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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

自分ではなく何故ロンなんだ?当初はロンが監督生に任命されたという事で不当だと苛立っていたハリーだったのですがようやく気持ちの整理もついてハリーはロンの監督生就任を心底喜べるようになりました。そしてロンとハーマイオニーの監督生就任を祝って厨房で盛大にパーティが執り行われて・・・(全3項目)

3-1.ようやく気持ちの整理もついて
ロンの一番の親友の自分が監督生バッジを貰えなかったからといって拗ねたりするのか?フレッドにジョージと一緒になってロンの背後で笑うのか?ロンが初めて何か1つ自分に勝ったというのにその気持ちに水を注すのか?

ハリーがちょうどそう思っている時に階段を戻って来るロンの足音が聞こえて来ました。ハリーは立ち上がってメガネを掛け直すと顔に笑いを貼りつけました。ロンは弾むようにして入って来てうれしそうにこう言いました。

「ちょうど間に合った!できればクリーンスイープを買うってさ」

ハリーは「かっこいい。おい。ロン。おめでとっ」と言いました。自分の声が変に上ずっていないのでほっとしました。しかしロンの顔からは笑いが消えて行きました。そしてロンは首を振り振りこう言ったというわけです。

「僕だなんて考えた事なかった!僕。君だと思ってた!」

そんなロンにハリーは「いーや僕はあんまり色々トラブルを起こし過ぎた」とフレッドの言葉を繰り返しました。それを聞いてロンは「うん。うんそうだな」と言ったその後に「さあ荷造りしちまおうぜ。な?」と言いました。

何とも奇妙な事にここ12番地に到着して以来ハリーとロンの持ち物が勝手に散らばってしまったかのようでした。屋敷のあちらこちらから本や持ち物を掻き集めて学校用のトランクに戻すのにほとんど午前中一杯かかりました。

ロンが監督生バッジを持ってそわそわしているのにハリーは気づきました。最初は自分のベッド脇のテーブルに置きジーンズのポケットに入れそれを取り出し黒の上で赤色が映えるか確かめるようにローブの上に置きました。

フレッドとジョージがやって来て「永久粘着術」で監督生バッジをロンの額に貼りつけてやろうかと申し出た時ロンはようやく監督生バッジを栗色の靴下にそっと包みトランクに入れると鍵を掛けたというわけなんですよね。

3-2.上機嫌のウィーズリーおばさん
おばさんは6時頃に教科書をどっさり抱えてダイアゴン横丁から帰って来ました。厚い渋紙に包まれた長い包みをロンは待ち切れないように呻き声を上げて奪い取りました。そんなロンにおばさんはこう注意をしたんですよね。

「今は包みを開けないで。みんなが夕食に来ますからね。さあ下に来て頂戴」

しかしおばさんの姿が見えなくなるや否やロンは夢中で包み紙を破って満面恍惚の表情で新品の箒を隅から隅まで舐めるように眺めました。厨房には夕食のご馳走がぎっしりのテーブルの上に真紅の横断幕が掲げられました。

掲げたのはおばさんで「おめでとう。ロン、ハーマイオニー新しい監督生」と書かれています。おばさんはハリーの見る限りこの夏休み一番の上機嫌でした。ハリーを含む在校生6人が厨房に入るとおばさんがこう言いました。

「テーブルに着いて食べるのじゃなくて立食パーティはどうかと思って。お父さまもビルも来ますよロン。2人にふくろうを送ったらそれはそれは大喜びだったわ」

こう言ったその後おばさんが笑顔を見せるのでフレッドはやれやれという顔をしました。シリウスにルーピンとトンクスにキングズリー・シャックルボルトはもう来ていました。まもなくマッド・アイ・ムーディも来ました。

ハリーがバタービールを手に取って間もなくでした。マッド・アイが旅行用マントを肩から振り落とすように脱ぐとおばさんが朗らかに「まあアラスターいらしてよかったわ」と言うと続けてこう言ったというわけですよね。

「ずっと前からお願いしたい事があったの。客間の文机を見て中に何がいるか教えてくださらない?とんでもないものが入っているといけないと思って開けなかったの」

ムーディは「引き受けたモリー」と言うと鮮やかな明るいブルーの目をぐるりと上を向かせて厨房の天井を通過してその上を凝視しました。マッド・アイは「客間っと」と唸り瞳孔を細くして見ておばさんにこう言いました。

「隅の机か?うんなるほど。ああまね妖怪だな。モリーわしが上に行って片付けようか?」

おばさんは「いえいえ後で私がやりますよ。お飲み物でもどうぞ。実はちょっとしたお祝いなの」と答えると真紅の横断幕を示し「兄弟で4番目の監督生よ!」とロンの髪をくしゃくしゃと撫でながらうれしそうに言いました。

