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10月4日が誕生日という事で一昨年から毎年10月に改めてマクゴナガル先生を取り上げています。ハリーはハーマイオニーと共に新学期初日の9月1日にマクゴナガル先生に呼ばれて事務室に行く事となりました。ホグワーツ特急で起きたあの出来事のせいだったんですよね。(全3項目)

3-1.大広間に入った直後に
1才3ヵ月のハリーをヴォルデモートが襲って凋落をして以降は平和そのものだった魔法界に小さなさざ波が立つ事となりました。ヴォルデモートの右腕と言われていたシリウス・ブラックがアズカバンを脱獄したんですよね。

そのため新学期初日の9月1日に生徒たちを運ぶホグワーツ特急にアズカバンの看守の吸魂鬼の捜索が入る事となりハリーは気を失い馬車を降り城に向かう所でドラコ・マルフォイにうれしそうにこう言われる事となりました。

「ポッター気絶したんだって?ロングボトムは本当の事を言ってるのかな?本当に気絶なんかしたのかい?」

そこにルーピン先生が馬車から降りて来て「どうしたんだい?」と声をかけたのでその場は収まりました。ハーマイオニーがロンの背中を突いて急がせました。生徒の群がる石段をハリーたちは群れに混じって上がりました。

そして正面玄関の巨大な樫の扉を通り広々とした玄関ホールに入りました。そこは松明で明々と照らされ上階に通じる壮大な大理石の階段があります。右のほうに大広間への扉が開いていてハリーは流れについて入りました。

「ポッター!グレンジャー!2人とも私の所へおいでなさい!」

大広間の天井は魔法で今日の夜空と同じ雲の多い真っ暗な空に変えられていました。しかしそれを一目見る間もなくハリーとハーマイオニーは誰かにこう呼ばれたのでした。2人が驚いて振り向くとマクゴナガル先生でした。

生徒たちの頭越しに向こうのほうから呼んでいます。マクゴナガル先生は厳格な顔をしていて髪をきっちり髷に結い四角い縁のメガネの奥には鋭い目があります。人混みを掻き分け歩きながらハリーは不吉な予感がしました。

マクゴナガル先生は何故か自分が悪い事をしたに違いないという気持ちにさせるのです。そんなハリーの気持ちを顔の表情から察したんでしょうね。マクゴナガル先生はハリーを安心させるようにこう言ったというわけです。

「そんな心配そうな顔をしなくてよろしい。ちょっと私の事務室で話があるだけです」

3-2.マダム・ポンフリーも来て大騒ぎに
マクゴナガル先生はロンに「ウィーズリーあなたはみんなと行きなさい」と告げハリーとハーマイオニーを引き連れて賑やかな生徒の群れから離れて行きました。ロンはそんな3人の様子をじっと見つめていたというわけです。

ハリーとハーマイオニーはマクゴナガル先生に従いて玄関ホールを横切り大理石の階段を上がって廊下を歩きました。自分の事務室に着くとマクゴナガル先生は2人に座るよう合図して自分も事務机の向こう側に座りました。

小さな部屋には心地よい暖炉の火が勢いよく燃えていました。マクゴナガル先生はハリーに向かってこう唐突に切り出しました。ハリーが答える前に扉を軽くノックする音がして校医のマダム・ポンフリーが入って来ました。

「ルーピン先生が前もってふくろう便をくださいました。ポッター汽車の中で気分が悪くなったそうですね」

ハリーは顔が熱くなるのを感じました。気絶をしたのか何だったのかは別にしてそれだけでも十分恥ずかしいのに呼び出されてさらに校医のマダム・ポンフリーまでもが駆けつけてこんなに大騒ぎするなんてと思ったのです。

「僕大丈夫です。何もする必要がありません」

ハリーはこう答えましたがマダム・ポンフリーはハリーの言葉を無視し「おやまたあなたなの?」と言い屈み込んでハリーを近々と見つめました。そして「さしずめまた何か危険な事をしたのでしょう?」と訊いて来ました。

ハリーが答える代わりにマクゴナガル先生が「ポッピー吸魂鬼なのよ」と答えて2人は暗い表情で目を見交わしました。マダム・ポンフリーは不満そうな声で「吸魂鬼を学校の周りに放つなんて」とそう言ったというわけです。

マダム・ポンフリーはハリーの前髪を掻き上げて額の熱を測りながら「倒れるのはこの子だけではないでしょうよ。そうこの子はすっかり冷え切ってます。恐ろしい連中ですよあいつらは」とそう呟いたというわけですよね。

マダム・ポンフリーは続けて「元々繊細な者に連中がどんな影響を及ぼす事か」とも言いましたがハリーはこの言葉に反発して「僕繊細じゃありません!」と言いました。マダム・ポンフリーはハリーの脈を取り始めました。

それからハリーに向かって「ええそうじゃありませんとも」と上の空で答えました。そんなマダム・ポンフリーにマクゴナガル先生はこうきびきびと訊きました。それを聞いてハリーは弾けるように立ち上がったんですよね。

「この子にはどんな処置が必要ですか?絶対安静ですか?今夜は病棟に泊めたほうがよいのでは?」

病棟に入院させられたなどと聞けばドラコ・マルフォイに何と言われるか?考えただけでもハリーは苦痛だったので立ち上がったんですよね。今度はハリーの目を覗き込もうとしながらマダム・ポンフリーはこう言いました。

