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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。


アルバス・ダンブルドア「死の秘宝」編、その2(11)(52回シリーズ)

ハーマイオニーが物忘れをしたり若干の時間の遅れがあったもののハリーたち3人は概ね立てた計画通りに事を進めポリジュース薬で魔法省の職員に成り済ます事ができました。そして「こんなやり方で?」という半ば呆れる方法で魔法省へと入って行ったのでした。(全3項目)

3-1.有無を言わせずという感じで
ポリジュース薬で魔法不適正使用取締局の局次長マファルダ・ホップカークに成り済ましたハーマイオニーは魔法ビル管理部の小柄な魔法使いに対し「さあ甘い物でも舐めて」と言いましたがその魔法使いは断って来ました。

しかしハーマイオニーは「え?ああ遠慮するよ」と言うその魔法使いに目の前で袋を振りながら「いいから舐めなさい!」と有無を言わさぬ口調で言いました。その魔法使いは度肝を抜かれたような顔で1つ口に入れました。

効果てきめんでゲーゲー・トローチが舌に触れた瞬間に小柄な魔法使いは激しく嘔吐を始めてハーマイオニーが頭のてっぺんから髪の毛を引き抜いた事にも気がつきません。ハーマイオニーはその魔法使いにこう言いました。

「あらまぁ!今日はお休みしたほうがいいわ!」

しかしその魔法使いは「いや。いや!」と応え息も絶え絶えでまっすぐ歩く事もできないのになおも先に進もうとします。そして「どうしても。今日は。行かなくては」と言いましたがハーマイオニーは驚きこう言いました。

「馬鹿な事を!そんな状態では仕事にならないでしょう。聖マンゴに行って治して貰うべきよ!」

その魔法使いは膝を折って両手を地面について嘔吐しながらも表通りに行こうとしました。今度はハーマイオニーはその魔法使いに向かって「そんな様子ではとても仕事には行けないわ!」と叫んだというわけなんですよね。

魔法ビル管理部のその小柄な魔法使いもついにハーマイオニーの言う事が正しいと受け止めたようです。触りたくないという感じのハーマイオニーにすがりつきようやく立ち上がるとその魔法使いは「姿くらまし」しました。

後に残ったのは姿を消す時にロンがその手から素早く奪った鞄と宙を飛ぶ嘔吐物だけでした。

3-2.ポリジュース薬で変身を終えると
ハーマイオニーは道に溜った嘔吐物を避けてローブの裾を持ち上げると「この人にも失神呪文をかけたほうが汚くなかったでしょうに」と言いましたが「透明マント」から姿を現したロンがそうした理由をこう説明しました。

「そうだな。だけどさ気絶した奴らが山積みになってたりしたらもっと人目を引いたと思うぜ。それにしてもあいつ仕事熱心な奴だったな。それじゃ奴の髪の毛とポリ薬をくれよ」

ハリーたちは実はこの魔法使いは仕事熱心ではなく他の事情があってどうしても魔法省に行かなくてはならなかったという事を知る事になります。2分もするとロンはあの魔法使いの姿になって濃紺のローブを着て現れました。

この濃紺のローブはその魔法使いの鞄に畳まれて入っていました。そのためにロンは「あんなに仕事に行きたかった奴がこのローブを着てなかったのは変じゃないか?」とそう疑問を持つ事になったというわけなんですよね。

裏のラベルに名前があってその魔法使いはレッジ・カターモールだという事が判明しました。残るはハリーのみになってハーマイオニーが「透明マント」に隠れたままのハリーにこう言ってロンと一緒に姿を消したのでした。

「じゃここで待ってて。あなた用の髪の毛を持って戻るから」

待たされたのは10分ほどでしたが失神をしたマファルダ・ホップカークを隠してある扉の脇で嘔吐物の飛び散った路地で1人で待っているともっと長く感じられました。今度は2人は鼻血ヌルヌル・ヌガーを使ったようでした。

「誰だか分らないの。とにかくこの人はひどい鼻血で家に帰ったわ!かなり背が高かったからもっと大きなローブが要るわね」

ハーマイオニーはクリーチャーが洗ってくれた古いローブを一式取り出して来ました。ハリーはポリジュース薬を持ち着替えるために物陰に隠れました。変身が終わるとハリーは1メートル80センチを超える長身になりました。

ハリーは今やずっと上からロンを見下ろしハリーを見てロンは「おったまげー怖いぜ」と言いました。そんなハリーにハーマイオニーがこう言ってハリーたち3人はいよいよ魔法省に潜入するために一緒に路地を出たのでした。

