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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。


リーマス・ルーピンとハリーの関係の変遷について考える(3)(4回シリーズ)

ルーピンは騎士団の任務の内容の都合上でハリーに手紙を書く事ができなかったんだそうです。そんなルーピンの身の上に結婚という思ってもみなかった出来事が舞い込む事となりました。ところが普通の夫婦なら喜べる事がルーピンには喜べなかったのです。(全3項目)

3-1.思ってもみなかった出来事が
名付け親のシリウスが死んでハリーは心にそれはもう深い傷を負う事になりました。暫くの間はその名前を口にする事ができないぐらいでした。シリウスはハリーに唯一手紙を定期的にくれる貴重な人でもあったんですよね。

そのためにハリーは6年生になってから一度も手紙を受け取っていませんでした。二週目の土曜日にヘドウィグがハリーに届けたのは「魔法薬学」の教科書でフローリシュ・アンド・ブロッツ書店からの「上級魔法薬」でした。

何故ハリーに一通も手紙を書かなかったのか?その理由をハリーはクリスマス休暇で「隠れ穴」に来た時にルーピンから聞く事となりました。不死鳥の騎士団の任務の内容の都合上からできなかったとルーピンは言いました。

ほとんど文字通り地下に潜っている。だから手紙が書けなかった。ハリーに手紙を出す事自体が正体をばらす事になる。ハリーが「どういうこと?」と訊くとルーピンは同類の仲間と一緒に棲んでいるとそう答えたのでした。

ハリーが分らないような顔をしたのでルーピンは「狼人間とだ」と付け加えました。ほとんど全員がヴォルデモート側でダンブルドアがスパイを必要としていたので同じ狼人間のルーピンはお誂え向きだったんだそうです。

そんなルーピンに思ってもみなかった出来事が起こる事となりました。当然ルーピンは自分は狼人間なのだから一生縁がないとそう思っていたんでしょうね。何と本人にとっても極めて意外な事に結婚する事になったのです。

相手はニンファドーラ・トンクスでした。ルーピンは歳を取り過ぎているし危険過ぎる。そう言ったのですがトンクスが構わないと言いました。さらにアクセルになったのがビル・ウィーズリーが狼人間に噛まれた事でした。

フラー・デラクールはビルが狼人間に噛まれても構わないと言った。だからトンクスはルーピンが狼人間でも構わないとそう言うのです。こうしてルーピンとトンクスは結婚したのですがルーピンの苦悩はなおも続きました。

3-2.結婚して幸せのはずが
ニンファドーラ・トンクスとの結婚。それまでは会えば話はするものの手紙のやり取りはルーピンの騎士団の任務の都合上でできないというそんなルーピンとハリーの関係を劇的にそれも相当に激変させる事態になりました。

8月1日に執り行われたビルとフラーの結婚式が死喰い人の集団に急襲されハリーにロンとハーマイオニーは式場を脱出して今は騎士団が使用していないグリモールド・プレイス12番地へとやって来たというわけなんですよね。

3日後に経過報告のために12番地を訪れたのがルーピンでした。その場でハリーたち3人はルーピンが結婚は過ちでするべきではなかったと打ち明けられる事となりました。当初ルーピンは実は冷静な物言いだったんですよね。

まずルーピンはハリーがダンブルドアから託された使命の内容を教えて欲しいと言って来ました。ハリーがそれを断るとルーピンはそれでも自分はハリーの役に立つかもしれないから同行をしたいと申し入れて来たのでした。

ハリーが何をしようとしているのかをはっきり話してくれる必要はない。ルーピンにこう言われてハリーは迷いました。受け入れたくなる申し入れだったからです。しかしルーピンが常に一緒だと1つの問題が生じて来ます。

それは「どうやったら3人の任務を秘密にしておけるのか?」という事です。するとどうすればいいのか考えが浮かばない内にハーマイオニーが怪訝な顔をしルーピンに向かってこのように問いかけたというわけなんですよね。

「でもトンクスはどうなるの?」

「トンクスがどうなるって?」と訊き返すルーピンにハーマイオニーが言いました。あなたたちは結婚している。ルーピンが自分たちと一緒に行ってしまう事をトンクスはどう思うのか?この疑問にルーピンはこう答えました。

トンクスは完全に安全だ。実家に帰る事になる。何故ならばトンクスは妊娠をしているからだそうです。ハーマイオニーは「まあ素敵!」と歓声を上げロンは心から「いいぞ!」と言いハリーは「おめでとう」と言いました。

