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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

翌日に授業が始まってからもハリーを取り巻く状況は悪くなるばかりでした。何と最初の授業でいきなりアンブリッジから罰則を食らったのです。その怒鳴り合いのニュースはホグワーツの基準に照らしても例外的な速さで伝わりました。それに追い打ちをかけたのがアンジェリーナ・ジョンソンでした。(全3項目)

3-1.昼食の席で
こうしてロンをして全部の授業をずる休みしたいと言わしめるほどハリーたちの月曜日の科目は密度が濃くなりましたがハリーは真っ先に地下牢教室を出てロンとハーマイオニーが追いついた時はもう昼食を食べていました。

天井は今朝よりもどんよりとした灰色に変わっていて雨が高窓を打っていました。ハリーの隣に座りシェパード・パイをよそいながらハーマイオニーが「本当に不公平だわ」と言ってハリーを慰めた後続けてこう言いました。

「あなたの魔法薬はゴイルのほどひどくなかったのに。ゴイルが自分のを瓶に詰めた途端に全部割れちゃってローブに火が点いたわ」

ハリーは自分の皿を睨みつけながら「うん。でもスネイプが僕に公平だった事なんかあるか?」と問いかけましたがロンもハーマイオニーも答えませんでした。スネイプとハリーの間の敵意は絶対的なものだったんですよね。

それはハリーがホグワーツに一歩足を踏み入れた時からだったのです。この日スネイプは「このごった煮は全く役に立たない」と一刀両断してハリーの魔法薬を「エバネスコ!消えよ!」と唱えて消し去ってしまったのです。

「私今年は少し良くなるんじゃないかと思ったんだけど」

ハーマイオニーは失望したようにこう言った後「だって。ほら」と言うと慎重にあたりを見回しました。両脇に少なくとも6人分ぐらいの空きがありテーブルのそばを通りかかる人もいないのをハーマイオニーは確かめました。

そしておもむろに「スネイプは騎士団員だし」と言いました。するとロンが偉そうに「毒キノコは腐っても毒キノコ。スネイプを信用するなんてダンブルドアはどうかしてるって僕はずっとそう思ってた」と言ったのでした。

ロンはスネイプが「例のあの人」つまりヴォルデモートのために働くのを辞めたという証拠がないと言うのです。それにハーマイオニーはロンに教えなくともダンブルドアにはきっと十分な証拠があると食ってかかりました。

「あーあ2人とも辞めろよ。いい加減に辞めてくれないか?お互いに角突き合わせてばっかりだ。頭に来るよ」

ロンが言い返そうと口を開いた時ハリーが重苦しい声でこう言いました。ロンもハーマイオニーも怒った顔のまま固まりました。ハリーは食べかけのシェパード・パイをそのままにしてカバンを肩に引っ掛け席を立ちました。

ロンとハーマイオニーのショックを受けた顔がハリーは大満足でした。この後ハリーは「占い学」の教室でロンから自分たちに八つ当たりするのは辞めて欲しいとハーマイオニーが言ったと伝言される羽目になったのでした。

3-2.夕食の席もまた
さらにその日の夜の大広間での夕食もまたハリーにとっては到底楽しいものではありませんでした。アンブリッジとの怒鳴り合いのニュースはホグワーツの基準に照らしても例外的な速さで伝わったというわけなんですよね。

ロンとハーマイオニーに挟まれて食事をしていてもハリーの耳には周り中の囁きが聞こえて来ました。おかしな事にひそひそ話の主は話の内容を当の本人のハリーに聞かれても誰も気にしないようだというそんな有り様です。

逆にハリーが腹を立ててまた怒鳴り出せば直接本人から話が聞けると期待をしているようでした。周囲からはセドリック・ディゴリーが殺害されるのを見たとかヴォルデモートと決闘したと言ってるという声が聞こえました。

そして「まさか」とか「誰がそんな話に騙されると思ってるんだ?」に「まーったくだ」とことごとくハリーの発言を否定する声が聞こえて来ました。ハリーは手が震えナイフとフォークを持っていられなくなるほどでした。

