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朝食を取りにハリーの横に無理やり割り込んで来たフレッドにジョージがハリーたちというよりもハーマイオニーに対して警告を発して来ました。今年ハリーたちは五年目。つまりは通称ふくろう試験と呼ばれる「普通魔法使いレベル試験」の年だからこの1年は悪夢なんだそうです。(全3項目)

3-1.五年目の今年は
ハーマイオニーもその内調子が変わって来る。五年目が始まる。まもなくハーマイオニーもスナックボックスをくれと自分たちに泣きつくであろう。こう言うフレッドにハーマイオニーはこう訊いたというわけなんですよね。

「お伺いしますが何故五年目がずる休みスナックボックスなんでしょう?」

この問いにフレッドは「五年目はO.W.Lつまり普通魔法使いレベル試験の年である」と答えました。それを受けてハーマイオニーが「それで?」と訊いたのに対してフレッドは満足そうにこう回答したというわけなんですよね。

「それで君たちにはテストが控えているのである。教師たちは君たちを徹底的にしごきまくるから神経が擦り減ってしまう事になる」

これを受けてジョージがうれしそうに「俺たちの学年じゃOWLが近づくと半数が軽い神経衰弱を起こしたぜ。泣いたり癇癪を起したりパトリシア・スティンプソンなんかしょっちゅう気絶しかかったな」とそう言ったのでした。

フレッドは思い出を楽しむようにして「ケネス・タウラーは吹き出物だらけでさ。憶えてるか?」と言いました。するとジョージが「あれはお前が奴のパジャマに球痘粉を仕掛けたからだぞ」と突っ込んで訂正をしたのでした。

フレッドはニヤッとして「ああそうだ。忘れてた。なかなか全部は憶えてられないもんだ」と言ったのでした。そして最後にジョージが「とにかくだこの1年は悪夢だぞ。5年生は」と言って思いっ切り脅しをかけたのでした。

その一方でジョージは「テストの結果を気にするならばだがね。フレッドも俺も何故かずっと元気だったけどな」と言いました。要は試験の結果を気にしなければ神経衰弱も癇癪も起こさず元気でいられるというわけですね。

3-2.質問するなかれって?
ロンが「ああ2人の点数は確か3科目合格で2人とも3OWLだっけ?」と言うとフレッドがどうでもいいという口調で「当たり。しかし俺たちの将来は学業成績とは違う世界にあるのだ」と言いジョージが朗らかにこう言いました。

「7年目に学校に戻るべきかどうか2人で真剣に討議したよ」

しかし「何しろ既に」とまで言った所でハリーが目配せをしたのでジョージは口をつぐみました。ハリーは自分が2人に提供した三校対抗試合の優勝賞金の事を言うだろうと思ったのです。ジョージは急いで言い換えました。

「何しろ既にOWLも終わっちまったしな。つまりめちゃめちゃ疲れる魔法テストのN.E.W.T(いもり)なんか本当に必要か?しかし俺たちが中途退学したらお袋がきっと耐えられないだろうと思ってさ」

ジョージが続けて言うには「パーシーの奴が世界一の馬鹿をやった後だしな」との事でした。この夏パーシーは両親のウィーズリー夫妻と仲違いして「隠れ穴」を飛び出し1人でロンドンに住んでいるというわけなんですよね。

「しかし最後の年を俺たちは無駄にするつもりはない。少し市場調査をするのに使う。平均的ホグワーツ生は悪戯専門店に何を求めるかを調査し慎重に結果を分析し需要に合った製品を作る」

大広間を愛おしげに見回しながらフレッドがこう言いました。するとハーマイオニーがまたもそんなフレッドとジョージに対して疑問を示しました。ハリーにとっては極めて際どい内容の疑問だったというわけなんですよね。

ハーマイオニーは2人に疑わしげに「だけど悪戯専門店を始める資金はどこで手に入れるつもり?材料が色々必要になるでしょうし。それに店舗だって必要だと思うけど」と言いました。ハリーは2人の顔を見られませんでした。