ハリーたち3人はトンクスの懐妊を心底喜びました。ところが実は父親になる当のルーピンがそれを喜んでいませんでした。そしてむしろトンクスが妊娠していると聞いてハリーは迷いが吹っ切れて意を決する事になりました。

ジェームズなら間違いなく自分と一緒にいて欲しいと思ったに違いない。こう言うルーピンにハリーはそう思わないと応えました。それは父ならルーピンが何故自分自身の子供と一緒にいないのか理由を知りたがっただろう。

ハリーがこう言うとルーピンの顔から血の気が失せました。そして「君には分っていない」と言いました。これにハリーは「それじゃ判らせてください」と言葉を返しました。ルーピンは生唾を飲み込みこう言ったのでした。

「私は。私はトンクスと結婚するという重大な過ちを犯した。自分の良識に逆らう結婚だった。それ以来ずっと後悔して来た」

3-3.最後通告
そんなルーピンにハリーは「そうですか。それじゃトンクスも子供も棄てて僕たちと逃亡するというわけですね?」と言いました。こう言われてルーピンは椅子が引っくり返るほどの勢いで立ち上がるとこう言ったのでした。

「分らないのか!妻にもまだ生まれていない子供にも私が何をしてしまったか!トンクスと結婚すべきではなかった。私はあれを世間ののけ者にしてしまった!」

ルーピンは倒した椅子を蹴りつけハリーに君は自分が騎士団の中にいるかホグワーツでダンブルドアの庇護の下にあった姿しか見ていないと言いました。魔法界の大多数の者がどういう態度に出るか知らないというわけです。

連中はほとんど口も利いてくれない。トンクスの家族でさえ自分たちの結婚には嫌悪感を持った。一人娘を狼人間に嫁がせたい親がどこにいる?ルーピンは自分の髪を両手で鷲掴みにして発狂せんばかりの苦しみようでした。

それに子供だってそうだとルーピンは言うのです。狼人間は普通は子供を作らないそうです。自分と一緒になるに違いない。それを知りながら罪もない子供に自分の状態を受け継がせる危険を冒した自分が許せないそうです。

もしも奇跡が起って子供が自分のようにならないとしたらその子供には父親がいないほうがいい。自分が恥に思うような父親はいないほうが百倍もいいとルーピンは言うのです。ハーマイオニーは涙ながらにこう訴えました。

「そんな事を言わないで。あなたの事を恥に思う子供なんているはずがないでしょう?」

しかしハリーは「そうかな」と疑問を示しました。自分ならばとても恥ずかしいと思うだろうとハリーはそう言いました。父は母と自分を守ろうとして死んだ。それなのにその父が子供を棄てて一緒に出かけろと言うのか?

ルーピンはハリーに殴られたような顔をしていました。そして「よくもそんな事が。そんな事が言えるな」と言い返しました。ルーピンはさらに続けて個人的な栄光とか何かを望んでの事ではないともそう反論したのでした。

あなたは少し向こう見ずな気持ちになっている。シリウスと同じ事をしたいと思っている。ハリーのこの言葉を聞きハーマイオニーは察したようで「ハリー辞めて!」とすがるように言いましたがハリーは辞めませんでした。

「僕には信じられない。僕に吸魂鬼との戦い方を教えた人が腰抜けだったなんて」

ルーピンは杖を抜きました。あまりの速さにハリーは自分の杖に触れる間もありませんでした。ハリーは吹き飛ばされルーピンは部屋を出て行きました。まもなくして玄関の扉が閉まる音が聞こえて来たというわけですよね。

ハリーが最後通告を突きつけてルーピンは去って行ったというわけなんですよね。

今日の最後に
通常なら妻の懐妊というのは夫婦にとって祝い事でめでたい出来事ですよね。ところがそれが狼人間のリーマス・ルーピンにとってはただただ自分の不安や恐怖心を煽り立てる心配事と化してしまうというわけなんですよね。

もしも満月の日に狼になる子供が生まれて来たらどうしよう。でも奇跡が起こって子供が狼にならないとしても自分としてはそれはそれで心配だというわけです。どっちに転んだとしてもルーピンは喜べないというわけです。

考えれば考えるほどにルーピンは不安が増大して行くんでしょうね。自分が11才になった時にはダンブルドアが校長だったのでホグワーツに入る事ができた。しかし今そのダンブルドアは死んでしまってこの世の人ではない。

次の校長は自分の子供を受け入れてくれるのか?それもまた心配でしょう。そんな不安を何とか掻き消そうとしてルーピンはハリーたち3人に同行したい。一緒に行きたいと申し出たというわけです。でも事実上断られました。

でもそれで良かったのです。

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