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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

死喰い人との押し問答の末に「ホッグズ・ヘッド」のバーテンは牡鹿の守護霊を「山羊」だと言いくるめて事を凌ぎました。バーテンはアルバス・ダンブルドアの弟のアバーフォースでした。当然の如くアバーフォースはハリーたちに逃げる事を強く勧めましたが・・・(全3項目)

3-1.バーテンと死喰い人の押し問答は続き
「ホッグズ・ヘッド」のバーテンが杖を出して「エクスペクトパトローナム!守護霊よ来たれ!」と唱えると杖から何か大きくて角のある物が飛び出し頭を低くしてハイストリート大通りに突っ込み姿が見えなくなりました。

「俺が見たのはあれじゃない」と言いながらも死喰い人は少し自信をなくした口調でした。すると仲間の死喰い人が「夜間外出禁止令が破られた。あの音を聞いたろう。誰かが規則を破って通りに出たんだ」と言いました。

「猫を外に出したい時には俺は出す。外出禁止なんてクソ食らえだ!」

バーテンはこう言い死喰い人は「夜鳴き呪文を鳴らしたのは貴様か?」と訊きバーテンは「鳴らしたがどうした?無理やりアズカバンに引っ張って行くか?」と開き直ってみせたというわけですよね。そしてだったのでした。

自分の店の前に顔を突き出した咎で俺を殺害するのか?やりたきゃやれ!だがなお前たちのために言うが「闇の印」を押して「あの人」つまりヴォルデモートを呼んだりしてないだろうなとバーテンはそう言ったんですよね。

呼ばれて来てみれば俺と年寄り猫1匹じゃヴォルデモートはお気に召さない。そしてバーテンは「さあどうだ?」と言ってみせたというわけです。バーテンがこう言うと死喰い人の1人がこう言葉を返したというわけですよね。

「余計なお世話だ。貴様自身の事を心配しろ。夜間外出禁止令を破りやがって!」

するとバーテンは「それじゃぁ俺のパブが閉鎖になりゃお前たちの薬や毒薬の取引はどこでする気だ?お前たちの小遣い稼ぎはどうなるかねぇ?」と言い死喰い人は「脅す気か?」と言ってバーテンはこう答えたんですよね。

「俺は口が固い。だからお前たちはここに来るんだろうが?」

3-2.ハリーたち3人を助けたバーテンは?
すると唐突に最初の死喰い人が「俺は間違いなく牡鹿の守護霊を見た!」と叫びましたがバーテンは「牡鹿だと?山羊だ。馬鹿め!」と吼え返しました。それから2人目の死喰い人がこう言って話はようやく決着したのでした。

「まあいいだろう。俺たちの間違いだ。今度外出禁止令を破ってみろ。この次はそう甘くはないぞ!」

死喰い人たちは鼻息も荒く大通りへ戻って行きました。ハーマイオニーはほっとして呻き声を上げ「透明マント」からふらふらと出て脚のがたついた椅子にドサリと腰掛けました。ハリーはカーテンをきっちりと閉めました。

それからロンと2人で被っていたマントを脱ぎました。階下ではバーテンが入口の閂を閉め直して階段を上がって来る音が聞こえハリーはここで少女の絵の真下にある小さな長方形の鏡が立て掛けてあるのに気を取られました。

「とんでもない馬鹿者どもだ。のこのこやって来るとはどういう了見だ?」

部屋に入って来るとバーテンは3人を交互に見ながらぶっきらぼうにこう言いました。これに対してハリーは「ありがとうございました。お礼の申し上げようもありません。命を助けてくださって」と言葉を返したんですよね。

バーテンはフンと鼻を鳴らしました。ハリーはバーテンに近づき針金色のバサついた長髪と鬚に隠れた顔を見分けるようじっと覗き込みました。バーテンは眼鏡を掛け汚れたレンズの奥は人を見通すようなブルーの目でした。

「僕が今まで鏡の中に見ていたのはあなたの目だった」

部屋の中が静かになりハリーとバーテンは見詰め合いました。さらにハリーが「あなたがドビーを遣わしてくれたんだ」と言うとバーテンは頷きドビーを探すようにあたりを見ました。そしてバーテンはこう訊いて来ました。

「あいつが一緒だろうと思ったんだが。どこに置いて来た?」

バーテンのこの問いにハリーはドビーは死にました。ベラトリックス・レストレンジに殺害されましたと答えました。バーテンは無表情でした。暫くして「それは残念だ。あの妖精が気に入っていたのに」と言ったのでした。

バーテンはハリーたち3人に背を向けると誰の顔も見ずに杖で小突いてランプに灯りを点しました。ハリーがその背中に向かって「あなたはアバーフォースですね」と言いました。バーテンは否定も肯定もしなかったのでした。

今度は屈んで暖炉に火を点けるバーテンにハリーはシリウスの「両面鏡」に近づきながら「これをどうやって手に入れたのですか?」と訊きました。ほぼ2年前にハリーが壊した鏡と対を成す鏡だったというわけなんですよね。

