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セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(21)(28回シリーズ)

ドラコ・マルフォイはアルバス・ダンブルドアから杖を奪い丸腰にする事に見事成功しました。ところがその後がいけません。丸腰になったダンブルドアを目の前にしてもマルフォイは何もできません。そんなマルフォイにダンブルドアは優しく問いかけたのでした。(全3項目)

3-1.アルバス・ダンブルドア対ドラコ・マルフォイ
「君の援軍とやらはいないようだが」こう言うダンブルドアにマルフォイは「そっちの護衛に出くわしたんだ。下で戦ってる。追っ付け来るだろう。僕は先に来たんだ。僕には。僕にはやるべき事がある」と応えたのでした。

「おうそれなら疾(と)くそれに取りかからねばなるまいのう」

ダンブルドアは優しくこう言いました。沈黙が流れました。ハリーは身動きもできず姿を隠したまま2人を見つめ遠くに死喰い人の戦いの音が聞こえはしないかと耳を研ぎ澄ましていました。その一方ハリーの目の前の2人は?

ドラコ・マルフォイはアルバス・ダンブルドアをただただ見つめるばかりです。ダンブルドアは何と微笑みました。そしてマルフォイに向かって「ドラコ。ドラコ。君には人は殺せぬ」とそう言ったというわけなんですよね。

マルフォイは「分かるもんか!」と切り返しましたが自分の言い方がいかにも子供っぽいと自身でも気づいたらしく赤面しました。そして前よりも力強く「僕に何ができるかなど校長に分るもんか」と言い直したんですよね。

「これまで僕がして来た事だって知らないだろう!」

こう言うマルフォイにダンブルドアは「いやいや知っておる」と反論しました。君はケイティ・ベルとロナルド・ウィーズリーを危うく殺害する所だった。この1年間君は自分を殺害しようとして段々自暴自棄になっていた。

失礼だが全部が中途半端な試みで余りに生半可なので正直に言わせて貰うと君が本気なのかどうか疑ったぐらいだとまでダンブルドアは言いました。そんなダンブルドアに向かってマルフォイは激しい口調でこう言いました。

「本気だった!この1年僕はずっと準備して来た。そして今夜」

マルフォイがここまで言った所で・・・

3-2.動かぬマルフォイに
城の遥か下のほうからくぐもったような叫び声が聞こえて来ました。マルフォイはぎくりと体を強張らせて後ろを振り返りました。ダンブルドアは茶飲み話でもしているような気軽な口調でマルフォイにこう話しかけました。

「誰かが善戦しているようじゃの」

するとここでダンブルドアは「しかし君が言いかけておったのは」と言ってマルフォイに話の続きを言うようにと促しました。死喰い人をこの学校に首尾よく案内して来たという事だ。さすがに自分も不可能だと思っていた。

「どうやったのかね?」最後にダンブルドアはこう訊きましたがマルフォイは答えませんでした。下のほうで何が起こっているのかに耳を澄ませたままでハリーとほとんど同じくらい体を硬直させていたというわけですよね。

君1人でやるべき事をやらねばならぬかもしれない。ダンブルドアはこう言いました。それは自分の護衛がマルフォイの援軍を挫いてしまったとしたらどうなるのか?何故なら今夜ここには不死鳥の騎士団の者たちも来ている。

それにいずれにせよマルフォイには援軍など必要ないとダンブルドアは言うのです。それは今自分は杖を持っていない。そのため自衛する事ができない。しかしダンブルドアがそう言ってもマルフォイは見つめただけでした。

「なるほど。みんなが来るまで怖くて行動できないのじゃな」

マルフォイが反論もせず動きもしないのでダンブルドアは優しくこう言いました。するとここでようやくマルフォイは「怖くない!」と反論をしましたが相変わらずダンブルドアを傷つける様子が全く見られないんですよね。

「そっちこそ怖いはずだ!」

マルフォイはこう言い返しましたがダンブルドアは「何故かね?」と言って暗に全く怖くないと答えました。それはマルフォイが自分を殺害するなどとは思えないからだそうです。無垢な者にとってそれは思いの他に難しい。

そこでダンブルドアはマルフォイの友達が来るまで「どうやって連中を潜入させたのか?」について聞かせておくれとそう言ったのでした。何故なら準備が整うまで随分時間がかかった。その理由が知りたいというわけです。

3-3.姿をくらますキャビネット棚
マルフォイは叫び出したい衝動か突き上げる吐き気と戦っているかのようでした。ダンブルドアの心臓にぴたりと杖を向けて睨みつけながらマルフォイは音を立てて唾を飲み込むと数回深呼吸した後に口を開いたのでした。

「壊れて何年も使われていなかった姿をくらますキャビネット棚を直さなければならなかったんだ。去年モンタギューがその中で行方不明になったキャビネットだ」

去年フレッドとジョージがモンタギューをこの「姿をくらますキャビネット棚」に頭から突っ込んだのです。モンタギューはドローレス・アンブリッジが創設をした尋問官親衛隊の一員になって2人から減点しようとしました。

減点を言い終わらない内にと2人が突っ込んだのです。対になっていてキャビネット棚は学校ともう一方は「夜の闇横丁」の「ボージン・アンド・バークス」になっておりモンタギューはどっちつかずに引っ掛かっていました。

そのためまるで棚が2カ所の間を行き来しているかのように時々学校で起こっている事が聞こえたし時々店の出来事も聞こえたとマルフォイに話してくれたのだそうです。モンタギューは無理やり「姿現わし」して脱出をした。

試験にはパスしていなかったのでお陰で死にかけた。聞いた人は誰もが「面白いでっち上げ話だ」と思ったがマルフォイにはその話の意味が判った。壊れたキャビネット棚を直せばそこを通ってホグワーツに入る事ができる。

「見事じゃ。それで死喰い人たちは君の応援にボージン・アンド・バークスからホグワーツに入り込む事ができたのじゃな。賢い計画じゃ。実に賢い。それに君も言うたようにわしの目と鼻の先じゃ」

「それを通ってホグワーツに入る方法があるだろうと気づいたのはこの僕だ」こう言ったマルフォイにダンブルドアはこうマルフォイを褒め称えました。褒められたマルフォイは「そうだ」と応えたというわけなんですよね。

今日の最後に
一体全体マルフォイは「必要の部屋」で何をしているんだ?屋敷しもべ妖精のドビーとクリーチャーにマルフォイを尾行させマルフォイが「必要の部屋」にいると判ってからというものハリーはずっとそれを考えていました。

事の真相は昨年度フレッドとジョージがモンタギューを突っ込んだ「姿をくらますキャビネット棚」を修理していたのです。このキャビネット棚を直しさえすればボージン・アンド・バークスから学校に侵入する事ができる。

マルフォイはそれに気がついてキャビネット棚を直していたんですよね。こうして死喰い人をホグワーツに招き入れる事に成功したマルフォイだったのですが杖を失って丸腰になったダンブルドアを目の前に何もできません。

まさに母親のナルシッサが夏休み中に懸念していた事が現実になってしまったのです。息子ドラコは自分が何に立ち向かうのか分っていない。そこでスネイプを訪ねて息子を助けて欲しいとナルシッサは懇願したんですよね。

恐れていた事が起きてしまったのです。

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