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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

スネイプがリリーの事を「穢れた血」と呼んでしまい2人の関係は終焉を迎える事となりました。しかしリリーに対するスネイプの気持ちはリリーがジェームズ・ポッターと結婚した後も微塵も変わりませんでした。ところが極めて厳しい現実を突きつけられる事にスネイプはなってしまったのでした。(全3項目)

3-1.絶望のどん底のセブルス・スネイプ
スネイプとダンブルドアが話していた丘の上の光景が消えてハリーは校長室に立っていました。そして何かが傷ついた獣のような恐ろしい呻き声を上げていました。スネイプがぐったりと前屈みになり椅子に掛けていました。

その姿をダンブルドアが立ったまま暗い顔で見下ろしていました。やがてスネイプが顔を上げました。荒涼としたあの丘の上の光景以来スネイプは百年もの間に渡って悲惨に生きて来たような顔でこう言ったというわけです。

「あなたなら・・・きっと・・・あの女(ひと)を・・・守ると思った」

ダンブルドアはスネイプにリリーもジェームズも間違った人間を信用した。そしてスネイプも同じと言いました。ヴォルデモートがリリーを見逃すと期待していたのではないかなとそうスネイプに言ったというわけですよね。

スネイプは苦しそうな息遣いでした。そんなスネイプにダンブルドアは「リリーの子は生き残っておる」と言いました。スネイプはうるさい蠅を追うような仕種でギクッと小さく頭を一振りしました。そしてだったのでした。

「リリーの息子は生きておる。その男の子は彼女の目を持っている。そっくり同じ目だ。リリー・エバンズの目の形も色もお前は覚えておるじゃろうな?」

こう言うダンブルドアにスネイプは大声で「辞めてくれ!もういない。死んでしまった」と言いダンブルドアが「後悔かセブルス?」と言うとスネイプは「私も。私も死にたい」と言ったのでした。するとダンブルドアは?

ダンブルドアはスネイプに「しかしお前の死が誰の役に立つというのじゃ?」と冷たく言いました。ダンブルドアはリリー・エバンズを本当に愛していたのならこれからのスネイプの道ははっきりしているとそう言うのです。

そう言われてスネイプは苦痛の靄の中をじっと見透かしているように見えました。ダンブルドアの言葉がスネイプに届くまで長い時間が必要であるかのようでした。スネイプはダンブルドアにこう訊いたというわけですよね。

「どう-どういう事ですか?」

3-2.リリーの息子を守れと言われて
スネイプのこの問いにダンブルドアは「リリーがどのようにして何故死んだか判っておるじゃろう。その死を無駄にせぬ事じゃ。リリーの息子をわしが守るのを手伝うのじゃ」と答えましたがスネイプはこう言ったのでした。

「守る必要などありません。闇の帝王はいなくなって」

するとダンブルドアは「闇の帝王は戻って来る。そしてその時ハリー・ポッターは非常な危険に陥る」と言葉を返しました。長い沈黙の間にスネイプは次第に自分を取り戻し呼吸も整って来てこう言ったというわけですよね。

「なるほど。判りました。しかしダンブルドア決して-決して明かさないでください!この事は私たち2人の間だけに留めてください!誓ってそうしてください!私には耐えられない。特にポッターの息子などに」

最後にスネイプが「約束してください!」と言うとダンブルドアは「約束しようセブルス。君の最も良い所を決して明かさぬという事じゃな?」と言いスネイプの残忍な一方で苦悶に満ちた顔を見下ろし溜め息をつきました。

そして「君のたっての望みとあらば」と言ったのでした。ここで校長室が消えましたが即座に元の形になりました。スネイプがダンブルドアの前を往ったり来たりしていました。言っていたのはハリーの事だったんですよね。

「凡庸。父親と同じく傲慢。規則破りの常習犯。有名である事を鼻にかけ目立ちたがり屋で生意気で」

こう言うスネイプをダンブルドアは「セブルスそう思って見るからそう見えるのじゃよ」と諌めていました。ダンブルドアは「変身現代」から目も上げずこう言いました。ダンブルドアはハリーについてこう評したのでした。

