FC2ブログ
ハリーが6年生の時にドビーはドラコ・マルフォイを尾行して「必要の部屋」にいる事をハリーが知る事ができました。そして翌年度ハリーはヴォルデモートの分魂箱を見つけ出して破壊するため学校には戻らないと決意しました。ところが極めて意外な場所でドビーと再会する事になったのですが・・・(全3項目)

3-1.マルフォイの館に
このようにしてハリーはドビーのお陰でドラコ・マルフォイが「必要の部屋」で何かをしていると突き止める事ができました。しかし極めて残念な事にハリーはマルフォイの企みを阻止する事はできなかったというわけです。

マルフォイの企みは「姿をくらますキャビネット棚」を修理してそこから死喰い人を招き入れアルバス・ダンブルドアを亡き者にするという計画でした。ハリーの目の前でダンブルドアはスネイプに殺害されてしまいました。

そしてハリーは来年度は学校に戻らないと決意しました。ダンブルドアが残り4つの分魂箱を破壊しなければヴォルデモートを真に滅ぼす事はできないと個人教授で1年かけてハリーに教えてくれたからというわけなんですよね。

ところがです。ハリーが禁句の「ヴォルデモート」を口走ってしまったためハリーたち3人は狼人間のフェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に捕まってしまい他の捕虜もろともマルフォイの館に行く事となりました。

フェンリール・グレイバックは狼人間であるが故に魔法省に多大な不信感を持っていました。ロンドンに連れて行けば手柄を横取りされてしまう。そこでグレイバックはハリーをヴォルデモートに直接引き渡そうとしました。

ところがそこにベラトリックス・レストレンジが現れてハリーたちが持っていたグリフィンドールの剣を見て血相を変え突然その場を取り仕切り始めるとハリーとロンと他の捕虜たちは客間の真下の地下牢へと移されました。

ハーマイオニーはベラトリックスが問い質すために1人客間に残されました。地下牢にはルーナ・ラブグッドがいたので縄を解いてくれました。そのためハリーは手が自由になり助けを呼ぶ事ができるようになったんですよね。

17才の誕生日にハグリッドから貰ったモークトカゲの巾着袋にはガラクタばかりが入っていました。しかしでした。床に落ちたシリウスの形見の「両面鏡」から明るいブルーのダンブルドアの目がハリーを見詰めていました。

「助けて!僕たちはマルフォイの館の地下牢にいます。助けて!」

ハリーは鏡に向かって必死にこう叫びました。その目は瞬いて消えました。そして剣が偽物か本物かを確かめるためにドラコ・マルフォイが小鬼のグリップフックを地下牢から連れ出した直後の事だったというわけですよね。

扉が閉まると同時にバチンという大きな音が地下牢内に響きロンが「灯消しライター」をカチッと鳴らしました。3つの光の玉が飛び出してたった今そこに「姿現わし」した屋敷しもべ妖精のドビーを照らし出したんですよね。

3-2.姿くらましして
ロンは驚きの余りドビーの名前を叫びそうになりハリーがロンの腕を叩いて「ド」と言った所で止めました。ロンはうっかり叫びそうになった事にぞっとしているようでした。ドビーは足の先から耳の先まで震えていました。

昔のご主人様の館に戻ったドビーは明らかに恐怖ですくみ上がっていました。ドビーは蚊の鳴くような震え声で「ハリー・ポッター。ドビーはお助けに参りました」と言いハリーは思わず「でもどうやって?」と訊きました。

恐ろしい叫び声がハリーの言葉を掻き消しました。ハーマイオニーがまた拷問を受けています。ハリーは大事な話だけに絞る事にしてドビーに「君はこの地下牢から姿くらましできるんだね?」と訊いてドビーは頷きました。

「そして人を一緒に連れて行く事もできるんだね?」

ハリーはこうも訊きドビーは再び頷きました。そこでハリーはドビーにルーナとディーン・トーマスと杖職人のオリバンダー翁を掴んでそれで3人をとまで言った所で言い淀みました。するとロンがドビーにこう言いました。

「ビルとフラーの所へ。ティンワース郊外の貝殻の家へ!」

ドビーはまた頷きハリーは「それからここに戻って来てくれ。ドビーできるかい?」と言ってドビーは小声で「もちろんですハリー・ポッター」と答え意識がほとんどないように見えるオリバンダー翁に急いで近づきました。

当然の如くルーナとディーンは自分たちもハリーを助けたい。ハリーをここに置いて先に逃げるなんてできないと訴えましたがハリーは「2人とも行ってくれ!ビルとフラーの所で会おう」とそう言ったというわけですよね。

「行ってくれ!行くんだ!僕たちは後で行く。とにかく行ってくれ!」

ハリーはルーナとディーンにこう懇願し2人はドビーが伸ばしていた指を掴みました。再びバチンと大きな音がしてドビーにルーナとディーンとオリバンダー翁は消えました。すると何と今度は気づかれてしまったんですよね。

「あの音は何だ?聞こえたか?地下牢のあの音は何だ?」

真上の客間からルシウス・マルフォイ氏がこう叫ぶ声が聞こえて来ました。ハリーとロンは顔を見合せました。しかし今度来るのはドラコではなくワームテールことピーター・ペティグリューがやって来る事になりました。

