FC2ブログ

ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

シリウスから引き継いで主従関係になった時には互いに激しい嫌悪感を抱いていたハリーとクリーチャーだったのですがレギュラスの偽のロケットをハリーから授与されてからはクリーチャーのハリーに対する態度は劇的に好転しました。そしてハリーが久方ぶりにクリーチャーを見た時には・・・(全3項目)

3-1.突如として熱血漢に
亡者がうようよしている湖から逃げられたぐらいだからマンダンガス・フレッチャーを捕まえる事などクリーチャーなら数時間もあれば十分だとハリーは確信し期待感を募らせて午前中はずっと屋敷の中を徘徊していました。

しかしクリーチャーは午後になっても戻らず日が暮れる頃になるとハリーは落胆すると共に心配になって来ました。クリーチャーがマンダンガスを連れて12番地に戻って来るまでには何と3日もの日付を要する事となりました。

その時ハリーはクリーチャーの事をこの3日間で初めて完璧に忘れていました。リーマス・ルーピンがやって来て妻トンクスが懐妊した事をハリーたちに告げ不安な気持ちを散々吐露して行ったその後だったからなんですよね。

「ご主人様クリーチャーは盗っ人のマンダンガス・フレッチャーを連れて戻りました」

ハリーが急いで立ち上がるとクリーチャーは深々とお辞儀をしこう言いました。捕まえて戻るのに3日もかかったのはマンダンガスは捕まらないようにする方法を知っていて隠れ家や仲間を沢山持っていたからなんだそうです。

ハリーがマンダンガスを尋問していると走るような足音がして銅製の何かが光ったかと思うとグワーンという響きと痛そうな悲鳴が聞こえて来ました。クリーチャーがマンダンガスに駆け寄りソース鍋で頭を殴ったのでした。

「こいつを何とかしろ。辞めさせろ。檻に入れとけ!」

クリーチャーがもう一度分厚い鍋を振り上げたのでマンダンガスはこう言って頭を抱え悲鳴を上げました。ハリーは「クリーチャーよせ!」と叫びました。クリーチャーの細腕が高々と持ち上げた鍋の重さで震えていました。

「ご主人様もう一度だけよろしいでしょうか?ついでですから」

突如として熱血漢になったクリーチャーを見てロンは声を上げて笑いました。ハリーはクリーチャーに気を失うとまずいんだよ。だけどこいつを説得する必要が出て来たなら仕切り役を果たして貰うとそう言ったんですよね。

そして何と問題のロケットはダイアゴン横丁で売っていたら没収されてしまったんだそうです。没収して行ったのはかつてはホグワーツで「闇の魔術に対する防衛術」を教えていて短期間でしたが校長にもなった人物でした。

それはドローレス・アンブリッジその人でした。

3-2.豹変
それからおよそ1ヵ月が経ち9月1日になっていました。ハリーはアルバス・ダンブルドアの後任の校長にセブルス・スネイプが就任したという気に入らないニュースを持って12番地の厨房に戻って来たというわけなんですよね。

厨房は見違えるようになっていました。何もかもが磨き上げられて鍋やフライパンは赤銅色に輝いて木のテーブルも光っていました。ゴブレットや皿はもう夕食用に並べられて楽しげな暖炉の炎を映していたというわけです。

暖炉にかけられた鍋はグツグツと煮えています。でもそんな厨房の変化もクリーチャーの変わりようと比べたら何でもありません。真っ白なタオルを着て耳の毛は清潔で綿のようにふわふわしていたというわけなんですよね。

「ハリー様お靴をお脱ぎください。それから夕食の前に手を洗ってください」

クリーチャーはハリーにこう言いました。その胸にはハリーが贈ったレギュラスのロケットが飛び跳ねていました。クリーチャーはハリーから「透明マント」を預かると壁の洋服掛けまで歩いて行ってそこに掛けたのでした。

ダンブルドアを殺害した当の本人のスネイプが後任の校長になってロンとハリーが議論を戦わせていると大きなスープ鍋を持ったクリーチャーがまめまめしくテーブルにやって来て口笛を吹きながらスープを分け入れました。

ハリーは「ありがとうクリーチャー」と礼を言いながらスネイプの顔を見なくて済むように「日刊予言者新聞」を引っくり返しました。そしてハリーはクリーチャーが注いでくれたスープをすくって飲み始めたんですよね。

クリーチャーはハリーにレギュラスのロケットを授与されてから驚異的に料理の腕が上がりました。今ハリーが飲んだフレンチオニオンスープなどハリーがこれまで味わったスープの中でも最高の出来だったというわけです。

ここでハリーは1つの決断をロンとハーマイオニーに告げました。それは魔法省への潜入計画を明日決行するという事でした。すると誰が魔法省に行って誰がここ12番地に残るのかという議論になったというわけなんですよね。

ロンは「黒斑病」のせいで「隠れ穴」で死にかけているという事になっている。ハーマイオニーは10日前の「日刊予言者新聞」の尋問に出頭をしなかったマグル生まれのリストに入っている。さらにはハリーもなんですよね。

ハリーの首には何と一万ガリオンの懸賞金が懸っているのです。そこでハリーが「いいよ。僕はここに残る。万が一君たちがヴォルデモートをやっつけたら知らせてくれる?」とジョークを飛ばしたその時の事だったのです。

ロンとハーマイオニーが笑い出した時にハリーの額の傷痕に痛みが走りました。ハリーは額に手を伸ばしてしまいハーマイオニーの目は疑わしげに細められました。ハリーは目にかかる髪を払う仕種で誤魔化そうとしました。

