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ルーナは家にいませんでした。父親のゼノフィリウス氏が「ザ・クィブラー」にハリー擁護の記事を載せまくったために身柄を拘束されてしまったのです。ラブグッド氏にとってはようやくという感じて魔法省から2人がやって来ました。そこでハーマイオニーが・・・(全3項目)

3-1.物凄い爆発!
ハリーが「僕たちに手荒な事をさせないでください。どいてくださいラブグッドさん」と言うとハーマイオニーが「ハリー!」と名前を呼んで悲鳴を上げました。箒に乗った人影が窓の外を飛び過ぎたからというわけです。

ハリーたち3人が目を離した隙にラブグッド氏は杖を抜きました。ハリーは危うい所で油断に気づき横っ飛びに跳んでロンとハーマイオニーを呪文の通り道から押し退けました。呪文の当たった所が問題だったというわけです。

ラブグッド氏が放った「失神の呪文」は部屋を横切ってしわしわ角スノーカックの角だと主張していたエルンペントの角に当たりました。部屋が吹き飛んだかと思うような音が起こって物凄い爆発だったというわけですよね。

木や紙の破片に瓦礫が四方八方に飛び散り前が見えないほどのもうもうたる埃であたりが真っ白になりました。ハリーは宙に飛ばされたその後に床に激突して両腕でかばった頭の上に降り注ぐ破片で何も見えなくなりました。

ハーマイオニーの悲鳴にロンの叫び声と吐き気を催すようなドサッグシャッという金属音が繰り返し聞こえました。吹き飛ばされたラブグッド氏が仰向けに螺旋階段を落ちて行く音だとハリーには察しがついたんですよね。

瓦礫に半分埋もれながらハリーは立ち上がろうとしました。舞い上がる埃でほとんど息もできず目も見えません。天井は半分吹き飛んでルーナのベッドの端が天井の穴からぶら下がって切れ切れの羊皮紙が宙を舞っていました。

顔が半分なくなったロウェナ・レイブンクローの胸像がハリーの脇に倒れ印刷機の大部分は横倒しになって台所に下りる階段の一番上を塞いでいました。その時でした。白い人影がハリーのそばで動いたというわけですよね。

埃に覆われてまるで2個目の石像になったかのようなハーマイオニーが唇に人差し指を当てていました。1階の扉が凄まじい音を立てて開きました。

3-2.ここから出なくては
荒々しい声が「トラバースだから急ぐ必要はないと言ったろう?このイカレポンチはまた戯言を言っているだけだと言ったじゃないか」と言いました。バーンという音とラブグッド氏が痛みで悲鳴を上げるのが聞こえました。

それから「違う。違う。2階に。ポッターが!」と言いました。すると「先週言ったはずだぞラブグッドもっと確実な情報でなければ我々は来ないとな!先週の事を覚えているだろうな?」と言うのが聞こえて来たんですよね。

何でも先週はあの馬鹿馬鹿しい髪飾りと娘つまりルーナを交換したいと言ったんだそうです。さらにその1週間前はラブグッド氏は何とか言う変な動物が実在する証拠を提供すればルーナを返すと思ったと言ったのだそうです。

それは当然「しわしわ角スノーカック」の角を提供するという事なんでしょう。でもその角は今しがた爆発してしまいました。ラブグッド氏は啜り泣き「違う。違う。お願いだ!本物のポッターだ!本当だ!」と訴えました。

「それなのに今度は我々をここに呼んでおいて吹っ飛ばそうとしたとは!」

ラブグッド氏は本物のハリー・ポッターがここにいると必死に訴えました。すると1人がこう言うのが聞こえて来ました。死喰い人は吠え喚いてバーンという音の連発の間にラブグッド氏が苦しむ悲鳴が聞こえて来ていました。

「セルウィンこの家は今にも崩れ落ちそうだそ。階段は完全に遮断されている。取り外してみたらどうかな?ここ全体が崩れるかもしれんな」

もう1人の冷静な声がめちゃめちゃに破壊された階段を伝わってこう響いて来ました。そのセルウィンと呼ばれた魔法使いが「この小汚い嘘つきめ。ポッターなど今まで見た事もないのだろう?」と叫ぶのが聞こえて来ました。

セルウィンはラブグッド氏に我々をここに誘き寄せて殺害しようと思ったのか?こんな事で娘が戻るとでも思うのか?と言いました。ラブグッド氏は再び「嘘じゃない。嘘じゃない。ポッターが2階にいる!」と訴えました。

すると階段下で「ホメナム・レベリオ!人現われよ!」と唱える声がしてハリーはハーマイオニーが息を呑むのを聞きました。そして何かが自分の上にスーッと低く飛んで来てその影の中に体を取り込まれる感じがしました。

そんな奇妙な感覚の後に2番目の声が鋭く「上に確かに誰かいるぞセルウィン」と言いました。ラブグッド氏は引き続き啜り泣きながら2人の死喰い人に向かってまたしてもそれはもう必死にこう訴えたというわけなんですよね。

