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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ついについにリリーと決別するスネイプにとっては人生最悪の日がやって来てしまいました。しかしホグワーツを卒業してリリーがジェームズ・ポッターと結婚しハリーを生んだその後もスネイプのリリーに対する思いは変わらなかったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.あの光景の後の話
そして場面が変わりハリーは5年生の時に見た事のあるあの光景を見ていました。ハリーが閉心術を習得するための課外授業をスネイプが打ち切る事になった「闇の魔術に対する防衛術」のふくろう試験が終わった後の事です。

スネイプが大広間を出てどこという当てもない様子で城から離れて歩いていました。偶然にもスネイプが向かったその先は父親ジェームズにシリウスとルーピンそれにピーター・ペティグリューが一緒に座っている所でした。

ブナの木のすぐそばです。ハリーは今回はジェームズがスネイプを宙吊りにして侮辱した後に何が起こったのか知っていたので距離を置いて見ていました。何が行われ何が言われたのかを知っていたからというわけですよね。

それを繰り返して聞きたくはなかったのです。ハリーはリリーがその集団に割り込みスネイプの擁護を始めるのを見ました。屈辱感と怒りでスネイプがリリーに向かって許し難い例の差別用語を吐くのが遠くに聞こえました。

「穢れた血」

ここでまたも場面が変わり「許してくれ」と言うスネイプにリリーが「聞きたくないわ」と言い再び「許してくれ!」とスネイプが言うとリリーは「言うだけ無駄よ」と言葉を返しました。どうやらその日の夜のようでした。

リリーは部屋着を着てグリフィンドール塔の入口の「太った婦人(レディ)」の肖像画の前で腕組みをして立ちスネイプに「メリーがあなたがここで夜明かしすると脅しているって言うから来ただけよ」とそう言ったのでした。

「その通りだ。そうしたかもしれない。決して君を穢れた血と呼ぶつもりはなかった。ただ」

スネイプはリリーにこう言いました。ハリーはスネイプがリリーに対して「穢れた血」と呼んだその後の2人のやり取りをここで見る事になったのです。リリーの「口が滑ったって?」と言う声には哀れみはありませんでした。

3-2.決別しかしそれでも
もう遅いわ。私は何年もあなたの事を庇って来た。私があなたと口を利く事さえもどうしてなのかは私の友達は誰も理解できないのよ。あなたと大切な「死喰い人」のお友達の事もあなたは否定しないとリリーは言いました。

あなたたち全員がそれになろうとしている事も否定しない!リリーはスネイプに「例のあの人」つまりヴォルデモートの一味になるのが待ち遠しいんでしょうねと言ったというわけです。リリーにそう言われてスネイプは?

スネイプは口を開きかけたものの何も言わずに閉じてしまいました。そんなスネイプにリリーは「私にはもう自分に嘘はつけないわ。あなたはあなたの道を選んだし私は私の道を選んだのよ」とそう言ったというわけですね。

「お願いだ。聞いてくれ。僕は決して」

ようやく口を開きスネイプはこう言いましたがスネイプの言葉を途中で遮りリリーは「私を穢れた血と呼ぶつもりはなかった?」と言うとスネイプの言葉の矛盾を鋭く指摘して来ました。リリーはスネイプにこう言いました。

「でもセブルスあなたは私と同じ生まれの人全部を穢れた血と呼んでいるわ。どうして私だけが違うと言えるの?」

スネイプは何か言おうとしてもがいていました。ここでリリーが納得する答えを言わなければ自分とリリーの関係は終わりになってしまうと判っていたからでしょう。しかしリリーは軽蔑した顔でスネイプに背を向けました。

そして肖像画の穴を登って戻って行ってしまいました。ここで廊下が消えましたが場面が変わるまでに今までより長い時間がかかりました。ハリーは形や色が置き換わる中を飛んでいるようでやがて周囲がはっきりしました。

ハリーは闇の中で侘しく冷たい丘の上に立っていました。木の葉の落ちた数本の木の枝を風が吹き鳴らしていました。大人になったスネイプが息を切らしながら杖をしっかりと握り締め誰かを待ってその場で回っていました。

自分には危害が及ばないと知ってはいてもスネイプの恐怖が乗り移ってハリーはスネイプは何を待っているのかと訝りながら後ろを振り返りました。すると目も眩むような白い光線が闇を劈いてジグザグに走ったんですよね。

