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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーたち3人は着替えを済ませると一気にかぼちゃジュースを飲みました。ロンは分魂箱の金のカップが盗まれた事をグリンゴッツの小鬼たちはヴォルデモートに知らせず隠そうとするのではと希望的観測を出しましたがそうはなりませんでした。その報せを聞いてヴォルデモートは?(全3項目)

3-1.一気にかぼちゃジュースを飲んで
ハーマイオニーが取り出した清潔なローブで着替えを済ませると3人は一気にかぼちゃジュースを飲みました。座り込んで塗ったハナハッカのエキスで両手の皮が再生するのを見ながらロンがようやく口を開きこう言いました。

「まあいいほうに考えれば分魂箱を手に入れた。悪いほうに考えれば」

ジーンズの焼け焦げ穴からハナハッカのエキスを垂らしてその下のひどい火脹れに薬をつけていたハリーが歯を食い縛りながらロンの言葉を引き取って「剣がない」と言いロンがその言葉を受けてこう言ったというわけです。

「剣がない。あのチビの裏切り者の下衆野郎」

ハリーは今脱いだばかりの濡れた上着のポケットから分魂箱を引っ張り出し目の前の草の上に置きました。金のカップは燦然と陽に輝きジュースをぐい飲みする3人の目を引いて手の甲で口を拭いながらロンがこう言いました。

「少なくともこれは身につけられないな。首に掛けたら少し変だろう」

一方ハーマイオニーはドラゴンがまだ水を飲んでいる遠くの岸を眺めて「あのドラゴンどうなるのかしら?大丈夫かしら?」と訊いて来ました。ハーマイオニーのこの問いに対してロンがこう答えたというわけなんですよね。

「君まるでハグリッドみたいだな。あいつはドラゴンだよハーマイオニー。ちゃんと自分の面倒を見るさ。心配しなけりゃならないのはむしろこっちだぜ」

ハーマイオニーは何を心配しなくてはならないのかと言いたげに今度は「どういうこと?」と訊いたというわけです。

3-2.ついにその時が!
その問いにロンは「えーとこの悲報をどう君に伝えればいいのかなぁ。あのさあいつらはもしかしたら僕たちがグリンゴッツ破りをした事に気づいたかもしれないぜ」と答えました。すると3人とも笑い出したというわけです。

一旦笑い始めると止まりませんでした。ハリーは笑い過ぎて肋骨が痛くなり空腹で頭がふらふらしましたが草に寝転んで夕焼けの空を見上げて喉が枯れるまで笑い続けました。ハーマイオニーは笑い止むと真顔になりました。

「でもどうするつもり?判ってしまうでしょうね例のあの人に。私たちが分魂箱の事を知っている事が!」

こう言うハーマイオニーに対してロンは「もしかしたら奴らは怖くてあの人に言えないんじゃないか?もしかしたら隠そうとするかも」と望みをかけました。その時です。ハリーは頭を刀で割かれたような痛みを感じました。

空も湖の水の匂いもロンの声も掻き消えてハリーは薄明かりの部屋に立っていました。目の前には魔法使いが半円状に並んでいて足元の床には小さな姿が震えながらひざまずいていました。甲高く冷たい声がこう言いました。

「俺様に何と言った?もう一度言え!もう一度言ってみろ!」

頭の中は怒りと恐れで燃え上がっていました。この事だけを恐れていた。しかしまさかそんな事が。どうしてそんな事が。小鬼はずっと高みから見下ろしている赤い眼を見る事ができず震え上がっていたというわけですよね。

呟くように言うヴォルデモートに小鬼は恐怖で黒い目を見開いて言葉を途切れがちにしてつかえながら言いました。我が君。我々は努力いたしました。あいつらを止めるために。偽者が破りました。レストレンジ家の金庫を。

「偽者?どんな偽者だ?グリンゴッツは常に偽者を見破る方法を持っていると思ったが?偽者は誰だ?」

ヴォルデモートのこの問いに小鬼は相変わらず言葉を途切れがちにしてつかえながら「それはポッターの奴とあと2人の仲間で」と答えました。それに対してヴォルデモートは声を荒げてこう問い質したというわけですよね。

「言え!奴らは何を盗んだ?」

恐怖がヴォルデモートを締めつけました。小鬼は小さな金のカップですと答えました。怒りの叫びに否定の叫びがヴォルデモートの口からまるで他人の声のように漏れました。ヴォルデモートは逆上して荒れ狂ったのでした。

そんなはずはない。不可能だ。知る者は誰もいなかった。どうしてあの小僧が俺様の秘密を知る事ができたのだ?ヴォルデモートはそう思ったというわけです。

3-3.そんなはずなどない!
ニワトコの杖が空を切り緑の閃光が部屋中に走るとひざまずいていた小鬼が転がって絶命しました。周りで見ていた魔法使いたちは怯え切って飛び退きベラトリックスとルシウス・マルフォイ氏は真っ先に扉へと走りました。

他の者を押し退けてまで2人は素早く逃げました。おそらくヴォルデモートの表情から殺気を見て取ったんでしょうね。ヴォルデモートの杖が何度も何度も振り下ろされ逃げ遅れた者は1人残らず殺害されてしまったんですよね。

こんな報せを俺様にもたらし金のカップの事を聞いてしまったからにはとヴォルデモートはそう思ったというわけです。屍の間をヴォルデモートは荒々しく往ったり来たりしました。頭の中には次々にイメージが浮かびます。

自分の宝。自分の守り。不死の掟。日記帳は破壊されて金のカップは盗まれた。もしも。もしもあの小僧が他の物も知っているとしたなら?知っているのだろうか?既に行動に移したのか?他の物も探し出したのだろうか?

ダンブルドアが奴の陰にいるのか?俺様をずっと疑っていたダンブルドア。俺様の命令で死んだダンブルドア。今やその杖は俺様の物になったというのにダンブルドアは恥ずべき死の向こうから手を伸ばしたのだろうか?

あの小僧を通じて。あの小僧め。しかしヴォルデモートはこうも思いました。もしあの小僧が分魂箱のどれかを破壊してしまったのなら間違いなくこの自分には判ったはずだ。感じたはずではないかとそう思ったんですよね。

最も偉大で強大な魔法使いの俺様が。ダンブルドアを亡き者にして他の名もない虫けらどもを数え切れないほど始末してくれたこの俺様つまりはヴォルデモートが一番大切で尊(たっと)い俺様自身が襲われ傷つけられたのだ。

それなのに気づかぬはずがないではないかとヴォルデモートはそう思わずにはいられなかったんですよね。

今日の最後に
最も偉大で強大でダンブルドアや他の名もない虫けらどもを数え切れないほど始末したこの自分が尊い自分自身つまり分魂箱を破壊されたら気づかぬはずがない。判ったはずだ。感じたはずだとヴォルデモートは思いました。

ハリーはクリスマス休暇明け最初の個人教授の際にダンブルドアから今見せた改竄したホラス・スラグホーンの本物の記憶を回収するという宿題を出されてようやくやり遂げた時にダンブルドアにその事を訊いたんですよね。

ヴォルデモートは分魂箱が壊された時それが判るのですか?感じるのですか?ハリーのこの問いにダンブルドアは非常に興味ある質問と前置きをした上で「答えは否じゃろう」つまり分らないし感じないと答えたんですよね。

ヴォルデモートは今やどっぷり悪に染まっているしさらに自分自身の肝心な部分である分魂が随分長く本体から切り離されているので多分自分が死ぬ時点でヴォルデモートは失った物に気づくであろうとの事なんだそうです。

これでダンブルドアの言う通りだったとハリーが確認したというわけなんですよね。

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