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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

アルバス・ダンブルドアを亡き者にして残る邪魔者はハリーだけになったという事でヴォルデモートは配下の死喰い人の中からルシウス・マルフォイ氏を指名して杖を差し出させました。ところがヴォルデモートはまたしてもハリーを亡き者にはできませんでした。そしてでした。(全3項目)

3-1.お前の杖を御所望なのだ
スネイプとヤックスリーは全くの同時刻にほぼ同じ場所へと「姿現わし」しました。2人がやって来たのは「マルフォイの館」でスネイプが客間の扉を開けるとテーブルの一番奥から甲高いはっきりとした声がこう言いました。

「ヤックスリー。スネイプ。遅い。遅刻すれすれだ」

この声の主は「セブルスここへ」と言うと自分の右手の席を示してヤックスリーには「ドロホフの隣へ」と言いました。ほとんどの目がスネイプを追いヴォルデモートが最初に声をかけたのもスネイプだったというわけです。

「我が君不死鳥の騎士団はハリー・ポッターを現在の安全な居所から来る土曜日の日暮れに移動させるつもりです」

ヴォルデモートに「それで?」と問われてスネイプはこう答えました。ヤックスリーは闇祓いのドーリッシュが漏らした所では17才になる前の晩まで動かないと言いましたがスネイプがこう言って偽の情報だと断言しました。

「我輩の情報源によれば偽の手掛かりを残す計画があるとの事だ。きっとそれだろう。ドーリッシュは錯乱の呪文をかけられたに違いない。これが初めての事ではない。あやつは掛かり易い事が判っている」

そしてこの会合で問題になったのが杖の事でした。ヴォルデモートは「以前には理解していなかった事が今は判る」と言って部下の面々の緊張した顔に眼を向けると一堂に会する死喰い人たちに向かってこう言ったのでした。

「俺様は以前よりよく判っている。例えばポッターを亡き者にするにはお前たちの誰かから杖を借りる必要がある」

全員が衝撃を受けた表情になりました。腕を1本差し出せと宣言されたかのようです。ヴォルデモートは「進んで差し出す者は?」と訊いたものの申し出る者はないと判断したようでルシウス・マルフォイ氏にこう言いました。

「さてと・・・ルシウスお前はもう杖を持っている必要がなかろう」

「我が君?」と訊き返すルシウス氏にヴォルデモートは「ルシウスお前の杖だ。俺様はお前の杖を御所望なのだ」と言いました。こうして来る土曜日の日暮れにヴォルデモートはルシウス氏の杖を借りてハリーを追いました。

ところがヴォルデモートはまたしてもハリーを亡き者にする事ができませんでした。ハリーの柊と不死鳥の杖から金色の炎が噴き出しルシウス氏の杖を破壊したのです。こうしてルシウス氏は杖を失ったというわけですよね。

3-2.停戦を提案されて
それから9ヵ月余りの歳月が過ぎハリーたち3人はホグワーツにいました。ヴォルデモートの分魂箱の最後の隠し場所がここだったからです。ヴォルデモートはレイブンクローの失われた髪飾りを「必要の部屋」に隠しました。

その分魂箱を破壊したのはハリーでもロンでもハーマイオニーでもなく何とクラッブでした。ドラコ・マルフォイとゴイルにクラッブはハリーを捕まえてヴォルデモートに引き渡すためホグワーツに居残ったというわけです。

そしてクラッブは必要の部屋に「悪霊の火」を放ち皮肉にもヴォルデモートの分魂箱を破壊した上に自らの命をも失う。つまり死んでしまったというわけですよね。そしてここでハリーは1つの事実を知る事となったのでした。

ハリーたち3人は狼人間のフェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に捕まり「マルフォイの館」に行く事になりました。そして脱出の際ハリーは3本の杖を奪ってビルとフラーの新居「貝殻の家」に来る事となりました。

ロンがワームテールことピーター・ペティグリューから奪った杖とベラトリックス・レストレンジとドラコ・マルフォイの杖です。ドラコは母ナルシッサから借りたためにこれでマルフォイ夫妻は揃って杖なしになりました。

ホグワーツに隠されていた分魂箱が破壊されたため残るは蛇のナギニだけになりました。あなたはヴォルデモートの居場所を見つけないといけないわ。ハーマイオニーにそう言われてハリーは目を閉じたというわけですよね。

ヴォルデモートは「叫びの屋敷」にいました。ヴォルデモートは取りすがるような声で「我が君」と呼ばれて振り向きました。一番暗い片隅にルシウス・マルフォイが座っていてヴォルデモートにこう言ったというわけです。

「我が君・・・どうか・・・私の息子は」

ヴォルデモートはルシウス氏にお前の息子が死んだとしても自分のせいではない。スリザリンの他の生徒のように自分の許に戻って来なかった。おそらくハリー・ポッターと仲良くする事に決めたのではないかと告げました。

