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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。


アルバス・ダンブルドア「死の秘宝」編、その2(24)(52回シリーズ)

グリモールド・プレイス12番地を追われたハリーたち3人は「いかにして食料を確保するのか?」というのが最大の課題になりました。一方分魂箱探しのほうはロンがハリーとハーマイオニーの2人に任せっきりになり2人の議論も堂々巡りになってしまって2つ目が見つかる気配は微塵もありません。(全3項目)

3-1.ハリーとハーマイオニー任せのロン
「これって盗みじゃないわよね?」こう気遣わしげに言った後ハーマイオニーは「鶏小屋に少しお金を置いて来たんだもの」と言いました。これにロンは目を回して見せて両頬を膨らませ心配し過ぎだとそう言ったのでした。

さらにロンはリラックスをしろとも口をもぐもぐさせながら言いました。それは事実で心地よく腹が満たされるとリラックスし易くなりました。その夜は吸魂鬼についての言い争いが笑いの内に忘れ去られる事となりました。

三交代の夜警の最初の見張りに立ったハリーは陽気なばかりか希望に満ちた気分にさえなっていました。満たされた胃は意気を高め空っぽの胃は言い争いと憂鬱をもたらす。ハリーたち3人はこの事実に初めて出会いました。

ハリーにとってこれはあまり驚くべき発見ではありませんでした。2年生の時にダーズリー家で餓死寸前の時期を経験していたからです。ハーマイオニーも黴臭いビスケットしかないなどの何日かをかなりよく耐えて来ました。

普段より少し短気になったり気難しい顔で黙り込む事が多くなっただけでした。ところが母親やホグワーツの屋敷しもべ妖精の作るおいしい食事を毎日三度食べていたロンは空腹だとわがままだったり怒りっぽくなりました。

食べ物のない時と分魂箱を持つ順番とが重なるとロンは思いっ切り嫌な奴になりました。ロンは口癖のように「それで次はどこ?」と繰り返して訊きました。自分自身には何の考えもなくハリーとハーマイオニー任せでした。

自分が食料の少なさをくよくよ悩んでいる間にハリーとハーマイオニーが計画を立ててくれると期待している有り様です。結局ハリーとハーマイオニーだけが結論の出ない話し合いに何時間も費やす事となってしまいました。

2人の議論の内容は「どこに行けば他の分魂箱が見つかるのか?」と「どうしたら既に手に入れた分魂箱を破壊できるのか?」の2点でした。新しい情報が全く入らない状況では2人の会話は次第に堂々巡りへとなっていました。

3-2.他の分魂箱の隠し場所を巡る議論
ダンブルドアが分魂箱の隠し場所はヴォルデモートにとって重要な所に違いないと教えていた事もあり話し合いではヴォルデモートが住んでいたか訪れたと判っている場所の名前がうんざりするほど単調に繰り返されました。

生まれ育った孤児院に教育を受けたホグワーツに卒業後に勤めたボージン・アンド・バークスの店に何年も亡命をしていたアルバニアとこうした場所が推測の基本線でした。ロンが皮肉を込めて2人にこう提案したのでした。

「そうだアルバニアに行こうぜ。国中を探し回るのに午後半日あれば十分さ」

これにハーマイオニーは「そこには何にもあるはずがないの。国外に逃れる前に既に5つも分魂箱を作っていたんですもの。それにダンブルドアは6つ目はあの蛇に違いないと考えていたのよ」とそう反論をしたというわけです。

ハーマイオニーが「あの蛇がアルバニアにいない事は判ってるわ」の次に「だいたいいつもヴォルデモートと一緒にいるから」と言おうとしましたがロンが「それを言うのは辞めてくれって言っただろ?」と抗議をしました。

そのためハーマイオニーは「例のあの人」と言い直さなくてはなりませんでした。しかしハーマイオニーが「これで満足?」と訊くとロンは「別に」と素気ない返事でした。その場には嫌な沈黙が流れたというわけですよね。

「ボージン・アンド・バークスの店に何か隠しているとは思えない。ボージンもバークも闇の魔術の品にかけては専門家だから分魂箱があればすぐに気づいたはずだ」

ハリーはもう何度もこの事を指摘していましたが嫌な沈黙を破るためだけにもう一度言いました。ロンはわざとらしく欠伸をしました。ハリーは何かを投げつけてやりたい衝動を抑え先を続けるとこう言ったというわけです。

