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ビルに「判った。どちらと先に話したい?」と問われてハリーは迷った末にグリップフックと話すと答えました。そしてハリーはグリップフックに「僕はグリンゴッツの金庫破りをする必要があるんだ」と言ってロンとハーマイオニーを驚かせました。その理由は?(全3項目)

3-1.金庫破りをするために
「判った。どちらと先に話したい?」ビルにこう問われてハリーは迷った末にグリップフックと先に話すと答えました。それは事実上「死の秘宝」か「分魂箱」のどちらを追求するのかの選択を迫る問いかけだったからです。

ハリーは「分魂箱」を選んだのです。ハリーがその一言を言った瞬間にロンとハーマイオニーはハリーがおかしくなったのではないかという表情でハリーを見つめました。ハリーが発したその一言とはこれだったんですよね。

「僕はグリンゴッツの金庫破りをする必要があるんだ」

僕たちを助けてくれる?小鬼の助けなしに押し入るなんてとても望みがない。君だけが頼りなんだ。ハリーはグリップフックにこう言ってレストレンジ家の金庫を破る手伝いをして欲しいと懸命に頼み込んだというわけです。

グリップフックは腹立たしい答え方で「考えてみましょう」と言いました。何故レストレンジ家の金庫破りをする必要があるのか?それはレストレンジ家の金庫にヴォルデモートの分魂箱があるからというわけなんですよね。

ハリーがオリバンダー翁と話をするのを後回しにしたため「死の秘宝」の1つ「ニワトコの杖」はヴォルデモートに奪われてしまいました。その杖はダンブルドアの亡骸と共にホグワーツに埋葬されていたというわけですよね。

「結論が出ました。ハリー・ポッター」

グリップフックはこう切り出して自分の決意をハリーに言いました。グリンゴッツの小鬼たちはこれを卑しい裏切りと考えるでしょうが自分はあなたを助ける事にしました。ただしその見返りに代償をいただくと言いました。

それはグリフィンドールの剣なんだそうです。

3-2.誰も何も
グリップフックによればあの剣はラグヌック一世の物だったのをゴドリック・グリフィンドールが奪ったんだそうです。だから返して欲しいとグリップフックはそう言うのです。けれども剣は分魂箱を破壊するのに必要です。

そこでハリーは考えました。剣を返すとグリップフックに言おう。ただし剣は分魂箱を破壊するのに必要だから「いつ返すのか?」ははっきりとは言わないようにしよう。全ての分魂箱を破壊したその時には返す事にしよう。

ハーマイオニーは「気に入らないわ」と言いハリーも「僕だってあんまり」と感心しない事は認めました。しかしロンは「いや僕は天才的だと思う」と言って大賛成してくれました。こうして契約成立という事になりました。

グリップフックがレストレンジ家の金庫に入ったのは贋物のグリフィンドールの剣を入れたその時一度だけだったのだそうです。そこは一番古い金庫の1つで一番深い所に隠され一番大きく守りも一番堅いとの事だそうです。

一番ばかりというわけです。次から次へと難題が出て来て4人の協議は何週間にも及びました。問題はそれだけではありませんでした。グリップフックは脚が治ってからも自分の部屋に食事を運ぶ待遇を要求し続けたのでした。

体が弱っているオリバンダー翁もそうだったからでした。しかし食事を運ぶフラーの怒りがついに爆発してビルが特別扱いは続けられないと言い渡したのでグリップフックはみんなと一緒に食事をするのを嫌々承知しました。

ただし同じ食べ物は拒み代わりに生肉の塊や根菜類に茸類を要求しました。ハリーは責任を感じました。聞きたい事があるのでグリップフックを「貝殻の家」に残せとそう言い張ったのは結局ハリーだったからなんですよね。

おまけにウィーズリー一家が全員隠れなくてはならなくなったのもビルにフレッドとジョージそれにアーサー氏が全員仕事に行けなくなったのも自分のせいとハリーは思いました。ビルもハリーの事を心配しているようです。

ハリーたち3人が食事の時しか姿を現さなくなったので「貝殻の家」の他の住人も何事か起こっている事に気づかないわけはありませんでした。しかし誰も何も訊きはしませんでした。それでもだったというわけなんですよね。

ハリーは食事のテーブルで考え深げな目で心配そうに自分たち3人を見ているビルの視線を頻繁に感じていました。私はビルは「伸び耳」を使ってハリーたちがグリップフックと何を話しているのかを聞いていたとそう思います。