ルシウス氏は囁くような声で「いいえ-決して」と言いました。ヴォルデモートは「そうではないように望む事だな」と言いました。するとルシウス氏はヴォルデモートに向かってこう問いかけて来たというわけなんですよね。

「我が君は-我が君はご心配ではありませんか?ポッターが我が君以外の者の手にかかって死ぬ事を」

差し出がましくお許しください。戦いを中止し我が君自身が城に入りハリーを探したほうが賢明なのではと言うルシウス氏にヴォルデモートは「偽っても無駄だ」と言いました。ルシウス氏の本心と意図を見抜いたからです。

「お前が停戦を望むのは息子の安否を確かめたいからだろう。俺様にはポッターを探す必要はない。夜の明ける前にポッターのほうで俺様を探し出すだろう」

こう言った後ヴォルデモートはルシウス氏に「スネイプを連れて来い」とそう命じたというわけなんですよね。

3-3.スネイプに「記憶」を差し出されて
ヴォルデモートはナギニと一緒に「叫びの屋敷」にいる。当初はハリーが行ったらヴォルデモートの思うつぼだと「誰が行くのか?」で議論になりました。しかし結局はハリーたちは3人揃って「叫びの屋敷」に行きました。

しかしナギニは魔法の球体の中で安全に宙に浮かんでいて守りを貫く呪文はあるのだろうかと考えてもハリーは何も思いつきませんでした。すると信じられないような驚愕の光景がハリーの目の前で繰り広げられたのでした。

何故ヴォルデモートは戦いの最中からスネイプを呼び戻したのか?その理由はアルバス・ダンブルドアの亡骸と一緒に埋葬されていた「ニワトコの杖」に問題があったからでした。この杖は何故自分の思い通りにならぬのだ。

それは自分が「ニワトコの杖」の真の所有者ではないからだとヴォルデモートは結論を出しました。スネイプがアルバス・ダンブルドアを殺害した。最後の持ち主を殺害した魔法使いに「ニワトコの杖」の所有権は存在する。

ヴォルデモートは「これ以外に道はない」と言ってハリーの見ている目の前でスネイプを殺害しました。ナギニの牙にスネイプの首を貫かせたのです。ハリーは断末魔のスネイプに近づいて行き「透明マント」を脱ぎました。

そんなハリーにスネイプは「記憶」を差し出しました。ハリーが自分の待っている「叫びの屋敷」に姿を現さなかったためヴォルデモートはルシウス氏の提案を受け入れたのか?1時間の停戦を宣言したというわけですよね。

そしてスネイプの「記憶」をハリーは校長室に行って「憂いの篩」で見ました。驚く事に「合言葉は?」と問われてハリーが「ダンブルドア!」と反射的に叫ぶとガーゴイルは横に滑って背後の螺旋階段が現れたんですよね。

そこでハリーは知ってしまったのです。ヴォルデモートがハリーを殺害しようとしたあの夜にヴォルデモートの魂の一部がハリーに付着した。それが故にハリーは蛇語を解しヴォルデモートとの心の繋がりをもたらしている。

自分が死ななければヴォルデモートも死ぬ事ができない。ハリーはヴォルデモートに殺害されに「禁じられた森」へと向かったのでした。

今日の最後に
およそ1年前に杖職人のオリバンダー翁を拉致したヴォルデモートはハリーと自分の杖が同じ不死鳥の尾羽根を芯に持つ兄弟杖だという事をようやく知りました。そこで他の人の杖を借りれば問題は解決するとそう思いました。

そこでヴォルデモートはルシウス・マルフォイ氏に杖を差し出させました。ところがルシウス氏の杖はハリーの柊の杖から噴き出た金色の炎に破壊されてしまいました。それがためにルシウス氏は杖を失ってしまったのです。

さらにハリーたちが狼人間のフェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に捕まって「マルフォイの館」に連れて来られて脱出する際ハリーはドラコの杖を奪いビルとフラーの新居「貝殻の家」へと逃げて来たのでした。

ドラコは学校に戻る際に母ナルシッサの杖を借りました。つまりこれでルシウス氏にナルシッサ夫人の2人は揃って杖なしになってしまったというわけです。ルシウス氏はホグワーツにはいたものの戦いには参加できませんね。

それはナルシッサ夫人も同じというわけです。夫婦揃ってホグワーツの戦いに参戦できない。この事がマルフォイ夫妻の今後の行動に大きな影響を及ぼして来るというわけです。そしてヴォルデモートは停戦を宣言しました。

やはりルシウス氏が提案したからに他ならないでしょう。だからここがマルフォイ一家の名場面の1つだと私はそう思いますね。

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