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レイブンクローに勝利して何とか優勝戦線に踏み止まったグリフィンドールでしたが優勝杯を獲得するためには大きな壁が立ち塞がっていました。優勝杯を獲得できるか否かはシーカーのハリーの双肩にかかっていたというわけなんですよね。それはハリーがスニッチを取る事で・・・(全3項目)

3-1.いよいよグリフィンドール対スリザリン戦
こうしてグリフィンドールはレイブンクローに「230対30」で勝利しました。そしてイースター休暇明け最初の土曜日にグリフィンドール対スリザリン戦が行われましたがグリフィンドールは大きな壁が立ち塞がれていました。

これまでの2試合でスリザリンはきっちり「200点」リードしていました。ウッドは選手に耳にタコができるほど言い聞かせて来ました。つまり優勝杯を手にするにはそれ以上の点差を広げて勝つしかないというわけですよね。

つまり優勝できるか否かはハリーの双肩にかかっているのです。何故ならばハリーがスニッチを取る事で「150点」を獲得できるからです。そこでウッドはハリーに対して口を酸っぱくしてこう言ったというわけなんですよね。

「いいか。スニッチを掴むのは必ずチームが50点以上差をつけた後だぞ」

さもないと試合に勝っても優勝杯は逃してしまう。ウッドはハリーが「判ってるったらオリバー!」と叫ばせるほど何度も何度も繰り返しこの事をハリーに言って聞かせました。そしてついに試合当日がやって来たのでした。

怒涛のような歓声の中グリフィンドールの選手はピッチに出て来ました。観衆の四分の三は真紅の薔薇飾りを胸につけグリフィンドールのシンボルのライオンを描いた旗を振るか横断幕を打ち振っていたというわけですよね。

「行け!グリフィンドール!」とか「ライオンに優勝杯を!」などです。しかしスリザリンのゴール・ポストの後ろでは200人の観衆が緑のローブを着てスリザリンの旗にシンボルの銀色の蛇を煌かせていたというわけです。

スネイプは一番前列に陣取って同じ緑をまとい暗い笑みを漂わせていました。いつものように解説役のリー・ジョーダンの声が響きました。リーがグリフィンドール・チームをこう紹介するとブーイングで掻き消しました。

「ホグワーツに何年に一度出るか出ないかのベスト・チームと広く認められています」

両チームのキャプテンのフリントとウッドはフーチ先生の「キャプテン握手して!」の言葉と合図で歩み寄って互いの手をきつく握り締めました。それはまるで互いの指をへし折ろうとしているかのようです。そしてでした。

フーチ先生が3つ数えてホイッスルを鳴らし試合は始まりました。その音は歓声で掻き消されたのでした。

3-2.いよいよ試合が始まって
こうして試合は始まりアンジェリーナがブラッジャーをかわすとゴールしてグリフィンドールが先制しました。アンジェリーナはフィールドの端からぐるりと旋回しながらガッツポーズをして真紅の絨毯が歓声を上げました。

「アイタッ!」

マーカス・フリントがアンジェリーナに体当たりをかませてアンジェリーナは危うく箒から落ちる所でした。観衆が下からブーイングしてフリントは「悪い!悪いな見えなかった!」と言いました。その次の瞬間の事でした。

フレッドがビーターの棍棒をフリントの後頭部に投げつけてフリントはつんのめって箒の柄にぶつかると鼻血を出しました。フーチ先生はフリントとフレッドの両選手がした行為に対して両チームにペナルティを課しました。

「そりゃないぜ。先生!」

フレッドはこう喚きましたがフーチ先生はホイッスルを鳴らしアリシアがペナルティ・スローのため前に出ました。競技場が一斉に沈黙に覆われる中リーが「行け!アリシア!」と叫びました。そしてだったというわけです。

「やったー!キーパーを破りました!20対0グリフィンドールのリード!」

今度はフリントがまだ鼻血を出しながらペナルティ・スローのために前に飛びました。ウッドはフリントのゴールを阻止してスコアは「20対0」と変わりませんでした。ハリーはほっとしてその場を立ち去ったというわけです。

そしてあたりに目を配りスニッチを探しました。その間もリーの解説を一言も聞き漏らさないよう注意しました。グリフィンドールが50点を超えるリードをするまではマルフォイをスニッチに近づかせてはならないからでした。

スリザリンのチェイサーのモンタギューがケイティの前方に回り込みクアッフルを奪う代わりにケイティの頭をむんずと掴みました。ケイティは空中でもんどり打ちましたが何とか箒からは落ちずに済みました。そしてです。

ケイティはクアッフルは取り落してしまいました。フーチ先生のホイッスルがまた鳴り響き下から飛び上がって叱りつけました。ケイティがスリザリンのキーパーを破ってペナルティー・スローを決めリーはこう言いました。

