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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ルーナはハリーのインタビュー記事が「ザ・クィブラー」に掲載されるのは来月号になるかもしれないと言いました。ところが何とハリーの記事は3月号に載りました。そのためハリーは不意を衝かれる格好となり困惑気味になりました。そこにやはりという展開で「あの人」がやって来て・・・(全3項目)

3-1.ふくろうの大群が押し寄せて
ハッフルパフ対グリフィンドール戦が行われた日の2日後の月曜日の朝ハリーたち3人が朝食を取りに大広間に入ると同時にふくろう便も着きましたが「日刊予言者新聞」を待っていたのはハーマイオニーだけではありません。

ほとんど全員が脱獄した死喰い人の新しいニュースを待ち望んでいたからでした。目撃したという知らせが多いにも関わらず誰もまだ捕まってはいませんでした。ハーマイオニーは配達ふくろうに1クヌートを支払いました。

そして急いで新聞を広げました。ハリーはオレンジジュースに手を伸ばしました。この1年間ハリーは一度だけシリウスからの至極短い手紙を受け取っただけなので目の前に一羽ふくろうが降り立っても間違いだと思いました。

ハリーは「誰を探してるんだい?」と言い嘴の下から面倒臭そうにオレンジジュースを退けて受取人の名前と住所を覗き込みました。それが何と自分宛てなのでハリーは顔をしかめふくろうから手紙を受け取ろうとしました。

しかしその前に三羽に四羽に五羽と最初のふくろうの脇に別のふくろうが次々と降り立ちバターを踏みつけたり塩を引っくり返したりと自分が一番乗りで郵便を届けようと押し合いへし合いの場所取り合戦を繰り広げました。

ロンが仰天して「何事だ?」と言いました。グリフィンドールのテーブルの全員が身を乗り出して見物する中さらに最初のふくろう群の真っただ中に七羽ものふくろうが着地してまるで阿鼻叫喚の如きの大騒ぎになりました。

「ハリー!私何だか判ったわ。これを最初に開けて!」

ハーマイオニーが羽毛の群れの中に両手を突っ込み長い円筒形の包みを持ったコノハズクを引っ張り出して息を弾ませながらこう言いました。ハリーが茶色の包み紙を破り取ると出て来たのはきっちり丸めたあの雑誌でした。

転がり出て来たのは「ザ・クィブラー」の3月号でした。広げて見ると表紙から自分の顔が気恥ずかしげにニヤッと笑いかけていました。そのハリーの写真を横切り真っ赤な大きな文字でこう書かれていたというわけですよね。

ハリー・ポッターついに語る
「名前を呼んではいけないあの人」の真相-僕がその人の復活を見た夜


3-2.ふくろうの大群が押し寄せて来た理由は?
いつの間にやらグリフィンドールのテーブルにやって来てフレッドとロンの間に割り込んで座っていたルーナが「いいでしょう?」と言ったのでした。この「ザ・クィブラー」3月号は昨日発売されたとの事なんだそうです。

ルーナがお父さんに一部無料でハリーに送るようにと頼んだんだそうです。ルーナはハリーの前でまだ揉み合っているふくろうの群れに手を振りながら「きっとこれ読者の手紙だよ」とそう言ったというわけなんですよね。

ハーマイオニーは夢中で「そうだと思ったわ。ハリー構わないかしら?私たちで」と言いました。ハリーは少し困惑気味で「自由に開けてよ」と言いました。そこでロンとハーマイオニーが封筒を開け始めたというわけです。

「これは男性からだ。この野郎。君がいかれてるってさ。まあしょうがないか」

手紙をちらりと見てロンがこう言いました。ハーマイオニーはがっかりした顔で「こっちは女性よ。聖マンゴでショック療法呪文のいいのを受けなさいだって」と言い2通目を丸めましたがハリーが読んだのは違っていました。

「でもこれは大丈夫みたいだ。ねえ僕のこと信じるって!」

ペイズリーの魔女からの長い手紙を流し読みしていたハリーはゆっくりとこう言いました。フレッドも夢中で開封作業に加わり「こいつはどっちつかずだ」と言いました。つまりは大きく分けると意見は3つになるようですね。

1つ目はハリーの言う事など信じない。2つ目は信じる。そして3つ目はどちらとも言えない。フレッドが開封したのはハリーが狂っているとは思わないがヴォルデモートが戻って来たとは信じたくはないと書いているそうです。

だから今はどう考えていいか分からないのだそうです。フレッドに言わせればこの意見は羊皮紙の無駄遣いだそうです。するとハーマイオニーが興奮して「こっちにもう1人説得された人がいるわ」とそう言って来たのでした。

その人物はハリーの側の話を読み自分は「日刊予言者新聞」がハリーの事を不当に扱ったという結論に達しないわけには行かないと書いていてその人もヴォルデモートが戻って来たとはなるべくは考えたくないと言っている。

