FC2ブログ
ハリーは「呼び寄せ呪文」でファイアボルトを手に入れ「第1の課題」をクリアしました。そして「第2の課題」は何と屋敷しもべ妖精のドビーのお陰で何とかクリアする事ができました。しかしハリーはまたもしなくてもいい事までしてしまったのです。ところがそれが結果オーライでした。(全3項目)

3-1.いくら探しても
日付が変わった午前2時まで懸命に練習して「呼び寄せ呪文」を習得しハリーはファイアボルトを入手して「第1の課題」をクリアしました。そして代表選手が獲得した金の卵には「第2の課題」のヒントが隠されていました。

卵を開くと聞こえて来る咽び泣きのような音は実は水中人の歌でした。ハリーが長らく放っておいたセドリック・ディゴリーのアドバイスを元に監督生用の風呂場の湯船の中で開いてみたらその事が判明したというわけです。

その歌によると水中人が捕えた取り返すべき大切なものを1時間以内に見つけなくてはならないんだそうです。つまりは水の中で1時間生き延びる魔法が必要というわけです。そこでまたもハリーは図書室で探す事となりました。

マッド・アイ・ムーディに助言して貰うまではドラコンを出し抜く方法を図書室で探していたからです。もちろんロンとハーマイオニーも一緒に探しました。ハリーはもう一生図書室は見たくないとうんざりした気分でした。

それでも他に手段を思いつかないのでしかたがありません。またしても埃っぽい本の山に埋もれて酸素なしでも人が生き残れる呪文がないかと探しました。ところがそれが3人がかりで探しても全く見つからなかったのです。

ハリーもロンもハーマイオニーも昼食時に夜に週末全部を通して探しましたがハリーが水中で1時間生き延びてそれを後々の語り種にする事ができるような手段は見つかりませんでした。日にちはどんどんと過ぎて行きました。

再びあの胸騒ぎのような恐怖感がハリーを悩ませ始め授業に集中する事ができなくなりました。校庭の景色の一部として何気なしに見ていた湖が教室の窓近くに座るたびにハリーの目を引くようになったというわけですよね。

あと「2日」に迫った時ハリーはまた食欲がなくなり始めました。そしてそれは「第2の課題」前夜でした。図書室にフレッドとジョージがやって来てマクゴナガル先生がロンとハーマイオニーを呼んでいるとそう言うのです。

ハリーは徹夜でも何でもやってやると「透明マント」を被って図書室に戻りました。そして次の本にこそと何度も何度も自分に言い聞かせハリーは調べ続けました。ところがいつの間にやらハリーは眠り込んでしまいました。

気がつくと朝でした。

ハリーを起こしたのは屋敷しもべ妖精のドビーでした。

3-2.ドビーの手助け
ハリーは「痛いよ。辞めて。アイタッ」と言って目覚めました。ドビーはハリーに「ハリー・ポッターは起きなくてはなりません!」と言いましたが事の状況を理解していないハリーは「突っつくのは辞めて」と言いました。

「ドビーはハリー・ポッターを突っつかないといけません。ハリー・ポッターは目を覚まさなくてはいけません!」

昨年の暮れからホグワーツで働いていたドビーにこう言われてハリーは目を開けました。まだ図書室の中でした。次にドビーは「ハリー・ポッターは急がないといけません!」と言いました。あと10分しかないからだそうです。

あと10分で「第2の課題」が始まります。ドビーにそう言われてハリーは腕時計を見ました。ドビーの言う通りでした。時刻は9時20分過ぎでした。ハリーの胸から胃へ重苦しい大きな物が落ちて行くようでした。そしてでした。

「急ぐのです。ハリー・ポッター!他の代表選手と一緒に湖のそばにいなければならないのです!」

ドビーは袖を引っ張りながらこう必死に訴えましたがハリーは絶望的な声で「もう遅いんだドビー。僕第2の課題はやらない。どうやっていいか僕には」と言いました。ところがそんなハリーにドビーはこう言ったんですよね。

「ハリー・ポッターはその課題をやります!ドビーはハリー・ポッターが正しい本を見つけなかった事を知っていました。それでドビーは代わりに見つけました!」

ハリーは驚いて「えっ?だけど君は第2の課題が何かを知らない」と言いましたが何とドビーは知っているのだそうです。ハリーは湖に入ってウィージーを探し取り戻さなくてはならないとドビーはそう言ったというわけです。

