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シリウスを裏切ったクリーチャーなど所有したくない。ハリーはそう思いましたがハリーが所有権を放棄すればクリーチャーの主人はベラトリックス・レストレンジになってしまうという事で互いに激しい嫌悪感を抱きながらハリーとクリーチャーは主従関係になりました。ところがだったんですよね。(全3項目)

3-1.二君に仕えていた
シリウスが死んだのは自分のせいだ。全部自分のせいだ。夢に見た事をあれほどまでに現実と思わなければシリウスは死なずに済んだんだ。ハーマイオニーのあまりに有り得ないという意見を受け入れていれば良かったんだ。

耐えられない。考えたくない。我慢できない。心の中にぽっかりと恐ろしい穴が空いている。感じたくない。確かめたくない。暗い穴だ。そこにシリウスがいた。そこからシリウスが消えた。ハリーはこう思ったんですよね。

ハリーはダンブルドアが作った「移動キー」で校長室に来ていました。そして校長室に戻って来たダンブルドアからクリーチャーは何故シリウスは12番地にいないなどとハリーに嘘をついたその理由を聞かされたんですよね。

ハリーは主人ではないのでクリーチャーは嘘をついても自分を罰する必要もない。クリーチャーはハリーを魔法省に行かせるつもりだった。クリーチャーはハリーをわざわざ魔法省に行かせたんだそうです。その理由とは?

何と残念な事にはクリーチャーはもう何ヵ月も二君に仕えていたのだそうです。クリスマスの少し前にクリーチャーはチャンスを掴んだんだそうです。まさにハリーたちが12番地へとやって来たその時の事だったんですよね。

シリウスはクリーチャーに「出て行け」と叫びました。クリーチャーはそれを言葉通り受け取り屋敷を出て行けという命令だと解釈した。クリーチャーはブラック家の中でも自分がまだ若干尊敬できる人物の所に行きました。

それはルシウス・マルフォイ氏の妻ナルシッサの所でした。クリーチャーは屋敷しもべ妖精として呪縛されていて自分の主人のシリウスの直接の命令に逆らう事はできないので不死鳥の騎士団の機密情報を教えられなかった。

しかしシリウスにとってはクリーチャーに他言を禁じるほどではない些事でもヴォルデモートにとっては非常に価値のある情報をクリーチャーはナルシッサに与えたのだそうです。それはハリーとシリウスに関係する事です。

シリウスがこの世で最も大切に思っているのはハリーだ。そしてハリーもシリウスの事を父親とも兄とも慕っている。クリーチャーの情報でヴォルデモートはハリーはシリウスならどんな事があっても助けに行くと気づいた。

こうしてヴォルデモートはクリーチャーの情報を利用してハリーに策略を仕掛けハリーは罠に嵌って魔法省に駆けつけてしまったというわけなんですよね。

3-2.プリベット通り4番地に
クリーチャーの情報を利用してヴォルデモートは自分を罠に嵌めそしてシリウスは死んだ。こうしてハリーにとってクリーチャーはこの世で一番最悪の忌まわしい存在になりました。ところがだったというわけなんですよね。

何とハリーがそのクリーチャーを所有し主人になる事になったのです。それは夏休みに入って2週間後の事でした。ダンブルドアがプリベット通り4番地にハリーを迎えにやって来るとシリウスの遺言をハリーに告げたんですよね。

シリウスの遺言は所有物の全てをハリーに遺すという内容でした。グリンゴッツのハリーの口座にほどほどの金貨が増えロンドンのグリモールド・プレイス12番地の屋敷がハリーの物になりました。それが問題だったのです。

何でも12番地の屋敷はブラック家の伝統で代々ブラックの姓を持つ直系の男子に引き継がれる決まりになっていたんだそうです。シリウスはその系譜の最後の者だった。それなら果たしてハリーが引き継ぐ事ができるのか?

あの屋敷に何らかの呪文や呪いがかけられていてブラック家の純血の者以外は何人も所有できないようになっているかもしれないのだそうです。もしもそうならシリウスの親族の中で最年長の者に所有権が移る可能性が高い。

つまりそれは従姉妹のベラトリックス・レストレンジという事になるとの事でした。状況は複雑を極めていて所有権がシリウスの手を離れたという事になると12番地にかけた「忠誠の術」は持続しないかもしれないそうです。

そのため不死鳥の騎士団は今にもベラトリックスが12番地の戸口に現れるかもしれないという事で退去を余儀なくされたんだそうです。ところが幸いな事にハリーが所有できるかどうか簡単に判るテストがあるのだそうです。

ダンブルドアが杖を振ってその場に姿を現したのがクリーチャーでした。居間の床でクリーチャーは地団駄を踏みながら自分の耳を引っ張り大声を上げました。ハリーになど仕えたくないとばかりにこう叫んでいたのでした。

「クリーチャーはしない。クリーチャーはしない。クリーチャーはそうしない!」

続けてクリーチャーは自分はベラトリックスのものだしブラック家のものだし新しい女主人様がいいのですからポッター小僧には仕えないとも言いました。クリーチャーのその様子を指してダンブルドアはこう言いました。

