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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

当然アバーフォースもまたハリーたち3人がヴォルデモートの分魂箱を追い求めている事を知らないのでハリーとは「逃げろ」と「それはできません」の押し問答になってしまいました。するとアバーフォースは兄アルバスは秘密主義を母親の膝で覚えたと言い出して・・・(全3項目)

3-1.今度はハリーとの押し問答に
兄アルバスは色んな事を望んだ。そして兄が偉大な計画を実行している時は決まって他の人間が傷ついたものだ。学校から離れるんだ。できれば国外に行け。兄の賢い計画なんて忘れてしまえとアバーフォースは言いました。

何故なら兄はどうせこっちの事では傷つかない所に行ってしまったしハリーは兄に対し何の借りもないからだそうです。そんなアバーフォースにハリーは「あなたには分らない事です」ともう一度言ったというわけですよね。

アバーフォースは「分らない?俺が自分の兄の事を理解していないと思うのかね?俺よりも君のほうがアルバスの事をよく知っているとでも?」と静かに言いました。ハリーはアバーフォースに懸命にこう答えたんですよね。

「そういう意味ではありません。つまり。ダンブルドアは僕に仕事を遺しました」

ハリーは疲労と食べ過ぎと飲み過ぎで頭が動かなくなっていました。アバーフォースは「へえそうかね?いい仕事だといいが?楽しい仕事か?簡単か?」と言いました。そして最後にハリーに向かってこう言ったんですよね。

「半人前の魔法使いの小僧があまり無理せずにできるような仕事だろうな?」

ロンは相当不愉快そうに笑いハーマイオニーは緊張した面持ちでした。ハリーは簡単な仕事ではありません。でも自分にはそれを仕上げる義務があると答えました。するとハリーが言葉を言い終わらない内だったんですよね。

義務?どうして義務なんだ?とアバーフォースは言いました。何故なら兄は死んでいる。そうだろうが?アバーフォースは荒々しく「忘れるんだ。いいか兄と同じ所に行っちまう前に!自分を救うんだ!」と言ったのでした。

ハリーは「できません」と答えアバーフォースは「何故だ?」と訊きました。

3-2.弟だからこそ言える事?
ハリーは言葉を返そうとして「僕」と言いましたが胸が一杯になってしまいました。説明できない。その代わりにハリーは反撃してアバーフォースに「でもあなたも戦っている。あなたも騎士団のメンバーだ」と言いました。

するとアバーフォースは「だった」と言いました。何故なら「不死鳥の騎士団」はもうお終いだと言うのです。もはや「例のあの人」つまりヴォルデモートの勝ちだ。もう終わったとアバーフォースはそう言ったんですよね。

そうじゃないとぬかす奴は自分を騙している。アバーフォースはハリーに「ここは君にとって決して安全ではない」と言いました。ヴォルデモートは執拗に君を求めている。国外に逃げろ。隠れろ。自分を大切にするんだ。

アバーフォースは「この2人も一緒に連れて行くほうがいい」と言って親指をぐいと突き出してロンとハーマイオニーを指しました。ロンとハーマイオニーも一緒に逃げるべきだという理由をアバーフォースはこう言いました。

「この2人が君と一緒に行動している事はもう誰もが知っている。だから生きている限り2人とも危険だ」

しかし当然ハリーは「僕は行けない。僕には仕事がある」と言いました。アバーフォースは「誰か他の人間に任せろ!」と言いました。他の人間に任せるなんてできないとばかりにハリーはアバーフォースにこう言いました。

「できません。僕でなければならない。ダンブルドアが全て説明してくれた」

ハリーが最後に言った「ダンブルドアが全て説明してくれた」が問題でした。アバーフォースは「ほうそうかね?それで何もかも話してくれたかね?君に対して正直だったかね?」と鋭く切り込んで来たというわけですよね。

ハリーは心底「そうだ」と言いたかったのですが何故かその簡単な言葉が口を突いて出て来ませんでした。アバーフォースはハリーが何を考えているのか知っているようでした。ハリーに向かってこう言って来たんですよね。

