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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーたちはレストレンジ家の金庫に入る事ができましたが魔法が2つ追加されていたためハリーたちの分魂箱探しは困難を極める事となりました。追手が迫る中ハリーが分魂箱のヘルガ・ハッフルパフの金のカップを見つけましたがカップは一番背の高いロンでさえ手の届かない所にあって・・・(全3項目)

3-1.魔法が追加されていた
杖灯りを点けてください。それにほとんど時間がないので急いでください。グリップフックがこう言いハリーは「ルーモス!光よ!」と唱えて杖先に灯りを点すとハリーたち3人はヴォルデモートの分魂箱を探し始めました。

ハリーは杖灯りで金庫の中をぐるりと照らしました。灯りを受けて輝く宝石の中にハリーは色々な鎖に混じって高い棚に置かれている偽のグリフィンドールの剣を見つけました。ロンとハーマイオニーも杖灯りを点けました。

「ハリーこれはどう-?あぁぅ-!」

ロンとハーマイオニーは周りの宝の山を調べ始めていましたがハーマイオニーが痛そうに叫びました。ハリーが杖を向けて見てみると宝石を嵌め込んだゴブレットがハーマイオニーの手から転がり落ちる所だったんですよね。

ところが落ちた途端にそのゴブレットが分裂して同じようなゴブレットが噴き出してあっという間に床を埋めてカチャカチャとやかましい音を立てながらあちらこちらに転がり始め元のゴブレットがどれだったか分りません。

ハーマイオニーが火脹れになった指をしゃぶりながら「火傷したわ!」と呻きました。それを見てグリップフックが「双子の呪文」と「燃焼の呪い」が追加されていたと言いました。グリップフックによればこういう事です。

「触れる物は全て熱くなり増えます。しかしコピーには価値がない。宝物に触れ続けると最後には増えた金の重みに押しつぶされて死にます!」

そこでハリーは「判った。何にも手を触れるな!」と指示を出しました。ハリーは必死でした。しかしそう言うそばから落ちたゴブレットの1つをうっかり足で突いてしまったロンがその場で飛び跳ねてしまったんですよね。

その内にゴブレットがまた20個ぐらい増えてロンの片方の靴の一部が熱い金属に触れて焼け焦げていました。

3-2.金のカップはようやく見つかったが
ハーマイオニーは「じっとして動いちゃ駄目!」と言うと急いでロンを押さえようとしハリーも「目で探すだけにして!」と言いました。それからハリーはこう言ってロンとハーマイオニーに分魂箱を探すよう指示しました。

「いいか小さい金のカップだ。穴熊が彫ってあって取っ手が2つついている。その他にレイブンクローの印がどこかについていないか見てくれ。鷲だ」

ハリーたち3人はその場で慎重に向きを変えながら隅々の割れ目まで杖で照らしました。しかし何物にも触れないというのは事実上不可能でした。ハリーはガリオン金貨の滝を作って偽の金貨はゴブレットと一緒になりました。

もはや足の踏み場もなく加えて金貨が熱を発し金庫は竈の中のようです。ハリーの杖灯りが天井まで続く棚に置かれた盾の類や小鬼製の兜を照らし出しました。杖灯りを徐々に上へと移動させて行くとそれは突然見えました。

ハリーの心臓は躍(おど)り手は震えてハリーは「あそこだ。あそこ!」と言いました。ロンとハーマイオニーもそこに杖を向けました。小さな金のカップが三方からの杖灯りに照らされて浮かび上がりついに見つかりました。

かつてはヘルガ・ハッフルパフの物でヘプジバ・スミスに引き継がれトム・リドル後のヴォルデモートに盗まれた金のカップです。ロンが「だけど一体どうやって何にも触れないであそこまで登るつもりだ?」と訊きました。

ハーマイオニーが「アクシオ!カップよ来い!」と叫びました。必死になるあまり計画の段階でグリップフックが言った事を忘れてしまったようです。グリップフックは歯噛みすると「無駄です。無駄!」と言ったのでした。