「ハリー見ての通りクリーチャーは君の所有物になるのに多少抵抗を見せておる」

ハリーは身をよじって地団駄を踏むクリーチャーに嫌悪の眼差しを向けながら「どうでもいいんです。僕いりません」と言いました。しかしハリーが所有しないとクリーチャーの所有権はベラトリックスに移ってしまいます。

クリーチャーがベラトリックスと暮らすのを許してはならない。そう思ってもシリウスを裏切った生き物を所有するなんてハリーは考えるだけでも厭わしいと思いました。そんなハリーにダンブルドアはこう言ったのでした。

「命令してみるのじゃ。君の所有に移っておるのならクリーチャーは君に従わねばならぬ。さもなくばこの者を正当な女主人から遠ざけておくよう他の何らかの策を講ぜねばなるまい」

「しない。しない。しない。しないぞ!」と言うクリーチャーの声が高くなり叫び声になりました。ハリーは他に何も思いつかないまま「クリーチャー黙れ!」と言いました。つまりハリーはクリーチャーに命令したのです。

クリーチャーは一瞬窒息するかのように見えました。喉を押さえ死に物狂いで口を開いたり閉じたりして数秒間必死に息を呑み込んでいました。やがてうつ伏せにカーペットに身を投げ出し両手両足で激しく床を叩きました。

しかし完全に無言で癇癪を爆発させていました。つまり「黙れ!」というハリーの命令に従ったのです。こうしてクリーチャーはハリーの所有物になりグリモールド・プレイス12番地もハリーが所有できると判ったのでした。

クリーチャーはダンブルドアの進言でホグワーツの厨房で働く事になったというわけなんですよね。

3-3.一緒に来たのは?
こうしてハリーとクリーチャーはこれ以上ないというぐらいの嫌悪感を互いに抱きながら主従関係になりました。ところが学期に入ってからクリーチャーを所有していて良かったとハリーが思う日がやって来たというわけです。

ハリーは夏休みにダイアゴン横丁で偶然見かけて以来ドラコ・マルフォイに対して強い疑念を抱きマルフォイが一体何を企んでいるのかという事が一番の関心事になりました。そしてそれは年も明けた3月の事だったのでした。

ハリーはクィディッチの対ハッフルパフ戦で負傷し病棟のベッドの上にいました。試合の直前にもハリーは仏頂面の2人の女の子を引き連れたマルフォイに出くわしていて愕然とするという事があったばかりだったんですよね。

マルフォイが何を企んでいるのか知りたい。あいつの現場を押さえたいんだ!ハリーは考えました。魔法大臣ルーファス・スクリムジョールほどの権力があればマルフォイに尾行をつけられるが自分にはそんな事はできない。

ところがそんな権力がハリーにはあったのです。それはハリーが過去に病棟のお世話になった時の数々の経験を思い出している時に頭に思い浮かびました。ハリーが2年生の時に病棟に屋敷しもべ妖精のドビーが来たのです。

ついに解決法を見つけた。マルフォイを尾行する方法があった。どうして忘れていたのだろう?どうしてもっと早く思いつかなかったんだろう?しかし何せ初めての事なのでハリーは低い声で遠慮がちに呼びかけてみました。

「クリーチャー?」

パチンと大きな音がするとクリーチャーが姿を現しました。しかしクリーチャーは1人ではありませんでした。しかも取っ組み合いの喧嘩の真っ最中でした。喧嘩の相手はハリーが4年生の時からホグワーツにいたドビーでした。

ハリーは思いつきました。考えてみると2人いたほうがいいだろう。そこでハリーはクリーチャーとドビーの2人にマルフォイを尾行するようにと命じました。本来ならばドビーの主人はダンブルドアなので命令はできません。

でもドビーはハリー・ポッターの手伝いをするのが光栄と言ってハリーの命令に従ってくれました。そしてクリーチャーは尾行しても何の成果も得られませんでしたがドビーのお陰でハリーは1つの情報を得る事ができました。

ドラコ・マルフォイは「必要の部屋」で何かをしている。ドビーの報告でこれが判りマルフォイが引き連れていた仏頂面の2人の女の子がポリジュース薬で変身したクラッブにゴイルだという事も判明したというわけですよね。

これも呼び出したクリーチャーにドビーがついていてくれたお陰というわけなんですよね。

今日の最後に
シリウスの遺言によりハリーはグリモールド・プレイス12番地の屋敷と共にクリーチャーを所有する事になりました。ここで私が分らなくなったのが「クリーチャーは自由な屋敷しもべ妖精なのか?」という事なんですよね。

クリーチャーはシリウスの父の形見の古いズボンを抱き締めていた。マルフォイ家の人たちはドビーが自由にならないようドビーには靴下1つ渡さないように注意していた。したがってクリーチャーは自由な屋敷しもべ妖精だ。

私はそう考えましたがクリーチャーはハリーの命令に従いましたよね。クリーチャーは前述のようにシリウスとベラトリックス・レストレンジの2人に仕えていました。自由な屋敷しもべ妖精だからできたと私は考えました。

でもハリーの命令に従ったという事はクリーチャーの主人はハリーの前はシリウスだったんでしょう。ハリーもクリーチャーも互いに激しい嫌悪感を抱いていましたがハリーはクリーチャーを所有したメリットがありました。

今度はクリーチャーの番というわけなんですよね。
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