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ラジオ番組「ポッターウォッチ」はハリーたち3人が知っている極めて身近な人物が続々と登場して来ました。そして番組の最後に話題になったのは「親玉死喰い人」のあの人でした。ところがでした。番組終了後にハリーが決して口にしてはならない言葉を口走ってしまって・・・(全3項目)

3-1.リーとルーピンの話は続き
「ではロムルスもしハリーがこの放送を聞いていたら何と言いたいですか?」リーのこの問いにルーピンは「我々は全員。心はハリーと共にある。そう言いたいですね」と答えて少し躊躇しながらこう付け加えたんですよね。

「それからこうも言いたい。自分の直感に従え。それは良い事だしほとんど常に正しい」

ハリーはハーマイオニーを見ました。ハーマイオニーは目に涙を溜めていて「ほとんど常に正しい」とルーピンの最後の言葉を繰り返しました。するとロンがすっとんきょうな声でルーピンの近況報告をこうしたのでした。

「あっ僕言わなかったっけ?ビルに聞いたけどルーピンはまたトンクスと一緒に暮らしているって!それにトンクスはかなりお腹が大きくなって来たらしいよ」

リーとルーピンの話は続いていてリーが今度は「ではいつものようにハリー・ポッターに忠実であるがために被害を受けている友人たちの近況はどうですか?」と訊きリーのこの問いにルーピンはこう答えたというわけです。

「そうですね。この番組をいつもお聞きの方にはもうお判りの事でしょうがハリー・ポッターを最も大胆に支持して来た人々が数人投獄されました」

ここでルーピンが「例えば」と言って名前を挙げたのが「ザ・クィブラー」の編集長のゼノフィリウス・ラブグッドでした。これを聞いてロンは「少なくとも生きてる!」と呟きました。ルーピンはさらにもう1人言いました。

「さらについ数時間前に聞いた事ですがルビウス・ハグリッド」

ハリーたちは揃ってハッと息を呑みそのためにその後の言葉を聞き逃す所でした。ハグリッドは構内で逮捕されかけたものの拘束はされなかったのだそうです。自分の小屋でハリー・ポッター応援パーティを開いたそうです。

3-2.最後の話題の主は「例のあの人」
「逃亡中だと思われます。死喰い人から逃れる時に5メートルもある巨人の弟と一緒なら役に立つでしょうね?」リーがこう問いかけるとルーピンは「確かに有利になると言えるでしょうね」と真面目に同意をしたんですよね。

その一方でルーピンは「さらに付け加えますが」と言って「ポッターウォッチ」としてはハグリッドの心意気は喝采するもののどんなに熱心なハリーの支持者でもハグリッドの真似はしないように強く忠告すると言いました。

今のご時世では「ハリー・ポッター応援パーティ」は賢明とは言えないんだそうです。リーも「全くその通りですね」と言ってルーピンの意見に同意しました。そしてこの番組を聞いている人々にこう呼びかけたんですよね。

「そこで我々は稲妻形の傷痕を持つ青年への変わらぬ献身を示すためにポッターウォッチを聞き続けてはいかがでしょう」

ここでリーは「さてそれでは」と言って話題を変えハリー・ポッターと同じぐらい見つかりにくいとされているあの魔法使いについてのニュースに移りましょう。ここでは「親玉死喰い人」と呼称したいと思うと言いました。

「彼を取り巻く異常な噂の幾つかについてご意見を伺うのは新しい特派員のローデントです。ご紹介しましょう」

また聞き覚えのある声だったためハリーたち3人は一斉に「ローデント?」と叫びロンが「フレッド!いや。ジョージかな?フレッドだと思う」と耳をそばだてて言いました。フレッドとジョージのどらちかが話したのでした。

「俺はローデントじゃないぜ冗談じゃない。レイピア諸刃の剣にしたいって言ったじゃないか!」

名前についてこう文句を言われリーは「ああ判りました」と応えて「ではレイピア」と言うと「親玉死喰い人」について色々耳に入って来る話に関するあなたのご見解をいただけますかと言いフレッドはこう言ったのでした。

「承知しましたリバー」

フレッドは「ラジオをお聞きの皆さんはもうご存知でしょうが」と前置きをすると「もっとも庭の池の底とかその類の場所に避難していれば別ですが」と言い「例のあの人」つまりヴォルデモートの戦術について話しました。

ヴォルデモートが表に出ないという影の人物戦術は相変わらずちょっとした恐慌状態を作り出しているのだそうです。ヴォルデモートを見たという情報が全て本当なら優に19人ものヴォルデモートが走り回っている事になる。

ここでキングズリーが再登場すると「それが彼の思うつぼなのだ。謎に包まれているほうが実際に姿を現すよりも大きな恐怖を引き起こす」と言いました。フレッドは「そうです」と言って聴取者たちにこう呼びかけました。

「ですから皆さん少し落ち着こうではないですか。状況は既に十分悪いんですからこれ以上妄想を膨らませなくてもいい」

ここでフレッドが言及したのがヴォルデモートは一睨みで人を殺害するという新しい意見でした。フレッドはそれはバジリスクの事だと言いました。簡単なテストが1つあり睨んでいるものに脚があるかを見るんだそうです。

