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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

グレイバックに連れられてハリーにロンがやって来た地下牢には何と先客がいました。それはルーナに杖職人のオリバンダー翁でした。ルーナが地下牢にあった古い釘でハリーたちを縛っていたロープを解いてくれました。するとハリーが偶然持っていた「あれ」のお陰で何と地下牢に救世主がやって来ました。(全3項目)

3-1.ダンブルドアのブルーの目が見えた?
ベラトリックスが「磔の呪い」をかけハーマイオニーの悲鳴が上の客間から壁を伝って響き渡りました。ロンは壁を拳で叩きながら半分泣いていました。ハリーもまた居ても立ってもいられなかったというわけなんですよね。

ハリーは首に掛けたハグリッドから貰ったモークトカゲの巾着袋を掴み中を掻き回しました。ダンブルドアから遺贈されたスニッチを引っ張り出し何を期待しているのかも分らず振ってみましたが何事も起こりませんでした。

2つに折れた柊の木と不死鳥の尾羽根の杖を振ってみましたが全く反応はありません。鏡の破片が光りながら床へと落ちました。そこにハリーは明るいブルーの輝きを見ました。ダンブルドアの目がハリーを見詰めていました。

「助けて!僕たちはマルフォイの館の地下牢にいます。助けて!」

それはかつて名付け親のシリウスがハリーにくれた「両面鏡」でした。ハリーは鏡に向かって必死にこう叫びました。その目は瞬(しばた)いて消えました。ハリーはそこに目があったのかどうかの確信すらありませんでした。

鏡の破片をあちらこちらに傾けてみましたが映る物と云えば地下牢の壁や天井ばかりでした。上の客間から聞こえて来るハーマイオニーの叫び声がますますひどくなって来ました。ロンはハリーの横で大声で叫んでいました。

「ハーマイオニー!ハーマイオニー!」

ロンもどうする事もできず叫ぶ事しかできなかったのです。上からベラトリックスが「どうやって私の金庫に入った?地下牢に入っている薄汚い小鬼が手助けしたのか?」と叫ぶのが聞こえハーマイオニーはこう答えました。

「小鬼には今夜会ったばかりだわ!あなたの金庫になんか入った事はないわ。それは本物の剣じゃない!ただの模造品よ模造品なの!」

ベラトリックスは甲高い声で「偽物?ああ上手い言い訳だ!」と言いました。するとルシウス氏が「いや簡単に判るぞ!」と言うと息子に「ドラコ小鬼を連れて来い。剣が本物かどうかあいつなら判る!」と言ったのです。

これを聞いてハリーは?

3-2.ロンもびっくり仰天の救世主
ハリーはグリップフックがうずくまっている所へ飛んで行くと小鬼の尖った耳に「グリップフック。あの剣が偽物だって言ってくれ。奴らにあれが本物だと知られてはならないんだ。グリップフックお願いだ」と囁きました。

地下牢への階段を急いで下りて来る音が聞こえ次の瞬間には扉の向こうでドラコの震える声がしました。地下牢にいた全員がドラコの命令に従いました。鍵が回った途端ロンが「灯消しライター」で光の玉を元に戻しました。

「みんな下がれ。後ろの壁に並んで立つんだ。おかしな真似をするな」

ドラコは最後にさもないと殺害するぞと言って杖を構え地下牢に決然とした顔で入って来ました。ドラコはグリップフックの腕を掴むと引きずりながら後退りをしました。扉が閉まると同時にパチンと大きな音が響きました。

ロンがもう一度「灯消しライター」を鳴らしました。再び3つの光の玉が空中に飛び出したと思ったら何とそこに屋敷しもべ妖精のドビーが「姿現わし」をして来て3つの光の玉はドビーを照らし出したというわけなんですよね。

「ド!」

ハリーはロンの腕を叩いてロンの叫びを止めました。ロンはうっかりと叫びそうになった事にぞっとしているようでした。上の客間からはドラコがグリップフックをベラトリックスの所まで歩かせる足音がしていたのでした。

ドビーは巨大なその眼を見開き足の先から耳の先まで震えていました。かつてのご主人様の館に戻って来たドビーは明らかに恐怖ですくみ上がっていました。蚊の鳴くような声でドビーはこう言ったというわけなんですよね。

「ハリー・ポッター。ドビーはお助けに参りました」

ハリーは思わず「でもどうやって?」と訊きました。しかし恐ろしい叫び声がハリーのその言葉を掻き消しました。ハーマイオニーがまた拷問を受けています。そのためハリーは大事な話だけに絞る事にしたというわけです。

