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ハーマイオニーが機転を利かせてハリーたち3人は無事にラブグッドの家を脱出する事ができました。しかしテントに入ってからゼノフィリウス・ラブグッド氏が主張していた「死の秘宝」を巡って激論が交わされる事となりました。当然ハーマイオニーは否定したのですが・・・(全3項目)

3-1.脱出し遂せて
ハリーは喘ぎながら草の上に落ちてようやく立ち上がりました。ハリーたち3人は夕暮れのどこかの草原の一角に着地をしたようでした。ハーマイオニーはもう杖を振って例の保護呪文を周りに円を描いてかけていたのでした。

ロンは「あの裏切り者!老いぼれの悪党!」と言いながら「透明マント」を脱ぐとマントをハリーに放り投げました。その一方でロンはハーマイオニーに対してはこう言って絶賛の言葉を惜しまなかったというわけですよね。

「ハーマイオニー。君って天才だ。大天才だ。あそこから逃げ遂せたなんて信じられないよ!」

ハーマイオニーは保護呪文を唱えながらだからエルンペントの角だって言ったでしょう?あの人にちゃんと教えてあげたのに結局あの人の家は吹き飛んでしまったじゃないと言いました。するとロンはこう言ったんですよね。

「罰が当たったんだ」

ロンは破れたジーンズと両足の切り傷を調べながら「連中はあいつをどうすると思う?」と訊きました。するとハーマイオニーは殺害したりしなければいいんだけどと呻きました。そのためハリーの姿を見せたんだそうです。

そうすればゼノフィリウス氏が嘘をついていなかったと判るからハーマイオニーはハリーには「透明マント」を被らせなかったのだそうです。するとロンは「だけどどうして僕を隠したんだ?」とそう訊いたというわけです。

ハーマイオニーはあなたは黒斑病で寝ている事になっている。死喰い人は父親がハリーを支持しているからとルーナをさらった。あなたがハリーと一緒にいるのを見たならあなたの家族に何をするか分からないと言うのです。

「だけど君のパパやママは?」とロンが訊くとハーマイオニーは「オーストラリアだもの。大丈夫なはずよ。2人は何も知らないわ」とそう答えたというわけです。ロンは感服し切った顔をしてこう繰り返したというわけです。

「君って天才だ」

3-2.テントに入って
ハリーも心から同意して「うんハーマイオニー天才だよ。君がいなかったら僕たちどうなっていたか分からない」と言いました。ハーマイオニーは笑顔を見せましたがすぐに真顔になってこう言ったというわけなんですよね。

「ルーナはどうなるのかしら?」

この問いにロンは「うーんあいつらの言ってる事が本当でルーナがまだ生きてるとすれば」と言いましたがハーマイオニーはそんな事など考えたくもない。言わないでとばかりに金切り声でこう言ったというわけですよね。

「辞めて。そんなこと言わないで!ルーナは生きてるはずよ。生きていなくっちゃ!」

するとロンは「それならアズカバンにいると思うな。だけどあそこで生き延びられるかどうか。大勢が駄目になって」と言いました。ロンはルーナが死喰い人の掌中にあるという事でどうしても悲観的になってしまうのです。

「ルーナは生き延びる。ルーナはタフだ。僕たちが考えるよりずっと強い。多分監獄に囚われている人たちにラックスパートとかナーグルの事を教えているよ」

そんなロンにハリーがこう言いました。そうではない場合を考える事さえ耐えられなかったからです。ハーマイオニーは手で目を拭いながら「そうだといいけど。ゼノフィリウスが可哀想だわ」とそう言ったというわけです。

そしてハーマイオニーが「もし」と言ったのを引き取ってロンは「もしあいつが僕たちを死喰い人に売ろうとしていなかったらな。うん」と言いました。ハリーたち3人はテントを張って中に入るとロンが紅茶を入れました。

九死に一生を得た後はこんな寒々とした黴臭くて古い場所でも安全でくつろげる居心地の良い家庭のようでした。暫くの沈黙の後ハーマイオニーが呻くように「ああ私たちどうしてあんな所へ行ったのかしら?」と言いました。

「ハリーあなたが正しかったわ。ゴドリックの谷の二の舞だった。全く時間の無駄!死の秘宝なんて。くだらない。でも本当は」

ここまで言った所でハーマイオニーは何か急に閃いたようでした。そして「死の秘宝」なんて全部あの人の作り話じゃないかしらと言い始めました。多分全く信じていないんだ。死喰い人たちが来るまでの時間稼ぎなんだわ。

死喰い人たちが来るまで私たちに話をさせておきたかっただけよ!こう言うハーマイオニーにロンは「それは違うと思うな」と言いました。緊張している時にでっち上げ話をするなんて事は意外に難しいとロンは言うのです。

