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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーたちのテントのそばにテッド・トンクス氏にディーン・トーマスのハリーの見知っている人物を含む5人がやって来て洪水のように情報をもたらしてくれてハリーとハーマイオニーの気持ちは最高潮に達しましたがロンは全くの正反対で最悪の気分になっていました。挙句の果てにロンは・・・(全3項目)

3-1.期待外れ?
高揚していたハリーの心に冷水を浴びせるように恐怖が広がりました。ロンはハリーの想像していた通りの事をそして恐れていた通りの事を考えていたのでした。ハリーはロンに向かってこう言ったというわけなんですよね。

「僕は君が何に志願したのか判っていると思っていた」

これにロンは「ああ僕もそう思ってた」と言葉を返しハリーは「それじゃどこが君の期待通りじゃないって言うんだ?」と言い怒りのせいで反撃に出ました。ハリーはロンに向かってこう怒りをぶつけたというわけですよね。

「5つ星の高級ホテルに泊まれるとでも思ったのか?1日おきに分魂箱が見つかるとでも?クリスマスまでにはママの所に戻れると思っていたのか?」

ロンは立ち上がると「僕たちは君が何もかも納得ずくで事に当たっていると思ってた!」と怒鳴りました。ロンのその言葉は焼けたナイフのようにハリーを貫きました。ロンはさらにハリーに向かってこうも言ったのでした。

「僕たちはダンブルドアが君のやるべき事を教えてると思っていた!君にはちゃんとした計画があると思ったよ!」

ハーマイオニーは今度はテントの天井に激しく打ちつける雨の音よりはっきり聞こえる声で「ロン!」と名前を呼びました。しかしロンはそれも無視しました。心は虚ろで自信もありませんでしたがハリーはこう応えました。

「そうか。失望させてすまなかったな。僕は初めからはっきり言ったはずだ。ダンブルドアが話してくれた事は全部君たちに話したし忘れてるなら言うけど分魂箱を1つ探し出した」

ハリーは落ち着いた声でこう言いました。するとロンは忘れてないとばかりに「ああしかもそれを破壊する可能性は他の分魂箱を見つける可能性と同じぐらいさ。つまりまーったくなし!」とそう言い放ったというわけです。

「ロン。ロケットを外して頂戴」

こう言うハーマイオニーの声はいつになく上ずっていました。

3-2.不満を爆発させたロン
続けてハーマイオニーはロンに「お願いだから外して。1日中それを身につけていなかったらそんな言い方はしないはずよ」と言いました。しかしハリーはロンのために言い訳などして欲しくないとそう思ったというわけです。

「いやそんな言い方をしただろうな。僕のいない所で2人でひそひそ話をしていた事に僕が気づかないとでも思っていたのか?君たちがそんな風に考えている事に気づかないとでも思ったのか?」

「ハリー私たちそんな事は考えていないわ」ハーマイオニーはそう言おうとしたのでしょうが言葉の途中でロンは「嘘つけ!」とハーマイオニーを怒鳴りつけました。さらに続けてロンはこう言ったというわけなんですよね。

「君だってそう言ったじゃないか。失望したって。ハリーはもう少しわけが判ってると思ったって」

ハーマイオニーは「そんな言い方はしなかったわ。ハリー違うわ!」と叫びました。雨は今や激しくなりハーマイオニーの頬を涙が流れ落ちました。ほんの数分前の興奮は花火のように跡形もなく消え去ってしまいました。

グリフィンドールの剣はどことも知れず隠されている。そしてハリーたち3人がこれまでやり遂げた事と云えばまだ死んでいないという事だけでした。ハリーはロンに「それじゃどうしてまだここにいるんだ?」と言いました。

ロンは「さっぱり分らないよ」と答えハリーは「なら家に帰れよ」と言いました。するとロンは「ああそうするかもな!」と大声でそう言うと数歩ハリーに近寄りました。ハリーは動きませんでした。ロンはこう言いました。

「妹の事をあの人たちがどう話していたか聞いたか?ところが君ときたら鼻も引っかけなかった。たかが禁じられた森じゃないかだって?僕はもっと大変な目に遭っている」

続けてロンは「ハリー・ポッター様は森で妹に何が起ころうと気にしないんだ。ああ僕なら気にするね。巨大蜘蛛だとかまともじゃないものだとか」と言いました。自分は心配だった。そんなロンにハリーはこう言いました。

「僕はただ。ジニーは他の2人と一緒だったしハグリッドも一緒で」

ロンはさらに「ああ判ったよ。君は心配していない!それにジニー以外の家族はどうなんだ?ウィーズリー家の子供たちがこれ以上傷つけられるのはご免だよって聞いたか?」とも言ってハリーは返す言葉を失ったのでした。