「僕はやっぱりあいつはホグワーツに何か隠したんじゃないかと思う」

これにはハーマイオニーが溜め息をつきもしそうならダンブルドアが見つけているはずだと反論しました。そこでハリーは自分の説を裏付ける議論を繰り返しました。こうだからダンブルドアが見つけていないかもしれない。

「ダンブルドアが僕の前で言ったんだ。ホグワーツの秘密を全部知っているなどと思った事はないって」

ところがここでハリーは「はっきり言うけどもしどこか1カ所」とまで言った所で「ヴォルデモート」と言いそうになり再びロンが「例のあの人」と呼べと抗議して来ました。我慢も限界でハリーは大声でこう言ったのでした。

「もしどこか1カ所、例のあの人にとって本当に大切な場所があるとすればそれはホグワーツだ!」

するとロンは「おいいい加減にしろよ。学校がか?」と訊いて来ました。そこでハリーは「ああ学校がだ!」と答えるとその理由と根拠を説明しました。あいつにとって学校は初めての本当の家庭だったとそう説明しました。

自分が特別だという事を意味する場所だったしあいつにとっての全てだった。学校を卒業してからでもそうだった。ハリーはこう説明をしましたがハリーが最後の言葉を言い終わらない内にロンがこう言って来たんですよね。

「僕たちが話してるのは例のあの人の事だよな?君の事じゃないだろう?」

ロンは首に掛けた分魂箱の鎖を引っ張っていました。ハリーはその鎖を掴みロンの首を絞め上げたい衝動に駆られました。それを知ってか知らずかハーマイオニーがハリーに向かってこう言って来たというわけなんですよね。

「例のあの人が卒業後にダンブルドアに就職を頼みに来たって話をしてくれたわね」

3-3.他の分魂箱はどこに?
ハリーが「そうだよ」と応えるとハーマイオニーはハリーがダンブルドアから聞いたというその考えの説明を始めました。あの人つまりヴォルデモートが学校に戻って来たいとそう思ったのはただ何かを見つけるためだった。

多分ホグワーツの創設者ゆかりの品をもう1つ見つけて分魂箱にするためだった。ダンブルドアはそう考えた。ハーマイオニーがこう説明してハリーが「そう」と言うとハーマイオニーはこう言ってハリーの説を否定しました。

「でも就職はできなかった。そうね?だからあの人はそこで創設者ゆかりの品を見つけたりそれを学校に隠したりする機会はなかった!」

ハリーは降参して「オッケーそれならホグワーツはなしにしよう」と言いました。他には何の糸口もなくハリーたちはロンドンに行くと「透明マント」を被ってヴォルデモートが育った孤児院を探しましたが無駄足でした。

ハーマイオニーが図書館に忍び込んで記録を調べ何と孤児院は何年も前に取り壊されていた事が判りました。そこの場所を訪れると高層のオフィスビルが建っていてロンではなくてハーマイオニーが捨て鉢にこう言いました。

「土台を掘ってみる?」

これにハリーは「あいつはここに分魂箱を隠したりしないよ」と答えました。ハリーにはとうにそれが判っていました。孤児院はヴォルデモートが絶対に逃げ出してやろうとそう考えていた場所だからこんな所には隠さない。

そんな所に自分の魂の欠片を置いておくはずがない。ダンブルドアはヴォルデモートが隠し場所に栄光と神秘を求めた事をハリーに示してくれました。したがってこんな気の滅入るような薄暗いロンドンの片隅には隠さない。

ホグワーツや魔法省又は金色の扉と大理石の床を持つ魔法界の銀行グリンゴッツとは正反対というわけです。他に新しい事も思いつかないままハリーたちは安全のために毎晩場所を変えテントを張りながら地方を巡りました。

今日の最後に
ダンブルドアはハリーが1年生の時に「必ず適切な名前を使いなさい。名前を恐れているとそのもの自身に対する恐れも大きくなる」と言ってハリーに「例のあの人」ではなくて「ヴォルデモート」と呼びなさいと説きました。

そこでハーマイオニーも5年生の時から「ヴォルデモート」と呼ぶようになりました。しかしそれでハリーたちはトテナム・コート通りで2人の死喰い人に見つかりました。ヴォルデモートが自身の名前を「禁句」にしたのです。

ハーマイオニーとハリーにとってさらにはハリーにとっては「ヴォルデモート」と呼べない事は憤懣やるかたない事で我慢を強いられる行為というわけですね。この時ハリーたちは知らなかったのですが結果オーライでした。

しかしその一方でロンの態度が態度なだけにハリーとハーマイオニーにとっては殊更にストレスの溜まる我慢だったというわけなんですよね。

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