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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

クィディッチで初めての敗北を味わい加えてニンバス2000をも失ったハリーだったのですがフレッドとジョージの計らいで何とホグズミードに行く事ができました。ところがハリーがパブ「三本の箒」で合流したロンとハーマイオニーと一緒にバタービールを飲んでいたら・・・(全3項目)

3-1.予想外の思わぬ来客
こうして初めての敗北を味わった上にニンバス2000をも失うという二重の痛手を被ったハリーでしたがフレッドとジョージがさらにその上にホグズミードにも行けないハリーに「忍びの地図」という物を譲ってくれたのです。

この地図にはホグズミードに行く事のできる秘密の抜け穴が記されていました。ハリーはこの地図のお陰でホグズミードに行く事ができロンにハーマイオニーと合流をしてパブ「三本の箒」でバタービールを飲んでいました。

ところがでした。急に冷たい風がハリーの髪を逆立てました。何故なら「三本の箒」の扉が開いていたからです。大ジョッキの縁から戸口に視線を送ったハリーはマクゴナガル先生とフリットウィック先生を見て咽込みました。

舞い上がる雪に包まれてパブに入って来たのです。そのすぐ後ろにハグリッドが入って来ました。ハグリッドはライム色の山高帽に細縞のマント姿の太った男つまり魔法大臣コーネリウス・ファッジと夢中で話していました。

とっさにロンとハーマイオニーはハリーの頭のてっぺんに手を置いてハリーをぐいっとテーブルの下に押し込みました。ハリーは椅子から滑り落ちるとこぼれたバタービールを垂らしながら机の下にうずくまったんですよね。

空になった大ジョッキを手にハリーは先生方とファッジの足を見つめました。足はバーのほうに動いて立ち止まり方向を変えてまっすぐハリーのほうに歩いて来ました。どこかしら頭の上のほうでこう呟くのが聞こえました。

「モビリアーブス!木よ動け!」

そばにあったクリスマス・ツリーが10センチほど浮き上がり横にふわふわ漂ってハリーたちのテーブルの真ん前に軽い音を立てて着地し3人を隠しました。ハーマイオニーが自分たちを隠すためにそうしたというわけですよね。

ツリーの下のほうの茂った枝の間からハリーはすぐそばのテーブルの4つの椅子の脚が後ろに引かれるのを見ました。やがて先生方も魔法大臣も椅子に座り溜め息ややれやれという声が聞こえて来ました。そこに誰か来ました。

来たのはぴかぴかのトルコ石色のハイヒールを履いた当然女性でした。マクゴナガル先生の声が聞こえ「ギリーウォーターのシングルです。私です」と声がしてその次には「ホット蜂蜜酒」が4ジョッキ分注文されたのでした。

ハグリッドは「アイスさくらんぼシロップソーダ唐傘飾りつき」という飲み物を注文しフリットウィック先生が「ムムム!」と唇を尖らせて舌鼓を打ちました。それから魔法大臣は「紅い実のラム酒」を注文したようでした。

3-2.先生方と魔法大臣が「三本の箒」にやって来て
「ありがとうよロスメルタのママさん。君に会えて本当にうれしいよ。君も一杯やってくれ。こっちに来て一緒に飲まないか?」ファッジがこう言ってマダム・ロスメルタは「まあ大臣光栄ですわ」と言葉を返していました。

ピカピカのハイヒールが元気よく遠ざかりまた戻って来るのが見えました。ハリーの心臓は喉のあたりで嫌な感じに動悸を打っています。先生方にとっても今日は今学期最後の週末だったのに何故気づかなかったんだろう?

