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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

兄アルバスにアバーフォースとグリンデルバルドの三つ巴の争いの末に一体何が起こったのか?ハリーは激しい嫌悪感以外には何も感じませんでした。しかしアバーフォースの話が終わると再び「逃げろ。隠れろ」に「それはできない」の激論になりましたがハリーの決意を知ったアバーフォースは?(全3項目)

3-1.先生は決して自由ではなかった
妹アリアナを巡ってアバーフォースとグリンデルバルドは口論になり2人は杖を抜きました。何と兄アルバスの親友ともあろう者がアバーフォースに「磔の呪文」をかけてアルバスが止めようとして三つ巴の争いになりました。

アバーフォースの顔からまるで瀕死の重傷を負ったかのように血の気が失せて行きました。だからアリアナは助けようとしたのだと思う。しかし自分が一体何をしているのかアリアナにはよく分っていなかったのだそうです。

「そして誰がやったのかは分らないが-3人ともその可能性はあった-妹は死んだ」

こう言ってアバーフォースの話は終わりました。最後の言葉の「妹は死んだ」は泣き声になってアバーフォースは傍らの椅子にがっくりと座り込みました。話のあまりの酷さにハーマイオニーの顔は涙に濡れていたのでした。

ロンはアバーフォースと同じくらい真っ青になっていました。ハリーは激しい嫌悪感以外には何も感じられませんでした。聞かなければ良かった。聞いた事をきれいさっぱり洗い流してしまいたいとハリーはそう思いました。

「本当に・・・本当にお気の毒」

ハーマイオニーがこう囁きアバーフォースはかすれ声で「逝ってしまった。永久に逝ってしまった」と言いました。アバーフォースは袖口で洟(はな)を拭い咳払いをしました。それからその後の顛末をこう説明したのでした。

「もちろんグリンデルバルドの奴は急いでずらかった。自国で前科のある奴だからアリアナの事まで自分の咎にされたくなかったんだ」

ところがアバーフォースが「そしてアルバスは自由になった。そうだろうが?」と言ってさらに「妹という重荷から解放され自由に最も偉大な魔法使いになる道を」とまで言ったその時でした。ハリーがこう口を挟みました。

「先生は決して自由ではなかった」

アバーフォースが「何だって?」と訊くとハリーは「決して。あなたのお兄さんは亡くなったあの晩魔法の毒薬を飲み幻覚を見ました。叫び出しその場にいない誰かに向かって懇願しました」と答えて最後にこう言いました。

「あの者たちを傷つけないでくれ頼む。代わりにわしを傷つけてくれ」

3-2.再び激論の末に
ロンとハーマイオニーは目を見張ってハリーを見ました。湖に浮かぶ小島で何が起こったのかをハリーは一度も詳しく話していませんでした。ハリーとダンブルドアがホグワーツに戻って来てからあんな事があったからです。

一連の出来事の大きさがその直前の出来事を完全に覆い隠してしまっていました。ロンとハーマイオニーにさえもまだ話していなかった海辺の洞窟の中の小島の上で起きた事をハリーはアバーフォースに話して聞かせました。

「ダンブルドアはあなたとグリンデルバルドのいる昔の場面に戻ったと思ったんだ。きっとそうだ。先生はグリンデルバルドがあなたとアリアナを傷つけている幻覚を見ていたんだ。それが先生にとっては拷問だった」

ハリーはダンブルドアの呻きとすがるような言葉を思い出しながらこう言い最後にアバーフォースに「あの時のダンブルドアをあなたが見ていたら自由になったなんて言わないはずだ」とそう言ったというわけなんですよね。

アバーフォースは節くれだって血管の浮き出た両手を見詰めて想いに耽っているようでした。暫くしてアバーフォースはハリーに向かってこう言いました。ハリーが言ったその事をまだにわかには信じ難いという口調でした。

「ポッター確信があるのか?俺の兄が君自身の事よりより大きな善のほうに関心があったとは思わんのか?俺の小さな妹と同じように君が使い捨てにされているとは思わんのか?」

冷たい氷がハリーの心臓を貫いたような気がしました。するとハーマイオニーが「そんなこと信じないわ。ダンブルドアはハリーを愛していたわ」と言いました。それにアバーフォースはこう切り返したというわけですよね。

「それならどうして身を隠せと言わんのだ?ポッターに自分を大事にしろ。こうすれば生き残れると何故言わんのだ?」

この問いに対してはハーマイオニーよりも先にハリーが「何故なら時には自分自身の安全よりもそれ以上の事を考える必要がある!時にはより大きな善の事を考えなければならない!これは戦いなんだ!」とそう答えました。

アバーフォースは「君はまだ17才なんだぞ!」と言いましたがハリーは「僕は成人だ。あなたが諦めたって僕は戦い続ける!」と言葉を返しアバーフォースが「誰が諦めたと言った?」と言うとハリーはこう言ったのでした。

「不死鳥の騎士団はもうお終いだ。例のあの人の勝ちだ。もう終わった。そうじゃないと言う奴は自分を騙している」

アバーフォースは「それでいいと言ったわけじゃない。しかしそれが本当の事だ!」と言いましたがハリーは「違う」と反論しました。ハリーはアバーフォースにこう言って話の内容を元へと戻したというわけなんですよね。

