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ハリーは危うく溺れ死にそうになる所を助けられたので即座に戻って来たロンを受け入れましたがハーマイオニーはそうはなりませんでした。ハーマイオニーの怒りは凄まじくハリーがこれまで見た事がないほどでした。まるで気が変になってしまったようでした。(全3項目)

3-1.半端なく激怒するハーマイオニー
ハーマイオニーはロンの胸に飛び込むと手の届く所をむやみやたらと打って「この。底抜けの。おたんちんの。ロナルド。ウィーズリー!」と言いながら言葉と言葉の間に打ちました。ロンは頭をかばいながら後退しました。

「イテッ。アッ。辞めろ!何するんだ?ハーマイオニー。アーッ!」

ロンはこう言いながら後退しハーマイオニーは前進しました。さらにハーマイオニーの攻撃は続きました。当初ロンはハーマイオニーもまた自分の胸に飛び込んで来た時には再会を喜び歓喜の涙を流すと期待したようでした。

「あなたは。何週間も。何週間も。いなくなって。のこのこ。ここに。帰って。来るなんて。あ私の杖はどこ?」

最後に「私の杖はどこ?」と訊いて来たハーマイオニーは腕ずくでもハリーの手から杖を奪いそうなそんな形相です。ハリーは本能的に動き「プロテゴ!護れ!」と唱えロンとハーマイオニーの間に見えない盾ができました。

立ちはだかったその力でハーマイオニーは後ろに吹き飛び床に倒れました。口に入った髪の毛を吐き出しながらハーマイオニーは跳ね起きました。ハリーは「ハーマイオニー!」と叫ぶと「落ち着いて」と言おうとしました。

しかしハリーのその言葉の途中で「私。落ち着いたりしない!」と金切り声で言いました。こんなに取り乱したハーマイオニーをハリーが見たのは初めてでした。ハーマイオニーはまるで気が変になってしまったようでした。

「私の杖を返して!返してよ!」

3-2.ハーマイオニーの怒り極地に達する
ハリーは「ハーマイオニーお願いだから」と言いましたがハーマイオニーはこう甲高く叫ぶと世にも恐ろしい非難の形相でロンを指差しました。まるで呪詛しているかのようでした。ロンはたじたじとして数歩下がりました。

「指図しないで頂戴ハリー・ポッター!指図なんか!さあすぐ返して!それに君!私は後を追った!あなたを呼んだ!戻ってとあなたにすがった!」

ロンが下がるのも無理はないとハリーはそう思いました。ロンはハーマイオニーに「判ってるよ。ハーマイオニーご免。本当に僕」と平謝りに謝りました。そんなロンにハーマイオニーはこう言い放ったというわけですよね。

「あら。ご免が聞いて呆れるわ!」

そしてハーマイオニーは気持ちだけでなく声の制御もできなくなったかのように甲高い声で笑いました。ロンはハリーに目で助けを求めました。でもハリーはどうしようもないとばかりに顔をしかめるばかりだったのでした。

「あなたは戻って来た。何週間も経ってから。何週間もよ。それなのにご免の一言で済むと思ってるの?」

こう言うハーマイオニーにロンは「でも他に何て言えばいいんだ?」と叫びました。ハリーはロンが反撃してうれしいとそう思いました。しかしまだまだハーマイオニーの怒りも収まらず皮肉たっぷりにこう叫び返しました。

「あーら知らないわ!あなたが脳みそを絞って考えればロン数秒もかからないはずだわ」

ここでハリーは「ハーマイオニー」と名前を呼んで口を挟み「ロンはさっき僕を救って」と言いましたがハーマイオニーは「そんな事どうでもいいわ!」とさらに甲高い声で言いました。そして続けてこうも言ったのでした。