「それじゃどうしたらいいんだ?剣が欲しいならグリップフックもっと助けてくれなきゃ-待てよ!剣なら触れられるんじゃないか?ハーマイオニー剣をよこして!」

ハリーはグリップフックを睨みこう言いました。でもグリップフックに何とかしてくれと言っている内に自分で方法を思いつきました。ハーマイオニーはだぶだぶのローブをあちこち探しやっとビーズバッグを見つけました。

暫く掻き回していましたがハーマイオニーはビーズバッグからグリフィンドールの剣を取り出しました。ハリーは剣の柄を握り剣先で近くにあった銀の細口瓶に試しに触れてみました。すると何と増えないではありませんか。

「剣をカップの取っ手に引っ掛けられたら-でもあそこまでどうやって登ればいいんだろう?」

3-3.剣の先に
カップが置かれている棚には誰も手が届きません。一番背の高いロンでさえも駄目でした。呪文のかかった宝から出る熱が熱波となって立ち昇りカップに届く方法を考えあぐねているハリーの顔も背中も汗が滴っていました。

その時です。金庫の扉の向こう側でドラゴンの吠え声とガチャガチャという音が段々大きくなって来るのが聞こえました。つまり今やハリーたちは完全に包囲されてしまいました。でも出口は扉しかないというわけですよね。

扉の向こうには大勢の小鬼が近づきつつあるようです。ハリーがロンとハーマイオニーを振り返ると2人とも恐怖で顔が引きつっていました。ガチャガチャという音が段々大きくなる中ハリーはこう呼びかけたというわけです。

「ハーマイオニー僕あそこまで登らないといけない。僕たちはあれを破壊しないといけないんだ」

ハーマイオニーは杖を上げハリーに向けると小声で「レビコーパス身体浮上せよ」と唱えました。ハリーの体全体が持ち上がり逆さまに宙に浮かびました。途端に鎧にぶつかって白熱した鎧のコピーが中から飛び出しました。

鎧のコピーで既に一杯になっている空間をさらに埋めました。ロンにハーマイオニーそして2人の小鬼が押し倒されて痛みに叫びを上げながら他の宝にぶつかりました。当然そのぶつかった宝のコピーがまたも増えたのでした。

満ち潮のように迫り上がって来る灼熱した宝に半分埋まって一同が悲鳴を上げてもがく中でハリーは剣をヘルガ・ハッフルパフのカップの取っ手に通して剣の先に金のカップを引っ掛ける事に成功しました。そしてでした。

「インパービアス!防水・防火せよ!」

ハーマイオニーが自分とロンと2人の小鬼を焼けた金属から守ろうとして金切り声でこう呪文を唱えました。

今日の最後に
ヴォルデモートの分魂箱のヘルガ・ハッフルパフの金のカップは見つかったもののカップは一番背の高いロンでも手の届かない棚に置かれていてハーマイオニーは思わず「アクシオ!カップよ来い!」と叫んでしまいました。

必死になるあまり計画の段階でグリップフックの言った事を忘れてしまったのです。つまり「呼び寄せ呪文」のような学校の授業で習い教科書に載っているような魔法は使えないよう対処済みなので通じないというわけです。

そこでその次にハーマイオニーが唱えたのが「レビコーパス身体浮上せよ」でした。この呪文はセブルス・スネイプが考案して教科書の「上級魔法薬」に書き込んでおいたのをハリーが見つけました。だから通じたのでした。

ハリーがこのセブルス・スネイプ書き込み入りの「上級魔法薬」の教科書を手にする事ができたのはダンブルドアのお陰です。ダンブルドアが引退していたホラス・スラグホーンをホグワーツの教壇に復帰させたんですよね。

そしてスラグホーンがかつては「魔法薬学」の教師で今回も同じ教職で復帰する事をハリーに知らせないよう措置を施しました。そのためハリーは夏休みに「上級魔法薬」の教科書を購入しなかったというわけなんですよね。

こうしてハリーが知った「レビコーパス身体浮上せよ」がヴォルデモートの分魂箱を手に入れるのに役に立ったといういうわけですよね。

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