「マファルダのコインを1つ取ってちょうだい。さあ行きましょう。もう9時になるわ」

混み合った歩道を50メートルほど歩くと先端が矢尻の形をした杭の建ち並ぶ黒い手すりのついた階段が2つ並んでいて片方の階段に「男」とありもう片方は「女」と表示がありハリーにロンとハーマイオニーは一旦別れました。

ハーマイオニーは緊迫感を漲らせた声で「それじゃまた後で」と言うとよぼよぼと「女」のほうの階段を下りて行きました。ハリーとロンは自分たちと同様に変な服装の男たちに混じって階段を下りて行ったというわけです。

3-3.ついに魔法省内部に
下りて行った先は薄汚れた白黒タイルの一般的な公衆トイレでした。ロンと同じ濃紺のローブを着た魔法使いが「やあレッジ!」と呼びかけました。トイレの小部屋の扉のスロットに金色のコインを差し込もうとしています。

「全く付き合い切れないね。え?仕事に行くのにこんな方法を強制されるなんて!お偉い連中は一体誰が現れるのを待ってるんだ?ハリー・ポッターか?」

その魔法使いは自分が言ったジョークで大笑いしました。ロンは「ああ馬鹿馬鹿しいな」と言うと無理に付き合い笑いをしました。それからロンとハリーは隣り合わせの小部屋から入りました。トイレを流す音が聞こえます。

左右両方からです。屈んで下の隙間から右隣の小部屋を見るとちょうど両足がトイレの便器に入り込む所でした。左を覗くとロンの目がこっちを見てパチクリしていてロンが「自分をトイレに流すのか?」と囁いたんですよね。

ハリーは低音の重々しい声で「そうらしいな」と囁き返して2人は立ち上がるとハリーはひどく滑稽に感じながら便器の中に入りました。それが正しいやり方だとすぐに判りました。一見すると水の中に立っているようでした。

しかし靴も足もローブも全く濡れていません。ハリーは手を伸ばして上からぶら下がっているチェーンをぐいと引きました。次の瞬間ハリーは短いトンネルを滑り下りて魔法省の暖炉の中に出てもたもたと立ち上がりました。

扱い慣れた自分の体よりもずっと背が高かったからです。広大なアトリウムはハリーの記憶にあるものよりも暗く感じました。以前はホールの中央を占める金色の噴水が磨き上げられた木の床や壁に光を投げかけていました。

今は黒い石造りの巨大な像が立っていてかなり威嚇的です。見事な装飾を施した玉座に魔法使いと魔女の像が座り足元の暖炉に転がり出て来る魔法省の職員たちを見下ろしています。こうしてハリーは魔法省に潜入しました。

今日の最後に
ヴォルデモートと闇の陣営の面々つまり死喰い人たちは何故ここまで強固に防御を固めて魔法省に職員以外を入らせないようにしているのか?やはり一番恐れているのはハリーという事なんだと私はそう考えてしまいますね。

アルバス・ダンブルドアの死に接してハリーは来学期学校には戻らないという選択をしました。それは自分の首に一万ガリオンという懸賞金が懸けられた事で大正解だという事になりましたがハリーには有り余る時間がある。

ハリーには人助け癖というのがあって窮地に陥っている人がいると知れば助けずにはいられないという所がある。だから当然の如く「日刊予言者新聞」で「マグル生まれ登録」の記事を読めば到底黙っていられないに違いない。

ロンと同じ濃紺のローブを着た魔法ビル管理部の職員が「お偉い連中は一体誰が現れるのを待ってるんだ?ハリー・ポッターか?」とジョークを飛ばして自分で大笑いしていましたが私はそれは鋭い指摘だとそう思いますね。

ハーマイオニーは両親のグレンジャー夫妻の記憶を修正しオーストラリアに移住させました。さらにマグル生まれの魔法使いたちはクーデターで魔法省がヴォルデモートに乗っ取られる前にどこかに隠れる話をしていました。

マグル生まれの連中が海外脱出したり隠れたりするのを助けるなんてハリー・ポッターならするかもしれない。ヴォルデモートと死喰い人たちはそれを恐れている。だからここまで強固に魔法省の防御を固めているのです。

それはハリーたち3人が学校に戻らなかったのはヴォルデモートが自分の分魂箱を3人が追い求めている事を知らないからというわけなんですよね。

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