「ご主人様はスープを残されましたね。お食事においしいシチューなどはいかがでしょうか。それともデザートにご主人様の大好物の糖密タルトをお出ししましょうか?」

ハリーがスープを飲むのを途中で辞めて立ち上がったのを見咎めてクリーチャーがすぐさま走って来るとハリーにこう言って来ました。ハリーは「ありがとうクリーチャー」と礼を言うと厨房を出たというわけなんですよね。

クリーチャーの変貌ぶりは半端ないほどに凄まじいばかりというわけなんですよね。

3-3.ホグワーツの戦いでは
そんなハリーとクリーチャーにとっての互いに幸せな期間は1ヵ月足らずで終了という事になってしまいました。翌日の9月2日ハリーたちは計画を断行し魔法省に潜入してヴォルデモートの分魂箱を手に入れる事はできました。

しかし魔法省の外に脱出はできたものの魔法法執行部の部長になっていた死喰い人のヤックスリーが「姿くらまし」する瞬間にハーマイオニーの腕を掴んでグリモールト・プレイス12番地の玄関まで従いて来てしまいました。

ハーマイオニーも12番地の「秘密の守人」の1人だったため「忠誠の術」は破られてしまいハリーたちは12番地に戻れなくなったんですよね。それからハリーたちはテント暮らしの放浪の旅が始まったというわけなんですよね。

放浪の旅に出てからハリーたちはクリーチャーは呼び寄せないと決めていました。魔法省から誰かが一緒に従いて来てしまうかもしれずヤックスリーがそうしたように魔法省がクリーチャーを利用するかもしれないからです。

哀れなクリーチャー。ハリーたち3人の帰りを待っていたのに代わりに死喰い人のヤックスリーを迎えなくてはならなくなった。クリーチャーは沈黙を守るだろうか?死喰い人に知っている事の全部を話してしまうだろうか?

ハリーはこの1ヵ月間にクリーチャーの自分に対する態度は変わったと信じたいと思いました。死喰い人がクリーチャーを拷問したら?クリーチャーのために自分は何もしてやれないとハリーはそう思ったというわけですよね。

そんなハリーが久方ぶりにクリーチャーを見たのはホグワーツです。ヴォルデモートの分魂箱の最後の隠し場所が「ホグワーツ」と判りハリーたちは「ホッグズヘッド」から新たにできた抜け道からホグワーツに入りました。

「叫びの屋敷」でハリーは死に行くスネイプから「記憶」を差し出されました。それを見てハリーはヴォルデモートの魂の一部が自分に付着していて自分は死ななければならないんだという運命を知ってしまったんですよね。

しかしヴォルデモートが「死の呪文」を放ってもハリーは死にませんでした。ヴォルデモートが体を再生し蘇る時にハリーの血を取り込んだ事でハリーの母リリーがかけた護りの魔法も取り込みハリーは不死身になりました。

戦いの場は大広間へと移りました。厨房に続く扉の蝶番が吹き飛ぶとホグワーツの屋敷しもべ妖精たちが大ナイフや肉切り包丁を振りかざして叫び声を上げながら玄関ホールに溢れ出て来て先頭にはクリーチャーがいました。

「戦え!戦え!我がご主人様しもべ妖精の擁護者のために!闇の帝王と戦え!勇敢なるレギュラス様の名の下に戦え!戦え!」

クリーチャーはハリーに贈られたレギュラス・ブラックのロケットを胸に躍らせて喧噪の中でもはっきりと聞こえる声でこう張り上げていたんですよね。当然屋敷しもべ妖精を参戦させたのはクリーチャーなんでしょうね。

最後に
昨日の記事でシリウスはクリーチャーが本気になれば驚くほど色々な事に手が回ると言った事があると指摘しました。すなわちシリウスはたったの一度だけですがクリーチャーの事を褒めた事があるというわけなんですよね。

きっと自分にではなく両親や弟のレギュラスに対してしているクリーチャーの行為を思い出してこう言ったんでしょうね。それを今度はクリーチャーはハリーに対してしたというわけです。凄まじいばかりの心遣いですよね。

ハリーがスープを飲み切らずに立ち上がるとすかさず走り寄って来てハリーに声を掛けました。ハリーの事を「ハリー様」とファーストネームで呼びこの1ヵ月間にハリーの大好物が糖密タルトだという事まで把握しています。

でもこうしたハリーとクリーチャーの極めて良好な関係が構築されたのもシリウスが死んで所有権がハリーへと移ったからこそというわけです。ハリーにとってはシリウスが死んだ事は人生最大の損失であり災いでしたよね。

それがこうして福へと転じたというわけなんですよね。

コメント

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL

アナログ時計(黒)

プロフィール

トキメキぼーい

管理人:トキメキぼーい
当サイトのポリシー
継続は力なり!
我が道を行く!

好きな作家
J.K.ローリング
北杜夫
江戸川乱歩
二ノ宮知子
椎名軽穂
羽海野チカ
荒川弘、他

好きな作曲家
ショスタコーヴィチ
メンデルスゾーン
ニールセン、他多数

好きな歌い手
遊佐未森
小田和正
スピッツ
他これもまた多数

愛知県名古屋市在住
血液型O型

トラックバックは
承認制にしました。

コメントも
承認制にしました。

毎週
日曜
月曜
水曜
木曜日更新

最近の記事

カテゴリー

全記事(数)表示

全タイトルを表示

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

Copyright ©ハリポタ通の館(やかた). Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.