「30対0!ざまぁ見ろ汚い手を使いやがって。卑怯者」

ここで試合が始まってから初めてマクゴナガル先生が口を挟んで「ジョーダン公平中立な解説ができないなら」と言いましたがリーは「先生ありのまま言ってるだけです!」と言葉を返したんですよね。そしてだったのです。

ハリーは興奮でドキッとしました。スニッチを見つけたのです。グリフィンドールの3本のゴール・ポストの1本の根元で微かに光っています。しかしまだ30点しかリードしていないのでハリーは掴むわけにはいかないのです。

でももしマルフォイが気づいたら?ハリーは急に何かに気を取られたふりをしてファイアボルトの向きを変えスピードを上げて反対方向のスリザリンのゴールに向かって飛びました。ハリーのこのプレイは上手く行きました。

マルフォイはハリーがそっちにスニッチを見つけたと思ったようで後をつけて疾走して来ました。ヒューッと音を立てブラッジャーがハリーの右耳を掠めて飛んで行きました。スリザリンの両ビーターがハリーを狙いました。

デリックとボールでした。

3-3.最悪の泥試合
もう1個のブラッジャーがハリーの肘をこすりました。ハリーは2つ目のブラッジャーを打ったボールとデリックが棍棒を振り上げ自分めがけて飛んで来るのをちらりと目にしぎりぎりの所でファイアボルトを上に向けました。

ボールとデリックは嫌な音を立てて正面衝突しました。スリザリンの2人のビーターが頭を抱えてふらふらと離れるのを見てリーが「ハッハーだ!」と叫びました。さらにはリーはスリザリンの2人のビーターにこう言いました。

「お気の毒さま!ファイアボルトに勝てるもんか。顔を洗って出直せ!」

しかしこの後リーはクアッフルを持っていてフリントにマークされているアンジェリーナに対して「奴の目を突いてやれ!」と口走ってしまい慌てて「ほんの冗談です。先生。冗談ですよ」と言い訳をする羽目になりました。

この後フリントが今度はルール違反をせずにアンジェリーナからクアフッルを取りゴールを決めたのでスリザリン側から大きな歓声が沸き起こりました。スリザリンが得点したのでリーは散々悪態をついてしまったのでした。

「すみません先生。すみません!二度と言いませんから!さてグリフィンドール30対10でリードです。ボールはグリフィンドール側」

マクゴナガル先生は魔法のマイクをリーからひったくろうとしました。そのためにリーはこのように二度としませんと平謝りに謝らなければなりませんでした。一方試合はハリーが参加した中では最悪の泥試合となりました。

グリフィンドールが早々とリードを奪って頭に来たスリザリンはクアフッルを奪うためならば手段を選ばないという戦法に出て来てボールはアリシアを棍棒で殴り「ブラッジャーと間違えた」と言い逃れをしようとしました。

その仕返しにジョージはボールの横っ面に肘鉄を食らわせました。フーチ先生はまた両チームからペナルティを取ってウッドが二度目のファイン・プレーでスコアは「40対10」とグリフィンドール30点のリードになりました。

スニッチはまた見えなくなりました。ハリーは試合の渦中から離れて舞い上がりスニッチを探しましたがマルフォイはまだハリーに密着していました。そして今度はケイティがゴールを決めスコアは「50対10」になりました。

スリザリンが得点の仕返しをするかもしれないとフレッドとジョージが棍棒を振り上げてケイティの周りを飛び回りました。それを見てボールとデリックが2人がいない隙にとウッドをブラッジャーで狙い撃ちしたのでした。

2個とも続けてウッドの腹に命中しウッドは「ウッ」と言って宙返りし辛うじて箒にしがみつきました。これも当然の如くペナルティ・スローというわけです。

今日の最後に
解説役のリー・ジョーダンにはグリフィンドール贔屓の実況は絶対許さない。これがマクゴナガル先生の方針というわけなんですが今日はグリフィンドール対スリザリン戦という事でリーもつい口が滑ってしまうんですよね。

しかしリーがウッドの事を素晴らしいキーパーだと称賛してもマクゴナガル先生は口を挟みませんでした。確かにオリバー・ウッドは後にプロのチームに入るほど素晴らしいキーパーなので許せる発言という事なんでしょう。

マクゴナガル先生はリーの「お気の毒さま!ファイアボルトに勝てるもんか。顔を洗って出直せ!」という発言にも口を挟まず異議を唱えませんでした。ファイアボルトも素晴らしい箒なので許せるという事なんでしようか。

しかしこの後の泥試合となったグリフィンドール対スリザリン戦はマクゴナガル先生もまた冷静ではいられなくなり激昂する展開が待ち受けているというわけなんですよね。かつて例がないというプレイが出て来るからです。
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