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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ゼノフィリウス氏によれば三人兄弟が「死」から与えられた「ニワトコの杖」に「蘇りの石」と「透明マント」の3つの品が「死の秘宝」なんだそうです。するとゼノフィリウス氏とハーマイオニーの間で「死の秘宝は実在するのか?」の議論になって行ったというわけなんですよね。ところがだったのです。(全3項目)

3-1.物語に出て来る3つの品が「死の秘宝」
ハーマイオニーは「三人兄弟の物語」を読み終えて本を閉じましたがゼノフィリウス氏はすぐにはそれに気づかず一瞬間を置いてから窓を見詰めていた視線を外し「まあそういう事だ」とそう言ったというわけなんですよね。

ハーマイオニーは混乱したような声で「え?」と言いました。するとゼノフィリウス氏は「それらが死の秘宝だよ」と言い肘の所にあるテーブルから羽根ペンを取り積み重ねた本の中から破れた羊皮紙を引っ張り出しました。

ゼノフィリウス氏は「ニワトコの杖」と言って羊皮紙に縦線をまっすぐ1本引いて「蘇りの石」と言いながら縦線の上に円を描き足し「透明マント」と言いながら縦線と円を三角で囲んで例の三角の印を完成させたんですよね。

それから「3つを一緒にして死の秘宝」と言ったというわけです。するとハーマイオニーが「でも死の秘宝という言葉は物語のどこにも出て来ません」とそう言ったんですよね。ゼノフィリウス氏はそれにこう応えたのでした。

「それはもちろんそうだ。それは子供のお伽噺だから知識を与えるというより楽しませるように語られている」

しかしこういう事を理解している我々の仲間にはこの昔話が3つの品つまりは「死の秘宝」に言及している事が判るんだそうです。もしも3つを集められれば持ち主は死を制する者となるだろうとゼノフィリウス氏は言いました。

一瞬の沈黙が訪れてその間にゼノフィリウス氏は窓の外をちらりと見ました。太陽はもう西に傾きゼノフィリウス氏は「ルーナはまもなく十分な数のプリンピーを捕まえるはずだ」と低い声で言ったというわけなんですよね。

するとここでロンが口を開き「死を制する者っていうのは」と言いました。ゼノフィリウス氏はどうでもよいという風に手を振りながら「制する者。征服者。勝者。言葉は何でもよい」と言いました。ここでだったのでした。

ハーマイオニーがゆっくりと「でもそれじゃ。つまり」と言いました。ハーマイオニーのその言い方を聞いてハリーは疑っている事が少しでも声に表れないように努力しているのだという事が判ったというわけなんですよね。

3-2.その存在を巡っての議論に
「あなたはそれらの品。秘宝。が実在すると信じているのですか?」ハーマイオニーがこう訊くとゼノフィリウス氏は眉を吊り上げ「そりゃあもちろんだ」と答えました。するとハーマイオニーはこう訊いたというわけです。

「でもラブグッドさん。どうして信じられるのかしら?」

ハリーはその声の調子でハーマイオニーの抑制が効かなくなり始めているのを感じました。それはゼノフィリウスもまたやはり感じたようでした。そこでハーマイオニーに向かってこのように言ったというわけなんですよね。

「お嬢さん。ルーナが君の事を色々話してくれたよ。君は知性がないわけではないとお見受けするが気の毒なほど想像力が限られている。偏狭で頑迷だ」

ゼノフィリウス氏のこの指摘を受けてロンが「ハーマイオニーあの帽子を試してみるべきじゃないかな」と言って馬鹿馬鹿しい髪飾りを顎でしゃくりました。笑い出さないように堪える辛さで声が震えていたというわけです。

「ラブグッドさん。透明マントの類が存在する事は私たち3人とも知っています。珍しい品ですが存在します」

ところがハーマイオニーが「でも」と言った所でゼノフィリウス氏は口を挟んで3番目の秘宝は本物の「透明マント」なのだと言いました。旅行用のマントに「目くらまし術」をしっかり染み込ませた物ではないんだそうです。

「眩惑の呪い」をかけたりした品でもないしデミガイズの毛で織った物でもない。この織物は始めの内こそ隠してくれるが何年かが経つと色褪せて半透明になってしまう。本物のマントは間違いなく完全に透明にしてくれる。