ムーディは「監督生。む?」と唸ると普通の目でロンを見ましたが魔法の目はぐるりと回って頭の横を見ました。ハリーはその目が自分を見ているような落ち着かない気分になりシリウスとルーピンのほうに移動したのでした。

「うむ。めでたい。権威ある者は常にトラブルを引き寄せる。しかしダンブルドアはお前が大概の呪いに耐える事ができると考えたのだろうて。さもなくばお前を任命したりはせんからな」

ムーディは普通の目でロンをじろじろ見たままこう言いました。ロンはそういう考え方を聞いてぎょっとした顔をしました。しかしその時に父親のアーサー氏と長男のビルが到着したので何も応えずに済んだというわけです。

おばさんは上機嫌でアーサー氏とビルがマンダンガスを連れて来たのに文句を言いませんでした。マンダンガスは長いオーバーを着ていてそれがあちらこちら変な所で奇妙に膨らんでいました。何やら怪しげな物のようです。

何故ならオーバーを脱いでムーディの旅行用マントの所に掛けたらどうかという申し出を断ったからです。

3-3.パーティが始まって
みんなが飲み物を取った所でアーサー氏が「さてそろそろ乾杯しようか」とゴブレットを掲げて言いました。そしてアーサー氏が「新しいグリフィンドール監督生ロンとハーマイオニーに」とそう言ったというわけですよね。

ロンとハーマイオニーがにっこりしました。一同は2人のために杯を上げると拍手をしました。みんなが食べ物を取りにテーブルのほうに動き出した時ハリーの背後でトンクスの明るい声がこう言うのが聞こえて来たのでした。

「私は監督生になった事なかったな。寮監がね私には何か必要な資質が欠けてるって言ったわ」

トンクスの今日の髪は真っ赤なトマト色で腰まで届く長さでした。ジニーのお姉さんのように見えました。焼きジャガイモを選びながらジニーが「どんな?」と訊くとトンクスは「お行儀よくする能力とか」と答えました。

ジニーは笑いハーマイオニーは微笑むべきかどうか迷った挙句に妥協策にバタービールをガブリと飲んで咽たのでした。そんなハーマイオニーの背中を叩きながらジニーが「あなたはどう?シリウス?」と訊いたのでした。

ハリーのすぐ脇にいたシリウスはいつも通りに吠えるような笑い方をして「誰も私を監督生にするはずがない。ジェームズと一緒に罰則ばかり受けていたからね。ルーピンはいい子だったからバッジを貰った」と言いました。

ルーピンは「ダンブルドアは私が親友たちをおとなしくさせられるかもしれないと希望的に考えたのだろうな。言うまでもなく私は見事に失敗したがね」と言いました。これを聞いてハリーは急に気分が晴れ晴れしました。

父さんも監督生じゃなかったんだ。ハリーは突如としてパーティが楽しく感じられました。この部屋にいる全員が二倍も好きになってハリーは自分の皿を思わず山盛りにしたのでした。一方ロンは全く別の話をしていました。

ロンは聞いてくれる人なら誰彼お構いなしに口を極めて新品の箒自慢をしていたというわけなんですよね。

今日の最後に
マッド・アイ・ムーディはウィーズリーおばさんに「兄弟で4番目の監督生よ!」と言われてロンを普通の目で見ましたが魔法の目は横を向きハリーは自分を見ているのではと落ち着かない気分になって逃げたというわけです。

「うむ。めでたい。権威ある者は常にトラブルを引き寄せる。しかしダンブルドアはお前が大概の呪いに耐える事ができると考えたのだろうて。さもなくばお前を任命したりはせんからな」

ムーディは監督生就任のお祝いの言葉としてロンにこう言いました。しかし実はムーディもまた監督生になるのはロンではなくハリーだとそう予想していました。この言葉はロンではなくハリーに対し送る予定の言葉でした。

私はそう思いますね。ムーディもまた監督生に選ばれるのはハリーだと予想していてハリーを想定した上記のお祝いの言葉を用意していた。ところが違っていた。しかしロンだと言われとっさに新しい言葉が浮かばなかった。

だからハリーに言う事にしていたお祝いの言葉をそのままロンに言ってしまったんですよね。ムーディは9ヵ月間自分のトランクに閉じ込められていてホグワーツの教壇に立つ機会がなかったのでロンの事を知りませんでした。

そういう事情でロンのための言葉が思い浮かばなかったんですよね。

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