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さて!長いシリーズも終わって6月になり今月が誕生月という事もあって今週はふと気づいたらまだやっていなかったドビーの名場面集をやる事にしました。ハリーはクィディッチ・ワールドカップ観戦の際に屋敷しもべ妖精のウィンキーと出会いドビーの近況を聞く事になったのですが・・・(全3項目)

3-1.そもそもの事の始まり
ハリーは2年生の時に屋敷しもべ妖精のドビーと出会いました。ドビーのご主人様のルシウス・マルフォイ氏が「秘密の部屋」を開けようとしているのを知りドビーはハリーをホグワーツに戻らせてはいけないと決意しました。

そこでドビーはプリベット通り4番地にやって来てハリーにホグワーツに戻らないようにと言いましたがハリーは拒否しました。何故ならドビーは屋敷しもべ妖精として束縛されており詳細を打ち明ける事ができませんでした。

そのため自分のご主人様が誰なのかも何故ハリーがホグワーツに戻ってはいけないのかのその理由の詳しい内容も説明する事ができませんでした。ドビーの最大の不幸はご主人様一家とは考え方が全くの正反対だった事です。

例えばルシウス氏はアルバス・ダンブルドアはホグワーツの校長の中で史上最悪だと考えているのに対しドビーは最高だとアルバス・ダンブルドアの事をそれはとても高く評価していました。まさに半端ないほど正反対です。

ルシウス氏が「秘密の部屋」を開けようとしていたのはそのアルバス・ダンブルドアをホグワーツから追い出し失脚させるためだったのです。しかしハリーたち3人がそれを阻止してルシウス氏は目論見を果たせませんでした。

ハリーはその学期末にルシウス氏がドビーを学校に連れて来ているのを見て策を施しドビーを自由にしました。他ならぬドビー自身から屋敷しもべ妖精はご主人様から衣服を貰えば自由になるとそう聞かされていたからです。

それからおよそ1年余りの歳月が経った4年生の時ハリーはドビーと再会する事となりました。それはハーマイオニーが4年生になって屋敷しもべ妖精の権利獲得のためにと「しもべ妖精福祉振興協会」を立ち上げたからでした。

3-2.ホグワーツの厨房で
ハーマイオニーが屋敷しもべ妖精の権利獲得に目覚めたのはウィンキーと出会ったからです。ハリーにハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行がクィディッチ・ワールドカップの競技場の貴賓席に行ったその時でした。

そこにウィンキーがいました。ウィンキーはご主人様のバーテミウス・クラウチ氏の席を取るために貴賓席にいました。ところが奇遇な事にはウィンキーはドビーを知っていてハリーはその近況を聞く事になったんですよね。

未だに勤め口が見つからない。その理由はドビーが給料を欲しがっているからだそうです。そしてそれは試合終了後に起きました。競技場隣の森の中で「闇の印」が打ち上げられ印の真下からウィンキーが見つかったのです。

クラウチ氏は自分の言いつけを守らずテントを離れたという理由でウィンキーを解雇しました。その出来事を見てハーマイオニーは屋敷しもべ妖精はひどい扱いを受けていると言い出しました。そして新学期初日の事でした。

グリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」がホグワーツにもそれも百人以上の屋敷しもべ妖精がいるとハーマイオニーに教えたのです。その瞬間までハーマイオニーはその事を全く知らなかったのでした。

何でもニックによれは日中は滅多に厨房を離れる事はない。夜になると厨房から出て来て掃除や火の始末をしたりする。その存在を気づかれないのはいい屋敷しもべ妖精の証拠なんだそうです。だから気づかなかったのです。

ハーマイオニーが日々食べていた三度の食事もまた屋敷しもべ妖精が作っていたのです。それを知ってハーマイオニーは食事を拒否しましたが背に腹は変えられず翌朝からは食事を取るようになったというわけなんですよね。

その代わりとしてハーマイオニーは前述の「しもべ妖精福祉振興協会」を設立したのです。そしてハーマイオニーはホグワーツの厨房に入った事があるフレッドから厨房への入り方を聞き出してついに潜入に踏み切りました。

「一体どうしたの?」と訊くハリーにハーマイオニーは「着いてから見せてあげるから。ああ早く来て」と言ってハリーの腕を掴むとハリーとロンを厨房に引っ張って行きました。ハリーが厨房に入った次の瞬間の事でした。

部屋の真ん中から何か小さな物がハリーに向かって駈けて来ました。キーキー声で叫んでいます。屋敷しもべ妖精が「ハリー・ポッター様!ハリー・ポッター!」と叫びながらハリーの鳩尾に勢いよくぶつかって来たのです。

ハリーは息が止まりそうでした。屋敷しもべ妖精はハリーの肋骨が折れるかと思うほど強く抱き締めました。それがドビーだったのです。ハリーが「ド、ドビー?」と訊くとドビーはハリーにこう答えたというわけですよね。

「はいドビーめでございます!ドビーはハリー・ポッター様に会いたくて会いたくて。そうしたらハリー・ポッターはドビーめに会いに来てくださいました!」

3-3.ドビーの物語
ドビーはハリーの記憶にある通りの姿をしていました。ただし着ている服は全く違っていました。ドビーがマルフォイ一家に仕えていた時は汚れた枕カバーを着ていました。ところが今はへんてこな組み合わせの衣装でした。