ハリーは稲妻だと思いました。ところがスネイプの手から杖が吹き飛ばされスネイプはがっくりと膝をつき「殺さないでくれ!」と言いましたが「わしにはそんなつもりはない」という言葉が返って来たというわけですよね。

ダンブルドアが「姿現わし」した音は枝を鳴らす風の音に飲み込まれていました。スネイプの前に立ったダンブルドアはローブを体の周りにはためかせていました。ダンブルドアの顔は下からの杖灯りに照らされていました。

ヴォルデモートが自分に何の伝言かと訊くダンブルドアにスネイプは「違う。伝言ではない。私は自分の事でここに来た!」と答えました。スネイプは両手を揉みしだき黒髪は顔の周りにほつれて飛び狂乱しているようです。

「私は-警告に来た-いやお願いに-どうか」

スネイプがこう言うとダンブルドアは軽く杖を振って自分たちの周囲を静かにしました。それからスネイプに「死喰い人がわしに何の頼みがあると言うのじゃ?」と訊きました。その問いに対してスネイプはこう言いました。

「あの-あの予言は・・・あの予測は・・・トレローニーの」

するとダンブルドアはスネイプにヴォルデモートにどれだけ伝えたのかと訊きスネイプは「全てを-聞いた事の全てを!それがために-それが理由で-あの方はそれがリリー・エバンズだとお考えだ!」とそう答えたんですよね。

3-3.リリーを助ける代りに
するとダンブルドアは「予言は女性には触れておらぬ。7月の末に生まれる男の子の話じゃ」と言葉を返しました。ダンブルドアにそう言われてスネイプはこう言いました。スネイプはリリーのためにここに来たというわけです。

「あなたは私の言う事がお判りになっている!あの方はそれがリリーの息子の事だとお考えだ。あの方はリリーを追い詰め-全員を殺すおつもりだ」

これにダンブルドアはリリーがお前にとってそれほど大切ならヴォルデモートはリリーを見逃してくれるに違いないだろう。息子と引き換えに母親への慈悲を願う事はできないのかと訊いてスネイプはこう答えたんですよね。

「そうしました-私はお願いしました」

ダンブルドアはスネイプに「見下げ果てた奴じゃ」と言い放ちました。ハリーはこれほどまでに侮蔑のこもったダンブルドアの声を聞いた事がありませんでした。そう言われてスネイプは僅かに身を縮めたように見えました。

「それではリリーの夫や子供が死んでも気にせぬのか?自分の願いさえ叶えばあとの2人は死んでもいいと言うのか?」

ダンブルドアがこう言うとスネイプは何も言わずただ黙ってダンブルドアを見上げました。次に口を開いた時スネイプはこう言いました。ダンブルドアにここまで言われてしまってはスネイプはこう言うしかないんですよね。

「それでは全員を隠してください。あの女(ひと)を-全員を-安全に。お願いです」

ところがここでダンブルドアは「その代わりにわしには何をくれるのじゃセブルス?」と訊いてスネイプは「か-代わりに?」と言うと呆然と口を開けてダンブルドアを見ました。ハリーはスネイプが抗議すると予想しました。

しかしスネイプは暫くの沈黙の後に「何なりと」とそう答えたというわけなんですよね。

今日の最後に
スネイプがリリーの事を「穢れた血」と呼んだ事で2人の関係は完全に終わってしまいました。ところがそれでもなおスネイプのリリーに対する思いは全く変わらずリリーを救うためにダンブルドアと顔を合わせたんですよね。

しかしスネイプもご主人様のヴォルデモートに対して何らの働きかけもしなかったというわけではありませんでした。リリーの命乞いをして夫のジェームズや息子のハリーは殺害してもリリーは助けて欲しいと懇願しました。

それでも一抹の不安は拭えなかったためスネイプは何と敵方のトップのアルバス・ダンブルドアと直談判するという大胆不敵な行動に打って出たというわけです。何せヴォルデモートを裏切る行為以外の何物でもありません。

リリーが助かるなら「あの」ジェームズ・ポッターも一緒に生き永らえるという事も受け入れられる。これほどまでにセブルス・スネイプはリリーの事を愛しているというわけですよね。もう凄まじいばかりの思いですよね。

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