先生方はどのくらいの時間ここでねばるつもりなんだろう?ハリーが来た秘密の抜け穴の出入り口はハニーデュークスの菓子店の中にあるので菓子店の営業時間中じゃないとハリーは学校に戻れなくなってしまうんですよね。

ハリーの脇でハーマイオニーの足が神経質にぴくりとしました。マダム・ロスメルタが「それで大臣どうしてこんな片田舎にお出ましになりましたの?」と訊きファッジはどうも周囲の様子を伺っている様子だったのでした。

誰かが立ち聞きしていないかをチェックしているようでハリーからはファッジの体が椅子の上で捻じれているのが見えました。それからファッジはマダム・ロスメルタに向かって低い声でこう言ったというわけなんですよね。

「他でもないシリウス・ブラックの件でね。ハロウィンの日に学校で何が起こったのかはうすうす聞いているんだろうね?」

マダム・ロスメルタが「噂は確かに耳にしてますわ」と答えるとマクゴナガル先生が腹立たしげに「ハグリッドあなたはパブ中に触れ回ったのですか?」と言いました。一方マダム・ロスメルタは囁くようにこう訊きました。

「大臣ブラックがまだこのあたりにいるとお考えですの?」

この問いにファッジは「間違いない」ときっぱり答えました。するとマダム・ロスメルタは若干とげとげしく「吸魂鬼が私のパブの中を二度も探し回って行った事をご存知かしら?」と言いさらにこう言ったというわけです。

「お客様が怖がってみんな出て行ってしまいましたわ。大臣商売あがったりですのよ」

ファッジもバツの悪そうな声で「ロスメルタのママさん。私だって君と同じで連中が好きなわけじゃない。用心に越した事はないんでね。残念だがしかたがない」と答え続けてファッジはこう言ったというわけなんですよね。

「つい先ほど連中に会った。ダンブルドアに対して猛烈に怒っていてね。ダンブルドアが城の校内に連中を入れないんだ」

すると今度はマクゴナガル先生がきっぱりと「そうすべきですわ。あんな恐ろしいものに周りをうろうろされては私たち教育ができませんでしょう?」と言いフリットウィック先生がその意見に激しく同意しこう言いました。

「全く以ってその通り!」

フリットウィック先生は大変小柄なので足が下まで届かずぶらぶらしていました。するとファッジが「にも関わらずだ。連中よりもっとタチの悪いものから我々を護るために連中がここにいるんだ」と言いこうも言いました。

「知っての通りブラックの力をもってすれば」

これに対しマダム・ロスメルタは考え深げに「でもねえ私にはまだ信じられないですわ」と言いました。マダム・ロスメルタはどんな人が闇の側に加担しようとシリウス・ブラックだけはそうならないと思っていたそうです。

マダム・ロスメルタはシリウス・ブラックがまだホグワーツの学生だった時の事を憶えているんだそうです。もしあの頃に誰かがシリウス・ブラックがこんな風になると言ったら蜂蜜酒の飲み過ぎだと言ったと思うそうです。

「君は話の半分しか知らないんだよロスメルタ。ブラックの最悪の仕業はあまり知られていない」

ファッジがぶっきらぼうにこう言うとマダム・ロスメルタは「最悪の?」と訊きました。その声は好奇心で弾けそうです。あんなに沢山の可哀想な人たちを殺害したより悪い事なのかという問いにファッジはこう答えました。

「まさにその通り」

「信じられませんわ。あれより悪い事って何でしょう?」と訊くマダム・ロスメルタにマクゴナガル先生が呟くように「ブラックのホグワーツ時代を覚えていると言いましたねロスメルタ」と言いこう訊いたというわけです。

「あの人の一番の親友が誰だったか覚えていますか?」

マダム・ロスメルタは「えぇえぇ」と言うと少し笑いました。何でもマダム・ロスメルタによればその2人はいつも一緒で影と形のようだったんだそうです。ここつまり「三本の箒」には頻繁に来ていたとの事なのだそうです。

あの2人にはよく笑わされた。まるで漫才だった。

それはシリウス・ブラックとジェームズ・ポッターだった。

3-3.もっと悪い話?
例の脱獄犯が自分の父親の一番の親友だったと聞かされハリーは思わず持っていた大ジョッキを落としました。それが大きな音を立てたのでロンがハリーを蹴りました。それを受けマクゴナガル先生はこう言ったのでした。