「君はこの地下牢から姿くらましできるんだね?」

「そして人を一緒に連れて行く事もできるんだね?」

ハリーがしたこの2つの問いにドビーは頷きました。そこでハリーはドビーにルーナとディーンにオリバンダー翁の3人を「姿くらまし」で地下牢から脱出をさせる事にしました。ここで問題になったのが脱出先というわけです。

「ビルとフラーの所へ。ティンワース郊外の貝殻の家へ!」

ハリーが言い淀んでいるとロンがこう言いました。ドビーはまたも頷きました。そしてハリーはドビーに「それからここに戻って来てくれ。ドビーできるかい?」と言ってドビーは小声でこう答えたというわけなんですよね。

「もちろんですハリー・ポッター」

ドビーはほとんど意識がないように見えるオリバンダー翁の所に急いで近づきました。そしてその片方の手を握りました。さらにもう一方の手をルーナとディーンのほうへと差し出しました。しかし2人とも動こうとしません。

ルーナは「ハリーあたしたちもあんたを助けたいわ!」と囁きディーンも「君をここに置いておく事はできないよ!」と言って館に残ってハリーを助太刀したいと申し出ました。そんな2人にハリーはこう言ったんですよね。

「2人とも行ってくれ!ビルとフラーの所で会おう」

するとでした。

3-3.ドビーが「姿くらまし」して
ハリーがそう言った途端に額の傷痕がこれまでにないほど激しく痛みました。その瞬間ハリーは誰かの姿を見下ろしていました。杖職人のオリバンダー翁ではなく同じくらい年老いて痩せこけた男が嘲るように笑っています。

男はヴォルデモートに自分を殺害するがよい。自分は死を歓迎する!しかし自分の死がお前の求める物をもたらすわけではない。お前の理解していない事が何と多い事かと言ってハリーはヴォルデモートの怒りを感じました。

しかしまた響いて来たハーマイオニーの叫び声がハリーを呼び戻しました。ハリーはヴォルデモートの怒りを締め出して地下牢すなわち自分自身の現実の恐怖へと戻って来てルーナとディーンにこう懇願したというわけです。

「行ってくれ!行くんだ!僕たちは後で行く。とにかく行ってくれ!」

ルーナとディーンはドビーが伸ばしている指を掴みました。再びパチンと大きな音がしてドビーは「姿くらまし」をして消えルーナにディーンにオリバンダー翁も同時に消えました。ところがだったというわけなんですよね。

「あの音は何だ?聞こえたか?地下牢のあの物音は何だ?」

ハリーとロンは顔を見合せました。ドビーが「姿現わし」をして地下牢にやって来た時にはグリップフックを連れ出したドラコが扉を閉めるのと同時だったために気づかれなかったのですが今回は気づかれてしまったのです。

「ドラコ。いやワームテールを呼べ!奴に言って調べさせるのだ!」

頭上の客間で部屋を横切る音がしました。そして静かになりました。ハリーは地下牢からまだ物音が聞こえるかどうか客間の一同が耳を澄ましているのだと思いました。そこでハリーはロンにこう囁いたというわけですよね。

「2人で奴を組み伏せるしかないな」

他に手はありません。誰かがこの地下牢に入って3人の囚人がいないのを見つけたら最後でこっちの負けだからです。

今日の最後に
さーて屋敷しもべ妖精のドビーです。ハリーが2年生の時にはハリーをホグワーツに戻らせてなるものかと大奮闘し学期が始まってからもハリーをプリベット通り4番地に帰らせようと数々のトラブルを引き起こしたんですよね。

でもその学期末にハリーが策を施しドビーを自由にしました。そしてハリーが4年生の時にウィンキーと共にホグワーツに来て今度はダンブルドアが雇い主になりそれ以来要所要所でハリーの手助けをして来たというわけです。

ハリーが6年生の時にはドビーはついにハリーから確固たる信用と信頼を獲得するに至りました。だからこそハリーはルーナにディーンとオリバンダー翁をビルとフラーの所に連れて行ったら戻って来て欲しいと言ったのです。

ドビーがハリーから確固たる信用と信頼を獲得する事ができたのはダンブルドアが雇い主になったからに他ならないと私はそう思います。これからかつてのご主人様の館を舞台にしてドビーの大活躍が始まるというわけです。

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