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最高なのはスリザリンなのか?それともグリフィンドールなのか?これについてはスネイプとハリーの父親のジェームズ・ポッターの見解は正反対になりました。そして場面は変わりリリーとスネイプは組み分けの儀式を受けました。リリーとスネイプにとっては不本意な結果になりました。(全3項目)

3-1.組み分けの儀式を受けるリリー
スリザリンにグリフィンドール。入りたい寮について初対面の時からいきなり意見が対立したセブルス・スネイプとジェームズ・ポッターでしたがそこにシリウスが口を挟んで来てリリーに向かってこう訊いて来たのでした。

「君はどこに行きたいんだ?どっちでもないようだけど」

ジェームズは爆笑しました。リリーはかなり赤くなって座り直すと大嫌いという顔でジェームズとシリウスを交互に見ました。リリーはスネイプに「セブルス行きましょう。別なコンパートメントに」とそう言ったのでした。

ジェームズとシリウスがリリーのつんとした声を真似して「オォォォォォ」と言いました。ジェームズはスネイプが通る時に足を引っ掛けようとしました。そして中から「まーたなスニベルス!」と呼びかける声がしました。

それからコンパートメントの扉がバタンと閉まりました。するとここでまた場面が消えてハリーはスネイプのすぐ後ろで蝋燭に照らされた寮のテーブルに向かって立っていました。つまりはそこはホグワーツの大広間でした。

テーブルには夢中で見詰める顔がずらりと並んでいます。その時マクゴナガル先生が「エバンズ、リリー!」と名前を呼びました。ハリーは自分の母親が震える足で進み出てぐらぐらした丸椅子に腰掛けるのを見守りました。

マクゴナガル先生が組み分け帽子をリリーの頭に被せました。すると深みのある赤い髪に触れた瞬間何と1秒とかからず帽子は「グリフィンドール!」と叫びました。ハリーはスネイプが小さく呻き声を漏らすのを聞きました。

リリーは帽子を脱ぐとマクゴナガル先生に返して歓迎に沸くグリフィンドール生の席へと急ぎました。しかしその途中でスネイプをちらりと振り返ったリリーの顔には悲しげな微笑みが浮かんでいたというわけなんですよね。

ハリーは既に組み分けの儀式を終えて腰掛けていたシリウスが横に詰めてリリーに席を空けるのを見ました。リリーは一目でホグワーツ特急で出会った男子だと判ったようで腕組みをするとあからさまにそっぽを向きました。

3-2.スリザリンとグリフィンドールに分れて
組み分けの儀式は続きハリーはリーマス・ルーピンにピーター・ペティグリューそして父親のジェームズ・ポッターがリリーとシリウスのいるグリフィンドールのテーブルに加わるのを見ました。あと十数人を残すだけです。

ここでマクゴナガル先生がスネイプの名前を呼びました。ハリーは一緒に歩いて行きスネイプが帽子を頭に載せるのを見ました。組み分け帽子は「スリザリン!」と叫んでスネイプはリリーから遠ざかるように移動しました。

スネイプはリリーがいるのとは反対側に移動しスリザリン生の歓迎に迎えられました。スネイプが座ったのは胸に監督生バッジを光らせたルシウス・マルフォイ氏の隣でした。ルシウス氏はスネイプの背中を軽く叩きました。

そして場面が変わりリリーとスネイプが城の中庭を歩いていました。明らかに議論している様子です。ハリーは急いで追いかけて聞こうとしました。追いついてみると2人がどんなに背が伸びているかに気がつかされました。

組み分けから数年が経っているようです。スネイプはリリーに「僕たちは友達じゃなかったのか?親友だろう?」と詰め寄っていました。それにリリーは「そうよセブ」と答えていました。ところがだったというわけですね。

リリーが言うには悪いけどスネイプが付き合っている人たちの何人かが大嫌いなんだそうです。エイブリーとかマルシベール。特に大嫌いなのはマルシベールでリリーはスネイプにあの人のどこがいいのと訊いたんですよね。

マルシベールはぞっとする程リリーは嫌いなのだそうです。この間あの人がメリー・マクドナルドに何をしようとしたか知ってる?こう訊くとリリーは柱に近づいて寄り掛かりスネイプの顔を覗き込んだというわけですよね。