「他の先生方の報告ではあの子は控え目で人に好かれるしある程度の能力もある。わし個人としてはなかなか人を惹きつける子じゃと思うがのう」

ダンブルドアはページをめくり本から目を上げずにスネイプに「クィレルから目を離すでないぞ。良いな?」と言いました。ここでまた色が渦巻き今度は全てが暗くなりました。前の光景から3年の歳月が経っていたのでした。

3-3.組み分けを間違えた?
スネイプとダンブルドアは玄関ホールで少し離れて立っていました。クリスマス・ダンスパーティの最後の門限破りたちが2人の前を通り過ぎ寮に戻って行く所です。ダンブルドアは呟くように「どうじゃな?」と訊きました。

「カルカロフの腕の刻印も濃くなって来ました。あいつは慌てふためいています。制裁を恐れています。闇の帝王が凋落した後あいつがどれほど魔法省の役に立ったかご存知でしょう」

ここでスネイプは横を向いてダンブルドアの横顔を見ると「カルカロフはもし刻印が熱くなったら逃亡するつもりです」と言ってダンブルドアは「そうかの?」と言った後に「君も一緒に逃亡したいのかな?」と訊きました。

ダンブルドアのその問いにスネイプは「いいえ。私はそんな臆病者ではない」と答えました。するとダンブルドアはスネイプに君はイゴール・カルカロフよりずっと勇敢な男じゃと言いスネイプに向かってこうも言いました。

「わしは時々組み分けが性急過ぎるのではないかと思う事がある」

つまりダンブルドアはスネイプの組み分けは間違いだったかもしれないという見解というわけです。ダンブルドアは雷に撃たれたような表情のスネイプを後に残して立ち去りました。そしてここでまたも光景が変わりました。

ハリーはもう一度校長室に立っていました。夜でした。ダンブルドアは机の後ろの王座のような椅子に斜めにぐったりともたれていました。どうやら半分気を失っているようで黒く焼け焦げた右手が椅子の横に垂れています。

スネイプは杖をダンブルドアの手首に向けて呪文を唱えながら左手で金色の濃い薬を並々と満たしたゴブレットを傾けてダンブルドアの喉へと流し込んでいました。やがてダンブルドアは目を開いて意識を回復させました。

「何故。何故その指輪を嵌めたのです?それには呪いがかかっている。当然ご存知だったでしょう。何故触れたりしたのですか?」

スネイプは前置きなしにこう訊きました。マールヴォロ・ゴーントの指輪が前の机に載っていました。割れています。そしてグリフィンドールの剣がその脇に置いてありました。分魂箱を破壊した直後だったというわけです。

ダンブルドアは顔をしかめて「わしは。愚かじゃった。いたくそそられてしもうた」と答えスネイプは「何にそそられたのです?」と訊きましたがダンブルドアは答えませんでした。スネイプは怒ったようにこう言いました。

「ここまで戻って来られたのは奇跡です!」

今日の最後に
死喰い人だったスネイプをダンブルドアは雇ってホグワーツの「魔法薬学」の教師にし不死鳥の騎士団のメンバーにもしました。ほとんどの人がそんなダンブルドアの一連の行動に疑問を持ち続けていたというわけですよね。

マクゴナガル先生はダンブルドアがスネイプに殺害された直後に「スネイプを信用するに足る鉄壁の理由があるとダンブルドアは常々そう仄めかしていました」と言っています。その理由がこうして明らかになったのでした。

セブルス・スネイプがヴォルデモートを裏切りダンブルドアの密偵になったのはリリーを愛していたからでした。そしてスネイプはこの事を知られるのは耐えられないと言って特にハリーには言わないでくれと言ったのでした。

だからハリーが4年生と6年生の時の二度に渡ってスネイプを信用している理由を訊いてもダンブルドアは答えませんでした。しかしこうしてスネイプが死に際にハリーに差し出した「記憶」の中で打ち明けたというわけです。

こうしてハリーはようやく知る事ができたというわけなんですよね。

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