「2人で奴を組み伏せるしかないな」

ハリーはロンにこう囁いたのでした。

3-3.客間にて
こうしてハリーとロンは2人がかりでワームテールを組み伏せる事となりました。しかしその結果はワームテールが心ならずも自分の命を差し出しハリーにかつて命を助けられた借りを返す事になったというわけなんですよね。

「僕はお前の命を救ったのに?ピーター・ペティグリュー。君は僕に借りがある!」

ハリーのこの一言が利いたのです。ロンに杖を奪われて役立たずになったワームテールはヴォルデモートが与えた銀の手に首を絞められて死んで行きました。ハリーとロンはワームテールの死体を残し地下牢を後にしました。。

ロンが客間に飛び込み驚いたベラトリックスは振り向いて杖をロンに向け直しましたがロンがワームテールの杖をベラトリックスに向け「エクスペリアームス!」と叫びベラトリックスの杖が宙を飛んだというわけですよね。

ロンに続いて客間に駆け込んだハリーがそれを捕えました。ハリーが「ステューピファイ!」と叫んでルシウス氏が倒れました。しかし杖を奪われたのにも関わらずベラトリックスが黙ってはいなかったというわけですよね。

「辞めろ。さもないとこの娘の命はないぞ!」

ベラトリックスは意識を失っているハーマイオニーの喉元に銀の小刀を突きつけていました。そしてハリーとロンに「杖を捨てろ。捨てるんだ。さもないと穢れた血がどんなものかを見る事になるぞ!」と言ったんですよね。

ハリーとロンは杖を捨てる事を余儀なくされました。ドラコが杖を集めている間ベラトリックスはナルシッサにこう言いました。この英雄気取りさんたちを我々の手でもう一度縛らないといけないようだ。こうも言いました。

グレイバックがミス「穢れた血」つまりハーマイオニーの面倒を見ている内なんだそうです。そしてベラトリックスはグレイバックに闇の帝王は今夜のお前の働きに対してハーマイオニーを与えるのを渋りはしないだろう。

そうも言おうとしました。しかしベラトリックスのその言葉が終わらない内に奇妙なガリガリという音が上から聞こえて来ました。その場にいた全員が見上げると天井のクリスタルのシャンデリアが小刻みに震えていました。

そして軋む音やチリンチリンという不吉な音と共にシャンデリアが落ち始めました。真下にいたベラトリックスはハーマイオニーを放り出して悲鳴を上げて飛び退きました。クリスタルの欠片があたり一面に飛び散りました。

ドラコは血だらけの顔を両手で覆い体をくの字に曲げました。ロンはハーマイオニーに駆け寄り瓦礫の下から引っ張り出そうとしました。ハリーもこのチャンスを逃さずドラコが持っていた3本の杖を奪ったというわけです。

ハリーは3本の杖をグレイバックに向けて「ステューピファイ!」と叫びました。グレイバックは3倍もの呪文を浴びて撥ね飛ばされ天井まで吹き飛んで床に叩きつけられました。ナルシッサ夫人がこう叫んだというわけです。

「ドビー!」

「お前!お前がシャンデリアを落としたのか?」と言うベラトリックスにドビーは小走りで客間に入って来て「あなたはハリー・ポッターを傷つけてはならない」と言いベラトリックスはナルシッサに殺害を命じたのでした。

しかしバチンと大きな音がしてナルシッサ夫人の杖も宙を飛び部屋の反対側に落ちました。ベラトリックスは「この汚らわしいチビ猿!魔女の杖を取り上げるとは!よくもご主人様に歯向かったな!」と言い放ったのでした。

「ドビーにご主人様はいない!ドビーは自由な妖精だ。そしてドビーはハリー・ポッターとその友達を助けに来た!」

そんなベラトリックスに向かってドビーはこう言いました。ハリーはドビーの手を捉えてその場から「姿くらまし」をしました。ところがドビーはベラトリックスが投げた銀の小刀が胸に刺さって死んでしまったのでした。

最後に
ドビーにしてみればこのマルフォイの館は忌まわしくて恐ろしい思い出が盛り沢山のはずですよね。実際「姿現わし」して地下牢にやって来た時ドビーは足の先から耳の先まで震えて明らかに恐怖ですくみ上がっていました。

それでもドビーはルーナにディーンとオリバンダー翁を「貝殻の家」に送り届けた後にハリーたち3人を助けるためにマルフォイの館に戻って来ると客間の天井のクリスタルのシャンデリアを落とすという大活劇を演じました。

シャンデリアを落としたのがドビーだと知ってベラトリックスでさえ凍りつきましたね。雇い主はアルバス・ダンブルドアから弟のアバーフォースに代わりましたがハリーのドビーへの信頼は揺らぐ事はありませんでしたね。

それだけにドビーが死んでしまった事は私は本当に残念でなりませんね。でもハリーが閉心術を完全に習得するためには必要な死だったんですよね。せめてもの慰めは一番好きなハリーに見守られてドビーが死んだ事でした。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/2671-f6849818