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ダンブルドアの尽力でハリーは8月12日に行われた懲戒尋問で無罪放免を勝ち取りホグワーツに戻れる事になりました。しかし例によって例の如くハリーには新たな試練が待ち受けていました。問題になったのは今年度の「闇の魔術に対する防衛術」の教職に着任したドローレス・アンブリッジでした。(全3項目)

3-1.初授業で
こうしてダンブルドアの尽力で8月12日に魔法省の10号法廷で行われた懲戒尋問でハリーは無罪放免を勝ち取りホグワーツに戻れる事になりました。しかしそこではやはり新たな試練が待ち受けていたというわけなんですよね。

それは今学期「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったドローレス・アンブリッジでした。ハリーはその懲戒尋問で魔法大臣コーネリウス・ファッジの右隣にいた魔女が教職員テーブルにいたので驚愕する事となりました。

そのアンブリッジの初授業をハリーは授業が始まった初日に受けました。授業の内容はウィルバート・スリンクハード著の「防衛術の理論」を読むだけで何と一切魔法を使わないのです。つまり杖を使う事がないんですよね。

アンブリッジは理論を十分に勉強すれば試験という慎重に整えられた条件の下で呪文がかけられないという事は有り得ないと言いました。さらに現実社会で襲われるなどという場面はないともアンブリッジはそう言うのです。

あなた方のような子供を誰が襲うと思っているの?こう言うアンブリッジにハリーは思慮深げな声を演じながら「うーむ考えてみます」と言ったその後にもしかしたらそれはヴォルデモートではないかとそう言ったのでした。

ハリーが「ヴォルデモート」の名を口にしたのでロンは息を呑みラベンダー・ブラウンは悲鳴を上げネビルは椅子から横にずり落ちました。しかしアンブリッジはぎくりともせず気味の悪い満足気な表情を浮かべるだけです。

魔法界の人々はほとんどが「ヴォルデモート」の名前を聞くとぎくっとしたりたじろいだり恐怖に身を震わせたりするのにアンブリッシはそんな素振りを全く見せないのです。そしてハリーに向かってこう言ったんですよね。

「グリフィンドール10点減点です。ミスター・ポッター」

こう言った後アンブリッジはヴォルデモートの復活を真っ向から否定しハリーの主張は嘘だと言いました。それにハリーが「嘘じゃない!僕は見た。僕はあいつと戦ったんだ!」と反論するとアンブリッジはこう言いました。

「罰則です。ミスター・ポッター!」

3-2.マクゴナガル先生の助言
この後アンブリッジはマクゴナガル先生宛ての手紙を書いてハリーに渡しハリーはその手紙を持ってマクゴナガル先生の部屋に行きました。ハリーが持って来た手紙を読み終えるとマクゴナガル先生は挑みかかって来ました。

突然「それで?本当なのですか?」と訊かれてハリーは思わず「本当って何が?」と乱暴な言い方をしてしまい「ですか?マクゴナガル先生?」と丁寧な言葉を付け加えました。次にマクゴナガル先生はこう訊いて来ました。

「アンブリッジ先生に対して怒鳴ったというのは本当ですか?」

ハリーは「はい」と答えマクゴナガル先生は次に「嘘つき呼ばわりしたのですか?」と訊きさらに「例のあの人」つまりヴォルデモートが戻って来たのかと訊いて来てハリーの答えはいずれも「はい」だったというわけです。

するとマクゴナガル先生はハリーに向かって「ビスケットをおあがりなさいポッター」と言いました。先生がしかめっ面をしていたので怒られるとそう思っていたハリーは驚いて「おあがり。えっ?」と言ってしまいました。

以前にもこんな事がありました。マクゴナガル先生に鞭打ちの罰則を受けるかと思ったらクィディッチのグリフィンドール・チームのシーカーに抜擢されました。ハリーは先生と向き合って座り生姜ビスケットを摘みました。

今回もあの時と同じで何が何だか分からずに不意打ちを食らったような気がしました。マクゴナガル先生は手紙を置くと深刻な眼差しでハリーを見て「ポッター気をつけないといけません」とそう言ったというわけですよね。