「ポッター俺は兄を知っている。秘密主義を母親の膝で覚えたのだ。秘密と嘘をな。俺たちはそうやって育った。そしてアルバスには。天性のものがあった」

アバーフォースの視線が小さな暖炉の上の少女の絵に移りました。ハリーが改めてよく見回してみるとこの部屋にはその少女の絵しかありません。アルバス・ダンブルドアの写真もなければ他の誰の写真もありませんでした。

「ダンブルドアさん?あれは妹さんですか?アリアナ?」

ハーマイオニーが遠慮がちにこう訊いてアバーフォースは「そうだ」と素気なく答え「お譲さんリータ・スキーターを読んでるのか?」と訊いてハーマイオニーは暖炉の明かりの中でもはっきり判るほど真っ赤になりました。

そこでハリーが「エルファイアス・ドージが妹さんの事を話してくれました」と言ってハーマイオニーに助け舟を出しました。するとアバーフォースは「あのしょうもない馬鹿が」と言いながら蜂蜜酒をぐいとあおりました。

「俺の兄の毛穴という毛穴から太陽が輝くと思っていた奴だ。全く。まあそう思っていた連中は沢山いる。どうやら君たちもその類のようだが」

アバーフォースは続けてこうも言いました。しかしそれは弟だからこそ言える事であって沢山と言わず魔法界の大多数の人々はアルバス・ダンブルドアの事を最も偉大な魔法使いだとそう思っていると私は思うんですけどね。

3-3.ハリーの思いにアバーフォースの思い
ハリーは黙っていました。ここ何ヵ月もの間自分を迷わせて来たダンブルドアに対する疑いや確信のなさを口にしたくはなかったからです。ドビーの墓穴を掘りながらハリーは選び取ったのです。確かにそうだったのでした。

自分の知りたかった事の全てを話して貰ってはいない。しかしハリーはそれを受け入れアルバス・ダンブルドアが自分に示した曲がりくねった危険な道をたどり続けると決心してただひたすらに信じる事に決めたんですよね。

再び疑いたくはない。目的から自分を逸らそうとするものには一切耳を傾けたくないとハリーは思いました。ハリーはアバーフォースの目を見詰め返しました。アバーフォースの目は驚くほどその兄の眼差しに似ていました。

明るいブルーの目は相手をX線で透視しているような印象を与えました。ハリーはアバーフォースが自分の考えを見通して「そういう考え方をする自分を軽蔑している」と思いました。ハーマイオニーがそっとこう言いました。

「ダンブルドア先生はハリーの事をとても気にかけていました」

するとアバーフォースは「へえそうかね?おかしな事に兄がとても気にかけた相手の多くは結局むしろ放っておかれたほうが良かったと思われる状態になった」と言いハーマイオニーは小声でこう訊いたというわけですよね。

「どういう事でしょう?」

アバーフォースは「気にするな」と言いましたがハーマイオニーは「でも今おっしゃった事はとても深刻な事だわ!それ-それは妹さんの事ですか?」と言いました。アバーフォースはハーマイオニーの事を睨みつけました。

出かかった言葉を我慢しているかのように唇が動きました。そしてアバーフォースは堰を切ったように話し出しました。

今日の最後に
ハリーがエルファイアス・ドージの名前を出すとアバーフォースはこの人の事をしょうもない馬鹿で自分の兄の毛穴という毛穴から太陽が輝くと思っていた奴だと言って酷評の限りを尽したというわけです。そしてでしたね。

アバーフォースはそう思っていた連中は沢山いると言いました。そしてハリーたちに向かっても「どうやら君たちもその類のようだが」と言ったというわけですよね。しかし前述のようにそれは弟で身内だから言えるのです。

そう言えば「秘密主義」と聞いて私の脳裏に浮かぶのはやはりヴォルデモートですよね。他ならぬアルバス・ダンブルドアが6年生の個人教授の際にハリーにヴォルデモートの秘密主義という明白な本能が心配だと言いました。

アルバス・ダンブルドアは自分の秘密主義を棚に上げていたんでしょうか?それとも自分もまた秘密主義を抱えているが故にその弊害を熟知していた。そのためにヴォルデモートの秘密主義に懸念を持ったという事なのか?

どっちだったんでしょうね?

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