは息を切らしながら「そうだ。校長の目と鼻の先なのに気がつかなかったろう!」と答えダンブルドアは「良い思いつきじゃ」とマルフォイを褒めた上でこう訊いたというわけです。

「しかし失礼ながらその連中は今どこにいるのかね?君の援軍とやらはいないようだが」

マルフォイが1人なのを見て取ってダンブルドアはこう言ったのでした。

今日の最後に
ダンブルドアはホグズミードに戻って来た時から繰り返し自分に必要なのはマダム・ポンフリーではなくセブルス・スネイプだとハリーに言いました。そしてそれは天文台の塔の屋上に降り立ってからも変わりませんでした。

ダンブルドアはハリーにスネイプを起こして来るのじゃ。そして「何があったかを話しわしの所へ連れて来るのじゃ。他には何もするでないぞ」と言ってとにもかくにもスネイプをここに連れて来るようにとそう言いました。

それだけダンブルドアのセブルス・スネイプに対する信用と信頼は絶大で強固だというわけなんですよね。そのぐらいダンブルドアはスネイプの事を信じ切っている。そういう事というわけなんですよね。

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