「僕には分らない。2ヵ月前にダンブルドアが話した時はどうしてみんな信じたんだろう」

ナイフとフォークをテーブルに置きながら声を震わせハリーがこう言うとハーマイオニーが深刻な声で「要するにねハリー信じたかどうか怪しいと思うわ」と言うと続けて「ああもうこんな所出ましょう」と言ったのでした。

ハーマイオニーも自分のナイフとフォークを力強く置きましたがロンはまだ半分残っているアップルパイを未練たっぷりに見つめてからハーマイオニーに倣いました。出て行く3人を生徒たちは驚いたように目で追いました。

ハリーが「ダンブルドアを信じたかどうか怪しいってどういう事?」と訊くとハーマイオニーはこう答えました。芝生の真ん中にあなたがセドリックの亡骸をしっかり掴んで帰って来た。迷路の中で起きた事は誰も見ていない。

ダンブルドアがヴォルデモートが帰って来てセドリックを殺害しハリーと戦ったと言った言葉を信じるしかなかった。ただ問題なのは真実が心に染み込む前に夏休みでみんなが家に帰ってしまった事だ。そういう事なのです。

それから2ヵ月も「日刊予言者新聞」でハリーが狂っているとかダンブルドアが老いぼれたと読まされたからなのだそうです。

3-3.火曜日の夕食も憂鬱な気分で
アンブリッジの最初の授業で最悪だったのは翌日の火曜日から今週一杯罰則を食らった事です。それに追い打ちをかけたのが金曜日のキーパーの選抜に何が何でも来いと言ったアンジェリーナ・ジョンソンだったんですよね。

とにかくまっすぐアンブリッジの所に行って金曜日は自由にしてくれって頼むんだ。どんなやり方でも構わない。ヴォルデモートは自分の妄想でしたと言ったっていい。アンジェリーナはこう言い放つと嵐のように去りました。

「あのねえパドルミア・ユナイテッドに連絡してオリバー・ウッドが事故で死んでないかどうか調べたほうがいいな。アンジェリーナに魂が乗り移ってるみたいだぜ」

大広間に入りながらハリーはロンとハーマイオニーにこう言いました。グリフィンドールのテーブルに座りながら期待をしていないかのようにロンがアンブリッジが金曜日に君を自由にしてくれる確率はどうだと訊きました。

ハリーは子羊の骨つき肉を皿に取って食べながら憂鬱そうに「ゼロ以下。でもやってみたほうがいいだろうな。2回多く罰則を受けるからとか何とか言ってさ」と答えると今度は口一杯のポテトを飲み込んで話し続けました。

「今晩あんまり遅くまで残らされないといいんだけど」

何故ならばレポート3つとマクゴナガル先生の「消失呪文」の練習とフリットウィック先生の反対呪文の宿題をやってボウトラックルのスケッチを仕上げそれからトレローニー先生の夢日記とやる事がわんさとあるからでした。

それを聞いてロンは呻きました。そして何故か天井をちらりと見て「その上雨が降りそうだな」と言いました。ハーマイオニーは眉を吊り上げて「それが宿題と関係があるの?」と訊きましたがロンは「ない」と答えました。

即座にそう答えたもののロンの耳は赤くなりました。そしてハリーは5時5分前にロンとハーマイオニーに「さよなら」を言い4階のアンブリッジの部屋に向かいました。とんでもない内容の罰則がハリーを待ち受けていました。

今日の最後に
今年度クィディッチのグリフィンドール・チームのキャプテンになったアンジェリーナ・ジョンソンはアンブリッジに罰則を食らったハリーに何が何でもキーパーの選抜に来いと言い放ちました。どんなやり方でも構わない。

アンブリッジにヴォルデモートは自分の妄想でしたと言っもいいとまで言いました。そう言われてハリーはパドルミア・ユナイテッドに連絡してオリバー・ウッドが事故死していないかどうか調べたほうがいいと言いました。

実はハリーは後にオリバー・ウッドを見ています。ハリーはその時「透明マント」を被っていたのでオリバー・ウッドはハリーに見られた事を知りません。でも生きているのでオリバー・ウッドの魂は乗り移ってはいません。

ここまで熱くなったのはアンジェリーナの性格からという事のようですね。

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