リリーのこの問いにスネイプは「あんなこと何でもない。冗談だよ。それだけだ」と答えました。するとリリーは「あれは闇の魔術よ。あなたがあれがただの冗談だなんて思うのなら」と反論をしたというわけなんですよね。

「ポッターと仲間がやっている事はどうなんだ?」

スネイプはこう切り返しました。憤りを抑えられないようでこの言葉を吐くと同時にスネイプの顔には血が上りました。リリーはスネイプに「ポッターと何の関係があるの?」と訊きスネイプはこれにこう答えたんですよね。

「夜こっそり出歩いている。ルーピンって奴何だか怪しい。あいつは一体いつもどこに行くんだ?」

リリーは「あの人は病気よ。病気だってみんなが言ってるわ」と答えましたがスネイプは「毎月満月の時に?」と言葉を返したのでした。そんなスネイプに向かってリリーは冷たい口調でこう言ったというわけなんですよね。

「あなたが何を考えているかは判っているわ。どうしてあの人たちにそんなにこだわるの?あの人たちが夜何をしているかが何故気になるの?」

リリーのこの問いにスネイプは「僕はただあの連中はみんなが思っているほど素晴らしいわけじゃないって君に教えようとしているだけだ」と答えました。そう話すスネイプの眼差しの激しさにリリーは頬を赤らめました。

ここでリリーは声を低くすると「でもあの人たちは闇の魔術を使わないわ」と反論しました。それにスネイプはとても恩知らずだとも言いました。この間の晩に何があったのかをリリーは聞いたとスネイプに言ったのでした。

あなたは「暴れ柳」のそばのトンネルをこっそり下りて行ってそこで何があったかは知らないけれどジェームズ・ポッターがあなたを救ったと聞いた。するとスネイプの顔は大きく歪みました。相当に怒っているようですね。

3-3.目を細めるリリーに対して
スネイプは吐き棄てるように「救った?救った?君はあいつが英雄だと思っているのか?あいつは自分自身と自分の仲間を救っただけだ!君は絶対にあいつに。僕が君に許さない」と言いました。リリーは目を細めました。

「そういうつもりじゃ。ただ僕は君が騙されるのを見たくない。あいつは君に気がある。ジェームズ・ポッターは君の事が好きなんだ!」

リリーが咎めるように目を細めたのでスネイプはすぐにこう言い直しました。言葉がスネイプの意に反して無理やり出て来たかのようでした。スネイプは苦々しさと嫌悪感の両方で支離滅裂になっていたというわけですよね。

「だけどあいつは違うんだ。みんながそう思っているみたいな。クィディッチの大物ヒーローだとか」

そんなスネイプの有り様を見てリリーの眉は段々高く吊り上がって行きました。リリーはスネイプの言葉を途中で遮ると「ジェームズ・ポッターが傲慢で嫌な奴なのは判っているわ」とそう言ったというわけなんですよね。

「あなたに言われるまでもないわ。でもマルシベールとかエイブリーが冗談のつもりでしている事は邪悪そのものだわ。セブ邪悪な事なのよ。あなたがどうしてあんな人たちと友達になれるのか私には分らない」

リリーはさらにスネイプにこう言いました。しかしハリーはスネイプが果たしてリリーのこの言葉を聞いたかどうかは疑わしいと思いました。リリーがジェームズをけなす言葉を聞いた途端スネイプの体全体が緩んだのです。

2人でまた歩き出したその時にはスネイプの足取りは弾んでいたというわけなんですよね。

今日の最後に
リリーとスネイプはホグワーツに入って数年が経つと魔法に対する認識とジェームズ・ポッターに対する思いの両方が乖離がかなり激しくなり考え方が違って来ている事が今回の場面で浮き彫りになって来たというわけです。

リリーがマルシベールやエイブリーがやっているのは「闇の魔術」で邪悪だしぞっとするほど大嫌いだという認識なのにスネイプのほうは「あんなこと何でもない。冗談だよ。それだけだ」と言い問題にしていませんでした。

そしてジェームズ・ポッターの事もです。リリーにしてみれば「何でそこまで気になるの?」と目を細めてスネイプを見ていますよね。何故スネイプは怒りで支離滅裂になるのか自分には全く理解できないという感じですね。

そして「あの事」が起きてスネイプとリリーの間には決定的な亀裂が入ってしまうというわけなんですよね。
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