ハリーが「ウィージーって何だい?」と訊くとドビーはセーターをくださったウィージーだと答えました。ハリーは息を呑み「何だって?水中人が取ってったのはロン?」と言いました。ハリーが一番失いたくないものです。

「あなた様はこれを食べるのです」

ドビーはこう言いショートパンツのポケットからねずみの尻尾を団子にしたような灰緑色のヌルヌルした物を取り出しました。湖に入る直前に食べるんだそうです。これは鰓昆布といい水中で息ができるようになるそうです。

本当にそうなの?こう訊くハリーにドビーは職員室でマクゴナガル先生とムーディ先生が課題の事を話しているのを聞いたと答えました。ドビーは以前にハリーを助けようとして結局右腕の骨を失わせてしまったからでした。

ハリーの疑いは消えました。ハリーは走りに走って湖の岸辺に到着しました。そしてドビーのお陰で「第2の課題」をクリアする事ができたというわけなんですよね。

3-3.戻って来て
鰓昆布の効果はハリーが水面に浮き上がる直前に切れました。ハリーは思いっ切り空気を吸い込みました。これまで一度もちゃんと息を吸った事がなかったようなそんな気がしました。それからロンと少女を引き上げました。

すると2人とも目を開けました。少女はフラーの人質でフラーが現れなかったためハリーはロンと一緒に連れて来たのでした。ロンは少女に目を止めるとハリーに「何のためにこの子を連れて来たんだい?」と訊いて来ました。

「フラーが現れなかったんだ。僕この子を残しておけなかった」

ハリーがこう答えるとロンはハリーをドジだと言いました。あの歌を真に受けたのか?ダンブルドアが自分たちを溺れさせるわけないだろ?つまり1時間以内というのは代表選手が制限時間以内に戻るよう歌っていただけだ。

ロンに「英雄気取りで湖の底で時間を無駄にしたんじゃないだろうな」と言われてハリーはロンのその言い方と自分の馬鹿さ加減の両方に嫌気がさしました。そのフラーは湖の岸辺でこう必死に呼びかけていたんですよね。

「ガブリエール!カブリエール!あの子は生きているの?怪我してないの?」

フラーは水魔に襲われて湖底の水中人の住居に辿り着けなかったんだそうです。ダンブルドアが安全対策を講じていて代表選手が現れなかったとしても人質を死なせたりするはずがない。今更ながら気づいたというわけです。

ロンだけを取り返して戻って来れば良かった。そうすれば自分が一番で戻れた。セドリックとクラムは他の人質の事を心配して時間を無駄にするなんて事はしなかった。ハリーは今になって後悔していたというわけですよね。

あなたは自分の人質じゃないのに妹を助けました。フラーにこう言われてハリーは「うん」と応えながらも3人の女の子の人質を全部石像に縛られたまま残してくれば良かったと心からそう思っていたというわけなんですよね。

でも口に出しては言いませんでした。それがそんなハリーの行為をほとんどの審査員は満点に値すると高く評価したのでした。これこそが道徳的な力を示すものなのだそうです。これでセドリックと同点の一位になりました。

今日の最後に
ハリーは歌の内容を真に受けて失ったら取り戻せなくなるとそう思ってフラーの人質のガブリエールも連れて来ました。そしてロンに英雄気取りで時間を無駄にしたと言われて自分の馬鹿さ加減とロンの言い方に怒りました。

でも歌の内容を真に受けていたのはハリーだけでなくフラーもでした。このハリーがした行為のお陰でハリーとフラーの関係は劇的に改善しました。フラーはハリーの事を妹ガブリエールの命の恩人と思うようになりました。

これが後々ハリーにとって恵みをもたらす事になるんですよね。話は変わりますが結局ハリーたちは1時間水の中で呼吸する方法を見つけられませんでした。セドリックはその方法を知っていました。何故その違いは生じた?

私が思うにはセドリック・ディゴリーはミランダ・ゴズホーク著の「基本呪文集」の6学年用か7学年用に載っていたんだとそう思いますね。つまりはセドリックはフリットウィット先生の「呪文学」の授業で習ったのです。

あまりに基本的で至極普通な呪文なので図書室の本には載っていなかったのです。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/2562-79265ba7