「ああ僕」と言い淀むハリーにロンは「でもそれがどういう意味かなんて気にしないんだろ?」と言いました。するとそこにハーマイオニーが割って入って来ました。何も新しい事件があったという意味じゃないと思うわ。

私たちの知らない事が起こったわけじゃないとハーマイオニーはそう言うのです。ロンよく考えて。ビルはとうに傷ついているしジョージが片耳を失った事も今では色々な人に知れ渡っている。そして何よりロンの事がある。

あなたは黒斑病で死にそうだという事になっている。あの人つまりテッド・トンクス氏が言っていたのはきっとそれだけの事なのよとハーマイオニーは言いました。そう言うハーマイオニーにロンはこう言い返したのでした。

「へえ大した自信があるんだな?いいさじゃあ僕は家族の事なんか気にしないよ。君たち2人はいいよな。両親が安全な所にいてさ」

3-3.行ってしまった
ハリーは大声で「僕の両親は死んでるんだ!」と言いましたがロンは「僕の両親も同じ道をたどっているかもしれないんだ!」と叫びました。そこでハリーは「なら行けよ!」と怒鳴り続けてこう言い放ったというわけです。

「みんなの所に帰れ。黒斑病が治ったふりをしろよ。そしたらママがお腹一杯食べさせてくれてそして」

ハリーがここまで言った所でロンが突然動きました。ハリーも反応しました。しかし2人が杖を出す前にハーマイオニーが杖を上げて「プロテゴ!護れ!」と唱え見えない盾が広がって3人は2つの方向に分れて行ったのでした。

片方にハリーとハーマイオニーで反対側がロンでした。呪文の力で双方が数歩ずつ後退りしてハリーとロンは透明な障壁の両側で初めて互いをはっきり見るかのようにして睨み合いました。2人の間で何かが切れたのでした。

ハリーが「分魂箱を置いていけよ」と言うとロンは鎖を首からぐいと外して近くにあった椅子にロケットを投げ捨てました。その次にロンは今度はハーマイオニーに向かって「君はどうする?」と訊いて来たというわけです。

ハーマイオニーが「どうするって?」と訊き返すとロンは「残るのかどうなんだ?」とそう言って来ました。ハーマイオニーは苦しんでいました。突如としてハリーとロンを天秤にかけられては苦しむのは当然の事でしょう。

相当に躊躇してハーマイオニーが残ると答えるとロンは「そうか。君はハリーを選んだんだ」と言いました。ハーマイオニーは再び激しく躊躇しながらロンに戻って欲しいと訴えましたが自分の「盾の呪文」に阻まれました。

障壁を取り外した時はロンはもう夜の闇に荒々しく飛び出して行ってしまった後でした。ハリーは黙ったまま身動きもせずに立ち尽くしハーマイオニーが号泣しながら木立の中でロンの名前を呼び続ける声を聞いていました。

「い-行って-行ってしまったわ!姿くらましして!」

暫くしてびしょ濡れの髪を顔に張りつけハーマイオニーが戻って来ました。ハーマイオニーはこう言うと椅子に身を投げ出し身を縮めて泣き出しました。ハリーは何も考えられませんでした。屈んで分魂箱を拾い上げました。

その分魂箱を首に掛けるとロンのベッドから毛布を引っ張り出してハーマイオニーに着せかけました。それから自分のベッドに登りテントの暗い天井を見つめながら激しく打ちつける雨の音を聞いたというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーはジニーが「磔の呪文」もかけられず取りあえず無事だと聞かされ一安心という所だったんでしょうがロンにとっては無事だと判ったのはジニーだけで他の家族の安否が以前として不明だったのが不満のようでしたね。

そのため溜っていた欝憤が一気に爆発してしまったというわけですよね。ハリーとハーマイオニーにとっては朗報でもロンにはむしろ不安や恐怖をさらに増大させる知らせに他ならなかったとそういう事だったみたいですね。

こうしてロンがいなくなりハリーとハーマイオニーの喪失感は「これ以上はない」というぐらいに半端なく大きくて2人は悲しみのどん底に突き落される事になってしまいました。でも私は2人ほどには落ち込みませんでした。

それは一番最初に読んだ時もそうでした。このままロンが再登場しないなんて到底考えられない。きっとダンブルドアがロンをハリーとハーマイオニーの元に返す策を用意してくれているに違いないとそう期待していました。

それにロンも決して手ぶらではなく手土産を沢山持ってハリーとハーマイオニーの元に戻って来る事になるんですよね。

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