ビルはハリーたちとグリップフックが話し合っているその協議内容がグリンゴッツの金庫破りの事だと知っていたとそう思いますね。

3-3.ビルの助言
そしてそれはビルがオリバンダー翁をミュリエルおばさんの家に送り届けたその直後の事です。リーマス・ルーピンがやって来て「男の子だ!ドーラの父親の名前を取ってテッドと名付けたんだ!」と大声で叫んだのでした。

つまりトンクスが赤ちゃんを産んだというわけです。突然舞い込んだ吉報にグリップフック以外の一同は大騒ぎになりました。そしてハリーにとっても意外で驚く事に何とハリーが名付け親に指名されたというわけですよね。

「いや。いや。本当にもう帰らなければ」もう一杯と勧められるワインを断ってルーピンは帰って行きました。テーブルを片付けるのを手伝ってビルとハリーは一緒に台所に入りました。するとビルは背後の扉を閉めました。

「君と2人だけで話をしたかったんだよハリー。こんなに満員の家ではなかなかチャンスがなくてね」

こう言った後ビルは躊躇したその後ハリーに「君はグリップフックと何か計画しているね」と言いました。疑問ではなくて確信のある言い方でした。ハリーは敢えて否定はせずにビルの顔を見つめると次の言葉を待ちました。

ビルは「僕は小鬼の事を知っている」と口火を切りました。それはホグワーツを卒業してからずっとグリンゴッツで働いて来たからなんだそうです。ビルはハリーに対してこのように問いかけて来たというわけなんですよね。

「グリップフックに何を要求した?見返りに何を約束した?」

ハリーが「話せません」と答え「ご免なさい」と謝るとビルは「それならこれだけは言っておかなければ」と前置きをして話し始めました。グリップフックと取引き特に宝に関する取引きをしたら特別に用心する必要がある。

小鬼の所有や代償に報酬に関する考え方はヒトと同じではないそうです。それは相手は種類が違う生き物だからなのだそうです。特にグリンゴッツの小鬼にはその傾向が最も強く金貨や宝に関しては魔法使いは信用できない。

そういう不信感があるんだそうです。魔法使いは小鬼の所有権を尊重しない。そう言われてハリーは「僕は尊重します」と言いかけたのですがビルは首を振ってハリーは分ってはいないとそう言ったというわけなんですよね。

小鬼にとってはどんな品も正当な真の持ち主はそれを作った者であり買った者ではない。買った場合は金を払った者に貸したと考えるだろうとビルは言うのです。だから買った者が死んだら作った者に返さなくてはならない。

小鬼製の品を対価も払わずに魔法使いの手から手へと引き渡す我々の習慣は盗みも同然だとグリップフックはそう考えているのだそうです。ビルは知らないふりをしながら実はもっと多くの事を推測しているのではないか?

ハリーはそう思ったのでした。ビルは最後に「僕が言いたいのは小鬼と約束するなら十分注意しろという事だよハリー。小鬼との約束を破るよりグリンゴッツ破りをするほうがまだ危険性が少ないだろう」と言ったのでした。

ハリーはビルに「判りました。ビルありがとう。僕肝に銘じておく」と応えたというわけなんですよね。

最後に
ウィーズリー一家は男子6人に女子が1人の大所帯です。それは主人公のハリーのために7人それぞれに役割があるからというわけです。そして長男のビルが魔法界唯一の銀行グリンゴッツに勤めているのはこの助言のためです。

そう言っても過言ではないでしょうね。小鬼の考え方は我々魔法使いとは違う。品物の所有権は製作者にあり買っても移らない。したがって買った者が死んだ場合にはその品物は製作者に返さなくてはならないんだそうです。

グリップフックはあの剣はゴドリック・グリフィンドールがラグヌック一世から奪った物だ。小鬼に帰属する品だから返して欲しいとハリーたちに言いました。何故そう言ったのかはビルの説明で判ったというわけですよね。

つまりゴドリック・グリフィンドールが死んだ後も魔法使いの手元に残り続けた。だからグリップフックは「奪った」と言ったというわけです。これであの剣が小鬼の所有物だとグリップフックが主張した理由が判りました。

この事を説明するためにビル・ウィーズリーはグリンゴッツに勤めていたというわけなんですよね。
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