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何故ハリーは三大魔法学校対抗試合のしかも4人目の代表選手になったのか?ハリーがその答えを知る日がついにやって来ました。それは最後の「第3の課題」が行われる6月24日の事でした。ハリーがセドリックと共に優勝杯を握った時に事は起こりました。(全3項目)

3-1.第3の課題
問題の最終課題が行われる6月24日がやって来ました。過去の2つの課題と違って今回のハリーは綱渡りをせずに済みました。何故ならば事前の予告通り代表選手は1ヵ月前に課題の内容を聞かされ準備する事ができたからです。

「第3の課題」の内容はクィディッチ競技場のピッチに迷路を作りその中央に優勝杯を置く。そして過去2つの課題の得点が高い選手から迷路に入って行く。最初に優勝杯に触れた者が満点つまり勝者というわけなんですよね。

優勝杯に近づいたのはハリーとセドリックがほぼ同時でした。優勝杯を目の前にして2人は互いに譲り合う事となりました。それからハリーがホグワーツの優勝に変わりないと言って2人一緒に優勝杯を握る事になったのでした。

ところがその優勝杯が「移動キー」になっていました。ハリーとセドリックは全く知らない土地へと連れて来られました。2人は知るべくもなかったのですが実はそこはリトル・ハングルトンという村の教会墓地だったのです。

そこにピーター・ペティグリューことワームテールとヴォルデモートがやって来ました。セドリックは殺害されました。そしてハリーはヴォルデモートの父親の墓に縛りつけられヴォルデモートの復活を見届けたんですよね。

それは1年がかりの計画でした。ヴォルデモートは魔法省の職員バーサ・ジョーキンズから今年度ホグワーツで三大魔法学校対抗試合が行われる事とおそらくは最も忠実なる死喰い人がいる事の2つを聞き出したというわけです。

ワームテールは他の魔法使いを使えば良いと言いましたがヴォルデモートは前よりも強力になって甦るにはハリー・ポッターの血が必要だという事でその最も忠実なる死喰い人をホグワーツに派遣したとの事なんだそうです。

だからこうしてハリーはここにいるというわけです。そしてヴォルデモートはハリーに最後のチャンスをやろう。戦う事を許そうと言いました。ヴォルデモートは誰の心にも絶対間違いがないようにしておきたいのだそうです。

ハリー・ポッターが我が手を逃れたのは単なる幸運だった。ダンブルドアの助けもなくハリーのために死んで行く母親もいない。戦えばどちらが強いのか一点の疑いも残らない。そこには馳せ参じて来た死喰い人がいました。

ハリーは復活直後のヴォルデモートと戦う事になったのです。

3-2.ハリーの決心
ハリーはヴォルデモートに無理やりお辞儀をさせられて決闘が始まりました。何ら身を護る手段を取る間もなく身動きもできない内にハリーを二度目の「磔の呪い」が襲いハリーはもはや自分がどこにいるのかも分りません。

自分はセドリックと同じように死ぬんだ。情け容赦のないヴォルデモートの赤い目がハリーはこの墓場で死ぬのだと語っていました。しかしハリーはヴォルデモートの言いなりになどならず命乞いもしないとそう思いました。

「もう一度やって欲しいかどうか訊いているのだが?」

静かにこう訊いた後にヴォルデモートは「答えるのだ!」と言うと今度はハリーに「服従の呪文」をかけて来ました。ハリーは生涯で三度目のあの状態を感じました。全ての思考が停止して頭が空っぽになるあの感覚でした。

マッド・アイ・ムーディの「闇の魔術に対する防衛術」の授業で経験をしたのです。嫌だと答えればいいのだ。嫌だと言え。嫌だと言いさえすればいいのだ。しかしハリーは決して絶対に「嫌だ」とは言いはしませんでした。

「僕は言わないぞ!」

ハリーはこう答えました。ハリーのこの言葉は墓場中に響き渡りました。ヴォルデモートは「言わないだと?嫌だと言わないのか?ハリー従順さは徳だと死ぬ前に教える必要があるな」とそう言ったというわけなんですよね。

ハリーがヴォルデモートの「服従の呪文」を破ったため死喰い人はもはや笑っていませんでした。ヴォルデモートは「もう一度痛い薬をやったらどうかな?」と言うと杖を上げました。ハリーは今度は準備ができていました。

クィディッチで鍛えた反射神経でハリーは横っ飛びに地上に伏せました。ヴォルデモートの父親の墓石の裏側に転がり込むとハリーを捕え損ねた呪文が墓石を割る音が聞こえました。ヴォルデモートが墓石に近づいて来ます。