「ロンが何をしようとどうでもいいわ!何週間も何週間も私たち2人ともとっくに死んでいたかもしれないのに」

これにロンが「死んでないのは判ってたさ!」と怒鳴りました。こう怒鳴る声は初めてハーマイオニーの声を上回りました。ハリーがかけた盾の呪文が許す限りハーマイオニーに近づくとロンは大声でこう言ったんですよね。

「ハリーの名前は予言者にもラジオにもベタベタだった。奴らはあらゆる所を探してたし噂だとかまともじゃない記事だとかが一杯だ。君たちが死んだら僕にはすぐに伝わって来るって判ってたさ」

最後にロンが「君にはどんな事情だったかが分ってないんだ」と言うとハーマイオニーは「あなたの事情がどうだって言うの?」と言い返しました。ハーマイオニーの声は言葉を発する毎にどんどん甲高くなって行きました。

そしてまもなくコウモリしか聞こえなくなるだろうと思われるほどに甲高くなりました。しかしハーマイオニーの怒りは極地に達したらしくハーマイオニーは一時的に言葉が出なくなりました。その機会をロンが捉えました。

3-3.何故すぐ戻れなかったのか?
「僕姿くらましした瞬間から戻りたかったんだ。でもハーマイオニーすぐに人さらいの一味に捕まっちゃってどこにも行けなかったんだ!」ロンがこう言うのを聞いてハリーは思わず「何の一味だって?」と訊いたのでした。

一方ハーマイオニーのほうは力強く椅子に座り込み腕と足を組みました。その組み方の固さはあと数年間は解くつもりがないのではないかと思われるほどでした。ロンは「人さらい」と繰り返すとその説明を始めたのでした。

「そいつらどこにでもいるんだ。マグル生まれとか血を裏切る者を捕まえて賞金稼ぎをする一味さ。1人捕まえる毎に魔法省から賞金が出るんだ」

「僕は1人ぼっちだったし学生みたいに見えるからあいつらは僕が逃亡中のマグル生まれだと思って本当に興奮したんだ。僕は早く話をつけて魔法省に引っ張っていかれないようにしなくちゃならなかった」

ハリーが「どうやって話をつけたんだ?」と訊くとロンは「僕はスタン・シャンパイクだって言った。最初に思い浮かんだんだ」と答えハリーが「それでそいつらは信じたのか?」と訊くとロンはこう答えたというわけです。

「最高に冴えてるっていう連中じゃなかったしね。 1人なんか絶対にトロールが混じってたな。臭いの臭くないのって」

ロンはちらりとハーマイオニーを見ました。ちょっとしたユーモアでハーマイオニーが和らいでくれる事を期待したのは明らかでした。しかしハーマイオニーは相も変わらず手足を固く結んでいて石のように硬い表情でした。

こうしてロンの「何故すぐ戻って来れなかったのか?」の理由の説明が始まったというわけなんですよね。

今日の最後に
ハーマイオニーがロンに対し半端ないほどの凄まじい怒りを見せたのは追いかけて行って戻って来いとそう訴えたのにロンがそのハーマイオニーの必死で懸命な訴えを振り切って「姿くらまし」してしまったからのようです。

でもロンはハリーとハーマイオニーのいる所を離れ「姿現わし」した瞬間にやはりすぐに2人の元に戻ろうと思ったが人さらい一味に身柄を拘束されてしまい戻れなくなってしまった。そういう事情だったというわけですよね。

ここでロンにとっては幸いだったのはハーマイオニーが杖を持っていなかったという事でした。ハーマイオニーの杖はハリーが持っていました。ハリーの柊と不死鳥の杖はゴドリックの谷で折れてしまったからなんですよね。

ハリーとハーマイオニーがゴドリックの谷に行った事がここで思わぬ形でロンに幸いしたというわけです。さらにハリーとハーマイオニーがゴドリックの谷に行ったからこそロンはこうして戻って来る事ができたんですよね。

それにもアルバス・ダンブルドアが関わっているというわけなんですよね。今はこれが精一杯というわけです。
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