帽子の代わりにティーポット・カバーを被りそれに輝くバッチを沢山留めつけていましたし裸の上半身に馬蹄模様のネクタイを締めて子供のサッカー用パンツのような物を履き左右の足にはちぐはぐな靴下を履いていました。

ハリーが驚いて「ドビーどうしてここに?」と尋ねるとドビーは「ドビーはホグワーツに働きに来たのでございます!ダンブルドア校長がドビーとウィンキーに仕事をくださったのでございます!」とそう答えたんですよね。

ハリーが「ウィンキー?ウィンキーもここにいるの?」と訊くとドビーは「さようでございますとも!」と答えてハリーの手を取るとハリーを厨房の奥へと連れて行きました。ウィンキーはレンガ造りの暖炉の脇にいました。

ウィンキーは暖炉脇の丸椅子に座っていました。ウィンキーはドビーとは違って洋服漁りはしなかったようです。洒落た小さなスカートにブラウス姿でそれに合ったブルーの帽子を被っています。ハリーはこう声をかけました。

「やあウィンキー」

ウィンキーは唇を震わせそして泣き出しました。一緒に来ていたハーマイオニーが「ウィンキー泣かないで。お願いだから」と言いましたがウィンキーは一層激しく泣き出しました。ドビーのほうはハリーに笑いかけました。

「ハリー・ポッターは紅茶を一杯お飲みになりますか?」

ドビーはウィンキーの泣き声に負けない大声でこう訊いて来ました。ハリーが「あ-うん。オッケー」と答えるとたちまち6人ぐらいの屋敷しもべ妖精がハリーの背後から小走りに紅茶を持ってやって来たというわけですよね。

ハリーたち3人のために大きな銀の盆に載せてティーポットに3人分のティーカップとミルク入れと大皿に盛ったビスケットを持って来たのです。ドビーが紅茶の給仕を始めた時ハリーはドビーに向かってこう訊いたのでした。

「ドビーいつからここにいるの?」

ドビーはうれしそうに「ほんの一週間前でございます」と答えました。ドビーは仕事を探して国中を回ったのだそうです。しかし仕事は見つからなかった。何故ならその原因はドビーが給料を欲しがったからなんだそうです。

興味津々で見詰めて聞き入っていた屋敷しもべ妖精たちがドビーの「お給料が欲しかったからです!」の一言で全員が顔を背けました。ところがハーマイオニーは「その通りだわドビー!」とそう言ったというわけですよね。

ドビーがそうこうしている内にウィンキーも自由になりドビーはウィンキーに「一緒の仕事を見つけたら?」と言いウィンキーは屋敷しもべ妖精が2人も働けるほど仕事のある所はありますかとドビーに訊いたのだそうです。

そしてその時にドビーは「ホグワーツ」だと思いついたんだそうです。そこでドビーとウィンキーはダンブルドア校長先生に会いに来てダンブルドア校長先生はドビーとウィンキーを雇ってくださったとの事なのだそうです。

ダンブルドア校長先生はドビーがそう望むならお給料を支払うとおっしゃったんだそうです。こうしてドビーは自由な屋敷しもべ妖精になり一週間に1ガリオンと一カ月に1日のお休みをいただくのだそうです。するとでした。

ハーマイオニーが怒ったように「それじゃ少ないわ!」と言いました。それが何とダンブルドア校長はドビーに当初は週10ガリオンと週末を休日にするとおっしゃったんだそうです。でもドビーはお給料を値切ったそうです。

ドビーは「そんなに暇や金ができたら恐ろしい」と言いたげにぶるっと震えました。ドビーは自由が好きなもののお金もお休みもそんなには沢山欲しくはないのだそうです。何故ならドビーは働くのが好きだからだそうです。

こう言ってドビーはウィンキーと一緒にホグワーツで働く事になった経緯を説明したというわけなんですよね。

今日の最後に
ハーマイオニーはホグワーツにも何と驚く事に百人以上の屋敷しもべ妖精がいて給料も貰わず休みもなしで働いているとグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」から知らされて驚愕する事となりました。

それまではホグワーツに屋敷しもべ妖精がいる事すら知らなかったからです。それはニックによれば存在を気づかれないのは良い屋敷しもべ妖精の証拠だからなんだそうです。そこでハーマイオニーは一念発起したのでした。

屋敷しもべ妖精のために「しもべ妖精福祉振興協会」を設立して屋敷しもべ妖精の待遇を改善するために立ち上がったというわけです。ところが極めて残念な事にはハーマイオニーと屋敷しもべ妖精はすれ違いの連続でした。

ウィンキーを含めたドビー以外の屋敷しもべ妖精は給料など欲しがっていないのに励まそうとしてウィンキーに「ダンブルドア校長先生はあなたにはいくら払っているの?」と訊きむしろウィンキーを怒らせてしまいました。

5年生になるとハーマイオニーはホグワーツの屋敷しもべ妖精は全員自由になりたがっていると言って毛糸で帽子や靴下を編んで談話室に隠したりしましたが屋敷しもべ妖精たちはそれを侮辱されていると思ってしまいました。

そのためにグリフィンドール塔を掃除しなくなってしまいドビー1人がする羽目になってしまいました。ハリーは他ならぬドビー自身からその事を聞かされましたが教えはしなかったためハーマイオニーは知らないままでした。

ハーマイオニーが屋敷しもべ妖精の事を真に理解していなかったがためにこういうすれ違いが起きてしまったというわけなんですよね。ハーマイオニーが屋敷しもべ妖精の事を真に理解できたのは18才になる直前の事でした。
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