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アンブリッジの罰則は手の甲に刻まれた文字から血が滲み出しやがては流れ出るというおぞましい内容でした。そんな罰則もようやく金曜日で終わりハリーは週末の土曜日を迎えました。そんな土曜日の「日刊予言者新聞」には騎士団に関する記事が2つ掲載されていて・・・(全3項目)

3-1.ようやく土曜日になって
アンブリッジの罰則は手の甲に刻まれた文字から血が滲み出しやがては流れ出るというおぞましい内容でした。しかしそれもようやく金曜日で終わり週末の土曜日にハリーはアンブリッジの事でシリウスに手紙を出しました。

そしてハリーはふくろう小屋でチョウ・チャンに出会いました。ハリーは夢見心地でシリウス宛ての手紙をヘドウィグに持たせた事をすっかり忘れるほどでした。それからハリーは朝食を取りに大広間に向かったんですよね。

グリフィンドールのテーブルでハリーはロンとハーマイオニーの所に座りながら「おはよう」と明るく挨拶しました。ロンは「何でそんなにうれしそうなんだ?」と訊くと驚いて見てハリーは幸せそうにこう答えたのでした。

「う、うん。後でクィディッチが」

ベーコンエッグの大皿を引き寄せているハリーにロンは「ああ。うん」と言った後に食べかけのトーストを下に置いてかぼちゃジュースをがぶりと飲んで口を開きました。金曜日の選抜でロンはキーパーに選ばれていました。

「ねえ。僕と一緒に少し早めに行ってくれないか?ちょっと-え-僕にトレーニング前の練習をさせて欲しいんだ。そしたらほらちょっと勘が掴めるし」

ハリーが「ああオッケー」と応えるとハーマイオニーが真剣な顔で「ねえそんな事駄目よ。2人とも宿題が本当に遅れてるじゃない」と言いました。しかし新聞が届いたのでハーマイオニーの言葉はそこで途切れたんですよね。

朝の郵便が到着しいつものようにコノハズクが「日刊予言者新聞」をくわえてハーマイオニーのほうに飛んで来て砂糖壺すれすれに着地してコノハズクは片脚を突き出しハーマイオニーは革巾着に1クヌートを押し込みました。

新聞を受け取ってコノハズクが飛び立った時にはハーマイオニーは新聞の一面にしっかりと目を走らせていました。ロンがハーマイオニーに「何か面白い記事ある?」と訊くのを聞いてハリーは思わずニヤッとしたのでした。

宿題の話題を逸らせようとロンが躍起になっているのが判ったからです。ハーマイオニーは「ないわ」と答えて溜め息をつきました。妖女シスターズのベース奏者が結婚するというゴシップ記事が載っているだけだそうです。

ハーマイオニーは新聞を広げてその陰に埋もれてしまいました。ハリーはもう一度ベーコンエッグを取り分け食べる事に専念しました。ロンは何か気になってしょうがないという顔で高窓を見つめていました。するとでした。

ハーマイオニーが「ちょっと待って」と突然声を上げたかと思うと「ああ駄目。シリウス!」と言いました。

3-2.騎士団に関する記事が2つ
ハーマイオニーが他ならぬシリウスの名前を口にしたのでハリーは思わず「何かあったの?」と訊いて新聞を乱暴に引っ張ってしまったので新聞は半分に裂けました。ハーマイオニーは心配そうに声を潜め新聞を読みました。

記事によれば魔法省は信頼できる筋からの情報を入手したんだそうです。それは悪名高い大量殺人鬼のシリウス・ブラックは現在ロンドンに隠れている。これを聞いてハリーも低い声ながら怒り狂ってこう言ったんですよね。

「ルシウス・マルフォイ絶対そうだ。プラットホームでシリウスを見破ったんだ」

ロンが驚いて声を上げ「えっ?君まさか」と言ったのでハリーとハーマイオニーが「シーッ」と言って抑えました。ハーマイオニーは記事の続きを読み上げましたが「いつものくだらないやつだわ」と読むのを辞めました。

魔法省は魔法界に警戒を呼びかけている。ブラックは非常に危険で13人も殺害しアズカバンを脱獄したという内容です。ハーマイオニーは新聞の片割れを下に置き怯えたような目でハリーとロンを見るとこう言ったのでした。

「つまりシリウスはもう二度とあの家を離れちゃいけない。そういう事よ。ダンブルドアはちゃんとシリウスに警告してたわ」

ハリーは塞ぎ込んで破り取った新聞の片割れを見下ろしました。そのページの大部分は広告で「マダム・マルキンの洋装店-普段着から式服まで」がセールをやっているようでした。ところがだったというわけなんですよね。

ハリーは「えーっ!これ見てよ!」と言いロンとハーマイオニーが見えるように新聞を平らに広げて置きました。ロンはローブは間に合っていると言いましたがハリーは「違うよ。見て。この小さい記事」と言ったのでした。

それは「魔法省侵入事件」と題した記事で騎士団員で先発護衛隊としてプリベット通り4番地にハリーを迎えにも来たスタージス・ポドモアが8月31日に魔法省に侵入並びに強盗未遂容疑でウィゼンガモットに出廷したそうです。

