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スネイプとリリーの2人はついにキングズ・クロス駅の9と3/4番線に立ちホグワーツ特急に乗って旅立つ日がやって来ました。しかしリリーはペチュニアに邪険にされて傷心の旅立ちになってしまいました。そんなリリーを必死に励ましていたスネイプだったのですが・・・(全3項目)

3-1.スネイプもリリーも生まれ損ない?
多分私がホグワーツに行ったらダンブルドアの所に行って気持ちが変わるように説得できると思う。キングズ・クロス駅の9と3/4番線でリリーはこう必死に訴えましたがペチュニアの態度は極めて冷淡だったというわけです。

「私-行きたく-なんか-ない!私がそんな馬鹿馬鹿しい城なんかに行きたいわけないでしょ。何のために勉強してわざわざそんな-そんな」

ペチュニアはリリーに握られている手を振りほどこうと引きながらこう言いました。ペチュニアはプラットホームをぐるりと見回しました。そこには飼い主の腕の中で鳴く猫や籠の中で羽ばたきしているふくろうがいました。

そして生徒たちがいて紅の汽車にトランクを積み込んだり夏休み後の再会を喜んで歓声を上げ挨拶を交わしたりしていました。中にはもう既に裾長の黒いローブに着替えている生徒もいたりしていたというわけなんですよね。

「私が何でそんな-そんな生まれ損ないになりたいってわけ?」

ペチュニアはとうとう手を振りほどきリリーは目に涙を溜めていました。そして「私は生まれ損ないじゃないわ。そんなひどい事を言うなんて」と言いましたがペチュニアはそんなリリーの反応を楽しむようにこう言いました。

「あなたはそういう所に行くのよ。生まれ損ないのための特殊な学校。あなたもあのスネイプって子も変な者同士。2人ともそうなのよ。あなたたちがまともな人たちから隔離されるのはいい事よ。私たちの安全のためだわ」

リリーは両親をちらりと見ました。2人ともその場を満喫して心から楽しんでいるような顔でプラットフォームを見回していました。リリーはペチュニアを振り返り低く険しい口調でこう言いました。反撃に打って出たのです。

「あなたは変人の学校だなんて思っていないはずよ。校長先生に手紙を書いて自分を入学させてくれって頼み込んだんだもの」

ペチュニアは真っ赤になりました。

3-2.ホグワーツ特急は出発して
そして「頼み込む?そんな事してないわ!」と言い返しましたがリリーは「私校長先生のお返事を見たの。親切なお手紙だったわ」と言葉を返しました。そう言われてペチュニアは小声でこう言ったというわけなんですよね。

「読んじゃいけなかったのに。私のプライバシーよ。どうしてそんな?」

リリーは近くに立っているスネイプにちらりと目をやりました。それは白状したのも同然の事でペチュニアは息を呑み「あの子が見つけたのね!あなたとあの男の子が私の部屋にこそこそ入って!」とそう言ったんですよね。

「違うわ。こそこそ入ってなんかいない。セブルスが封筒を見たの。それでマグルがホグワーツと接触できるなんて信じられなかったの。それだけよ!」

今度はリリーがむきになってこう言い続けて「セブルスは郵便局に変装した魔法使いが働いているに違いないって言うの。それでその人たちがきっと」と言いペチュニアは赤くなったのと同じくらい青くなりこう言いました。

「魔法使いってどこにでも首を突っ込むみたいね!生まれ損ない!」

ペチュニアはリリーに向かって吐き捨てるようにこう言い両親のいる所にこれ見よがしに戻って行きました。ここで場面はまた変わりホグワーツ特急は走り始めていました。スネイプは汽車の通路を急ぎ足で歩いていました。

スネイプは既に学校のローブに着替えていました。多分あの不格好なマグルの服をいち早く脱ぎたかったというわけですね。やがてスネイプは中で騒々しい男の子たちが話しているコンパートメントの前で立ち止まりました。

窓際の隅の席にリリーが体を丸めて座っていたからです。顔を窓ガラスに押しつけています。スネイプはコンパートメントの扉を開けリリーの前の席に腰掛けました。リリーはちらりとスネイプを見ました。ところがでした。