もし脚があればその目を見ても安全なんだそうです。もっとも相手が本物のヴォルデモートだったらどっちにしろそれがこの世の見納めになるのだそうです。それを聞いてハリーは思わず声を上げて笑ったというわけです。

ここ何週間もなかった事でした。ハリーは重苦しい緊張が解けて行くのを感じました。ここでリーが「ところで」と言って話題を変えるとヴォルデモートを海外で見かけたという噂はどうでしょうと訊いたというわけですね。

この問いにフレッドはヴォルデモートほどハードな仕事ぶりならその後でちょっとした休暇が欲しくなるのではと答えました。しかし要するにヴォルデモートが国内にいないからといって間違った安心感に惑わされない事だ。

海外かもしれないしそうじゃないかもしれない。どっちにしろヴォルデモートがその気になればその動きは素早くシャンプーを目の前に突きつけられたセブルス・スネイプでさえ敵わないだろうとフレッドはそう言うのです。

「だから危険を冒して何かしようと計画している方はあの人が遠くにいる事を当てにしないように。こんな言葉が自分の口から出るのを聞こうとは思わなかったけど安全第一!」

この言葉でフレッドの話は終わりリーは「レイピア賢明なお言葉をありがとうございました」と言いました。そしてここで「ポッターウォッチ」はお別れの時間になった。つまりは放送終了という事になったというわけです。

リーは最後に「次はいつ放送できるか分りませんが必ず戻ります。ダイヤルを回し続けてください」と挨拶しました。次のパスワードは「マッド・アイ」だそうです。リーがこう言って「ポッターウォッチ」は終了しました。

「お互いに安全でいましょう。信頼を持ち続けましょう。ではお休みなさい」

3-3.ハリーが「禁句」を口走って
ラジオのダイヤルがくるくると回り周波数を合わせるパネルの明かりが消えましたがハリーたち3人はまだ笑顔でした。聞き覚えのある親しい声を聞くのはこの上ないカンフル剤効果がありました。孤立に慣れ切っていました。

ハリーは自分たちの他にヴォルデモートに抵抗している人々がいる事をほとんど忘れていました。長い眠りから覚めたような気分で「いいだろう。ねっ?」とうれしそうに言うロンにハリーは「素晴らしいよ」と答えました。

ハーマイオニーも敬服の溜め息をつきながら「何て勇敢なんでしょう。見つかりでもしたら」と言ってロンは「でも常に移動してるんだろ?僕たちみたいに」と言いました。ハリーは興奮した声でこう言ったというわけです。

「それにしてもフレッドの言った事を聞いたか?ヴォルデモートは海外だ!まだ杖を探しているんだよ。僕には判る!」

放送が終わってみればハリーの思いはまたも同じ所に戻っていました。何もかも焼き尽くすような執着でした。ハリーがこう言うのを聞いてハーマイオニーは「ハリーったら」と言いましたがハリーはこう言ったんですよね。

「いい加減にしろよハーマイオニー。どうしてそう頑固に否定するんだ?」

ところがまたもやハリーが「ヴォル」と禁句の「ヴォルデモート」の名前を言いかけたためにロンは「ハリー辞めろ!」と言いました。しかしハリーは「デモートはニワトコの杖を追っているんだ!」と言ってしまいました。

ロンは大声で「その名前は禁句だ!」と言い立ち上がりました。テントの外でバチッと音がしました。忠告したのに。そう言ったのに。もうその言葉は使っちゃ駄目なんだ。保護をかけ直さないと。早くとロンは言いました。

しかし「奴らはこれで見つけるんだから」と言うとロンは口を閉じました。ハリーにはその理由が判りました。テーブルの上の「かくれん防止器」が明るくなり回り出していました。外の声が段々と近づいて来ていました。

荒っぽい興奮した声でした。ロンは「灯消しライター」を取り出すとカチッと鳴らしました。ランプの灯が消えました。暗闇の向こうからはこう言う声が聞こえて来ました。ハリーが「禁句」を口にしてしまったからでした。

「両手を挙げて出て来い!中にいる事は判っているんだ!6本の杖がお前たちを狙っているぞ。呪いが誰に当たろうが俺たちの知った事じゃない!」

今日の最後に
ルーピンはハリーに向かって「自分の直感に従え。それは良い事だしほとんど常に正しい」と言いました。さらにこのラジオ番組「ポッターウォッチ」はヴォルデモートを海外で見かけたという情報を提供していましたよね。

これを聞いてハリーの思いはまたしても「死の秘宝」に戻りました。ヴォルデモートは「ニワトコの杖」を追っている。そしてハーマイオニーにいい加減にしろ。どうしてそう頑固に否定をするんだと言ったというわけです。

確かにそれはハリーの言う通りでした。ヴォルデモートが海外に出かけていたのは「ニワトコの杖」を追っていたからでした。かつての「ニワトコの杖」の持ち主を求めてヴォルデモートは海外へと出かけていたんですよね。

ルーピンの忠告がアクセルになったのか?ハリーは禁句と判っているのに「ヴォルデモート」の名前を口にしました。ハリーたちはこれから厳しい試練を受ける事になります。しかしそれが大進展へと繋がるというわけです。

分魂箱の新しい在り処つまり隠し場所が判るんですよね。そしてそれを獲得するために必要な人材も同時に手に入るというわけなんですよね。
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