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おかしな事に兄アルバスがとても気にかけた相手の多くは結局むしろ放っておかれたほうが良かったと思われる状態になった。アバーフォースがこう言ってハーマイオニーが「それは妹さんの事ですか?」と訊くとアバーフォースは堰を切ったように話し出して・・・(全3項目)

3-1.妹アリアナの話
アバーフォースは堰を切ったように話し出し「妹は6つの時に3人のマグルの男の子に襲われ乱暴された。妹が魔法を使っている所を奴らは裏庭の垣根からこっそり覗いていたんだ」と言ってその話は始まったというわけです。

妹はまだ子供で魔法力を制御できなかったんだそうです。そもそもその歳ではどんな魔法使いだってできはせんのだそうです。多分見ていた連中は怖くなったのだろう。植え込みを押し分け入って来たとの事なんだそうです。

もう一度やれと言われても妹は魔法を見せる事ができなかった。それで奴らは風変わりなチビに変な真似を辞めさせようと図に乗った。衝撃の内容に暖炉の明かりの中でハーマイオニーのその目は大きく見開かれていました。

ロンは少し気分が悪そうな顔でした。アバーフォースは立ち上がりました。兄のアルバス同様背の高いアバーフォースは怒りと激しい心の痛みで突然恐ろしい形相になりました。アバーフォースの話はなおも続いたのでした。

妹はめちゃめちゃになったのだそうです。奴らのせいで二度と元には戻らなかったんだそうです。魔法を使おうとはしなかったが魔法力を消し去る事はできなかった。魔法力が内にこもり妹を狂わせたとの事なのだそうです。

自分で抑えられなくなるとその力が内側から爆発した。妹は時々おかしくなり危険になった。しかしいつもは優しく怯えていて誰にも危害を加える事はなかったんだそうです。そしてあの事件が起きてしまったのだそうです。

アバーフォースの話は続きました。そして父はそんな事をしたろくでなしを追ってそいつらを攻撃した。父はそのためにアズカバンに閉じ込められてしまった。マグルを攻撃したその理由を父は決して口にはしませんでした。

もし魔法省がアリアナの状態を知ったら妹は聖マンゴに一生閉じ込められてしまう事になったであろうからだそうです。アリアナのように精神不安定で抑え切れなくなる毎に魔法を爆発させるような状態は法律違反なのです。

魔法省から「国際機密保持法」を著しく脅かす存在とみなされてしまったであろうとの事なんだそうです。

3-2.アリアナのお気に入りは俺だった
そのために家族は妹をそっと安全に守ってやらなければならなかったのだそうです。そこでしたのが引っ越しだったというわけです。アリアナは病気だと言いふらした。母は妹の面倒を見て安静に幸せに過ごさせようとした。

「妹のお気に入りは俺だった」

こう言った時アバーフォースの縺れた鬚に隠れた皺だらけの顔から泥んこの悪童が顔を覗かせました。妹アリアナのお気に入りはアルバスではなくアバーフォースだったんだそうです。妹はアバーフォースが一番好きだった。

アルバスは家に帰ると自分の部屋にこもりきりで本を読んだり貰った賞を数えたり「当世の最も著名な魔法使いたち」と手紙のやり取りをするばかりだった。こう言うとアバーフォースはせせら笑ったというわけですよね。

アルバスは妹の事なんか関わり合いになりたくなかったのだそうです。母が食べさせようとしても嫌がる妹にアバーフォースなら食べさせる事ができたんだそうです。アリアナが発作を起こして激怒した時にもなだめられた。

状態が落ち着いている時はアバーフォースが山羊に餌をやるのを手伝ってくれたのだそうです。そしてそれはアリアナが14才の時だったそうです。アバーフォースはその場にいなかった。新たな悲劇が起きてしまったのです。

アバーフォースは「俺がいたならばなだめる事ができたのに」と言いました。妹がいつもの怒りの発作を起こしたが母はもう昔のように若くはなかった。それで事故だったんだ。アリアナには抑える事ができずに母は死んだ。

ハリーは哀れみと嫌悪感の入り交じったやり切れない気持ちになりました。もうそれ以上話を聞きたくありませんでした。しかしアバーフォースは話し続けました。アバーフォースが最後にこの話をしたのはいつの事だろう。

いや一度でも話した事があるのだろうかとハリーは訝りました。母が死んだ事によってアルバスとエルファイアス・ドージの世界一周旅行は立ち消えになったんだそうです。2人は家にやって来てドージ1人だけが出発をした。