あなたのお兄さんはどうすれば「例のあの人」つまりヴォルデモートの息の根を止められるのかを知っていた。そしてその知識を自分に引き渡してくれた。自分はやり遂げるまで続ける。そうでなければ自分が倒れるまでだ。

どんな結末になるかを自分が知らないなんて思わないでください。自分にはもう何年も前から判っていた事なんです。こう言うとハリーはアバーフォースが嘲るか反論をするだろうと待ち構えましたがどちらでもありません。

アバーフォースはただ顔をしかめただけでした。そこでハリーはアバーフォースにこう言いました。それはすなわち自分たちは何が何でもホグワーツに入らなくてはならない。その決意を示す言葉だったというわけですよね。

「僕たちはホグワーツに入らなければならないんです。もしあなたに助けていただけないのなら僕たちは夜明けまで待ってあなたにはご迷惑をかけずに自分たちで方法を見つけます」

それからハリーは「もし助けていただけるなら-そうですね。今すぐそう言っていただけるといいのですが」とも言いました。アバーフォースは椅子に座ったまま動かず驚くほど兄と瓜二つの目でハリーをじっと見詰めました。

3-3.入口は今や唯1つ
やがて咳払いをしてアバーフォースはついと立ち上がり小さなテーブルを離れてアリアナの肖像画のほうに歩いて行き「お前はどうすれば良いか判っているね」と言いました。すると摩訶不思議な光景が繰り広げられました。

アリアナは微笑んで後ろを向くと歩き始めました。肖像画に描かれた人々が普通するように額縁の縁から出て行くのではなく背後に描かれた長いトンネルに入って行くような感じです。か細い姿が段々遠くなって行きました。

そしてついには暗闇へと飲み込まれてしまいました。それまでハリーたちはアリアナを見詰めていました。ロンが「あのう-これは?」と言いかけるとアバーフォースは「入口は今や唯1つ」と言って詳細の説明を始めました。

現在のホグワーツをです。奴らは昔からの秘密の通路を全部押さえていてその両端を塞いだそうです。学校と外とを仕切る壁の周りは吸魂鬼が取り巻きアバーフォースの情報網によれば校内は見張りが定期的に巡回している。

あの学校がこれほど厳重に警備された事は今だかつてない。中に入れたとしてもスネイプが指揮を執りカロー兄妹が副指揮官だ。そんな所で君たちに何ができるのやらとアバーフォースは言いましたがこうも言ったのでした。

「まあそれはそっちが心配する事だな?君は死ぬ覚悟があると言った」

アリアナの絵を見て顔をしかめながらハーマイオニーが「でもどういうこと?」と訊きました。すると絵に描かれたトンネルの向こう側に再び白い点が現れアリアナが今度はこちらに向かって歩いて来たというわけですよね。

近づくにつれて段々姿が大きくなって来ます。さっきと違ってアリアナよりも背の高い誰かが一緒です。足を引きずりながら興奮した足取りでやって来ます。その男の髪はハリーの記憶よりもずっと長く伸びていたのでした。

顔には数か所の切り傷が見えます。服は切り裂かれて破れていました。2人の姿は段々大きくなりついには顔と肩で画面が埋まるほどになりました。そして画面全体が壁の小さな扉のように前に開いたというわけなんですよね。

そこに本物のトンネルの入口が現れました。その中から伸び放題の髪に傷を負った顔で引き裂かれた服を着た本物のネビル・ロングボトムが這い出して来ました。ネビルは大きな歓声を上げながら飛び降りてこう叫びました。

「君が来ると信じていた!僕は信じていた!ハリー!」

最後に
妹アリアナという重荷から解放されてアルバスは自由になった。こう言ったアバーフォースにハリーは「先生は決して自由ではなかった」と言いました。そしてハリーはアルバス・ダンブルドアが死んだ晩の事を話しました。

あなたのお兄さんつまりアルバス・ダンブルドアは亡くなったあの晩に魔法の毒薬を飲み幻覚を見て叫び出した。その場にいない誰かに向かい「あの者たちを傷つけないでくれ頼む。代わりにわしを傷つけてくれ」と懇願した。

アバーフォースは兄アルバスはアリアナと関わり合いになりたくないと思っていた。家に帰ると自分の部屋にこもりきりで本を読んだり貰った賞を数えたり当世の最も著名な魔法使いたちと手紙をやり取りするばかりだった。

でも私は誰にでも得意な事と苦手な事があるとそう思いますね。アバーフォースは人の面倒を見るのが得意だった。アルバスは苦手だった。アルバスもアバーフォースにアリアナの事を任せっきりなのを苦々しく思っていた。

だからこそ母親が死んだ後は自分がやる。お前は学校に戻れと言ったんだと私はそう思います。しかしそこにグリンデルバルドが現れてしまいあんなとんでもない出来事を引き起こす事になってしまったというわけですよね。

でもアルバス・ダンブルドアがグリンデルバルドと出会わなかったら「死の秘宝」を知る事もなかった。アリアナが死ななかったらハリーはホグワーツで校長としてのアルバス・ダンブルドアに会う事もなかったんですよね。

それを思うと何だか切ない気持ちになってしまいますよね。

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