スタージス・ポドモアは午前1時に最高機密の部屋に押し入ろうとしている所をガード魔ンのエリック・マンチに捕まったんだそうです。弁明を拒んだため有罪になってアズカバンに6ヵ月収監の刑を言い渡されたのだそうです。

ロンは考えながら「スタージス・ポドモア?それ頭が茅葺屋根みたいなあいつだろ?」と言いましたが「騎士団」と口走ったのでハーマイオニーが「ロン。シーッ!」と言って止めるとびくびくとあたりを見回したのでした。

ハリーはショックを受け「アズカバンに6ヵ月!部屋に入ろうとしただけで!」と囁きましたがハーマイオニーによれば事はそんな単純な問題ではないんだそうです。ハーマイオニーはこうヒソヒソ言ったというわけですよね。

「馬鹿なこと言わないで。単に部屋に入ろうとしただけじゃないわ。魔法省で夜中の1時に一体何をしていたのかしら?」

3-3.ハーマイオニーは忘れなかった
ハーマイオニーのこの問いかけを受けてロンが「騎士団の事で何かしてたんだと思うか?」と呟きハリーが考えながら「ちょっと待って。スタージスは僕たちを見送りに来るはずだった。憶えてるかい?」と言ったのでした。

「そうなんだ。キングズ・クロスに行く護衛隊に加わるはずだった。憶えてる?それで現れなかったもんだからムーディが随分やきもきしてた。だからスタージスが騎士団の仕事をしていたはずはない。そうだろ?」

ロンとハーマイオニーがハリーを見てロンがこう言いました。ハーマイオニーは「ええ多分騎士団はスタージスが捕まるとは思っていなかったんだわ」と言いました。それを聞いてロンが興奮しこう声を張り上げたのでした。

「ハメられたかも!いや。判ったぞ!」

ハーマイオニーが怖い顔をしたのでロンはがくんと声を落として「魔法省はスタージスがダンブルドア一味じゃないかと疑った」と言うと「それで。分んないけど」とそう前置きをした上でこう推測を言ったというわけです。

「連中がスタージスを魔法省に誘い込んだ。スタージスは部屋に押し入ろうとしたわけじゃないんだ!魔法省がスタージスを捕まえるのに何かでっち上げたんだ!」

ハリーとハーマイオニーは暫く黙ってロンの言った事を考えました。ハリーはそんな事は考えられないと思いましたがハーマイオニーはかなり感心したようで「ねえ納得できるわ。その通りかもしれない」と言ったのでした。

ハーマイオニーは何か考え込みながら手にした新聞の片割れを折り畳みました。ハリーがナイフとフォークを置くとハーマイオニーはふと我に返ったようにこう言いました。残念ながらロンの望む結果にはなりませんでした。

「さあそれじゃスプラウト先生の自然に施肥する灌木のレポートから始めましょうか。上手く行けば昼食前にマクゴナガル先生の無生物出現呪文に取りかかれるかもしれない」

スタージス・ポドモアについてあれだけの議論を重ねたのにハーマイオニーは宿題の事を忘れてはくれませんでした。上階の寮で待ち受けている宿題の山の事を思うとハリーは良心が疼きました。しかし空は晴れ渡っている。

それもわくわくするような青さでした。しかもハリーはもう1週間もファイアボルトに乗っていませんでした。ハーマイオニーはハリーとロンに「2人ともOWL(ふくろう)に落ちるわよ」と警告しました。それでもだったのです。

今夜やればいいのさ。それに明日つまり日曜日もある。ハーマイオニーは勉強となると熱くなるのが問題さ。こう言いながらハリーとロンはチームに残るためと言ってクィディッチ競技場に向かったというわけなんですよね。

今日の最後に
不死鳥の騎士団のメンバーで前述のように先発護衛隊の1人としてプリベット通り4番地にハリーを迎えに来たスタージス・ポドモアが「侵入並びに強盗未遂容疑」でウィゼンガモットに出廷し有罪判決を受けたんだそうです。

そのためスタージス・ポドモアはアズカバンに6ヵ月収監の刑を言い渡されたんだそうです。スタージス・ポドモアは新学期初日の9月1日もキングズ・クロス駅に行く護衛隊に加わるはずだったのに来なかったというわけです。

ロンはスタージス・ポドモアがダンブルドアの一味つまりは騎士団員だと魔法省が疑った。そこで魔法省はスタージス・ポドモアを騙して押し入ろうとなどしていないのに罪をでっち上げてスタージス・ポドモアを捕まえた。

そしてアズカバン送りにした。そう言っていますが実は違うんですよね。ハリーが懲戒尋問のため魔法省に来た時そこにはルシウス・マルフォイ氏がいました。さらに騎士団員は交代で神秘部の入口の見張りをしていました。

その日つまり8月12日に見張りをしていたのがスタージス・ポドモアだったんですよね。ルシウス・マルフォイ氏はスタージス・ポドモアに「服従の呪文」をかけて例の予言球を奪わせようとしたがその試みは失敗に終わった。

スタージス・ポドモアが新学期初日の護衛の任務に来なかったのはルシウス・マルフォイ氏に「服従の呪文」をかけられて操られていたからでした。それがためにスタージス・ポドモアは来なかったというわけなんですよね。

「服従の呪文」で人を完璧に操るのは実は相当に難しいんですよね。
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