また窓に視線を戻してしまいました。泣いていたのです。リリーは声を詰まらせ「あなたとは話したくないわ」と言いスネイプは「どうして?」と訊きました。スネイプのその問いにリリーはこう答えたというわけですよね。

「チュニーが私をに-憎んでいるの。ダンブルドアからの手紙を私たちが見たから」

これにスネイプが「それがどうしたって言うんだ?」と言い放ったためリリーはスネイプを大嫌いだという目で見て「だって私たち姉妹なのよ!」と言い返しました。スネイプは「あいつはただの」と言いかけて辞めました。

これ以上言ってはいけないと素早く自分を抑えたのです。スネイプに気づかれないように涙を拭うのに気を取られていたリリーはスネイプが言いかけた言葉を途中で辞めたのを聞いてはいませんでした。ここでだったのです。

「だけど僕たちは行くんだ!とうとうだ!僕たちはホグワーツに行くんだ!」

スネイプは興奮を抑え切れない声でこう言ったというわけですよね。

3-3.同じコンパートメントにいたのは?
スネイプにそう言われてリリーは目を拭いながら頷き思わず半分微笑みました。リリーが少し明るくなったのに勇気づけられスネイプはリリーに「君はスリザリンに入ったほうがいい」と言いました。ところがだったのです。

「スリザリン?」

同じコンパートメントにいた2人の男の子の内の1人がその時までリリーにもスネイプにも全く関心を示していなかったのにスネイプのリリーはスリザリンに入ったほうがいいのその一言で振り返ったというわけなんですよね。

それまで窓際のスネイプとリリーにだけ注意を集中していたハリーは初めて自分の父親がいる事に気づきました。細身でスネイプと同じ黒髪でしたがどことなく可愛がられてむしろちやほやされて来たという雰囲気が漂います。

「スリザリンになんか誰が入るか!むしろ退学するよ。そうだろう?」

スネイプには明らかに欠けている雰囲気を漂わせたジェームズが向かい側の席にゆったりもたれ掛かっている男子にこう問いかけました。それがにこりともしていないシリウスだと気づいてハリーはどきっとさせられました。

シリウスは「僕の家族は全員スリザリンだった」と言いました。それを聞いてジェームズは「驚いたなあ。だって君はまともに見えると思ってたのに!」と言いシリウスはここでようやく笑顔を見せるとこう言ったのでした。

「多分僕が伝統を破るだろう。君は選べるとしたらどこに行く?」

ジェームズは見えない剣を捧げ持つ格好をして「グリフィンドール勇気ある者が住う寮!僕の父さんのように」と言いました。スネイプは小さくフンと言いました。するとジェームズはスネイプに向き直るとこう言いました。

「文句があるのか?」

スネイプは「いや。君が頭脳派より肉体派がいいならね」と答えつつも言葉とは裏腹に微かに嘲笑っていたというわけなんですよね。

今日の最後に
君はスリザリンに入ったほうがいい。自分たちはついにホグワーツに行くんだとスネイプが興奮を抑え切れずに言って思わずリリーが笑顔を見せるとスネイプはリリーにこう言いました。ところがだったというわけですよね。

それを聞いてスネイプとリリーに初めて関心を示した同じコンパートメントにいたのが何とハリーの父親のジェームズ・ポッターと名付け親のシリウスだったのです。ジェームズはシリウスにこう問いかけたというわけです。

「スリザリンになんか誰が入るか!むしろ退学するよ。そうだろう?」

初めて会ったその時からスネイプとジェームズの意見は真っ向から対立したのです。スネイプはスリザリンを最高と思いリリーに入るよう勧めた。その逆にジェームズはスリザリンなんて最悪だとそう言ったというわけです。

私もスネイプにとっては残念な事にジェームズの意見に賛成ですね。マグル生まれのリリーにスリザリンに入れなんてスネイプはよくもまあそんな事が言えるなと私もそう思ってしまいました。最悪中の最悪の選択ですよね。

でもスネイプにとっては4つある寮の中で最高なのはスリザリンで最悪なのはグリフィンドールというわけなんですよね。
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