「そうね少なくともチョコレートは食べさせないと」

これにハリーは「もう食べました。ルーピン先生がくださいました。みんなにくださったんです」と応えました。マダム・ポンフリーは「そう。本当に?」と言葉を返しつつ満足気でした。そしてこうも言ったというわけです。

「それじゃ闇の魔術に対する防衛術の先生がやっと見つかったという事ね。治療法を知っている先生が」

マクゴナガル先生が「ポッター本当に大丈夫なのですね?」と念を押してハリーは「はい」と答えました。すると今度はハーマイオニーの番のようでマクゴナガル先生はハリーに向かってこう言ったというわけなんですよね。

「いいでしょう。ミス・グレンジャーとちょっと時間割の話をする間外で待っていらっしゃい。それから一緒に宴会に参りましょう」

3-3.マクゴナガル先生と一緒に大広間へ
ハリーはマダム・ポンフリーと一緒に廊下に出ました。マダム・ポンフリーはまだ何やら独り言を言いながら医務室に戻って行きました。ほんの数分待っただけでハーマイオニーが何だかひどくうれしそうな顔で現れました。

その後からマクゴナガル先生が出て来ました。3人で先程上って来た大理石の階段を下りて大広間に戻って来ました。尖った三角帽子がずらりと並んでいました。各寮の長テーブルにはそれぞれの寮生が座っていたんですよね。

テーブルの上に浮いている何千本という蝋燭の灯りに照らされみんなの顔がチラチラと輝いていました。くしゃくしゃな白髪の魔法使いフリットウィック先生が古めかしい帽子と三本脚の椅子を大広間から運び出しています。

それを見てハーマイオニーが小声で「あー組み分けを見逃しちゃった!」と言いました。ホグワーツの新入生は「組み分け帽子」を被って入る寮を決めます。この帽子がその生徒に一番ふさわしい寮を大声で発表するのです。

いつもなら生徒の名前を読み上げるのはマクゴナガル先生なのですが今年度は代わりにフリットウィック先生が務めたというわけです。マクゴナガル先生は教職員テーブルの自分の席へと闊歩して行ったというわけですよね。

そしてハリーとハーマイオニーは反対方向のグリフィンドールのテーブルに極力目立たないようにして歩いて行きました。大広間の後ろのほうを2人が通ると周りの生徒が振り返りハリーを指差す生徒も何人かいたのでした。

ハリーが吸魂鬼の前で倒れたという話がそんなに早く伝わったという事なんでしょうか?ロンが2人の席を取っておいてくれました。ハリーとハーマイオニーはロンの両脇に座りロンがハリーに小声でこう訊いて来たのでした。

「一体何だったの?」

ハリーは耳打ちで説明を始めましたが校長先生が挨拶をするために立ち上がったのでハリーは話を中断しました。ダンブルドア校長は相当の年齢でしたがいつも偉大なエネルギーを感じさせてくれる魔法使いだったんですよね。

しばしば今の時代の最も偉大な魔法使いと称されていますがハリーはそれだからダンブルドアを尊敬しているというわけではありませんでした。ダンブルドアは誰もが自然に信用したくなる気持ちにさせてくれるんですよね。

ハリーはダンブルドアが生徒たちに笑いかけるのを見ながら吸魂鬼がコンパートメントに入って来た時以来初めて心から安らいだ気持ちになっていたのでした。

今日の最後に
ハリーにロンとハーマイオニーの3人が大広間に入った所でマクゴナガル先生がハリーとハーマイオニーを呼んで自分の事務室に連れて来ました。ハリーを呼んだのは吸魂鬼のせいでホグワーツ特急で倒れたからだったのです。

ハリーは大広間でマクゴナガル先生に「私の所においでなさい!」と言われたその瞬間に不吉な予感がしました。マクゴナガル先生は何故か自分が悪い事をしたに違いないという気持ちにさせるからというわけなんですよね。

それと言うのもハリーは授業以外の時にマクゴナガル先生と顔を合せる時には激しく叱責される。つまりは半端なく烈しく怒っているという印象が極めて強いからです。そのインパクトの強烈さは凄まじいほどなんですよね。

ハリーが1年生の時にはハグリッドが法律で禁止されているドラゴン飼育をしてロンの兄のチャーリーの友人に無事渡したものの見つかってしまいマクゴナガル先生は一晩に何とグリフィンドールから「150点」を減点しました。

学期末にも「賢者の石」が今夜狙われると知ってハリーとロンが見張っていた所にマクゴナガル先生が現れて激昂しグリフィンドールから「50点」減点すると警告してハリーとロンはすごすごと談話室に戻る事となりました。

昨年つまり2年生の新学期初日にもハリーはロンと共にアーサー氏所有の空飛ぶフォード・アングリアで校庭に植えられている「暴れ柳」に突っ込むという事件を起こしてしまいマクゴナガル先生を激しく怒らせたんですよね。

とにかくマクゴナガル先生が怒った時は半端なく強烈に激しく怒るのでハリーの印象もまた激しく偏ってしまうというわけなんですよね。
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