ハリーは墓石の陰に隠れながら最期が来た事を悟りました。望みはなく助けも来ない。ヴォルデモートがさらに近づくのを感じながらハリーはただ1つの事を思い詰めていました。父さんのように堂々と立ち上がって死ぬのだ。

ヴォルデモートの足下にひざまずいて死ぬものか。例え防衛が不可能でも自分は身を護るために戦って死ぬのだ。ハリーは立ち上がりました。そして杖をしっかりと握り締めて体の前に構えハリーは墓石を回り込んだのでした。

そして「エクスペリアームス!」と叫びました。

3-3.摩訶不思議な事が
ヴォルデモートのほうも準備ができていてハリーが叫ぶと同時に「アバダ・ケダブラ!」と叫びました。ヴォルデモートの緑の閃光とハリーの赤い閃光が空中でぶつかりました。するとハリーの杖が振動をし始めたのでした。

もはや赤でも緑でもなく細い一筋の濃い金色の糸のような光が2人の杖を結びました。そしてハリーが予想していなかった事が起こりました。杖同士が金色に輝く糸に結ばれたままハリーとヴォルデモートは浮き上がりました。

2人はヴォルデモートの父親の墓石から離れ何もない場所に着地しました。それからハリーとヴォルデモートを繋いでいた金色の糸が裂けました。杖同士を繋いだまま光は千本あまりに分かれて2人の上に高々と弧を描きました。

この世のものとは思えない美しい旋律があたりを満たしました。その旋律はハリーとヴォルデモートを包む1本1本の光の糸から聞こえて来ます。ハリーにはそれがこれまでの生涯で一度しか聞いた事のない旋律と判りました。

それは不死鳥の歌でした。そしてハリーとヴォルデモートを結ぶ光の糸も変化していました。幾つもの大きな光の玉が往ったり来たりしていて光の玉がハリーの杖に近づくと前にも増して激しく震動したというわけですよね。

ハリーは自分でも何故そんな事をするのか分らずそれがどんな結果をもたらすのかも知らずにその光の玉をヴォルデモートの杖へと押し込もうとしました。するとたちまちヴォルデモートの杖が苦痛の叫びを上げ始めました。

すると摩訶不思議な事が起きたのです。ヴォルデモートの杖先から大きな何かが花が開くように出て来たのです。灰色がかった濃い煙のような何か。それは頭部でした。ヴォルデモートの杖先からセドリックが出て来たのです。

ヴォルデモートの杖先からは殺害された人々が次から次へと出て来ました。ハリーが夏休み中に夢で見た見知らぬ老人のフランク・ブライスに魔法省の職員の行方不明になっていたバーサ・ジョーキンズもまた出て来ました。

そして最後に出て来たのはハリーの両親のポッター夫妻つまりリリーにジェームズ・ポッターの2人でした。セドリックはハリーに「僕の体を連れて帰ってくれないか?両親の許へ」とそう頼んで来たというわけなんですよね。

父親のジェームズ・ポッターはハリーに優勝杯の「移動キー」がホグワーツに連れ帰ってくれると教えてくれました。ハリーはヴォルデモートの杖との繋がりを断ち切ると優勝杯を目指して走りに走ったというわけですよね。

ハリーはセドリックの亡骸の手首を掴みました。セドリックの亡骸は重過ぎて運べません。優勝杯に手が届きません。ハリーは優勝杯に杖を向けると「アクシオ!来い!」と叫びました。ハリーはホグワーツへと帰りました。

今日の最後に
三大魔法学校対抗試合の「第1の課題」でハリーはマッド・アイ・ムーディにアドバイスされてドラゴンを出し抜くにはファイアボルトが必要でこれを手に入れるためと「呼び寄せ呪文」を猛練習して習得したというわけです。

そしてヴォルデモートから逃れセドリックの亡骸と一緒にホグワーツに戻るのにこの「呼び寄せ呪文」が大いに役立ったんですよね。さらにハリーは復活直後のヴォルデモートと戦う事になりましたが大きな決心をしました。

望みはない。助けは来ない。最期が来た事を悟ったハリーはヴォルデモートの足下にひざまずいて死ぬものか。父さんのように堂々と立ち上がって死ぬのだ。例え防衛が不可能でも身を護るために戦って死ぬと決心しました。

ハリーがこう決心した事がとてつもなく大変重要な事なんですよね。こう決心した上でハリーがヴォルデモートと戦った。そしてハリーの杖とヴォルデモートの杖が戦ったという事が後に前例のない事をまた引き出すのです。
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