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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。


セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(24)(28回シリーズ)

天文台塔の屋上に4人の死喰い人が姿を現わしマルフォイに対して入れ替わり立ち替わり何度もダンブルドアを殺害せよと急かしましたがマルフォイはもはや気が挫けて手は激しく震え狙いを定める事さえできませんでした。そんな所に姿を現したのが・・・(全3項目)

3-1.招かざる客人?
乱入して来た4人の死喰い人の内の1人が狼人間のフェンリール・グレイバックという事でさすがのダンブルドアもグレイバックが「俺が子供好きだという事を知っているだろうな」と言う事を受けこう言葉を返したのでした。

「今では満月を待たずに襲っているという事かな?異常な事じゃ。毎月一度では満足できぬほど人肉が好きになったのか?」

ダンブルドアのこの問いに対してグレイバックは「その通りだ。驚いたかね。え?ダンブルドア?怖いかね?」と答えました。こう言って来たグレイバックに対してダンブルドアはこのように言ったというわけなんですよね。

「はてさて多少嫌悪感を覚えるのを隠す事はできまいのう」

さらに続けてダンブルドアは「それに確かに驚いたのう。このドラコが友人の住むこの学校によりによって君のような者を招待するとは」と言いました。この指摘に対しマルフォイは消え入るような声でこう言ったのでした。

「僕じゃない。こいつが来るとは知らなかったんだ」

マルフォイはグレイバックから目を背けちらりとでも見たくないという様子でした。グレイバックは「俺はホグワーツへの旅行を逃すような事はしない」と言いました。何故なら食い破る喉が沢山待っているからだそうです。

グレイバックはダンブルドアに向かって笑いながら黄色い爪で前歯の間をほじると「お前をデザートにいただこうか。ダンブルドア」と言いました。すると4人目の厚ぼったい野蛮な顔をした死喰い人がこう言ったのでした。

「駄目だ。我々は命令を受けている。ドラコがやらねばならない。さあドラコ急げ」

ところがだったのです。

3-2.急かされるマルフォイ
マルフォイは一層気が挫けて今や怯えた目でダンブルドアを見つめていました。ダンブルドアもますます蒼ざめ防壁に寄り掛かった体がさらにずり落ちたせいでいつもよりも低い位置に顔があって瀕死の状態だったのでした。

「俺に言わせりゃこいつはどうせもう長い命じゃない!何てざまだ。一体どうしたんだねダンビー?」

これにダンブルドアは「ああアミカス抵抗力が弱り反射神経が鈍くなってのう。要するに歳じゃよ。その内おそらく君も歳を取る。君が幸運ならばじゃが」と答えました。するとアミカスは急に乱暴になってこう言いました。

「何が言いたいんだ?え?何が言いたいんだ?相変わらずだな。え?ダンビー。口ばかりで何もしない。何にも」

続けてアミカスは闇の帝王が何故わざわざ殺害しようとするのか分らんと言ったかと思うとマルフォイにダンブルドアを殺害せよと急かしたのでした。しかしその時またしても下からは気ぜわしく動く音が聞こえて来ました。

大声で叫ぶ声も聞こえました。どうやら不死鳥の騎士団は階段を封鎖したようでした。ハリーは心が躍りました。この4人が全滅させたわけじゃない。戦いを抜け出して塔の屋上に来ただけだと判明したからというわけですよね。

「さあドラコ早く!」

野蛮な顔の男が怒ったようにこう言いました。しかしマルフォイの手はどうしようもなく震えていて狙いさえ定められないという有り様です。するとグレイバックが「俺がやる」と言い両手を突き出し牙をむいて唸りました。

しかしダンブルドアに襲いかかろうとするグレイバックを野蛮な顔の男が「駄目だと言ったはずだ!」と叫んで杖を使って止めました。閃光が走りました。グレイバックは吹き飛ばされて防壁に衝突をして憤怒の形相でした。

ハリーの胸は激しく動悸しダンブルドアの呪文に閉じ込められて間近にいる自分の気配をそばの誰かが聞きつけないはずはないと思われました。動ければ「透明マント」の下から呪いをかけられるのにとハリーは思いました。

今度は女の死喰い人が甲高い声でマルフォイにダンブルドアを殺害せよと急かしました。そして最後に「さもなきゃお退き。代わりに誰かが」と言ったかと思うと扉が開きスネイプが杖を手に引っ下げて姿を現したのでした。

3-3.ハリーの見ている目の前で
スネイプの暗い目が素早くあたりを見回し防壁に力なく寄り掛かっているダンブルドアから怒り狂った狼人間のフェンリール・グレイバックを含む4人の死喰い人そしてマルフォイへと走りました。アミカスがこう言いました。

「スネイプ困った事になった。この坊主にはできそうもない」

目と杖でダンブルドアをしっかり捕えたままアミカスは言いました。その時です。ダンブルドアが「セブルス」とスネイプの名前をひっそりと呼びました。その声は今夜の様々な出来事の中でもハリーを一番怯えさせました。

初めてダンブルドアが懇願している。その声に応えるようにスネイプは無言で進み出てマルフォイを荒々しく押し退けました。3人の死喰い人は一言も言葉を発さず後ろに下がってグレイバックさえも怯えたように見えました。

スネイプは一瞬ダンブルドアを見つめました。その非情な顔の皺に嫌悪と憎しみが刻まれていました。そんなスネイプにダンブルドアは「セブルス。頼む」と言いスネイプは杖を上げてまっすぐにダンブルドアを狙いました。

「アバダ ケダブラ!」

緑の閃光がスネイプの杖先から発射され狙い違わずダンブルドアの胸に当たりました。ハリーの恐怖の叫びは声になりませんでした。沈黙し動く事もできずハリーは何もできぬままダンブルドアが死に行くのを見守りました。

ほんの僅かの間ダンブルドアは光る髑髏の下に浮いているように見えました。それから仰向けにゆっくりと大きな軟らかい人形のようにダンブルドアは天文台塔の屋上の防壁の向こう側に落ちて姿が見えなくなったのでした。

今日の最後に
セブルス・スネイプの「語録集」と銘打ちながら当の本人が全く登場しないまま今週最後の更新日が来てしまいました。実はこの第6巻「謎のプリンス」の第27章でスネイプが発した言葉は「死の呪文」だけだったんですよね。

ドラコ・マルフォイは「明日あいつが目を覚ました時には全部終わっていてもうあいつは闇の帝王のお気に入りじゃなくなるんだ。僕に比べればあいつは何者でもなくなる。ゼロだ!」とそう豪語し息巻いていたんですよね。

しかしダンブルドアの説得に挫けてしまい手は激しく震えて狙いを定める事さえできないという極めてお粗末な有り様になってしまいました。最後はスネイプに荒々しく押し退けられてしまったとそういうわけなんですよね。

そしてスネイプがダンブルドアに「死の呪文」を放ちました。

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