しかも永久に長持ちするのだそうです。どんな呪文をかけても見通せないしいつも間違いなく隠してくれる。そういう「透明マント」をこれまで何枚見たとゼノフィリウス氏に問われてハーマイオニーは口を開きかけました。

しかしますます混乱したような顔でそのまま口を閉じてしまいました。ハリーたち3人は顔を見合せました。ハリーはロンもハーマイオニーも自分と同じ事を考えていると思いました。ゼノフィリウス氏がたった今説明をした。

それと寸分違わぬ「透明マント」を自分が持っていたからです。しかしハリーたちが3人とも反論しなかったためゼノフィリウス氏は論理的にハリーたちを言い負かしたという調子で「その通り」とそう言ったというわけです。

「君たちはそんな物を見た事がない。持ち主はそれだけで計り知れないほどの富を持つと言えるだろう。違うかね?」

こう言うとゼノフィリウス氏はまた窓の外をちらりと見ました。空はうっすらとピンクに色づいていました。ハーマイオニーはゼノフィリウス氏が言った本物のマントが自分たちの手元にあるので落ち着きを失っていました。

「それじゃそのマントは実在するとしましょう。ラブグッドさん。石の事はどうなるのですか?あなたが蘇りの石と呼ばれたその石は?」

3-3.唯一沢山の証拠がある秘宝は?
ハーマイオニーのこの問いにゼノフィリウス氏は「どうなるとはどういう事かね?」と訊き返しハーマイオニーが「あのどうしてそれが現実の物だと言えますか?」と訊くとゼノフィリウス氏はこう言葉を返したんですよね。

「そうじゃないと証明してご覧」

ハーマイオニーは憤慨した顔をして失礼ですがそんな事は愚の骨頂だと言ったのでした。実在しない事を一体どうやって証明できるんですか?例えば自分が世界中の石を集めてテストすればいいとでも?と抗議したのでした。

つまり実在を信じる唯一の根拠がその実在を否定できないという事なら何だって実在すると言えるじゃないですかとハーマイオニーが言うとゼノフィリウス氏はハーマイオニーに向かってこう言ったというわけなんですよね。

「そう言えるだろうね。君の心が少し開いて来たようで喜ばしい」

ここでハリーはハーマイオニーが反論する前にと急いで「それじゃニワトコの杖はそれも実在すると思われますか?」と訊きました。ハリーのこの問いにゼノフィリウス氏はこう答えました。待っていたとも言えるでしょう。

「ああまあこの場合は数え切れないほどの証拠がある。秘宝の中でもニワトコの杖は最も容易に跡を追える。杖が手から手へと渡る方法のせいだがね」

ハリーが「その方法って?」と訊くとゼノフィリウス氏はこう答えました。その方法とは真に「ニワトコの杖」の所持者になるためには「ニワトコの杖」の前の持ち主から杖を奪わなければならないという事なんだそうです。

極悪人エグバートが悪人エメリックを虐殺して手に入れた話はもちろん聞いた事があるだろうね?ゴデロットが息子のヘレワードに奪われて自宅の地下室で死んだ話も?この手の逸話はもう沢山あるというわけなんですよね。

あの恐ろしいロクシアスがバーナバス・デベリルを殺害して手に入れた事も?この「ニワトコの杖」の血の軌跡は魔法史のページに点々と残っている。だから「ニワトコの杖」は間違いなく実在するというわけなんですよね。

今日の最後に
ゼノフィリウス氏は娘のルーナから聞いてハーマイオニーの事を知っていましたね。実はハーマイオニーは以前にルーナにあなたは目の前に突き付けられないと信じる事ができないとそう指摘をされた事があったんですよね。

ハーマイオニーの心の中には激しい葛藤が生じていました。そのために落ち着きを失ってしまったんですよね。ゼノフィリウス氏の言う事など信じたくない。しかし目の前に確かな現実が存在しているというわけですよね。

それはゼノフィリウス氏が指摘をする完全な「透明マント」がハリーが所持していて確かに存在するという現実なのです。1年生のクリスマスにハリーはダンブルドアからこの「透明マント」を贈られたというわけですよね。

それ以来ハリーたちは様々な場面でこの「透明マント」を使って来て大いに役立ったというわけです。だからハーマイオニーもまた「透明マント」については確かに実在する事を認めるしかなかったというわけなんですよね。

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