ロンは人さらいに捕まった時にそれが判ったそうです。スタンのふりをするほうが全く知らない誰かをでっち上げるよりずっと簡単だったそうです。自分たちを足止めしようとして物凄くプレッシャーがかかっていたはずだ。

自分たちをしゃべらせておくためにラブグッド氏は本当の事あるいは本当だと思っている事を言ったと思うとロンは言ったのでした。ロンにそう言われてハーマイオニーは溜め息をつきながらこう言ったというわけですよね。

「まあねそれはどっちでもいいわ。ゼノフィリウスが正直な話をしていたにしてもあんな出鱈目の話は聞いた事がないわ」

ところがここでロンが「でも待てよ。秘密の部屋だって伝説上のものだと思われてたんじゃないか?」と言いました。これにハーマイオニーは「死の秘宝」なんて有り得ないと反論をしました。それにロンはこう応えました。

「君はそればっかり言ってるけどその内の1つは有り得るぜ。ハリーの透明マント」

3-3.死の秘宝を巡っての激論の末に
「死の秘宝」の3つの品の内の1つは有り得る。それはハリーの「透明マント」だ。こう言うロンにハーマイオニーは「三人兄弟の話はお伽噺よ」と反論しました。つまり「死の秘宝」を示すお話ではないというわけですよね。

ハーマイオニーに言わせれば「三人兄弟の物語」は人間がいかに死を恐れるかのお話なんだそうです。生き残る事が「透明マント」に隠れるのと同じぐらい簡単な事だったら今頃自分たちは必要なものは全部を手にしている。

そう言うハーマイオニーにハリーは上手く機能しなくて大嫌いな借り物の杖を指で引っくり返しつつ「それはどうかな。無敵の杖が手に入ればいいんだけど」と言いました。そんなハリーにハーマイオニーはこう言いました。

「ハリーそんな物はないのよ!」

これにハリーは「沢山あったって君が言ったじゃないか。死の杖とか何とか名前は色々だけど」と反論しました。これに対しハーマイオニーはハリーがそこまで言うのならとばかりにこう言葉を返したというわけなんですよね。

「いいわよそれじゃ仮にニワトコの杖は実在するって思い込んだとしましょう。でも蘇りの石のほうはどうなるの?どんな魔法でも死者を蘇らせる事はできないわよ。これは決定的だわ!」

ハーマイオニーは「蘇りの石」と言う時に指で「かぎ括弧」を書き皮肉たっぷりな言い方をしました。ハリーは自分の杖が「例のあの人」つまりヴォルデモートの杖と繋がった時に数々の人々が姿を現した話をしたのでした。

しかしハーマイオニーは「でも本当に死から蘇ったわけじゃないでしょう?ある種のぼんやりした影みたいな姿は誰かを本当にこの世に蘇らせるのとは違うわ」と言ったのでした。これにハリーはこう反論をしたんですよね。

「でもあの話に出て来る女性は本当に戻って来たんじゃなかったよ。そうだろう?あの話では人は一旦死ぬと死者の仲間入りをする。でも2番目の兄はその女性を見たし話もしただろう?しかも暫くは一緒に住んだ」

ハリーはハーマイオニーが心配そうな何とも形容し難い表情を浮かべるのを見てハーマイオニーがロンをちらりと見た時ハリーはそれが恐怖の表情だと気づきました。死んだ人たちと一緒に住むという話が問題だったのです。

ハーマイオニーを怖がらせてしまったのです。

今日の最後に
ハーマイオニーは5年生の時ルーナに「しわしわ角スノーカック」なんて存在しないと言いました。そればかりかブリバリング・ハムディンガーも存在しないしルーナは全然証拠のない物しか信じないらしいとまで言いました。

そんなハーマイオニーにルーナはあんたは目の前に突き付けられないと信じられないんだと言いました。この場面でもハリーたち3人の間で「死の秘宝」の存在を巡って激論が交わされましたが相変わらずの平行線でしたよね。

その理由と原因は相変わらずハーマイオニーは目の前に突き付けられないとそれを事実と認めないためにハリーとロンが「ひょっとしたら死の秘宝は実在するのかも?」と言っても決して認めようとはしないというわけです。

この時点では「死の秘宝」の存在を示す品がハリーの持っている「透明マント」という事で残り2つの「ニワトコの杖」と「蘇りの石」の存在が実証できないから信じられないとハーマイオニーはそう主張しているんですよね。

ハーマイオニーが「死の秘宝」の存在を認めるのはまだまだ先というわけなんですよね。しかしこれは実はダンブルドアの目論見通りに事が進んでいるという事なんですよね。
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