ハリーの知っているいつものマクゴナガル先生の声ではありませんでした。きびきびした厳しい声ではなく低くて心配そうで普段より人間味のこもった声でした。マクゴナガル先生は今度はハリーに向かってこう言いました。

「ドローレス・アンブリッジのクラスで態度が悪いとあなたにとっては寮の減点や罰則だけでは済みませんよ」

ハリーが「どういうこと?」と訊くと先生は急にいつもの口調に戻って「ポッター常識を働かせなさい」と言いハリーにあのアンブリッジはどこから来ているかも誰に報告しているのかも判っているだろうとそう言いました。

マクゴナガル先生はハリーにこうも言いました。手紙には今週あなたに毎晩罰則を科すと書いてあります。アンブリッジはハリーの先生だからハリーに罰則を科す権利がある。マクゴナガル先生は最後にこう言ったのでした。

「いいですか。ドローレス・アンブリッジのそばでは言動に気をつける事です」

こう言われてハリーは激怒して「でも僕は本当の事を言った!ヴォルデモートは戻って来た。先生だってご存知ですしダンブルドア校長先生も知ってる」と反論しました。すると先生は怒ったようにメガネを掛け直しました。

ハリーが「ヴォルデモート」とその名前を口にしたのでマクゴナガル先生はぎくりとたじろぎました。そしてそれは嘘か真かの問題じゃない。ハリーが低姿勢を保って癇癪を抑えておけるかどうかの問題だと言ったのでした。

3-3.夏休みの間に
その日の夜の大広間の夕食はハリーにとって楽しいものではありませんでした。ハリーとアンブリッジの怒鳴り合いのニュースはホグワーツの基準に照らしても例外的な速さで伝わりハリーには周り中の囁きが聞こえました。

いずれの囁きもハリーの言う事など信用できぬと驚き呆れる内容でした。ハリーは両手が震えナイフとフォークを持っていられなくなりテーブルに置いて「僕には分らない」と言ったその後にこう言ったというわけですよね。

「2ヵ月前にダンブルドアが話した時はどうしてみんな信じたんだろう」

ハーマイオニーが深刻な声で言うには「要するにねハリー信じたかどうか怪しいと思うわ」との事でした。それはヴォルデモートが復活した夜代表選手のハリーと他の生徒では状況が全く違っていたというわけなんですよね。

芝生の真ん中にハリーがセドリックの亡骸を掴んで帰って来た。三校対抗試合の「第3の課題」の迷路の中で何が起こったのかを観客席にいた自分たちは誰も見ていない。だからダンブルドアが言った事を信じるしかなかった。

ハリーが大声で「それが真実だ!」と言うとハーマイオニーはうんざりしたようにハリーに「判ってるわよ。お願いだから噛みつくのを辞めてくれない?」と言ったのでした。問題は夏休みの2ヵ月間というわけなんですよね。

真実が心に染み込む前に夏休みでみんなが家に帰ってしまった。それから2ヵ月も「日刊予言者新聞」でハリーが狂っているとかダンブルドアが老いぼれたと読まされた。それがこういう事態を招いているというわけですよね。

そういう事なのだそうです。

今日の最後に
マクゴナガル先生はハリーにドローレス・アンブリッジの大きな問題を2つ指摘しました。1つ目はアンブリッジは魔法省から派遣されて来た。つまりホグワーツで起きた事を魔法大臣コーネリウス・ファッジに報告している。

アンブリッジの授業で態度が悪いとハリーは寮の減点や罰則だけでは済まないとマクゴナガル先生は言いました。それはつまり懲戒尋問ではファッジはハリーをホグワーツ退学に追い込めなかったので今度こそはと思っている。

だからアンブリッジはハリーを退学にしようと虎視眈々とその機会を狙っているというわけです。そして2つ目はアンブリッジはファッジに派遣されてホグワーツに来ているのだからファッジと同意見というわけなんですよね。

ハリーが主張するヴォルデモート復活は嘘だというわけです。そのためマクゴナガル先生はヴォルデモートの復活が嘘か真実なのかという事が問題なのではない。ハリーが癇癪を抑えられるかどうかその事こそが問題なんだ。

そうマクゴナガル先生は言いたいというわけなんですよね。
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