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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

シリウスはヴォルデモートに捕まってはいなかった。これはヴォルデモートがハリーに仕掛けた罠だったのです。そのシリウスはハリーを助けに魔法省に駆けつけて来ました。そしてハリーにとっては大きな犠牲と代償を引き換えにしてヴォルデモートの復活はようやく公になりました。(全3項目)

3-1.アトリウムで
ベラトリックス・レストレンジは逃げてハリーは後を追いました。ハリーはアトリウムでベラトリックスに追いつき大声で「クルーシオ!苦しめ!」と叫びましたがハリーの「磔の呪文」は上手くは行かなかったんですよね。

ベラトリックスは悲鳴を上げると引っくり返りました。ところがネビルのように苦痛に泣き叫んだり悶えたりはしませんでした。ベラトリックスによれば苦しめようと本気でそう思わなくてはならないとの事なんだそうです。

ベラトリックスの応戦は素早くハリーは苦戦を強いられました。ベラトリックスはハリーに一度だけチャンスをやろう。予言を自分に渡せば命だけは助けてやるとそう言いましたがハリーはそれはできないと応えたのでした。

ハリーが「予言はなくなったんだから!」と吼えるように言うと額に激痛が走りました。自分自身と全く関連のない激しい怒りが込み上げて来るのをハリーは感じました。そこでハリーはこう言ったというわけなんですよね。

「それにあいつは知っているぞ!お前の大切なヴォルデモート様は予言がなくなってしまった事をご存知だ。お前の事もご満足はなさらないだろうな?」

「何だって?どういう事だ?」と問うベラトリックスの声が初めて怯えていました。ハリーは予言の球が砕ける時の様子を説明すると最後に「ヴォルデモートは果たして何と言うだろうな?」とベラトリックスに言いました。

ベラトリックスは「嘘つきめ!」と甲高く叫ぶと「アクシオ!予言よ来い!」と繰り返し唱えて予言球を呼び寄せようとしました。しかし既にもう破壊されてしまって存在しない物をいくら呼び寄せても無駄というわけです。

「何にもないぞ!呼び寄せる物なんか何にもない!予言は砕けた。誰も予言を聞かなかった。お前のご主人様にそう言え!」

ハリーがこう言うとベラトリックスは悲鳴を上げて「違う!嘘だ。お前は嘘をついている!ご主人様!私は努力しました。努力いたしました。どうぞ私を罰しないでください」と言いましたがハリーはこう言ったんですよね。

「言うだけ無駄さ!ここからじゃあいつには聞こえないぞ!」

すると甲高い冷たい声が「そうかな?ポッター」と言うのが聞こえて来ました。あまりの傷痕の痛みで目が潤み目を閉じていたハリーは目を開けました。ホールの中央にヴォルデモートが姿を現し杖をハリーに向けています。

ハリーは凍りついたように動けませんでした。

3-2.アルバス・ダンブルドア対ヴォルデモート
ヴォルデモートは非情な赤い目でハリーを睨みつけながら静かに「そうかお前が俺様の予言を壊したのだな?」と言うと開心術でハリーの心を見抜きベラトリックスにハリーは嘘をついていないとそう言ったというわけです。

さらにハリーに自分はこれ以上何もお前に言う事はない。お前は余りにしばしば長きに渡って自分を苛立たせて来たと告げるとハリーに向かって「アバダ・ケダブラ!」と「死の呪文」を放って来たというわけなんですよね。

ハリーは抵抗のために口を開く事さえせず頭は真っ白で杖は下を向いたままでした。ところが黄金の魔法使い像が突如立ち上がり台座から飛び上がるとハリーとヴォルデモートの間に着地して「死の呪文」を撥ね返しました。

ヴォルデモートは「何と?」と言うと周囲に目を凝らして「ダンブルドアか?」と言いました。ハリーは胸を高鳴らせて振り返りました。金色のゲートの前にアルバス・ダンブルドアその人が立っていたというわけですよね。

ヴォルデモートは杖を上げ今度はダンブルドアに向けて「死の呪文」を放ちました。しかしダンブルドアはくるりと一回転して姿を消すと次の瞬間にはヴォルデモートの背後に現れて残った立像に向けて杖を振ったのでした。

立像は一斉に動き出し魔女像がベラトリックスに向かって走り押さえつけました。ベラトリックスは何度も呪文を飛ばしましたが像の胸に当たり虚しく撥ね返るだけでした。ダンブルドアはヴォルデモートにこう言いました。

「今夜ここに現れたのは愚かじゃったなトム。闇祓いたちがまもなくやって来よう」

ヴォルデモートは「その前に俺様はもういなくなる。そして貴様は死んでおるわ!」と吐き捨てるように言うとまたしても「死の呪文」を放ちましたが外れて守衛の机に当たり机はたちまち炎上したというわけなんですよね。

ダンブルドアは杖を素早く動かしました。その杖から発せられる呪文の強さは通り過ぎる時に黄金のゲートに護られているハリーでさえ髪の毛を逆立てるほどでした。しかしダンブルドアは「死の呪文」を放ちませんでした。

「そんな野蛮な行為は似合わぬとでも?」

こう訊くヴォルデモートにダンブルドアはお前も知っての通り人を滅亡させる方法は他にもある。確かにお前の命を奪う事だけでは自分は満足はしないだろうと答えてそんなダンブルドアにヴォルデモートはこう言いました。