「その通りです。ブラックとポッターは悪戯っ子たちの首謀者。もちろん2人とも非常に賢い子でした。全くすば抜けて賢かった。しかしあんなに手を焼かされた二人組はなかったですね」

するとハグリッドがクックッと笑って「そりゃわかんねえですぞ。フレッドとジョージにかかっちゃ互角の勝負かもしれねえ」と言ってフリットウィック先生によればブラックとポッターは兄弟のように思えるぐらいだった。

一心同体。全くそうだった。ジェームズ・ポッターは他の誰よりもシリウス・ブラックを信用したんだそうです。それはホグワーツを卒業した後も変わらなかったのだそうです。結婚する時には付き添い役を務めたそうです。

ポッター夫妻はシリウス・ブラックをハリーの名付け親にした。ハリーはもちろん全く知らない。こんな事を知ったらハリーがどんなに辛い思いをするか。だからファッジはこの事をハリーに話していないとの事だそうです。

シリウス・ブラックの正体が「例のあの人」つまりヴォルデモートの一味だったからか?マダム・ロスメルタのこの問いにファッジは声を落として「もっと悪いね」と答えて低い声で先の話を続けたというわけなんですよね。

ポッター夫妻は自分たちがヴォルデモートにつけ狙われていると知っていた。ダンブルドアはヴォルデモートと緩みなく戦っていたので数多の役に立つスパイを放っていた。その内の1人から情報を聞き出したとの事でした。

そこでダンブルドアはジェームズとリリーにすぐに危機を知らせて2人に身を隠すよう勧めた。だがもちろんヴォルデモートから身を隠すのは容易な事ではなくダンブルドアは「忠誠の術」が一番助かる可能性があると言った。

マダム・ロスメルタが息をつめ夢中になって「どんな術ですの?」と訊きました。フリットウィック先生が説明してくれました。何でもこの「忠誠の術」という魔法は恐ろしく複雑な術との事だそうです。こういう魔法です。

1人の生きた人の中に秘密を魔法で封じ込める。選ばれた者は「秘密の守人」として情報を自分の中に隠す。かくして情報を見つける事は「秘密の守人」が暴露もせず口を割らない限りは不可能となるというわけなんですよね。

ヴォルデモートがリリーとジェームズの隠れている村を何年探そうとも例え2人の家の居間の窓に鼻先を押しつけるほど近づいても見つける事はできないそうです。この説明を聞いてマダム・ロスメルタはこう訊いたのでした。

「それじゃブラックがポッター夫妻の秘密の守人に?」

今日の最後に
ハリーたち3人を含めたホグワーツの生徒は3年生になって両親又は保護者が許可証にサインをすればホグズミードに行く事が可能になりますが学校が「この日なら行っても良い」と許可を出さなければ行く事はできません。

でも先生方はいつでも自由に自分が行きたい時に行く事ができますよね。マダム・ロスメルタは10月31日のハロウィンにシリウス・ブラックがホグワーツに侵入した事件の事を知っているかと問われてこう答えていますよね。

「噂は確かに耳にしてますわ」

するとマクゴナガル先生はハグリッドに「あなたはパブ中に触れ回ったのですか?」と腹立たしげに訊いています。つまりマクゴナガル先生はホグズミードに侵入事件の事を吹聴したのはハグリッドだとそう考えたようです。

ここから私が感じられるのはハグリッドはどうやら結構頻繁にホグズミードに来ている。しかしその一方でマクゴナガル先生のほうはあまりホグズミードに来ない。一体全体どうしてそのような差が出て来るんでしょうね?

それは私はハグリッドは1人でも来る。それに対してマクゴナガル先生は一緒に行く誰かがいない限りはホグズミードには行かない。今回は魔法大臣コーネリウス・ファッジにフリットウィック先生とハグリッドが一緒だった。

だからマクゴナガル先生は今日はホグズミードに来たというわけなんですよね。

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