「ポッターだ。本当にポッターなんだ!お願いだ。お願いだ。私のルーナを返してくれ。ルーナを私の所に返して」

セルウィンは「お前の小娘を返してやろうラブグッド」と言いました。でもそれはこの階段を上がってハリー・ポッターをここに連れて来たらの話だそうです。セルウィンもまたラブグッド氏の事を疑っていたんですよね。

セルウィンはこれもラブグッド氏の策略で罠を仕掛けていて上にいるのは待ち伏せしている仲間ではと疑っているのです。もしそうならルーナは埋葬のために一部だけ返してやるかどうか考えようとセルウィンは言いました。

ラブグッド氏は恐怖と絶望で咽(むせ)び泣きました。あたふたとあちらこちらを引っかき回すような音がしました。ラブグッド氏が階段を覆う瓦礫を掻き分けて上がって来ようとしているのです。ハリーはこう囁きました。

「さあここから出なくては」

3-3.脱出!
ラブグッド氏が階段を上がろうとするやかましい音に紛れてハリーは自分の体を瓦礫の中から掘り出し始めました。ロンが一番深く埋まっていました。ハリーとハーマイオニーはロンが埋まっている所まで歩いて行きました。

なるべく音を立てないようにして瓦礫の山を歩いて行きました。ロンは両足に乗った重い箪笥を何とかして取り除こうとしていました。ラブグッド氏が叩いたり掘ったりする音が次第に近づいて来る中ロンを助け出しました。

ハーマイオニーは「浮遊術」でようやくロンを動けるようにしました。ハーマイオニーは小声で「これでいいわ」と言いました。階段の一番上を塞いでいる印刷機が揺れ始めました。ラブグッド氏がそこまで来ていました。

埃で真っ白な姿のハーマイオニーが「ハリー私を信じてくれる?」と訊いてハリーは頷きました。ハーマイオニーは小声で「透明マント」を使うわ。そして着るのはロンだと言いました。ロンは何故自分なんだと訊きました。

「お願いロン!ハリー私の手をしっかり握って。ロン私の肩を掴んで」

どうしてハリーじゃなくて自分なんだというわけですね。しかしハーマイオニーはこう言いました。ハリーは左手を出してハーマイオニーの手を握りました。一方ロンのほうは「透明マント」の下へと消えて行ったのでした。

階段を塞いでいる印刷機はまだ揺れていました。ラブグッド氏は「浮遊術」で印刷機を動かそうとしていました。ハーマイオニーは待っていました。ハリーはハーマイオニーが一体全体何を待っているのかが分りませんでした。

「しっかり掴まって。しっかり掴まって。まもなくよ」

ハーマイオニーはこう囁きました。そしてついにラブグッド氏が顔を出しました。ハーマイオニーはまずそのラブグッド氏の顔に杖を向けて「オブリビエイト!忘れよ!」と叫びそれから今度は床に杖を向けこう叫びました。

「デプリモ!沈め!」

ハーマイオニーは居間の床に穴を開けていました。ハリーたち3人は石のように落ちて行きました。ハリーはハーマイオニーの手をしっかりと握ったままでした。下で悲鳴が上がり逃げて行く2人の男の姿がちらりと見えました。

降って来る大量の瓦礫や壊れた家具の雨を避けて逃げたのです。ここでハーマイオニーは「姿くらまし」しました。ハリーの耳に最後に聞こえたのは家が崩れる轟音だったというわけなんですよね。こうして脱出したのです。

今日の最後に
例の三角の印は「死の秘宝」の印で「ニワトコの杖」に「蘇りの石」と「透明マント」の3つの品を表したものだ。ゼノフィリウス氏のこの主張をハーマイオニーはラブグッド独特のへんてこな解釈と一刀両断に切り捨てました。

そしてゼノフィリウス・ラブグッド氏は信用できないと断じたのです。しかしそれは死喰い人たちも同じで到着が遅れたのもそのせいでした。ラブグッド氏が娘ルーナを返して貰うために出した条件も笑止千万だったのです。

先週はあの馬鹿馬鹿しいロウェナ・レイブンクローの髪飾りとルーナを交換したいと言ったんだそうです。さらにその1週間前には「しわしわ角スノーカック」が実在する証拠を提供するからルーナを返してと言ったそうです。

それはもう他人が見ればお笑い種なんですけどゼノフィリウス・ラブグッド氏にとっては髪飾りも「しわしわ角スノーカック」の角もそれはそれは大事な物だったというわけですね。やはりこの人はかなりズレていますよね。

でもハリーが5年生の時は「ザ・クィブラー」3月号にハリーのインタビュー記事を載せてダンブルドアを大喜びさせたみたいです。この「ザ・クィブラー」3月号は爆発的に売れホグワーツの他の先生も大喜びだったようです。

それがあったが故に今回の大爆発騒動になってしまったというわけなんですよね。
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