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ハリーはクィディッチ・ワールドカップ観戦のために「隠れ穴」に帰省していたビルと初めての対面を果たしました。そしてハリーにとっては大変驚く形で学期末に何とホグワーツで再会する事になったんですよね。それは三大魔法学校対抗試合の最終課題が行われる日の事でした。(全3項目)

3-1.キングズ・クロス駅で
こうしてクィディッチ・ワールドカップを観戦するためにビルとチャーリーは「隠れ穴」に帰省したのでハリーは2人との初対面を果たす事となりました。ビルとチャーリーは9月に入っても休暇中でまだ家にいたのでした。

そのため2人ともホグワーツに戻る在校生一行をキングズ・クロス駅まで見送る事にしました。ハリーたち3人が 9と3/4番線に一番乗りで入ると紅に輝く蒸気機関車ホグワーツ特急はもう入線していたというわけなんですよね。

ハリーたちは席探しを始めまもなく列車の中程に空いたコンパートメントを見つけ荷物を入れました。それからホームにもう一度飛び降りウィーズリーおばさんにビルとチャーリーにお別れの挨拶をしたというわけですよね。

「僕みんなが考えてるより早くまた会えるかもしれないよ」

チャーリーが在校生一行にこう言うのでフレッドが「どうして?」と突っ込みました。するとチャーリーは「今に判るよ」と答えました。何でもチャーリーがこう言った事は魔法省が解禁するまでは機密情報なんだそうです。

「ああ僕も何だか今年はホグワーツに戻りたい気分だ」

ビルもまたこう言うと羨ましそうな目で汽車を見ました。そこでジョージは知りたくて堪らないといった感じで「どうしてさ?」と訊きました。その問いに対してビルは目を輝かせながらこう答えたというわけなんですよね。

「今年は面白くなるぞ。いっそ休暇でも取って僕もちょっと見物に行くか」

すると今度はロンが「だから何をなんだよ?」と訊きました。しかしその時汽笛が鳴ってウィーズリーおばさんがみんなを汽車のデッキへと追い立てました。さらには今年ホグワーツではクリスマスにも何かがあるようです。

おばさんがクリスマスもお招きしたいけどきっとみんなホグワーツに残りたいと思うでしょうと言ったからです。結局ビルもチャーリーもウィーズリーおばさんも今年ホグワーツで一体何が起こるのか教えてくれませんでした。

それが百年以上ぶりに復活開催される三大魔法学校対抗試合だとハリーたち在校生一同はダンブルドア校長の口から聞かされたというわけなんですよね。そしてクリスマスはそれを記念するダンス・パーティがあったのです。

3-2.驚きの再会
今年ホグワーツでは三大魔法学校対抗試合が百年以上ぶりに復活開催される。今年は面白くなる。できる事なら休暇を取って見物に行きたい。ビルがそう言っていたら何と学校のほうから来ませんかと招待が来たんですよね。

心ならずも4人目の代表選手になってしまったハリーの家族として招待されたのです。ビルにしてみれば何が幸いするか分らないといった心境だったんでしょうね。でもそのハリーのほうは大いに戸惑ったというわけですよね。

代表選手は学期末試験を免除されていたのでハリーは試験の時間には教室の一番後ろに座り最終課題のための新しい呪文を探していました。課題当日もそのつもりだったのですがマクゴナガル先生がこう声をかけて来ました。

「ポッター代表選手は朝食後に大広間の脇の小部屋に集合です」

課題が始まるのは夜なのでハリーが「でも競技は今夜です!」と反論するとマクゴナガル先生は判っていますと応えた後に代表選手の家族が招待されて観戦に来ている。皆さんに挨拶する機会だとそう言ったというわけです。

ハリーは唖然としました。ハリーが家族と言われて思い浮かぶのはダーズリー一家しかいません。ダーズリー一家は全員がマグルなのでホグワーツに来るなんて事があるのだろうかとハリーは大いに戸惑ったというわけです。

朝食を済ませてもハリーは動きませんでした。小部屋に入りたくないと思ったのです。家族なんていない。少なくとも自分が命を危険に晒して戦うのを見に来てくれる家族などいない。ハリーは図書室に行こうと思いました。

これまで通り呪文の復習をしようと思ったのです。ところがハリーが立ち上がりかけたその時に小部屋の扉が開いてホグワーツのもう1人の代表選手のセドリック・ディゴリーがハリーに向かってこう声をかけて来たのでした。

「ハリー来いよ。みんな君を待ってるよ!」

ハリーは全く当惑しながら立ち上がりました。ダーズリー一家が来るなんてあるのだろうか?ハリーは大広間を横切ると小部屋の扉を開けました。その招待客は暖炉の前でハリーににっこりと笑いかけていたというわけです。

ハリーも思わず笑顔を返しながら近づいて行きました。ハリーの家族として呼ばれていたのはウィーズリーおばさんとビルでした。ウィーズリーおばさんは興奮しながらこう言いました。そしてハリーの頬にキスをしました。