「死よりも酷な事は何もないぞダンブルドア!」

ダンブルドアはさらにヴォルデモートに迫りつつ気軽な口調で「お前は大いに間違っておる。死よりも酷い事があるというのを理解できんのがまさに昔からのお前の最大の弱点よのう」とそう言ったというわけなんですよね。

それからもヴォルデモートは何度もダンブルドアに向けて「死の呪文」を放ちましたがダンブルドアは手を変え品を変えて命中させませんでした。ダンブルドアとヴォルデモートの魔法力の差は歴然としていて圧倒的でした。

やがてヴォルデモートは姿を消しました。間違いなく終わった。ヴォルデモートは逃げを決めたに違いないとそう思ってハリーはガードをしていた立像の陰から走り出ようとしましたがダンブルドアはこう声を響かせました。

「ハリー動くでない!」

ダンブルドアの声が初めて恐怖を帯びていました。ハリーにはそれが何故なのか分りませんでした。すると突然ハリーの額の傷痕が想像を絶する耐え難い激痛に見舞われました。ハリーは自分が死んだのかと思うほどでした。

ヴォルデモートがハリーに取り憑いてダンブルドアに今すぐハリーもろとも自分を殺害しろと訴えたのでした。痛みを止めてくれとハリーは思いました。死ねばまたシリウスに会えるとハリーの心には熱い感情が溢れました。

その時に痛みは去りました。ホール中に人の声が響いていました。アトリウムは人で溢れていました。魔法大臣コーネリウス・ファッジもいました。大勢の人々がヴォルデモートのその姿を目撃したというわけなんですよね。

3-3.復活が「日刊予言者新聞」に載って公式に
ハリーはダンブルドアが創った「移動キー」でホグワーツに戻って来ました。到着したのは校長室でした。その場でハリーはダンブルドアから何故自分は魔法省に行く羽目になったのかの事の真相を聞く事になったのでした。

実はシリウスはグリモールド・プレイス12番地にいました。屋敷しもべ妖精のクリーチャーがハリーにシリウスはいないと嘘をついたのです。何とクリーチャーは二君に仕えていたとダンブルドアから聞かされたんですよね。

アーサー氏が蛇に襲われてハリーたちが12番地に着いた時シリウスはクリーチャーに「出て行け」と言いました。そこでクリーチャーは12番地を出て行き従姉のナルシッサ・マルフォイの所に行ったというわけなんですよね。

そこでクリーチャーはハリーがシリウスの事を父親とも兄とも慕っているという事をナルシッサに話したんだそうです。クリーチャーは屋敷しもべ妖精として呪縛されており不死鳥の騎士団の情報を漏らす事はできなかった。

しかしシリウスにとってはハリーが自分を父親とも兄とも慕っているという事は他言を禁じるほどの事ではない些事だった。そこでヴォルデモートはシリウスが捕まったとハリーに思い込ませて魔法省に来させたんですよね。

そういう事だったのです。その一方でハリーにとってはシリウスの死という取り返しのつかない大きな犠牲そして代償を引き換えにして魔法大臣コーネリウス・ファッジを筆頭に多くの人々がヴォルデモートを目撃しました。

ヴォルデモートの復活は「日刊予言者新聞日曜版」の一面に掲載され公になりました。ダンブルドアはホグワーツの校長職を筆頭に魔法省の数々の役職にも復帰しホグワーツは元の秩序を取り戻す事ができたというわけです。

ドローレス・アンブリッジはホグワーツに於ける全ての役職を解任され学期が終わる前日にポルターガイストのピーブズに追い立てられながらホグワーツを去って行きました。大勢の生徒が玄関ホールでそれを見物しました。

ハリーは再び「生き残った男の子」に戻りダンブルドアと共に名誉を復活させました。でもシリウスの死と引き換えでは全く喜べなかったというわけなんですよね。

最後に
昨年の夏休みからダンブルドアはハリーに対して急によそよそしくなり1ヵ月以上プリベット通りに放置したりグリモールド・プレイス12番地に来てもハリーに会おうとはしなかったりしました。懲戒尋問の時もそうでしたね。

ハリーと一度も視線を合わさずとっとと法廷を出て行ってしまいましたね。アーサー氏が蛇に襲われてハリーが校長室に行った時もハリーの顔を直接見る事なくハリーに質問をしました。しかしその態度は一変したのでした。

魔法大臣コーネリウス・ファッジを筆頭に多くの人々が復活したヴォルデモートを目撃した後でした。校長室に戻って来たダンブルドアはハリーに対する態度を元に戻しました。優しいダンブルドアに戻ったというわけです。

それはヴォルデモートの復活を公にするという目的を達成したからです。ヴォルデモートの復活は「日刊予言者新聞日曜版」に掲載されついにようやく公になりました。だから素気なくする必要はなくなったというわけです。

ハリーに例の「武器」がハリーとヴォルデモートに関わるシビル・トレローニーの予言を封印したガラス球だという事を最後まで教えなかったのも全てはヴォルデモートを魔法省に来させて目撃させるためだったんですよね。

そしてハリーは校長室でその予言を聞いたというわけなんですよね。

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