そしてアルバスは家長として落ち着いたのだそうです。アバーフォースは気に入らないとばかりに「フン!」と言うと暖炉の火に唾を吐いたというわけです。俺なら妹の面倒を見てやれたとアバーフォースはそう言いました。

アバーフォースはアルバスに言ったんだそうです。学校なんてどうでもいい。家にいて面倒を見る。しかしアルバスはアバーフォースに最後まで教育を受けるべきだ。アリアナの事は母親から引き継ぐとのたもうたそうです。

「秀才殿」も落ちぶれたものよ。心を病んだ妹の面倒を見た所で1日おきに妹が家を吹き飛ばすのを阻止した所で何の賞も貰えはしない。しかし兄は数週間は何とかかんとかやっていたのだそうです。ところがだったのでした。

アバーフォースの顔に今度こそ間違いなく危険な表情が浮かびました。

3-3.あいつが現れて
そこに現れたのがグリンデルバルドでした。そして兄はやっと自分と同等な話し相手に出会ったんだそうです。自分と同様優秀で才能豊かな相手だ。するとアリアナの面倒を見る事など二の次になってしまったのだそうです。

アルバスとグリンデルバルドは新しい魔法界の秩序の計画を練ったり「死の秘宝」を探したり他にも興味の趣くままの事をしたんだそうです。それらの事は全ての魔法族の利益のための壮大な計画との事だったのだそうです。

1人の少女がないがしろにされようともアルバスが「より大きな善のため」に働いているのなら何の問題もないというわけです。しかしそれが数週間続いた時にアバーフォースはもう沢山だと思ったそうです。ああそうだとも。

アバーフォースがホグワーツに戻る日が間近に迫っていたんだそうです。だからアバーフォースは2人に面と向かって言ってやったのだそうです。それはちょうど今アバーフォースがハリーに言っているようにだったそうです。

アバーフォースはハリーを見下ろしました。兄と対決する屈強な怒れる十代のアバーフォースを容易に想像できる姿でアバーフォースは兄にすぐに辞めろ。妹を動かす事はできない。動かせる状態じゃないと言ったそうです。

どこに行こうと計画をしているのかは知らないがお前に従う仲間を集めるための小賢しい演説に妹を連れて行く事はできないとそう言ってやった。アバーフォースにこう言われて兄アルバスは気を悪くしたとの事だそうです。

ここでまた眼鏡が暖炉の火を反射して白く光りアバーフォースの目が一瞬遮られました。兄アルバスは気を悪くしたそうですがグリンデルバルドはそれ所ではなかったんだそうです。奴は怒ったのだそうです。馬鹿な小童だ。

自分と優秀な兄の行く手を邪魔をしようとしている。グリンデルバルドはそう言ったのだそうです。自分たちが世界を変えてしまえば。そして隠れている魔法使いを表舞台に出してマグルに身の程を知らせてやりさえすれば。

アバーフォースの哀れな妹を隠しておく必要もなくなる。それが分らないのかとグリンデルバルドは言ったんだそうです。口論になりそしてアバーフォースは杖を抜きグリンデルバルドも抜いたのだそうです。そしてでした。

兄の親友ともあろう者がアバーフォースに「磔の呪文」をかけたんだそうです。アルバスはグリンデルバルドを止めようとしたそうです。それからは三つ巴の争いになり閃光が飛んでバンバンと音がして妹は発作を起こした。

アリアナには耐えられなかったのです。それがまたしても加えて最悪中の最悪の悲劇を引き起こす事になってしまったというわけなんですよね。

今日の最後に
アバーフォースによれば兄アルバスは家に帰ると自分の部屋にこもりきりで本を読んだり貰った賞を数えたり「当世の最も著名な魔法使いたち」と手紙のやり取りをするばかりだった。妹の面倒は全く見なかったそうですね。

アルバスは妹アリアナの事など関わり合いになりたくなかったのだそうですね。アリアナの面倒をよく見て一番のお気に入りはアバーフォースだったんだそうです。しかし母親が死んだ時には引き継ぐとのたもうたそうです。

その際兄アルバスはアバーフォースに最後まで教育を受けるべきだと言ったのだそうですね。これもまた何だか「優等生の兄が弟に言いそうないかにもという感じの言葉だなあ」とそう思ってしまうのは私だけでしょうか?

しかしアルバスは数週間は何とかかんとか妹の面倒を見ていましたがそこに自分と同等な話し相手で自分と同様に優秀で才能豊かなグリンデルバルドが現れてしまって妹のアリアナの事などは二の次になったのだそうですね。

そしてそれが前述のように更なるそれも最悪中の最悪の悲劇を引き起こす事になってしまったというわけなんですよね。
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