「ダングから買った。1年ほど前だ。アルバスからこれがどういう物かを聞いていたんだ。時々君の様子を見るようにして来た」

アバーフォースはこう答えました。するとここでロンが息を呑んで興奮して「銀色の牝鹿!あれもあなただったのですか?」と叫びました。ロンの問いにアバーフォースは「一体何の事だ」と訊き返したというわけですよね。

ロンは「誰かが牝鹿の守護霊を僕たちに送ってくれた!」と言いアバーフォースは「それだけの脳みそがあればフン死喰い人になれるかもしれんな。たった今俺の守護霊は山羊だと証明してみせただろうが?」と言いました。

ロンは「あっそうか」と言いましたが胃袋が大きな音を立てたのを弁解するように「あのさ僕。腹ペコだ!」と付け加えました。アバーフォースは「食い物はある」と言うと部屋を抜け出して程無くして戻って来たのでした。

手には大きなパンの塊とチーズに蜂蜜酒の入った錫製の水差しを持っていました。アバーフォースは暖炉前の小さなテーブルにそれを置きました。ハリーたちは貪(むさぼ)るように飲んでかつ食べたというわけなんですよね。

暫くは暖炉の火が爆(は)ぜる音とゴブレットの触れ合う音や食べ物を噛む音以外は何の音もしませんでした。ハリーたちが食べ終わってハリーとロンが眠そうに椅子に座り込むとアバーフォースが口を開いたというわけです。

「さてそれじゃあ君たちをここから出す手立てを考えないといかんな」

3-3.逃げろと言うアバーフォースにハリーは?
今さっきハリーたちが経験をしたように夜は駄目なんだそうです。暗くなってから外に出たならどうなるかは聞いていたように「夜鳴き呪文」が発動して連中はドクシーの卵に飛びかかるボウトラックルのように襲って来る。

牡鹿の守護霊を山羊と言いくるめるのも二度目は上手く行くとは思えない。明け方まで待てば夜間外出禁止令が解けるからまたその時「透明マント」を被り歩いて出発してまっすぐホグズミードを出て山に行けとの事でした。

そこからなら「姿くらまし」できるだろう。ハグリッドに会うかもしれん。あいつらに捕まりそうになって以来グロウプと一緒にあそこの洞穴に隠れている。アバーフォースはハリーたちにこう逃げる算段の説明をしました。

でもハリーが「僕たちは逃げません。ホグワーツに行かなければならないんです」と反論しました。当然アバーフォースは「馬鹿を言うんじゃない」と言いましたがハリーは「そうしなければならないんです」と言いました。

「君がしなければならんのはここからできるだけ遠ざかる事だ」

アバーフォースは身を乗り出してこう言いました。これにハリーは「あなたには分らない事です。あまり時間がない。僕たちは城に入らないといけないんだ」と言うと言葉を途切れがちにしてこうも言ったというわけですね。

「ダンブルドアが。あのあなたのお兄さんが。僕たちにそうして欲しいと」

暖炉の火がアバーフォースの眼鏡の汚れたレンズを一瞬曇らせ明るい白一色にしました。ハリーは巨大蜘蛛アラゴグの目を思い出しました。アバーフォースはハリーに向かって諭すようにこう言って来たというわけですよね。

「兄のアルバスは色んな事を望んだ。そして兄が偉大な計画を実行している時には決まって他の人間が傷ついたものだ。ポッター学校から離れるんだ。できれば国外に行け。俺の兄の賢い計画なんぞ忘れっちまえ」

さらにアバーフォースは「兄はどうせこっちの事では傷つかない所に行ってしまったし君は兄に対して何の借りもない」とも言ったのでした。

今日の最後に
三度目に会ってハリーは初めてまともに会話を交わしましたが「ホッグズ・ヘッド」のバーテンはアルバス・ダンブルドアの弟のアバーフォースでした。ここでドビーをマルフォイの館に派遣したのが誰なのかが判りました。

ハリーがシリウスの形見の「両面鏡」に見たブルーの目はダンブルドアはダンブルドアでもアバーフォースの目だったというわけです。だからロンは一度はアルバス・ダンブルドアは生きているのではとまで言ったのでした。

以前にも説明したようにドビーは給料を欲しがったため雇い主がダンブルドア個人になりました。一緒にホグワーツにやって来たウィンキーのほうは給料を望まなかったので雇い主はホグワーツ魔法魔術学校になったのです。

そのためドビーはアルバス・ダンブルドアの遺言で弟のアバーフォースに譲り渡されたというわけです。しかしロンが思わず興奮して言ってしまいましたがグリフィンドールの剣をくれた牝鹿の守護霊の主はまだ不明ですね。

これもまもなくハリーは思ってもみなかった全くの予想外な形で知る事になるというわけなんですよね。それほどまでに意外な人物だったのです。でもこのサイトでその場面をやるのは残念ながら来年になってしまいますね。

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