顔が熱くなってフォークをわざと落とし拾うのにテーブルの下に潜りました。フレッドが「ハーマイオニー質問するなかれ。さすれば我々は嘘をつかぬであろう」と言うのが聞こえて来てフレッドは続けてこうも言いました。

「来いよジョージ。早く行けば薬草学の前に伸び耳の2~3個も売れるかもしれないぜ」

ハリーがテーブルの下から現れるとフレッドとジョージがそれぞれトーストの山を抱え歩き去るのが見えました。ハーマイオニーはハリーとロンの顔を見ました。そして2人に向かってこう問いかけたというわけなんですよね。

「何の事かしら?質問するなかれって。悪戯専門店を開く資金をもう手に入れたってこと?」

ロンは額に皺を寄せて「あのさ僕もそのこと考えてたんだ。夏休みに僕に新しいドレス・ローブを買ってくれたんだけど一体どこでガリオンを手に入れたか分かんなかった」と言いました。ここでハリーは思ったんですよね。

ハリーは話題を危険水域から逸らせる時が来たと思いました。

3-3.話を悪戯専門店から逸らすため
「今年はとってもきついっていうのは本当かな?試験のせいで?」ハリーがこう問いかけるとロンが「ああそうだな。そのはずだろ?」と答えました。ロンによればOWL(ふくろう)はどんな仕事に応募するか色々と影響をする。

だからとっても大事なんだそうです。今学年の後半には進路指導もあるとビルが言っていたのだそうです。相談をして来年どういう種類のNEWT(いもり)を受けるのかを選ぶとの事だそうです。それから暫く経っての事でした。

「ホグワーツを出たら何をしたいか決めてる?」

「魔法史」の授業に向かうために大広間を出てハリーがロンとハーマイオニーにこう訊きました。ロンが考えながら「いやあまだ。ただ。うーん」と言葉を濁して少し弱気になりました。ハリーは「何だい?」と促しました。

ロンはほんの思いつきだという言い方で「うーん闇祓いなんかかっこいい」と言いハリーは熱を込め「うんそうだよな」と言いました。そう言うハリーにロンはこう応えました。だから言葉を濁したというわけなんですよね。

「だけどあの人たちってほらエリートじゃないか。うんと優秀じゃなゃ」

こう言った後ロンは「ハーマイオニー。君は?」と訊きました。その問いにハーマイオニーは「分らない。何か本当に価値のある事がしたいと思うの」と答えてハリーは「闇祓いは価値があるよ!」と言ったというわけです。

「ええそうね。でもそれだけが価値のあるものじゃない。つまりSPEW(しもべ妖精福祉振興協会)をもっと推進できたら」

ハーマイオニーがまた取り憑かれている屋敷しもべ妖精の事を持ち出したのでハリーとロンは慎重に互いに顔を見ないようにしたというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーは夏休みの後半をグリモールド・プレイス12番地で過ごした時もロンとハーマイオニーに三校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを悪戯専門店の開業資金としてフレッドとジョージに提供した事を打ち明けませんでした。

当然それを2人に打ち明ければハーマイオニーが怒る事が明らかだったからです。さらにそれをハーマイオニーが手紙等でウィーズリーおばさんに知らせれば今度ハリーはおばさんの逆鱗に触れる事になるかもしれませんよね。

いくらハリーに対してはとことん徹底的に甘いおばさんでも「何て事をするんですか!」と「吼えメール」が届くかもしれない。フレッドとジョージをグリモールド・プレイス12番地に連れ帰ってしまうかもしれませんよね。

そして自分たちが開業するなんて諦めなさい。どうしてもそういう商売がしたいと言うのならダイアゴン横丁の「ギャンボル・アンド・ジェイプス悪戯専門店」とかホグズミード村の「ゾンゴ」に就職すればいいじゃないの。

そうおばさんは2人に説教するかもしれませんよね。あるいは最悪の場合フレッドにジョージさらにハリーとの関係にも亀裂が入る。パーシーと同様おばさんと仲違いをするなんて事になってしまう可能性も考えられますよね。

だからハリーはロンと特にハーマイオニーには打ち明けられないというわけなんですよね。
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