「びっくりでしょ!あなたを見に来たかったのよハリー!」

ビルはハリーと握手しながら「元気かい?チャーリーも来たがったんだけど休みが取れなくてね。ホーンテールとの対戦の時の君は凄かったって言ってたよ」と言いました。そんなビルにハリーはこう言ったというわけです。

「本当にうれしいです。僕一瞬考えちゃった。ダーズリー一家かと」

ビルは小部屋の中を見回しながら「学校はなつかしいよ。もう5年も来てないな」などと言ったのでした。ハリーはビルに「案内してくれるかハリー?」と言われて陽光が一杯の校庭を2人を案内して回ったというわけですよね。

ハリーはボーバトンの馬車やダームストラングの船を見せたりしてとても楽しく時を過ごしました。昼食の時にはロンに加えてフレッドにジョージにジニーも来て隣に座りハリーは「隠れ穴」にいるような楽しい気分でした。

夕方の試合を心配する事さえ忘れる程でした。

3-3.ヴォルデモートの復活を受けて
何故ハリーは4人目の代表選手になったのか?それはヴォルデモートが復活するための布石だったんですよね。ハリーを三校対抗試合の代表選手にし必ず優勝させ優勝杯を「移動キー」にしてヴォルデモートの所へ連れて行く。

ヴォルデモートが体を取り戻すためには「敵の血」つまりハリーの血が必要だったからです。ハリーは命からがらホグワーツに戻って来ました。そしてダンブルドアと犬の姿のシリウスに付き添われ医務室にやって来ました。

ところがだったのです。魔法大臣コーネリウス・ファッジは馬鹿馬鹿しいと言ってハリーのヴォルデモートが復活し肉体を取り戻したという話を真っ向から否定しました。驚いた事にファッジは微笑みさえ浮かべていました。

ダンブルドアにマクゴナガル先生がいくら言葉を尽くして説明してもスネイプが腕に焼きつけた「闇の印」を見せてもファッジは説得に応じませんでした。最終課題当日の「日刊予言者新聞」を読んだからだったんですよね。

ファッジはダンブルドアに言いました。あなたはハリーに関する事実を幾つか隠していた。それはハリーが蛇語使いだという事やハリーが城のいたる所でおかしな発作を起こす事だ。そのためハリーは信用できないそうです。

ファッジはヴォルデモートの復活を否定しハリーやダンブルドアと袂を分かつ事になりました。ファッジが医務室から出て行くとダンブルドアはハリーのベッドの周りにいる人々のほうに向き直りこう言ったというわけです。

「やるべき事がある。モリーあなたとアーサーは頼りにできると考えてよいかな?」

ウィーズリーおばさんは「もちろんですわ」と答えました。ファッジがどんな魔法使いかアーサー氏はよく知っているんだそうです。アーサー氏はマグル好きだから魔法省ではここ何年も昇進できなかったとの事だそうです。

ファッジはアーサー氏が魔法使いとしてのプライドに欠けていると考えているとおばさんは言いました。ダンブルドアは「ではアーサーに伝言を送らねばならぬ」と言いました。その理由をダンブルドアはこう説明しました。

「真実が何かを納得させる事ができる者にはただちに知らさなければならぬ。魔法省内部でコーネリウスと違って先を見通せる者たちと接触するにはアーサーは格好の位置にいる」

するとビルが立ち上がって「僕が父の所に行きます。すぐ出発します」と言いました。ダンブルドアは「それは上々じゃ。アーサーに何が起こったかを伝えて欲しい。近々わしが直接連絡すると言うてくれ」と言いました。

「ただしアーサーは目立たぬように事を運ばねばならぬ。わしが魔法省の内政干渉をしているとファッジにそう思われると」

さらにダンブルドアはこう言いビルは「僕に任せてください」と応えるとハリーの肩を叩き母親の頬にキスして足早に部屋を出て行ったというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーもウィーズリー家の他の面々からビルの事は魔法界唯一の銀行グリンゴッツに勤めているとかふくろう試験では12科目全て合格だったとか聞かされて「日刊予言者新聞」の記事で「呪い破り」をしていると読みました。

でも初めて会ったのはクィディッチ・ワールドカップ観戦のためビルが「隠れ穴」に帰省していた時で14才になったばかりの時でした。そしてビルは三校対抗試合の最終課題の際に家族として招待されたというわけですよね。

つまりハリーがビルと初めて会った時からまだ1年と経っていないんですよね。ハリーがビルと共に過ごした時間は1ヵ月にも満たない短い期間でした。そんなビルを家族として招待するなんて今にして思えば大胆不敵ですよね。

しかしビルは規則を守る事に関してはパーシーやハーマイオニーほどに熱心ではなくフレッドにジョージとの関係も極めて良好です。つまりビルは極めて柔軟な考えの持ち主なのでハリーとの関係もまた極めて良好ですよね。

だからこそヴォルデモートが復活したというハリーの話も信じ父親のアーサー氏にそれを伝えるため即座に動いたというわけなんですよね。
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