それでもハリーが真実を語っている事を受け入れるしかないと言っているんだそうです。ハーマイオニーは「ああ素晴らしいわ!」と感嘆の言葉を漏らしたのでした。一方ロンは丸めた手紙を肩越しに後ろに放り投げました。

その手紙はハリーは頭が変だと書いていたからでした。しかし次のはハリーに説得されたのだそうです。何と彼女は今はハリーが真の英雄だと思っているとの事でした。するとそこに少女っぽい甘ったるい作り声がしました。

「何事なの?」と言われてハリーが封書を両手一杯に抱えて見上げるとアンブリッジがフレッドとルーナの後ろに立っていました。ガマガエルのように飛び出した目がハリーの前のテーブルに散らばった手紙を眺めています。

それとふくろうの群れも眺め回していました。そのまた背後に大勢の生徒がやはり「何事か?」と言いたげに首を伸ばしているのが見えます。アンブリッジはハリーに向かってこう疑問を投げかけて来たというわけですよね。

「どうしてこんなに沢山手紙が来たのですか?ミスター・ポッター?」

アンブリッジはゆっくりとこう言いました。

3-3.アンブリッジが申し上げるには
フレッドは抗議の意を込めて大声で「今度はこれが罪になるのか?手紙を貰う事が?」と言いました。するとアンブリッジは「気をつけないとミスター・ウィーズリー罰則処分にしますよ」と言うとハリーにこう言いました。

「さあミスター・ポッター?」

ハリーは迷いましたが自分のした事を隠し遂せるはずはないと思いました。アンブリッジが「ザ・クィブラー」誌に気づくのはどう考えても時間の問題だ。そこでハリーはアンブリッジに向かってこう答えたというわけです。

「僕がインタビューを受けたのでみんなが手紙をくれたんです。6月に僕の身に起こった事についてのインタビューです」

こう答えながらハリーは何故かしら教職員テーブルに視線を走らせました。ダンブルドアがつい一瞬前まで自分を見つめていたようなとても不思議な感覚が走ったからです。でもダンブルドアはハリーを見ていませんでした。

ハリーが見た時はダンブルドアはフリットウィック先生と話し込んでいるようでした。その一方アンブリッジは声を殊更に細く甲高くして「インタビュー?どういう意味ですか?」と訊いて来てハリーはこう答えたのでした。

「つまり記者が僕に質問して僕がそれに答えました。これです」

ハリーはアンブリッジに「ザ・クィブラー」を放り投げました。アンブリッジは受け取ると表紙を凝視しました。弛んだ青白い顔が醜い紫のまだら色になりアンブリッジは少し声を震わせながら「いつこれを?」と訊きました。

ハリーが「この前の週末ホグズミードに行った時です」と答えるとアンブリッジは怒りで激しく燃え手に持った雑誌を震わせハリーを見上げました。そして小声でハリーにホグズミード行きはもうないとそう告げたのでした。

ハリーには嘘をつかないよう何度も何度も教え込もうとした。その教訓がどうやらまだ浸透していないようですね。そう言うとアンブリッジはグリフィンドールから50点を減点しハリーに1週間の罰則を言い渡したのでした。

アンブリッジは「ザ・クィブラー」を胸許に掻き抱き肩を怒らせ立ち去りました。大勢の生徒の目がその後ろ姿を追いました。そして昼前に学校中に巨大な告知が出ました。それは各寮の掲示板だけではなかったんですよね。

廊下に教室にも貼り出されました。それは「教育令第27号」に則った高等尋問官令で「ザ・クィブラー」を所持しているのが発覚した生徒は退学処分にするという告知だったのです。ところがだったというわけなんですよね。

今日の最後に
ハーマイオニーはこの「教育令第27号」に則った高等尋問官令の貼り紙を見て笑顔を見せました。何故なら学校の先生方と生徒が1人残らず「ザ・クィブラー」を読むためアンブリッジができる事は禁止する事なんだそうです。

ハーマイオニーの指摘は図星でハリーは学校のどこにも雑誌「ザ・クィブラー」を全く見かけなかったというのにありとあらゆる所でインタビューの内容が話題になっているようでハリーの耳にそれが飛び込んで来たのです。

アンブリッジは学校中を「ザ・クィブラー」を探して歩き回りましたが誰もが見つからないように「ザ・クィブラー」に魔法をかけて隠してしまったので見つけられてしまう間抜けなど1人たりともいなかったというわけです。

ここいら辺がアンブリッジは愚かさを極めていると言えるんですよね。ハーマイオニーにも生徒たちにもその行動パターンを見透かされている。つまり敵方の見込み通りになっているのに本人はそれに全く気づいてはいない。

いやはやとまあ呆れ返ると同時に笑ってしまいますよね。(笑)

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